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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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瀬戸内海国立公園 高松

209件の記事があります。

2017年12月08日【紅葉情報】 屋島

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

暦は大雪を過ぎ、各地の平野部でも最低気温が零下となる所もあり、本格的に冬が到来しました。

温暖と言われる瀬戸内(実際は東日本の方が想像するよりかなり寒いです・・・)でも、早くも山間部に近い所ではみぞれ~初雪があったほど。

そんな冬の到来にもかかわらず、まだ紅葉が見られる瀬戸内の平野部。

今回は屋島の紅葉をご紹介します。

今年の紅葉は全体的にモミジの赤は色移りがあまりキレイにならず、代わりに黄~茶系に移り変わる広葉樹、ハゼの真っ赤な色がとても美しい秋だなぁと感じます。

屋島を散策すると、ウバメガシを中心とした常緑樹が目立ち、「紅葉って少ないんじゃ?」と思われる方のいるかもしれません。

屋島の紅葉を見るには、展望地からが1番オススメ!

その理由が・・・。

<遊鶴亭(ゆうかくてい)からの眺め>

平坦な山頂エリアには多い常緑樹ですが、裾野はハゼやサクラ、コナラなど落葉広葉樹が多く、今、1番の色づきを魅せています。

先日までの強風はどこへやら。この日は風なしで海はベタ凪ぎ、日差しも強く、海の青と斜面の紅黄葉が映える日でした。

<魚見台東壁からの眺め>

屋島の東・源平屋島合戦の古戦場でもある檀ノ浦も紅黄葉がキレイに色づいています。

写真では少し分かりづらいですが、対岸の庵治半島~五剣山エリアの紅葉もここからは見られます。

<北嶺・千間広場>

北嶺・千間広場のモミジもすっかり枯れ落ち、少し寂しい雰囲気になりましたが、もう少しするとツバキの花がお目見えします。

空気はひんやり冷たいですが、ポカポカ陽気でそこまで寒さは気になりません。温かい飲み物と膝掛けなどを持って、ここでまったり本を読んだりするのもいいかも。

北嶺~南嶺を繋ぐ遊歩道の間には、ウバメガシのトンネル。

冬は防風林として、夏は日陰を与えてくれます。

この展望が開ける・閉じるのメリハリがあるからこそ、展望地からの開けた瀬戸内の風景がより映えるのかもしれません。

冬こそ低山・里山歩きがオススメなのは、気温が平野部と大きく変わらないため歩くことを始めたばかりの人でも装備や天気を読みやすい、落葉して光が入りやすくなり林野が明るくなること、それと蚊がいない!

左<仙遊橋東展望地>         右<桃太郎茶屋前展望地>

<展望地・獅子の霊巌からの眺め>

裾野~北嶺斜面には紅葉が眺められ、16:00近くになると少し赤焼けた空色の風景が眺められます。

紅葉はそろそろ終わりを迎えますが、入れ替わりで始まるのがサザンカ。南嶺には遊歩道沿いにサザンカが咲いており、そろそろ見頃ピークになります。薄ピンクや濃いピンク、白など色とりどりに加え八重咲きなどバリエーションも豊か。

冬は寒いですが、夏と違い、乾燥して空気が冴えているので遠くまでしっかりと眺められ、また赤く染まる夕景もオススメです。

今夏から、麓から屋島山上駐車場までの有料道路が廃止され、山上駐車場料金のみと以前よりお安く自家用車で来ることができるようになりましたので、久しぶりに行ってみようかなという地元の方もぜひ足を運んでみては。

■■コースタイム■■

南嶺周遊・・・約1時間(水族館に行くなら+1時間)

時間がある人は北嶺まで足を伸ばして・・・山上駐車場から千間広場まで約1.3㎞(徒歩30分)

                   千間広場から遊鶴亭展望地まで約1.0㎞(徒歩20分)

ガイドマップ「屋島の自然」

屋島ナビ

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2017年12月05日【体験教室】 サザンカの花びら染め

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

すっかり朝晩は冬の寒さになりましたね。

初冬の紅葉が終わる頃に咲き始めるのが、鮮やかなピンクをしたサザンカ。

11月の体験教室は、サザンカの花びらを使った染め物づくり。

今回の講師は、10月の「段ボール製オーブンでピザづくり」に続いて、角田眞理子さん(あそ美工房)。

葉や実を煮出して染液を作る草木染めはほぼ1日作業ですが、花びら染めは材料さえ集めることができれば短時間でできる染め物です。

さて、材料のサザンカによく似た花・ツバキがありますが、皆さん、違いが分かりますか?

クラフトハウス周辺に咲くサザンカを見て、まだ花が付いていませんがツバキと見比べてみましょう。

■ツバキ               ■サザンカ

花が丸ごと落ちる          花びらがバラバラになって落ちる

12月中旬~3月頃に開花        11~12月頃に開花   

<さぁ、どっちか分かるかな?>  →正解は右の写真!

