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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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瀬戸内海国立公園 高松

194件の記事があります。

2017年04月14日【サクラ情報】 あと少し見られます!

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

先週から真新しいスーツや制服に身を包んだ新入生・新社会人がみられるようになりました。

そんな初々しい時期がわたしにも・・・と思い出そうとすると遠い目になります。

それはさておき、2週間が経ちましたが、みなさん少しは緊張もほぐれましたか?

そんな中、香川では先週末はいろんな所で桜まつりが行われていたようです。

土曜日は瀬戸内春の風物詩・濃霧によって、海上では早朝から昼過ぎまで停船勧告が出され船は港で足止めでしたが、日曜は前日の天気が嘘のように晴天となり、お花見の名所は人で溢れかえったそう!

それでも「まだお花見に行けていないよ・・・」とお嘆きの方に朗報!

場所によっては今週末もまだ満開~散り始めとお花見チャンスありです。

<2017.4.13時点 瀬戸内海国立公園 香川県サクラマップ>

■屋島(高松市)

***アクセス***

琴電屋島駅・JR屋島駅~山頂駐車場まではシャトルバスがあります。

屋島山上シャトルバス時刻表運賃

***山上コースタイム***

山頂駐車場~北嶺・千間広場:約1.3㎞・徒歩約20

北嶺・千間広場~遊鶴亭(ゆうかくてい)展望地:約1.0㎞ 徒歩約15

南嶺周遊なら約1時間程度、水族館や広場でのんびりしたい方は+1~2時間。

4月初旬にはサクラが咲き始めた屋島ですが、もう少し見られそうです。

<屋島北嶺・千間広場>ソメイヨシノも満開!

<左:コバノミツバツツジ 右:モチツツジ>

お天気がよければお弁当を持って、広場でランチもいいですね♪

近くではコバノミツバツツジが咲き始め、薄いピンクのモチツツジもまもなく開花しそうです。

広場にある池からは、一瞬「鳥?」と勘違いしてしまうキョッキョッと鳴くニホンアカガエルの声が聞こえてくることも。もちろん、野鳥の鳴き声の聞こえますし、ミサゴの姿も見られるかも?

屋島ドライブウェイの道沿い(2017.4.12

車道沿いのソメイヨシノがなんともキレイで見入ってしまいそうになりますが、よそ見厳禁です!

巡視に行ったこの日も乗用車1台が水路に脱輪していました。。。特に土日は大勢の方が訪れるので、よそ見運転、見通しの悪いカーブ付近での路上駐車などはお止めください。

■紫雲出山(三豊市)

「しうでやま」と読むここは、香川県西部にある荘内半島の中央に位置します。

2年ほど前に成田空港が出した日本の絶景カレンダーでも桜の風景が掲載された紫雲出山。

また最近だとYahoo!の「日本が誇る桜の絶景15選」にも選ばれたそうで人気急上昇。

2年前にARが撮影した、紫雲出山から塩飽諸島を望む風景>

<展望台は荘内半島三崎灯台まで見渡せます>

<右:ヨウコウザクラも満開でした!>

2017.4.13時点

山頂にはソメイヨシノ、ヤマザクラ、白いオオシマザクラ、濃いピンクのヨウコウザクラと本数が多いだけでなく種類も豊富です。またヤブツバキやベニアラジンなどの園芸種ツバキ数種もまだまだ咲き残っていますよ。

巡視日は平日だった関わらず山頂駐車場は常に満車という人気振り!

ただし、麓から山頂駐車場までの道は狭く、見通しが悪いため、ガードマンさんの誘導に従って、スピードは出さずに安全運転でお越しください。

「お天気もいいし登りたい!」という方は、四国のみちからどうぞ。船越八幡神社に駐車して、山頂までは徒歩約1時間。イノシシによって少し路面が荒れていますので、トレッキングシューズなど滑りにくいシューズ、また水分もしっかりご準備くださいね。

<左:穴場スポット発見!乳薬師から見渡す港町>

<右:趣のある船越八幡神社>

***アクセス・その他情報***

四国のみち紫雲ロマンのみち

また交通や他情報については、下記HPもご覧ください。

三豊市観光協会HP

■香色山(善通寺市)

四国八十八ヶ所霊場総本山・善通寺の西に位置するぽこっとしたかわいらしい山。

山頂まで約1㎞とお散歩にちょうどよく、善通寺市内~飯野山、また瀬戸内海も見渡せる展望地があります。

サクラは麓の公園近くだけですが、この日はマダム達が楽しそうにお花見をしていました。

<左:稲荷神社 右:山頂からの景色>

サクラ満開の時期に見るのもいいですが、散り始めもサクラが舞う中でいられる風情あるとっておきの空間。

さぁ、待ってはくれない春。もうすぐ終わってしまいそうな春だけのスペシャル風景を楽しみましょう。

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2017年04月03日【体験教室】 竹でご飯を炊こう!

