ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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大山隠岐国立公園 米子

237件の記事があります。

2018年06月11日第72回大山夏山開き祭(山頂祭)

大山隠岐国立公園 小森 夏奈

山陰地方も梅雨入りとなり、すっきりとしない天気が続いています。

梅雨入り直前の63日(日)、さわやかな晴天の中第72回大山夏山開き祭(山頂祭)が行われました。

今年は大山開山1300年の年でもあり、多くの登山者が山頂を目指しました。その数はなんと2000人以上!

毎年この日は1年で登山者が最も多い日となります。10時の山頂神事に間に合うように登るため登山道は渋滞が発生しますので、時間に余裕をもって登ることをお勧めします。みなさんマナーを守って登られており、思ったより時間はかからず山頂に到着することができました。

9時半に山頂に到着した際には、すでにたくさんの方々が山頂碑の周りに集まっていました。

 

山頂神事では大山登山の安全を祈願します。

山頂では鳥取県が『大山トイレマナーアップキャンペーン』を実施しており、携帯トイレ・マナーアップカードの配布に協力しました。

 

6合目避難小屋横には携帯トイレブースが作られました。鳥取県がブースを快適に使えるよう尽力されています。ブースを利用する際には携帯トイレの使い方をきっちりと守りましょう。

また、登山道沿いには次から次にお花が開花しています。この日見ごろだったのは、4合目付近のタニウツギ、山頂付近のイワカガミです。

 

山頂付近のレンゲツツジも咲き始めていました。日を追うごとに入れ替わっていく花々を楽しみながらの大山登山もお勧めです。虫が増えてきていますので、虫よけ対策はしっかりと行ってくださいね!

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2018年05月24日『大山ナショナルパークセンター』のご紹介

大山隠岐国立公園 小森 夏奈

こんにちは。大山隠岐国立公園管理事務所の小森です。

新緑が美しく、さわやかな風が心地よい5月も半ばとなりました。

『中国四国の国立公園展』鳥取会場が始まりました!

会期:2018年5月18日(土)~6月17日(日)

場所:大山ナショナルパークセンター

開館時間:午前8時~午後6時30

入場無料

このお知らせのメインの写真は、大山夏山登山道から撮影したものです。

(こちらの写真の展示はございません)

 

中国四国地方環境事務所管内の大山隠岐国立公園、瀬戸内海国立公園、足摺宇和海国立公園の写真を展示しており、環境省が行っている取り組みなどをご覧いただくことができます。

また、展示会場の大山ナショナルパークセンターは、今年4月にリニューアルオープンし、大山の登山基地としての役割を強化しています。

大きく拡張された2階テラスでは大山と日本海の両方の景色を楽しめます。テーブルとベンチも設置されていますので、風景を楽しみながらのランチ、休憩はいかがでしょうか。

今回新しく設置された大画面のモニターでは大山周辺情報や動植物情報をタッチパネルでチェック可能です。

また、『電子黒板』のモニターも設置されています。登山者が書き込みを共有することができ、最新の登山情報を手に入れることができます。

 

小上がりの休憩室は、靴を脱いで登山帰りの疲れた足を休めていただくことができます。

朝から使用できる有料シャワールーム、コインロッカーやスキー・スノーボードラックも設置されました。

授乳室やおむつ替えシートも新設され、小さなお子様連れの方にも便利です。

フリーWi-Fiも完備しており、情報検索も思いのままにできます。

大山は開山1300年を迎え、イベントが目白押しとなっています。

登山基地として、また周辺散策や大山でのイベントの際にはぜひお立ち寄りください

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2018年04月27日鏡ヶ成山開きに参加しました!

大山隠岐国立公園 米子 番原 昌子

ご無沙汰しております。大山隠岐国立公園管理事務所の番原です。

週一回更新することを目標としながら、1ヶ月以上できませんでした。(反省...)

グリーンシーズンにもなりましたし、今後はもう少し頑張って更新していきたいと思います。

さて今回は、「鏡ヶ成山開き」の様子を紹介します!