サザンカの実物を見た後は、模様付けのレクチャー。

染める物はガーゼやシルク素材のショールやバンダナ。染液によっては、染まりやすい・染まりにくい素材などあるので、各自のお好みで購入しました。

<みんないろんな素材・ディテールに迷います(^^;; >

<どこにどう模様を付けようかなぁ>

模様付けに使う道具は、ビー玉やビーズ、短くした割り箸、輪ゴム、ヒモなど身近なものばかり。

「模様が付く=色素が入らない」なので、ヒモやゴムを縛る時はギュッとしっかり結ばないと色素が入ってしまい、模様が上手く付きません。

結び目は濡れるとほどきづらいため、結び目に短くした割り箸を入れてまたギュッと縛るとほどきやすくなりますよ。

たくさん模様を付けても楽しいし、シンプルに1色、絞り染めのようにギュッと1本縛っただけなどさまざま。

模様付けができたら、染液がよーく染み込むようにショールを揉む込みながら水に浸します。

そして、染液づくりにチャレンジ!

サザンカの花びらは当日採取しただけでは到底足りないので、予めスタッフが前年に採取して冷凍保存しておいたものを使います。

冷凍保存する時は、メシベやオシベ、ガクは取り除いた花びらだけにして密閉できるビニール袋などに入れるだけ。多少ギュッと押さえてもOKだそうです。

目の細かいネットに入れた花びらをボウルに入れ、そこに40℃くらいのぬるま湯と酢を1:1の割合でヒタヒタになる程度に入れて、花びらを揉み込みます。

右写真はオプションのフリージア&マリーゴールドで作る黄色の染液。

ぬるま湯と酢の割合は同じです。

どんどん揉み込んでいくと・・・

<こんなにふわっふわの泡に!>

サザンカの染液はこの泡が大事!フリージア&マリーゴールドは泡がほとんど出ません。不思議・・・。

理由はよく分からないそうなのですが、サザンカはこの泡が出れば出るほど染まる力が強いのだとか。

染液の染まる力が均等になるように、それぞれで作った染液を花びらをこしながらミックスします。

いよいよ染める時!

まずはシルクを一斉に入れてから、3秒後にガーゼ素材を投入。

これはガーゼの方が水を吸い込む力が強く、シルク素材と一緒に入れてしまうと、ガーゼに色を取られてしまうから。また同じ素材でも先に染液に浸けたものと後に浸けたものとでは先に浸けたものが色を吸い込んでしまい、後から浸けたものに色素が残らないため色ムラができてしまうからです。

ゆっくり箸を回しながら待つこと約10分。

皆さん、きれいに染め上がっていました!

染液から取り出したら、ビー玉などを外して水洗いの後、干します。

<このできあがり!いい感じ!>

サザンカのピンクはシルク素材の方がキレイに染まるのでオススメしていたのですが、中には「ガーゼ素材でやってみたい」とチャレンジされた参加者も。右写真の真ん中にあるピンクブラウンがガーゼ素材で染めたサザンカですが、なんとも渋みのあるステキな色合いになりました!

これを見た参加者は、「これ、いい色ねぇ」と絶賛。

最後は振り返りと高松自然保護官から国立公園や五色台の植物についてお話。

染料の植物を採取する時は、土地の持ち主におことわりをしてから採取しましょう。土地所有者が何かに使おうと思っているかもしれませんよ。

草木・花びら染めは、その時の植物のコンディション、水の成分、素材などいろんな条件で染まり具合が変わるので、同じ植物を使っても毎回色合いが違います。自然素材の色合いは化学染料と違って紫外線に弱く、色落ちもしやすいのですが、何度も染め直しができるのが魅力的。

身近にある植物、使う道具や材料も手に入りやすいものばかりの花びら染め。

「この植物は染まるかなぁ」いろいろと気になった植物を試してみてくださいね。

※角田さん曰く、安全を考慮して部分的でも有毒性のあるヒガンバナなどは使わないそうです。

■ツバキも同じように赤~ピンクだけど、染まる?

 ツバキはあまり染まらないよう。

 サザンカの花びら採取は、花が終わりを迎える時、落ちた花びらでも状態がキレイであれば大丈夫です。

■模様付けの注意点

 染液はタンパク質が多く不着している所ほど染液が定着しやすいそう。

 なので、模様付けなど染める前は手を洗い、きれいな状態にしておきましょう。

 また、「今着ている衣類を染めたい!」という方も多いはず。

 洗濯しても汗や皮脂は繊維に定着しているので、その部分だけ強く染まってしまい、あまり格好よくないかも。

過去AR日記もご参考に☆

2016年11月体験教室「サザンカの花びら染め」

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2017年11月24日【鳴門】 森林自然観察会~ドングリ拾い編~

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

毎年11月中旬に自然公園財団鳴門支部主催で実施している桑島小学校3年生によるドングリ拾いと自然観察会。

これは松枯れや自然災害などで荒廃した森林植生の回復や老朽施設跡地の早期緑化を目的として、地元小学生が鳴門山で拾ったドングリを苗木に育て、6年生の卒業間近に鳴門山を再び訪れて植樹する活動。

今年で22年目を迎える今回も元気な桑島小学校3年生25名がやってきました!

講師は木下さん(徳島県植物研究会会長)と市原さん(自然観察指導員・佐那河内いきものふれあいの里)、そして今回は自然公園財団鳴門支部・井上所長からもいろいろ教えてもらえるようです。

身支度を済ませたら、鳴門山へLet's go

鳴門山中腹にある展望地までの道すがらにもドングリがたくさん。

今年は当たり年のようで、いっくらでも拾えちゃうくらい!ただ、落ち葉の中に紛れてドングリがあるので、目が慣れないうちは「どこどこ?」と悪戦苦闘気味。同伴した保護者の手助けもあり、徐々に目が慣れてくると・・・。

<一気にドングリ拾いモードに!>

歩道だと先に歩いた子が採ってしまいますが、展望地まで行けば、もう取り放題です!ここでは子供だけでなく、保護者や先生、同伴した大人も一緒になって拾います。といいつつ、私も(笑)

ドングリをひとしきり拾った後は、ドングリを苗木に育てるために必要なお勉強。

植える時はどっちを上にする?芽はどっちから出る?