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

みなさん、飯盒(はんごう)でご飯を炊いたことはありますか?

普段登山やアウトドア体験をしない人でも、子供の頃に林間学校など学校行事でキャンプに参加したことがある人なら体験したことがあるのでは?

3月の体験教室は、竹で飯ごうを作ってご飯炊きにチャレンジします。

まずは飯盒づくりから。

使う竹は、直径(桿(かん))が太く、高く成長する肉厚なモウソウ竹。火にかけなければマダケでもいいですが、モウソウ竹よりも肉薄のため火にかけると焦げてしまうことがあるので、モウソウ竹がいいでしょう。直径が大きいとお米を入れたりするものスムーズです。また、竹は新鮮な方が竹の香りがご飯に移りいい香りがしますし、竹自体に水分が残っている方が火にかけた時に焦げづらいです。ここ、ポイントですよ。

作り方は↓↓

①ノコギリを使って竹を一節分カット

②竹を横に寝かせて、転がらずに安定したら上側が穴を開ける方です。

 ※ここで上側を確認しないと、火にかけた時に竹が転がってしまいます!

③節間の中心から測って印しを付けて、ノコギリとノミでカット。

④竹の中を洗って、コップなど使ってお米を入れた後、洗米。

「あれ?お米と水の分量は量らないの?」と思いましたよね?

実は、量らなくてもこれで米:水の分量=1:1.2が自然とできあがっているのだそう。う~ん、数学が苦手なのでよく分かりませんが、竹の長さ・直径と穴の大きさでそういうことになっているのか。。。

⑤竹を横にして、水を穴いっぱいまで入れてふたをし、竹の両側は焦げないようアルミで巻きましょう。端っこはお米が入っていないので燃えやすいためです。

お米に水分を吸わせている間に火起こしと竹の食器作り。

今回作る竹の食器は、ご飯を食べるための浅皿とご飯のお供・豚汁を食べるためのお椀。

どちらも簡単に作ることができるので、作業時間が少ない時でも作ることができますよ。時間があれば、小刀を使ってお箸を作ってもいいですね。竹の食器を使った後は、カビを防ぐためにしっかり乾燥させてから仕舞いましょう。

こちらは火起こし班。

火種が小さくならないように、大きな火になるまで竹や薪、団扇で風を送って火を起こしていきます。

火がある程度大きく、安定してきたら竹飯盒を乗せましょう。火が大きくなりすぎると、竹を載せる時に熱くて危険なので注意しましょう。また、かまどの形状にもよりますが、どの竹も火が均等に当たるように配置すると炊きムラができないですよ。

<だんだん大きくなってきた!>

この火力がご飯を炊く上で大事なんです!

「始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くともふた取るな」このフレーズ、ご飯を炊く時に聞いたことがありませんか?「はじめちょろちょろ」は弱火で沸騰させ、「中ぱっぱ」が沸騰したら強火で一気に炊きあげる。「赤子泣いてもふた取るな」は、噴きこぼれてもふたは取ってはいけないという意味と赤ん坊が泣いてもご飯を蒸らすまで待てということ。ただ、この「はじめちょろちょろ」は洗米してすぐに炊く場合です。今回は30分ほどしっかり吸水しているので、最初から火力全開で一気に炊きあげていきます。

少しすると・・・

<じゅわじゅわ~っといい音が>

水が噴きこぼれてきたら、火を弱めます。このまま強火で炊くと焦げてしまいますよ。

水分が出てこなくなり、少ししてからふたを開けてご飯の具合を確認して、水っぽくなければ火から下ろしましょう。火にかけて炊きあがりまでは約30分。

竹を少し落ち着かせ、ご飯を取り出しやすいように上部をナタでカットします。

そこから現れたのは・・・

<ナタでコンコンッと竹を割ったら・・・>

<ふっくら美味しいご飯ができあがりました!>

みんな上手に炊きあがり、食べる顔も笑顔そのもの!