427日(金)、鳥取県日野郡江府町にある擬宝珠山(江府町)で、「鏡ヶ成山開き」が休暇村奥大山主催で行われました。

一般参加者や関係者が約90名集まり、遠くは関西方面からの参加もあったようです。

擬宝珠山は、天気がよいと頂上から蒜山が一望でき、1時間程度で往復できる山です。

頂上付近にはカタクリが群生しています。


今年は春が早いということで、カタクリの花の見頃が過ぎてしまうのではないかと心配されていましたが、今日はちょうどキレイに咲いていました。


下山途中にサンカヨウの群生地にも立ち寄りました。

美しいカタクリやサンカヨウの花は、休暇村の職員さんが大変な思いで草刈り等されている苦労のたまものです。

解説してくれた職員さんの話しを聞きながら、「人の手を加えないと生きていけない生き物も沢山いることを知れてよかった」と感心されている方もいらっしゃいました。

集合したレストハウスに戻ると、名物の団子汁とおにぎりのおもてなしがあり、参加された皆さんは、心も身体も満たされた一日になったのではないでしょうか。

カタクリやサンカヨウの花は、ゴールデンウィーク前半はきれいに咲いていると思うので、計画がまだの方は、春の鏡ヶ成に遊びに行ってみてはいかがでしょう!

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2018年04月03日船上山に春の訪れ

大山隠岐国立公園 小森 夏奈

今年の桜の開花はとても早く、もう散り過ぐ季節となりました。

3月27日、まだ桜がつぼみの頃、鳥取県琴浦町にある船上山(615m)の船上山休憩舎の開所作業を、地元の赤碕山楽会さんのご協力の元行いました。昨年12月に休憩舎の冬季閉鎖をしてから早3ヶ月、初めて山陰で過ごす冬は長いと思っていましたが、過ぎてみると案外短いものですね。

船上山を下から見上げます。草原地帯の上に屏風のような山並みがそびえています。

船上山の向かって左側をみると、船上滝が見えます。右が雌滝、影になっていますが左に雄滝があります。

 

船上山の草原地帯は3年に1度「山焼き」が行われており、黒く染まった船上山を見ることができます。昨年(2017年)に山焼きが行われたため、次回は2020年に予定されています。

いつものように県道沿いの駐車場から30分で休憩舎まで到着しました。

男女別のトイレ完備、2階は寝袋などを持参すれば宿泊することもできます。日当たりもよく快適に過ごせます。

また、休憩舎から20分ほどのところにある船上神社は、来月鳥居の付け替えが行われる予定です。

宮大工さんや専門の方々が多数お越しになります。今ある鳥居が見ることができるのもあと少しです。

日当たりのよい場所ではお花も少しずつ咲き始めました。春のハイキングにぜひ船上山に登られてはいかがでしょうか。

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2018年02月22日外国人の方々とスノーシューを楽しみました!!

大山隠岐国立公園 小森 夏奈

2月17日(土)

環境省が現在取り組んでいる「国立公園満喫プロジェクト」のひとつとして、

外国人の方に国立公園にもっと訪れて楽しんでもらう機会をつくるために様々なイベントを実施しています。

今回は、鳥取県立大山自然歴史館と共催で冬の自然観察会『冬の横手道を歩こう』を開催し、外国人の方々に参加していただきました!

アメリカ・オーストラリア・インドネシアなど様々な国の出身の方々にご参加いただきました。

スノーシュー初体験の方、雪の中のハイキング経験がない方もいらっしゃり、大変楽しみにしてくださっているご様子でした。

自然歴史館に集合し、スノーシューをフィッティング後、開会式が行われました。

解説をしてくださる先生方の紹介後、早速スノーシューを履いて、いくつかのグループに分かれて出発しました。

当事務所のグループには自然歴史館の館長が解説してくださることになりました。

みなさん熱心に館長の説明に耳を傾けています。気になる部分は積極的に質問をされていました。日本語が堪能な方もいらっしゃり、分からないところはお互いに通訳しあって解決していました。

右上の青丸で囲った部分「ヤドリギ」の説明をしています。この植物は樹木の枝や幹に寄生し、樹木から水分と養分を吸収して育ちます。

ヤドリギが落ちていました。強風などによって落ちてしまうこともあるようです。

こちらの方が撮影されているのは、大山でよく見られるウサギのような形が可愛らしい『オオカメノキ』の冬芽です。

大山の地形や雪崩についても説明がありました。雪に刺さっているのは、雪崩で遭難した人を捜索するために使われる「ゾンデ」という棒です。雪の深さを測れるため、下まで刺してみると積雪は1mほどありました。