ドングリって食べられるの?など木下先生からの質問にも子供達はしっかりと聞き、ドングリ試食にもチャレンジ。

<どっちが上にするといい?>  <ドングリを食べて・・・まずっ!!>

右写真を見ると、ドングリの味がどんなだったか分かると思います(笑)

中には「味がしない」「意外とイケる?」など感想はさまざまなよう。

ドングリ拾いの最中には、昆虫や気になったものを捕まえた子も。

そんな時は市原先生の出番です!今の時期、昆虫が少ないのですが、ジョロウグモやミミズ、既にお亡くなりになったカマキリなどを観察してもらいながら、昆虫の脚の数やどんな生き物がいるかなど教えてもらいました。

また井上所長からは、鳴門山にもいるマムシの特徴や気をつけて欲しいこと、夏に見つけやすいセミの成虫と抜け殻を写真を使って教えてもらいました。児童の中には、セミと抜け殻の種類を当てる子、何でも昆虫を触れる子などもおり、将来が楽しみ。

左<市原先生から「この昆虫の脚の数は?」と聞かれ・・・・>

右<井上所長からは「マムシはこんな模様で・・・」「クズの豆やヤブツバキの実はこれ」とレクチャー>

 

展望台に上がる前におやつを。

赤い実をいっぱい付けたアキグミを食べてみました。

独特の渋みというか甘み・酸っぱさがあるのですが、子供達には大人気!オレンジっぽいものよりも、かなり赤くなっている実の方が食べやすいですよ。

保護者の中にも子供の時にドングリやアキグミを食べたことがある人がおり、少し懐かしそうに思い出していました。

当日は風が強かったのですが、湿り気がなく、展望台からは淡路島の南端・潮崎方面~小豆島までスッキリとした視界で今までで一番遠くまでハッキリと見渡せました。

保護者の皆さんも「360°眺められて、ここはいいわ~」と絶賛。

もう2週間ほど実施日が早ければ、サシバやハチクマ、ハイタカなど猛禽類の渡りを見られたかもしれません。9月中旬~11月上旬頃には鳴門山展望台と四方見展望地では、野鳥の会会員さんたちが猛禽類の渡りの調査をしています。声をかけると望遠鏡を覘かせてくれるかもしれませんよ。

展望台を後にして、歩道を歩きながらもいろいろ観察。

タンスの匂い(今は違うか)ショウノウの香りのクスノキやヤツデ、花を咲かせたツワブキやコウヤボウキ、3年ほど前から6年生が植樹を始めた老朽施設跡地では小さなゴキブリを見つけたり。

今年の3年生はとっても好奇心旺盛でいろんなものに興味を示してくれました。

クワガタムシが好きで「幼虫を見つけたい!」と言っていた子、ドングリをどんどん食べる子(アクが強いのでたくさんは厳禁!)、昆虫が触れなくても見たい子など、さまざまでした。

持って帰ったドングリはしっかりと大切に育てて、6年生になったらまた植樹に来てくれるのを楽しみにしています。

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2017年11月20日【紅葉情報】 寒霞渓

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

香川県屈指の紅葉の名所といえば、小豆島の寒霞渓。

標高600800mの寒霞渓山頂~星ヶ城山付近は紅葉も見頃~終わりを迎えていましたが、紅雲亭~草壁港まではまだ見られそうです。

先週11月16日に巡視した時の寒霞渓の紅葉の様子をお届けします。

8:02に高松港を出航したフェリーには、観光バスや個人旅行者でいっぱい。

高松空港は、上海、台湾、韓国を東アジア主要都市圏だけでなく、アジアの国際ハブ空港でもある香港と就航しているので、ここ2~3年で外国人観光客も増加しました。寒霞渓も外国人観光客に大人気の観光スポットです。

<寒霞渓山頂展望台>

10:00過ぎの山頂には、すでに大型観光バスや地元・観光客で賑わっていました。

イロハモミジはオレンジ~真っ赤に染まり、紅葉を撮影する観光客も多かったです。

この時期は、1年の中でも山頂~紅雲亭(ロープウェ麓駅)の周遊歩道を利用する方が多く、私も山頂~裏神懸歩道~猪谷池~紅雲亭

表神懸歩道~四望頂~山頂を歩きましたが、上り下りともに歩いてたっぷりと寒霞渓を堪能する人、上りはロープウェーに乗って上から景色を眺めて、下りを表神懸歩道から下りてくる人などさまざま。

寒霞渓には、谷間の奇岩怪石が眺められる表12景、裏8景と呼ばれる20の景色があります。

<裏神懸歩道>

左:裏8景のひとつ・松茸岩から眺める東斜面

右:同じく石門

裏神懸歩道は、表神懸歩道に比べ、石段や急傾斜が多いので、歩きやすいスニーカー、できるだけリュックなど手があくようにすることをオススメします。雨上がりの濡れた路面は、表・裏神懸歩道ともに滑りやすいので十分注意しながら、無理せずゆっくりと歩きましょう。

  

  左:小豆島霊場第18番札所でもあり、裏8景のひとつ・石門洞

  ここの紅葉はもう少しで見頃を迎えそうです。

  右:車道から石門洞までの参道兼裏神懸歩道

裏神懸歩道登山口を出て、猪谷池~紅雲亭は車道沿いを歩きながら、西斜面の紅葉が眺められます。

車窓からだと山陰に入って見えなくなるのも早いですが、歩くとその眺めは十分に楽しめます。

紅雲亭から表神懸歩道を上ると見えてきたのは、表12景のひとつ・錦屏風岩。近くに案内板があるのですが、形が変わっていることに気がつきました!

