ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

大山隠岐国立公園 松江

137件の記事があります。

2017年06月21日島根半島の海水浴場 夏を迎える準備始まってます!

大山隠岐国立公園 大山淳子

こんにちは 松江アクティブレンジャーの大山です。

梅雨に入り、最近は気温も上がってきて、

暑い日を過ごすことが多くなってきましたね。

みなさん水分を取って、熱中症には十分お気をつけください。

島根半島には、入り江が多く、ビーチもたくさんあります。

これから大山隠岐国立公園内の島根半島の海水浴場は続々と海開きを迎えます。

みなさんもうそろそろ海で泳ぎたい気候になってきたのではないでしょうか。

先日6/19(月)に、松江市島根町加賀の桂島海水浴場では、海水浴シーズンに供え、海岸清掃が行われ、私も参加してきました。

島根小学校と島根中学校の生徒のみなさん、保護者、関係者のみなさん、島根支所の方、計約250人が参加されました。

先生の話を聞く島根小学校のみんな開会式をする島根中学校の生徒と関係者

海岸清掃をする島根中の生徒海岸清掃をする島根小のみんな

約2時間の清掃で、たくさんのごみが集まりました。

みなさんお疲れ様でした。

きれいになった桂島海水浴場桂島海水浴場を利用される際は、こういった活動のもとできれいなビーチを使えることを忘れずに、気持ちよく利用したいですね。

桂島海水浴場の海開きは、7/9(日)です。

さて、今週末には、一足早く松江市美保関町にある北浦海水浴場が6/25(日)に海開きを迎えます。

島根半島のビーチは透明度が高いといわれていますが、中でも北浦海水浴場は、遠浅で家族でも楽しめる、山陰屈指の美しさを持つビーチだといわれています。真夏の太陽の下で、エメラルドグリーンに水面が輝くそうです。

砂浜から撮った北浦海水浴場海開き当日は、

午前10時より、海開き安全祈願祭神事が、伊奈頭美(いなづみ)神社で行われます。

寄って撮った伊奈頭美神社

玉串拝礼の後、

場所を、東浜へ変え、

海に安全祈願を行います。

神事のあとは、

記念事業として、地引き網を10時半頃から行う予定とのことなので、是非ご見学にお越しください。

なお、地引き網は天候により中止になる可能性もあるとのことですので、ご了承くださいませ。

今後、島根半島にある海水浴場の様子を報告していきたいと思いますので、ご期待ください。

ページ先頭へ↑

2017年06月09日三瓶山の登山者数の計測に行ってきました

大山隠岐国立公園 大山淳子

こんにちは

大山隠岐国立公園 松江管理官事務所の大山です。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

三瓶山 西の原登山口と北の原にある姫逃池登山口には、

登山者数を把握するためのカウンターを設置しております。

月に一度、どれくらいの方が登山をされたのか、カウンターの計測を行っています。

北の原の登山者カウンター西の原に設置している登山者カウンター

ちなみに去年一年間の計測の最終結果は、 

 西の原登山口 12,976人

 姫逃池登山口 9,554人でした。

(入山・下山合わせて)

霧が濃かったり、一度に何人かで通られる場合があると、きちんと計測できないこともあるようで、確実な数字ではないのですが、最低でもこれだけの方々に利用していただいております。

これから三瓶山を登られる際は、誤作動を防ぐために

カウンターの前は、お一人様ずつのご通行にご協力下さればと思います。

このカウンターの点検のあと、西の原から男三瓶へ続く登山道をパトロールしたのですが、

その際、「オオスズメバチ」に2回遭遇しました。

2回とも頂上へと続く登山道で、頂上付近でした。

オオスズメバチが3mくらい先にいるのを見つけて、

立ち去りたかったのですが、その道を通るしかなかったので、

距離を取って、しゃがんでスズメバチがいなくなるのを待ちました。

すると、危険を察知したのか、

こちらに近づいてきて、耳の近くを1分近く飛び続けていました。

その間、私はしゃがんだまま耳を押さえてうつむいていたのですが、

その後、危険ではないと判断されたのか、飛んでいってくれました。

幸い刺されることはなかったのですが、

注意喚起という意味で、みなさまにお知らせをしておこうと思います。

遭遇した場合の対処方法を調べたところ、

もしもスズメバチに遭遇したら、

ゆっくりとしゃがむか、姿勢を低くして、

        ↓

静かにその場を離れることだそうです。

スズメバチは、巣の近くに何者かが近づくと、

①警戒して近くを飛び回ります。

その次の段階に進むと、

②あごをカチカチ鳴らして威嚇してきます。

これが最後の警告で、

③それでも巣の近くにいるとなると攻撃してくるそうです。

 速やかに、けれど静かに立ち去りましょう。

もし警戒段階でも、手やタオルではたこうとしたり、大声を出したりするのは、ハチを興奮させてしまうので危険だそうです。

山に入る前の、スズメバチ対策としては、

①黒い服を着ない → 黒いものをより攻撃する習性がある

          (白い服を着ているからといって攻撃しないわけではない)

②香水やにおいの強い整髪料をつけない → 興奮を誘う

といったことがあります。

これをしておくと全く遭遇しなくなるというものではありませんが、

出会う確率を下げるために気をつけておいた方がよいと思います。

スズメバチの被害に遭うことなく、楽しい登山を楽しんでいただければと思います。

では、先日見かけた、三瓶山のヤマツツジの写真でお別れしたいと思います。

三瓶山中腹から撮影した中腹に咲く山ツツジと麓

最後まで読んでくださりありがとうございました!