大山の横手道は、江戸時代に大山寺地域で開かれた牛馬市に向かう参拝者のために整備され、一丁(109m)毎にお地蔵さんがいます。今は雪に埋まってしまって見えませんが、この看板の辺りには8番目のお地蔵さんがおり、通る人々の安全を見守っています。

終点の桝水高原まで到着し、記念写真をパシャリ。時折雪が舞い散るような天候でしたが、最後まで歩ききりました。

昼食は大山おこわと大山そばで、まさに大山づくしの一日です。

大山おこわには栗・ぎんなん・しいたけ・にんじんや鶏肉、大山の旬の山野草が入ることもあります。大山そばは大山山麓で育ったそばの粉を使用しています。

午後からは自然歴史館内の展示を解説してくださいました。

スノーシュー中には動物や鳥などが見られなかったため、大山の動植物にみなさん興味津々のご様子でした。

このたびは共催を快く受け入れてくださった大山自然歴史館の方々、ご参加してくださった皆様に厚くお礼申し上げます。

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2018年02月02日本日の大山

大山隠岐国立公園 小森 夏奈

2月2日(金)

ここ数日寒さは和らいでいますが、相変わらずの灰色の空が続く山陰地方です。

そんな中、今日は久しぶりに大山が姿を現しました!!


(南光河原駐車場付近)

高曇りで空は白っぽいですが、この時期に大山の全景が見れるのは珍しいです。

(博労座駐車場付近)

 

ズームで夏山登山道8~9合目付近を拡大してみます。

天気もよく、風も弱いグッドコンディション、本日もたくさんの方が登山されていました。

 

(桝水高原スキー場付近)           (植田正治美術館付近)

大山は見る角度によって形が変わり、それぞれがまるで違う山のような表情をしています。

伯耆町からの大山は、まさに『伯耆富士』と呼ぶにふさわしい山容をしています。

左肩には三鈷峰がちらりと顔をのぞかせています。

大山寺付近を巡視に行きました。

 

(大神山神社)

(金門)

この辺りは踏み跡が少ないので、スノーシューがあるといいかもしれませんね!

 

(大山寺)

(みるくの里付近)

弓ヶ浜半島もきれいに見えています。

3月になると晴れの日も増え、青空と雪化粧の大山も見ることができるそうです。

その日を楽しみに、山陰の冬を満喫していこうと思います。

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2018年01月31日中海の野鳥達【コハクチョウ】

大山隠岐国立公園 米子 番原 昌子

今年は天気予報で雪マークが続く日が多いです。太平洋側のAR日記と見ていると、まぶしい青空の写真が掲載されていて、同じ日本なのかと思ってしまいます。

日照不足で心が萎え気味ですが、そんな中でも野鳥達は元気です。

今回は、シリーズ 中海の野鳥達【コハクチョウ】を紹介します!

129日、中海で月3回実施している野鳥調査をしに、雪が降る中いつもの観測地点に行くと、20羽のコハクチョウがいました。

バシャバシャと首を水面につけていましたが、寒くないんでしょうか。


コハクチョウは真っ白なイメージがありますが、それは成鳥(大人の鳥)だけで、幼鳥(大人になりきれていない鳥)の身体にはまだ灰色が残っています。

今回出会ったコハクチョウの群れの半分近くが幼鳥でした。

まだ若いので、色んなことに興味があるのかもしれません。

目の前を横切るオナガガモや冷風に吹かれて鼻水をすすりながら岸に佇む私の姿を、じっと観察しているようでした。



コハクチョウは、最後までネタとしてとっておきたかったのですが、2月上旬から北への帰行が始まるみたいで、姿を見られるのはもう少しとなりました。

出会った幼鳥達が、次の渡りのシーズンで立派な大人となり、無事に帰ってくることを祈るばかりです。

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2018年01月16日中海の野鳥達【コブハクチョウ】

大山隠岐国立公園 米子 番原 昌子

遅ればせながら、本年もよろしくお願いします!

個人的な今年の目標の一つとして、AR日記をはじめとするSNS関係をもっと頻度を上げて更新できればと思っています。

より一層、皆様に楽しんでもらえるよう頑張ります!