寒霞渓の奇岩怪石は、長年の風雨の浸食によってできたもので、私たちが生きている間にも形がどんどんと変わっているのかもしれません。

表神懸歩道は、コンクリート舗装されているので、比較的歩きやすいですが、上り・下りともに約1~1.5時間ほどかかるので水分や歩きやすい服装・スニーカーなど準備しましょう。

<四望頂>

空・山・海の視界が開け、四方が眺められることから名付けられた展望地。

<鷹取展望地からの眺め>

「歩く時間がないよ~」という方は、山頂駐車場から徒歩5分ほどにある鷹取展望地がオススメです。

寒霞渓には紅葉だけでなく、この時季に花を咲かせる小さな植物もありますよ。

左<集塊岩の上に咲いたツメレンゲ(ベンケイソウ科)>

右<ミセバヤ(ベンケイソウ科)>

ミセバヤは環境省・香川県共にレッドデータブックに掲載されている貴重植物。

山頂は見頃を終えましたが、山麓にかけてはまだきれいな紅葉が見られます。

この週末は小豆島に出かけてみてはいかがでしょう。

小豆島旅ナビ

寒霞渓ロープウェー

■■自然の中でのマナーを守りましょう■■

①キレイな花や見たことのない植物があっても、後から来る人のためにも採らずに見るだけにしましょう。

②ゴミは必ず持ち帰りましょう。また風で飛んだり、荷物からポロッと落ちないように気をつけましょう。

③展望地など柵がある場所では、柵外に出ないでください。そのための柵です。

④撮影する時は場所を譲り合って、気持ちよく☆

 写真を撮りたい気持ちは分かります!ですが、みんなも撮りたいんです!

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2017年11月10日【紅葉情報】 五色台

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

北海道や標高の高い山岳地域では、10月中旬には紅葉の見頃が終わりましたが、瀬戸内ではこれからが紅葉シーズン。

そんな県内各所の紅葉情報をお届けしていきます!

今回は紅葉の名所でもある五色台。

まずは高松方面から五色台へ。

<根香寺手前の県道沿い>

赤くなったハゼはピークですが、モミジはまだまだ緑のまま。

11月下旬には見頃になりそうです。春になると、この辺りはサクラの道になりますよ。

<山門から境内へ>

<本堂前>

<82番札所・根香寺(ねごろじ)>

山門~大師堂までは日陰のせいか、モミジはまだまだ緑。

大師堂~本堂までのモミジは紅葉しているものもあれば、まだ色づき始めたばかりのものなどさまざま。

こちらも見頃のピークを迎えるのはもう少し後のよう。

四国遍路は、大型バスや自家用車で回る人も多いですが、気候のよい秋になると、歩きお遍路さんが増えてきます。

今では遍路道の多くが生活道の再整備によって車道となっていますが、白峯寺~根香寺間の遍路道は、五色台を一直線に抜ける山道。

アップダウンもありますが、昔の人もここを歩いて88ヶ所霊場参りをしていたのかなと感じさせてくれる趣のある道です。

左:<欲しい時にある休憩ベンチ>

右:<国分寺~白峯寺~根香寺との分岐・十九丁>

紅葉する木々は少ないですが、秋のひんやりとした空気と落ち葉で敷き詰められた歩道を歩くのもまた気持ちがいいもの。

五色台のもう一つの紅葉の名所が81番札所・白峯寺(しろみねじ)。

<山門前~根香寺への遍路道>

<本堂・大師堂へ向かう階段>

山門~頓証寺殿付近は真っ赤に色づいたモミジ、咲き始めたツワブキなど鮮やかな秋の風景が見られます。階段~本堂・大師堂付近は色づき始めています。

五色台ドライブの方にはここもオススメです。

<五色台スカイライン>

中山休憩所~大崎ノ鼻方面に進むと、紅葉始めた木々の道の間から瀬戸内海が見えてきます。

ここも春になると桜が咲き、そこから望む瀬戸内海もまた見惚れます。

五色台では11月下旬頃まで徐々に色づき、見頃を迎えます。

ぜひ、お出かけして、秋の風景を楽しんでくださいね!

****紅葉を見に行く方へ*****

・お遍路さんのお参りの邪魔にならないように撮影しましょう。三脚はNG。

・遍路道を歩く時は滑りにくく履き慣れたスニーカー、水分などしっかりと準備を。

・紅葉に見とれるのは仕方がない。けれど、運転中のよそ見は厳禁です!

 ※ロードバイクの方も多いので、運転には気をつけましょう。

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2017年11月07日【体験教室】 段ボール製オーブンでピザ&燻製づくり

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

秋といえば、芸術、読書、スポーツ、そして食欲の秋!

ということで、10月の体験教室は、段ボールをオーブンに変身させてピザ&燻製づくりにチャレンジ!