ページ先頭へ↑

2017年05月24日5/21(日)クリーン三瓶に参加してきました!

大山隠岐国立公園 大山淳子

はじめまして

大山隠岐国立公園松江管理官事務所に、5/1に着任しました大山淳子です。

残念ながら、だいせん、ではなく、おおやまと読むのですが、これも何かの縁だと、何かに導かれてここにやってこられたのかな、と思っています。

これから島根半島東西部、三瓶山に関する情報をお届けしていきたいと思っています。

また満喫プロジェクトという、外国人の方にも国立公園をもっと楽しんでもらうという取り組みの担当にもなりましたので、そちらに関する情報なども今後発信していきたいと思います。

よろしくお願いします!

さて、今回は、

5/21()に参加してきました「クリーン三瓶」についてお伝えしたいと思います。

西の原から見た男三瓶、子三瓶(5/21撮影)

天気がよくて、三瓶山がくっきりと姿を見せてくれました

今年で38回目の開催となる「クリーン三瓶」は、文字通り、三瓶山を、ボランティアで集まって下さったみなさんで清掃するというイベントです。

清掃場所は、西の原、浮布池、お手植えの松、山頂、三瓶自然館、三瓶外周路の各周辺です。

クリーン三瓶開会式

開会式の様子

しかし、うれしいことに、このイベントのおかげだったり、三瓶山を利用されるみなさまのおかげだったりで、最近は清掃するゴミが減少傾向にあるそうです。

そこで、前回に引き続き、私が参加した班では、西の原で外来植物のブタナの除去を行いました。

島根県立三瓶自然館の井上さんの説明を受け、ブタナの除去を行います。

ブタナは、見た目はタンポポに似た、ヨーロッパから来た外来植物です。

ブタナの花(5/21撮影)なぜ除去をしないといけないのかというと、外来種であるブラックバスが日本の魚の生息場所を圧迫するように、本来日本で生育する生物のすみかをブタナが圧迫しているからだと、井上さんが説明下さいました。

タンポポとの見分け方は、

タンポポ→茎が茶色

ブタナ→茎が緑、だそうです。

ブタナの葉(5/21撮影)

切れ込みの入った毛が生えているような葉を持っています。

一面を覆うブタナの葉(5/21撮影)

よく見ると、一面ブタナに覆われているといっても過言ではないかもしれません。

根まで掘り起こせて除去できたブタナ(5/21撮影)

スコップで掘り、根から取り出します。

これがなかなか力のいる作業です。

しかし、ブタナ根絶のためにせっせと作業をします。

この日は、本当にいい天気で、熱中症に注意しながら、作業をしました。

参加者が西の原でブタナを除去している様子(5/21撮影)参加者がブタナの除去をしている様子(5/21撮影)

葉を摘み取るだけでも、綿毛が拡散するのを防げるため有効だそうです。

みなさんのおかげで、2時間の作業でこんなに集まりました。

たくさんのゴミ袋に集められたブタナ(5/21撮影)

みなさん本当にお疲れ様でした!

また、別の班では、三瓶山の草原景観を守るために昨年度山麓の西の原登山道脇で伐採した木の運び出し作業を行いました。

その木は、今年度から三瓶山麓にある三瓶バーガーさんのご協力で、薪として販売し、一部を三瓶山の自然環境維持のため「島根社会貢献基金」に寄付してくださることになりました。

トラックの荷台にあふれんばかりに積まれた切り出された木々

軽トラック約4台分の木を運び出しました。

三瓶バーガーさんの一階部分の材木置き場に積まれている薪

店舗一階部分で販売されます。

さらに、三瓶バーガーさんのご厚意で、今回参加して下さったみなさんにバーガー100円引きのクーポンの配布がありました。

三瓶バーガーさんが配布したクーポン(表)三瓶バーガーさんが配布したクーポン(裏)

今回のクリーン三瓶の日から、三瓶山景観維持のために、販売したハンバーガー1個につき1円の寄付もして下さることになりました。

三瓶山をバックに三瓶バーガー

そのクーポンを使い、お昼は三瓶バーガー。

おいしくいただきました。

みなさんで力を合わせて作業をし、かなりのブタナを除去できたと思いますが、まだまだあります。

こうやって実際に作業をして、本当に多くのブタナが繁殖していて、本来ここに生息しているはずの植物のすみかを圧迫しているのだなと、実感しました。

そういった植物がのびのびと本来の場所で暮らせるように、これからもこういった活動に参加していきたいと思います。

この日記を読んでくださったみなさんも一緒に参加してもらえると嬉しく思います。

読んでくださりありがとうございました。

ページ先頭へ↑

2017年02月02日【日御碕】 和布刈(めかり)神事

大山隠岐国立公園 松江 森上亜依

こんにちわ! 松江自然保護官事務所の森上です。

気がつけば1月もあっという間に終わり、2月になりました。

寒い日が続きますが、暦の上ではもう春ですね。                                                

                                          