前置きが長くなりましたが、今回は、コブハクチョウを紹介します。

ネタが少ない冬...。それでも月3回、中海(なかうみ)の野鳥調査には行っているので、そこで見られる野鳥達をシリーズ化して紹介していきます。

 

コブハクチョウは、ヨーロッパ西・中部、モンゴル、バイカル湖東部、ウスリー川地域で繁殖、アジアでは冬に中国東部、朝鮮半島に渡るとされています。

迷鳥(本来の渡りの経路から外れた珍しい鳥)としての記録もあるようですが、野生渡来の個体がいるかどうかは、不明とされています。

 

写真のコブハクチョウは、幼鳥(巣立ってから大人になる前の若鳥)ですが、どうして本来いないはずの野鳥が中海にいるのでしょう?

この地域で見られるコブハクチョウは、ペットや観賞用に輸入されたものが野生化したものと言われており、中海周辺で繁殖していると聞いています。

 

 

他の野鳥達は、私の姿を見るとワワーーと逃げていくのですが、コブハクチョウは余裕の表情です。大サービスでハートマークまで作ってくれました。

本来いないはずのコブハクチョウが繁殖することで、渡来してきているコハクチョウやオオハクチョウに何らかの影響を与えているかもしれません。

しかし一番の問題は、先のことを考えずに外来生物を持ち込んだ人の行動です。

日本に持ち込まれた外来生物の多くは、人の都合によって連れてこられたものです。

現在、生態系に影響を及ぼしたり、人に危害を加えたりする外来生物が問題になっていますが、人も生態系の一部であるということを忘れず、生き物達と向き合っていきたいですね。

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2017年12月18日船上山避難小屋を冬期閉鎖しました

大山隠岐国立公園 米子 番原 昌子

ラニーニャの影響で今年の冬は寒いそうです。ラニーニャ...。名前はラテン系で暖かそうな響きですけどね。最近、こちらではずっと小雪が舞っています。

さて今回は、船上山避難小屋の冬期閉鎖を紹介します!

127日に赤崎山楽会、琴浦町と一緒に船上山の避難小屋の冬期閉鎖作業を行いました。

船上山は3年ごとに山焼きが行われており、今年は実施の年だったようです。

そのためでしょうか、オレンジの草の部分が、去年よりも鮮やかに思えました。


山頂には雪がありました。


船上山の避難小屋は、老朽化に伴い平成24年に建て変えられました。1階がトイレ、2階が休憩所となっています。


小屋内にある書き込みノートには、きれいであることが書かれていることが多く、日頃の維持管理の努力もあるのでしょうが、皆さんがマナーを守って使用していただいていることが伺えました。

ありがとうございます。


船上山避難小屋は、例年4月上旬に再び使用できるようになります。

船上山は、後醍醐天皇ゆかりの地なので歴史も楽しめますし、頂上まで登りが1時間かかりません。

登山を始めてみようと思われている方にぴったりの山です。春に船上山に登ってみませんか?

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2017年12月06日中海の島にどんな動物がいるかな?

大山隠岐国立公園 米子 番原 昌子

県外から事務所のある米子市に移り住んで日が浅い方がこう言われました。「こっちの人達は、傘差さないね。」

まさか!と思い、観察してみたのですが、少々の雨なら割りそのままの方が多くて驚きました。我慢強い県民性の現れなのでしょうか。

さて今回は、小雪のちらつく中、野生動物調査に同行した様子を紹介します!

中海は国指定鳥獣保護区に指定されています。

鳥獣保護区内にはいくつか島があるのですが、その中の1つで、どのような野生動物が生息しているか、センサーカメラを設置して調査していました。

今回は、調査目的を達成したので、本格的な雪が降る前に、調査をお願いしている業者さんとセンサーカメラの取り外しに行きました。

慌てふためく野鳥に謝りながら、島へボートで向かいます。


無人島の獣道に取り付けられたセンサーカメラには、タヌキやネズミ、ヌートリアが撮影されたようです。


陸から離れているのに、タヌキがいるとは驚きです!ネズミもどこから来たのでしょう。


これはヌートリアの巣のようです。初めて見ました!いつもは小指くらいの糞が落ちているようですが、今回発見できずに残念でした。


かわりに、何かの卵の抜け殻を見つけました。カワウでしょうか?かなり大きいですね。


私達の知らない所で、動物達のドラマが繰り広げられているのでしょうね。

痕跡を見ながら、妄想が膨らみます。

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