これも毎年多くの方に申し込みいただく人気プログラムの1つ。

ピザ&燻製づくりをあそ美工房の角田夫妻と三豊市でパン屋さんを営んでいる片山さんが、段ボール製オーブンづくりをビジターセンタースタッフが伝授。今回初めて体験教室に参加する方ばかりなので、どんなふうになるかこちらもドキドキ、わくわくです!

早速、ピザ&燻製づくり班と段ボールオーブンづくり班に分かれてスタート!

まずはピザづくり。

<片山さんから生地作りのコツを教えてもらいます>

<材料と作り方> 今回は直径18㎝皿2枚分の分量です。

アウトドア料理ということで材料をボウルに入れて手で直接こねるのではなく、材料全てをビニール袋に入れて揉み込む方法。

これだと洗い物を減らせるし、衛生的にもよいですよ。

生地がビニール袋にくっつかなくなり、まとまってきたら、2等分して麺棒で丸く延ばしてからアルミ皿に入れます。少し大きさが足りなくても手で延ばせば大丈夫。生地の上に片山さん特製ピザソース、トッピング、チーズをかけたらできあがり!

こちらは段ボールオーブンづくり班。主にお父さんが担当することが多いですね~。

段ボールの底を布テープなどで閉じて、内部は全て両面テープを使ってアルミホイルを貼っていきます。光る方が見えるように貼りましょう。

アルミホイルは貼る時にちぎれやすいですが、気にせず、上から補強すれば大丈夫ですよ。って言おうとしたのですが、今回の参加者さん、初めてなのにみんな上手!私が初めて作った時なんか結構ツギハギだらけだったのに・・・。

両面テープは四方辺と斜めに貼ると剥がれにくく、テープを無駄なく使えますよ。

<作り方と完成はコチラ>

両方とも準備ができたら、焼いていきましょー!

段ボールの中に火起こしした炭を金板(おかきや煎餅の金箱のふたを使いました)の上に置いて、ピザは2段式の金網に置いたら段ボールのふたを閉めます。ある程度空気(酸素)が入らないと火が消えてしまうので、コンクリートブロックなど重い物でふたをして調整しましょう。

火起こしはスタッフで準備しましたが、ご自分で作る時は炭おこしもやってくださいね。あと、今回やってみて思ったのが、雨天時は湿気が多いので火がなかなかおこらず安定せずで結構時間がかかりました。。。炭って冷蔵庫の脱臭などにも使いますよね。きっと湿気を吸いやすいから火が起こりにくいんだなと改めて勉強させてもらいました。

と、焼いている間に燻製はどうなっているかな~。

  

  うまく燻りあがっていました!

  実は、当日は台風接近の影響で大雨・風が強いこともあり、

  できるだけ時間を短縮して早めに帰ってもらおうということで、

  いつもなら参加者にやってもらう燻製の準備もこちらで行いました。

  こちらも作り方はカンタン。

  火を付けたスモークチップ(香りなどはお好みで。今回は桜を使用)の

  上から金網をセットした段ボールを被せ、ゆで卵やチーズ、燻製したい

  物を載せるだけ。写真は内部にアルミホイルを貼っていますが、

  アルミがなくてもできます。

上部を閉じて後は様子を見ながら、今回は2時間程度で完成。食材によって燻す時間が変わるのでいろいろ試してみてください。

ピザ焼き段ボールは上面を触ってぬるくなっていたら、火が弱くなっている印しなので炭を足して、時々ふたを開けて焼き上がりをチェック。

チーズが溶けて、少し焦げ目が付くくらいになったら完成☆

<できあがり~>

天候やこちらの段取りの都合上、参加者にはいろいろとご不便おかけしたと思いますが、皆さん楽しんで無事に帰られたようで何よりでした。

また、五色台体験教室では季節に応じたいろんなプログラムを用意していますので、ぜひお越しください!

そして、アウトドア料理の幅を広げて、みんなで楽しんでくださいね~☆

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2017年10月12日【オススメ】 秋も砂浜へ!父母ヶ浜

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

夏の海水浴シーズンが終わると、海岸エリアは少し落ち着きをみせます。

が、香川県内には今も多くの人が集まる砂浜があるんです!

それが、三豊市西海岸に位置する父母ヶ浜(「ちちぶがはま」と読みます)。

広く遠浅の砂浜であれば、お隣の観音寺市にある有明浜や三豊干拓の方が広大ですし、海浜植物群落の多様性、多さなら有明浜なのですが、父母ヶ浜の推しポイントはなんといってもコチラ↓

1.サラサラの白い砂浜

瀬戸内の砂浜は、花崗岩由来の土砂が山から川を伝って海底に溜まり、それが海浜流にのって堆積してできたもの。波の荒い外洋と比べると瀬戸内は内湾で穏やかなため、細かい粒子の砂が波で運び去られることなく、細かい砂浜ができるのです。

2.美しい砂紋(さもん)

干潮時の波によって粒子の細かい砂が動き、浅瀬に波跡ができる砂紋はまさに自然が創り出す芸術。幅約1㎞、奥行き400mもの干潟に形づくる砂紋は必見!

<同じ模様はない自然の造形美とはこれ!>

3.夕景にただ見とれる!