そういえば、先日プライベートで松江市内にある、とある神社に

参拝した際に梅の花が満開に咲いているのを見かけました。

寒い中、一生懸命花を咲かせ、参拝者を迎えてくれる姿に、

先取りの春を感じ、心が温かくなりました。

               

「 三寒四温 」

                  

なんとなく、春の訪れを感じるかのように聞こえますが

本当の意味は少し異なり、冬の言葉であると教えてもらいました。冬季に、寒い日と暖かい日が繰り返しやってくる様を現すようです。つまり、ここ数日のぽかぽか陽気はある意味、「疑似春」 なのでしょうか??

                                    

毎年、いち早く春を知らせてくれる梅の花。

そして疑似春に、暦の上での立春・・・う~ん、やっぱり春が待ち遠しい!!

                               

何はともあれ、春はすぐそこ!!( のはず!笑 )

2月に突入しましたが1日1日を大切に過ごしてゆきたいと思います~!

                                

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

                                  

 大山隠岐国立公園 島根半島西部エリア:出雲日御碕 】

2月1日(水)日御碕宇竜地区 宇竜港周辺 

日御碕地区で伝統的に行われている、豊漁を祈願する早春の神事である

「和布刈(めかり)神事」に私も参列させて頂きました!

     

       

ウミネコの繁殖地でも知られる、日御碕ですが、この和布刈神事のいわれには

そのウミネコがもたらす、興味深いストーリーがあります。

                  

【 和布刈神事のいわれ 】

  成務天皇6年旧暦5月の早朝、1羽のウミネコが潮のしたたる和布(わかめ)を

  口にくわえて飛んできた。そして、日御碕神社の欄干に何度もその和布を掛けたので、

  神主がこのことを不思議に思い、神前にお供えし、そしてそれらを水で洗い乾かしたら

  和布になったという。

  そのような故事にならって、以来毎年旧暦正月の5日に、宇竜港・権現島の

  熊野神社で「和布刈神事」が行われています。

                   

権現島は女人禁制で、神事の際には御渡海(ごとかい)神事といって、地元の漁船が大漁旗を立て

神官、宇竜区長、来賓の方々を乗せて島へ渡り、そこで今年初めての和布を刈り、神前に

お供えして和布刈神事の御祭典が執り行われます。

          

また、なんといっても神事のみどころであるのが、祭典終了後に権現島より御舟で岸へと戻る際、

権現島で待機していた赤下帯姿の裸役の若者たちが、寒風吹きすさぶ中、海に飛び込み

岸に向かって泳ぎ帰り、舟と岸の間に桟橋を掛け、関係者の上陸を助け神事を終える、という光景です!

    

    

13時から御渡海神事が行われました。

大勢の方々が見守る中、神官さん・区長さんを先頭に、来賓の方々が舟へ乗り込みます。

そして、対岸にある権現島へ渡ります。島にある熊野大社で祭典が執行されます。

 

  

                                   

                              

                                                          

                                                                          

                                                                                                                               

地元の保育園の子供たちや小学生、地域の方々、そして県外から訪れた人など

多くの方々が見守る中で、神事がはじまりました。

関係者の方々が権現島へ渡られ、祭典が執行されている間、

待機中ということもあって、広島から来られたというカメラマンの男性二人組と

出雲からお越しの神事を巡られているという女性と、少しお話をさせて頂きました!

その3名の方に、どのように神事を知って来られたんですか?と尋ねたところ

みなさん共通して、インターネットで調べてやってきました!と言われていました。

さすが!!!!インターネットですね!!!

  

また、今回の神事ではみさき.comさんや、日御碕コミュニティセンター実行委員会さんなどが

主体となって、和布刈神事をテーマとした俳句の募集やフォトコンテストを開催していたこともあり

大勢の方々で賑わっていました。

   

広島県からお越しの男性お二人は、今回の旅を通じて日御碕が大山隠岐国立公園エリアで言うことを知ったとのことで、引き続き国立公園エリアの絶景を写真に収めて帰ります!!と仰られていました。

(ありがとうございます!我々も、大山隠岐国立公園のPRにしっかりと努めていきます!!)

  

そうこうしているうちに、熊野神社での祭典を終えた関係者の方々が

舟に乗り込みだし、権現島から対岸へ移動されはじめると、いよいよクライマックスです!!     

   

団長をはじめ、7人の代表の方々が 神社に向かって礼拝し、順番に海の中へ飛び込みます。

大勢の観覧の方々が見守り、子供たちの「がんばれ~!がんばれ~!」という温かい声援の下で

岸を目指して泳いで海を渡ります。