父母ヶ浜から見る燧灘に沈む夕陽にただただ魅入る人が続出。特に干潮時刻と日没が重なる風のない日には、潮だまりの水面に夕陽や人の姿が鏡のように映し出され、、まるでボリビアにあるウユニ塩湖のような写真が撮れます。

4.砂団子も!実は生き物いっぱい!

砂に同化した体色、小さなからだをサササーッと移動させ巣穴に隠れてしまうスナガニ。巣穴を作る時に掘り出した砂がまるで団子のように丸いのが特徴。少し砂泥地に行くと、ウミニナやアラムシロ、ヤドカリなど干潟の生き物が見られます。

<まだ渇いていない砂団子>

<アラムシロなど巻き貝が通った跡はまるで幾何学模様>

同じ海でも季節によって何となく違う様子をみせてくれます。

下の写真は夏の干潮時の日中。

夏の強い日差しが照り返し、海も白い砂浜もまぶしい!

堤防の上からでも魚の姿がバッチリ確認できるほど海水透明度は高いです。

中州にはウミネコが。

秋は空気も澄んできて、他の季節よりも夕陽がより映えるように感じます。

父母ヶ浜は、地元の方の清掃活動によってキレイに保たれているので、赤く照らされた砂浜の中を裸足でゆっくりと歩いてみてもいいですね。

父母ヶ浜に関するHP「三豊市観光交流局」

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2017年08月16日【体験教室】 昆虫観察会

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

8月の体験教室は、夏休みの自由研究にもってこい!「昆虫観察会」

駐車場からクラフトハウスに向かうまでの間も、観察会スタートまでの間も待ち切れんとばかりに捕虫網を手にバッタやトンボを追いかけるほど子供たちはやる気十分!

そんな子供たちの高ぶる気持ちを一旦落ち着かせ、まずは昆虫を観察・採集する前に今回の講師・好井さん(かがわ自然観察会)から大切なお話を。

①森歩きの心得

 森に入ると、いろんな生き物がいて、中には飛んでくることも。森は生きものたちの住処であって、

 私たちはそこにお邪魔するお客さん。「こんにちは、お邪魔します」という気持ちで森に入りましょう。

②危険な生きものは森歩きの前にインプット!

 ウルシやハゼなどのかぶれやすい植物、スズメバチやマムシなど森の中には毒を持つ危険な生きものも。

 初めにどんな対処すればいいのか、どんな生きものなのかを知っておくことで、

 慌てず落ち着いて行動できますよ。ハチなどが人に止まっても、相手は人を物だと思っているので騒がず、

 払わず、あえてじっくり観察してみるのもよし!

③服装・持ち物チェック

 虫刺されやかぶれ予防に長袖・長ズボン、歩きやすいシューズ、暑さ対策の飲み物など準備バッチリなら

 森歩きもより楽しめます。

④やさしい気持ちで

 昆虫を追いかけると夢中になってしまいがちですが、持つ時はやさしくそっと。

 いざ放す時に羽や足が折れていたら・・・。

そんな心得や捕虫網の使い方などを教えてもらったら、お待ちかねのフィールドへ!

今年は暑さのせいか7月下旬になってもなかなかセミの鳴き声がせず、「昆虫観察会どうしよう!」とハラハラドキドキでしたが、1週間ほど前になってやっと「あー、夏休みだなぁ」と感じるほどの鳴き声が聞こえてきてホッとしました~。

【声は聞こえるけど・・・】

そんなセミ、木の幹と同化して鳴き声をする方を探してもなかなか見つかりません。

と思いきや実は目の前の木にいた、なんてことも。

成虫探しもいいのですが、宝探しのように見つけるのがセミの抜け殻探し。

抜け殻って同じように見えますが、特徴を捉えるとそれが何のセミなのか分かりますよ。

左【ツクツクボウシ】薄茶でツヤなし   発見しやすさ★★

右【ニイニイゼミ】体が丸くて泥だらけ  発見しやすさ★★★                

魚の池ではトンボ探し。

ここも暑さのせいかいつもより少ないような。そんな中でもしっかり目を見張った子供たちは小さなイトトンボを見つけ出します。

右【シオカラトンボとショウジョウトンボ】

左【クロイトトンボ】 

右【モノサシトンボ】名のとおりモノサシのように目盛りがあるのが特徴

昆虫ではないですが、遊歩道にある巣箱を使って、野鳥がいつ巣箱を必要とするのか、どんな環境が暮らしやすいのかなど「私たちだったら・・・」と考えながら設置のコツを教えてくれました。

1時間ほど遊歩道を歩き、水分補給の後は、インタープリターから今話題のヒアリについてレクチャー。

事務所から標本も持って行きましたが、「思ったより小さい!」とみんな興味津々でした。

■ヒアリの特徴

・大きさ 働きアリの体長は2.5~6㎜と個体差あり

  • ・ 色  赤っぽくツヤあり。在来種のクロオオアリはマットな黒

  • ・ 巣  ヒアリの巣はアリ塚と呼ばれる土でできたドーム状。

     巣に足や棒を突き刺すと怒った数100匹ものアリが登ってくるので危険!!

「黒い」「大きさが2.5㎜より小さい」「働きアリの大きさにバラツキがない」アリはヒアリではないので、まずは落ち着いて見てみましょう。

■でも、やっぱりヒアリかも!

という場合は、県の自然環境部局かお近くの環境省地方環境事務所にお問い合わせください。

実際、高松事務所にもいくつか「ヒアリかも」という問合せが来ますが、調べてみると在来種(日本にいる)アリだったり、はたまたアリグモというアリに擬態したクモだったり。こういった特徴を知ることである程度判断できるのではないのかなと思います。

夏休み期間中は、ビジターセンターの自由研究ネタコーナーにて、ヒアリに関するポスターも掲示していますので、興味ある方はぜひご覧ください。

さぁ、話題のヒアリについて学んだ後は、体を動かしますよ~。

昆虫観察会では恒例となりつつある、広場でバッタ捕り競争!

捕虫網を持って、1列に並んで・・・よーいドン!!

子供たち、走り回る走り回る!見かねた講師から「トンボを捕まえたいならじっとして相手が来るのを待つ。追いかけると逃げるよ~」とポイントを伝授。

まぁ、じっとしておけないですよね(笑)というか、捕まえるのはバッタなんですが。

子供たちだけでなく、大人も必死にバッタ捕りに参戦!

帽子を捕虫網にしたり、小さなショウリョウバッタに悪戦苦闘ですが、なんとか時間内に1匹以上は捕まえられました。

講師から頑張った子供たちへ上位入賞者にエコボトルを、参加賞として折り紙などをプレゼント。

そして、最後に涼を取るかき氷でバッタ捕り競争のクールダウンを。

今年は少し昆虫の姿が少なかったですが、その分「見る」「(鳴き声を)聞く」など五感を使った昆虫探しができたのではないでしょうか。

参加した子供の中には、昆虫の特徴などをよく知っている子がおり、将来どんなふうに成長していくのか楽しみで仕方ないです。

晩夏から秋にかけても、まだまだ昆虫たちはいっぱい!

心得をしっかり保ちつつ、楽しい昆虫観察を満喫してくださいね。

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2017年08月10日【体験教室】 ハチミツ絞りと蜜蝋キャンドルづくり

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

今年もやってきました!

大人気の体験教室「ハチミツ絞りと蜜蝋キャンドルづくり」。

なんと今回で6回目を迎えるプログラムですが、毎年キャンセル待ち続出の人気っぷりで、もはや五色台ビジターセンター夏の恒例プログラムとなっています。

今年も五色台のふもとで生業されている中田養蜂さんが講師としてミツバチの働きや手動遠心分離器を使った蜂蜜絞り体験などを教えてくれます。

まずは、「ハチミツってどうやってできるの?」という質問。

でも、これって大人でも知らない人がほとんどなのでは?「ハチミツ」=「花の蜜」と思いがちですが・・・。

ミツバチは花の蜜を一旦体の中に取り込み、酵素で凝縮分解した後、再び体内から出して巣に入れています。この甘~いハチミツ、実はミツバチが創り出しているんです!

花の蜜を舐めたことある人なら分かると思いますが、意外と甘くない・・・。

そのハチミツをいただく巣箱には、小さな八角形が集まった巣板が8枚入っています。その巣板1枚にはなんと!ミツバチが2,000匹も!巣箱にはもちろん女王バチも。

中田養蜂さんは香川県内の農家や採蜜場所に巣箱を置いているそうで、五色台だけでも800~1,000箱を5~12ヶ所に分けて置いているんだとか。

【資料と絵を見ながらフムフム・・・】

基本的なことですが、ミツバチのすごさ、身近な食品だけど意外と知らないことを少し知ってから体験をすることでいろんな疑問やミツバチに対する気持ちが変わってくるのではないでしょうか。

そんな後は、いよいよ2手に分かれてハチミツ絞り体験と蜜ろうキャンドルづくりのスタート!

まずはハチミツ絞り体験のようすから・・・。

ハチミツがた~っぷり入った巣板を持ってみると・・・「重い!!」

中田さん達から丁寧に教えてもらいながら、ナイフを使って蜜がこぼれないように表面を固めた蜜ぶたをこそぎ取ります。

この時のポイント★

・ナイフはノコを挽くように前後に動かそう。

 ナイフに蜜がくっついて「ナイフが動かない!」ということが少ないです。

・密ぶたは薄く切り取ろう。

 あまり深く刃を入れてしまうと八角形の巣が壊れてしまいます。巣板はまた巣箱に戻し、ミツバチたちが

 使うもの。できるだけミツバチが壊れた部分を修繕しなくてすむように薄く切り取りましょう。

【蜜いっぱいの巣板、結構重い!】

蜜ぶたが切り取れたら遠心分離器に巣板を入れます。

そして、ハンドルを一気に回すと・・・

【キラキラしているのは飛び散る蜜】

遠心力で蜜を飛ばすので、外側に向いている方の蜜が取れただけ。ある程度蜜が出なくなったら巣板の向きを変えて、もう反対側の蜜も遠心分離器で採蜜します。

両面とも採蜜できたら、あま~くいい香りのするハチミツのできあがり。

絞りたてハチミツは中田養蜂さんのご厚意でお土産としてお持ち帰り。

右:蜜を絞った後は驚くほど軽い巣板!

左:とろ~りとしたハチミツに思わず手が伸びそうに・・・

順番にハチミツ絞り体験を待っている間は、観察箱でミツバチをじっくり観察。

【女王バチはどこかな~?】

左上側に他より大きめのミツバチがいるよ。

子供だけでなく、大人も興味津々。むしろ大人の方が興味があるようで、中田養蜂さんにいろいろ質問したり、燻煙器やネット付き帽子など養蜂グッズを見たりしていました。

さて、こちらは蜜ろうキャンドルづくり。

まずは、上側を缶切りなどで開けた空き缶(スチール缶)に蜜ろうを入れて湯煎して溶かします。ここでやっちゃいけないのが、空き缶を直火に当てて蜜ろうを溶かすこと。これをやっちゃうと爆発することがあるので、必ず湯煎をして溶かしましょう。

その間に、キャンドルを固めるためのシリコン型の準備。

シリコン型が破れないように竹串などで穴を開けて、そこにロウ芯(火が灯るところ)となるヒモを通してくくります。

そうこうしていると、蜜ろうが溶けてくるので、ヤケドに注意しながらシリコン型にロウを流し込んでいきます。ここでのポイントが、一気に流し込まずにゆっくり少しずつロウが固まるのを待ちながら流し込むこと。そして、シリコン型は動かさないこと。固まったかどうか気になるところですが、そこはガマン(>_<。)

30分くらい経つと・・・

【見事に固まりました!】

ハチミツ絞り体験と蜜ロウキャンドルづくり組が交代して、一通り終えたらお楽しみが。

ハチミツ4種の試食&どれか分かるかなクイズ!

【さぁ、香りと味の違いを頼りに答えを導いて・・・】

ハチミツってどれも似たような味だと思っていたら、意外としっかり違いがあることが分かったようで、みんな驚きの顔をしていました。さぁ、答え合わせはどうだったのでしょうか。

正解は、①サクラ ②ビワ ③アカシア ④タマネギ

気になる人はおうちで食べ比べしてみましょう。

ハチミツの味の違いを知った後は、少しミツバチについてのお話を。

■働きバチってオスが多い?メスが多い?それともどちらかだけ?

働きバチはメスのみ。しかも外で蜜を集める外勤バチは年配のハチで、巣の門番や幼虫の世話をする内勤バチは若いハチ。これは外勤バチの方がスズメバチなどの天敵や雨で羽が濡れて飛べなくなったりと危険要素が多いことから寿命の短い年配バチが外に出るのだそう。

ちなみにオスバチは交尾のためだけに存在するので、いない時期もあるそう。

■ミツバチの寿命って?

ミツバチの寿命は1ヶ月程度。

その反面、女王バチは2~3年程度生き、中には8年生きた女王バチもいたそう。女王バチは毎日1,500~2,000個の卵を産み続けます。

■ミツバチの役割

毎日のように食べている野菜や果物。それもミツバチが果物や野菜の花を受粉して実ができるのです。ミツバチがいなくなると、ハチミツができないばかりか、野菜や果物が実らず、私たちの食卓は・・・と考えると、ミツバチって本当に有り難い!

中田養蜂さんでは香川県下の2/3の農家さんにミツバチを貸し出しているそうですよ。ちなみに我が家の畑も近所のイチゴ農家さんから飛んできたミツバチのおかげで野菜や果物が実っています。

そんなミツバチたちですが、自然環境の変化によって少しずつ変わってきているそう。

昔に比べ、蜜源となる花が減ったことでミツバチ自身も栄養が取れなくなり病気がちになったり、そしてミツバチの数が減ってきたりと自然環境の変化と共にミツバチ達の環境も変わっています。今は野菜や果物も実り、ミツバチがつくり出すハチミツやローヤルゼリーなどの恩恵も受けていますが、100年後はどうなっているんだろう・・・?

同じミツバチからでも採集する花によって味の違いハチミツができること、それも花やミツバチの状態や採るタイミング、その場所の環境によって味が変わってくることを学んだ今回。近づいてきたら手で払いがちなハチですが、古くから人の暮らしに密着し、私たちに多くの恩恵を授けてくれる大切な存在。

食事をいただく時に野菜や果物などを作ってくれる農家さんだけでなく、一緒に実りを支えてくれているミツバチにも感謝しながらいただきたいなと感じた体験教室でした。

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2017年07月13日【自然情報】 屋島・梅雨のミステリー・・・?

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

ざぁーっと雨が降ったかと思えば、湿気ムンムン&肌ベッタベタかつ日中35℃を超える日があったりと、なかなかスカッとしない瀬戸内です。前回のAR日記でも書いたとおり、香川は降雨量が少なく、毎年渇水に悩まされるので雨はうれしいところなのですが、そろそろ梅雨明け宣言が欲しいです。。。

そんな梅雨の晴れ間にカウンター※1の機器チェックに行った時のこと。

1:屋島北嶺には、通行した利用者を計測するカウンターを設置しています。

いつものようにバッテリーチェックとカウントデータの回収をしようと近づくと、不思議なものが・・・。

【カウンターの向こうに・・・何だろう】

【葉っぱはウバメガシばかり】

落ち葉が立って、クルクルときれいな渦状になっていました。踏むと厚みのあるふわっとした何ともいえない感触でした。

前日は大雨警報が出たほど雨が降ったので、その時の水の流れでできたもの?

風?けど、まわりはウバメガシに囲まれた樹林なので、直接風が当たることもあまりなさそう。

多分、雨水の流れかなぁと思いつつも、昆虫?動物?の仕業?いろんなことを想像しましたが、謎は深まるばかり。

雨上がりには、こんな不思議な光景が見られるかもしれません。

自然がつくるミステリー、まだまだ奧が深そうです。

※カウンターはケーブルが何者か(噛み跡からイノシシだろうと思われる)に噛まれ、断線・・・(泣)

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