中には春休みに東京から来てくれるお孫さんのためにこの体験教室に申し込んでくれたお婆ちゃんも。キャンセル待ちでしたが、体験教室直前になって参加できることになって大変喜んでいたそう。よかった!

(残念ながら泣く泣くキャンセルされた方はまたの機会にお申し込みくださいね m(_ _)m)

五色台体験教室では、クラフト体験以外に郷土食やアウトドア料理PGなどを行うことも。

それは「ただ美味しくご飯をつくろう」だけでなく、身近な物・意外な物を使ってできる料理体験や地元だからこそ知って欲しい郷土料理、そこから地元の自然や歴史・民俗いろんなことに興味を持ってもらいたい、少しでも自然とふれあえるきっかけにしたいと思っています。

これからもみなさんに楽しんでもらえる、いろんなことに興味やアンテナを張ってもらえるようなプログラムを提供していきますので、また五色台にお越しくださいね!

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2017年03月28日【屋島】 屋島ウォークが行われました!

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

316日は何の日?

瀬戸内海国立公園ツウならご存知のはず!(知らなかったという方は覚えてくださると嬉しいです♪)

316日は、瀬戸内海国立公園が雲仙、霧島と共に1934年(昭和9年)に日本で最初に国立公園に指定された日です。

毎年この日に開催される「屋島ウォーク」は、主催者である香川県・高松市以外に香川県里山ボランティアガイド組合や元気YASHIMAを創ろう会のみなさんにご協力いただきながら実施されており、環境省高松事務所は後援という形で参加させていただいています。今回も多くの方に応募・ご参加いただきました。

歩く前に準備体操。まだ朝晩は冷えます。体がかたいとケガをしやすいので、しっかりと行いましょう。

そして、香川県みどり保全課有志「劇団・シシ」による「イノシシに出会ってしまったら!」をレクチャー。野生生物に出会った人の対応で1番怖いのは、野生生物を恐れず軽く見てしまう人。人が思っている以上に野生生物は臆病で繊細。攻撃するのも自分を守るため、また餌付けに馴れてしまい、エサをくれなかったから攻撃してしまったなど野生生物と人との関わりによってその状況が変わることを知ってもらうことが大切。

<ハンターさんから教わるイノシシ対応術は分かりやすい!>

もし、イノシシが突進してきたら体を丸くするか、登れそうな木があれば登り、イノシシが去るまで待ちましょう。

さぁ、準備を終えたら早速出発!

今年も屋島西側のふもとから古道をとおり南嶺へ、そして北嶺~長崎ノ鼻までの屋島を縦断する約16㎞のコースを歩きます。

<樹林の中、ガレた所を超え、足場を確認しながら登り・・・>

昔の人はこの道を使って生活物資を運んでいたそう。現在の私たちの生活と比べると、昔の人の生活する力には頭が下がります。

しかし、毎年、浦生(うろ)から南嶺に登る古道を歩きますが、昨年に比べて道が荒れているような気が・・・。と思っていたら、「安心して暮らしていそうな場所ですねぇ」とハンターさんが。やはり・・・。

浦生古道入口から約1時間で南嶺・桃太郎茶屋前広場に到着。

古代山城・屋嶋城(やしまのき)城門を復元した屋嶋城跡では、高松市文化財課・渡邊さんよりタブレットを用いて解説していただきました。

タブレットでは、現在と昔の屋島をAR(拡張現実・Augmented Reality)で体験できます。土・日・祝日ならタブレットの貸し出しあり、またご自分のスマートフォンにアプリをタウンロードしても体験可能です。

http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/26025.html

<左:古代山城が甦った映像> <右:現在の屋島>

南嶺三角点では、香川県里山ボランティアガイド組合・顧問の林さんからお話。自然の大切さ、豆知識を笑い話交えながら熱弁していただきました。

そのままウバメガシ純林の中を歩いて北嶺へ、そしてお昼休憩を取った後は香川県みどり保全課職員より屋島の自然についてお話。ちょうどミサゴのついて話していると・・・。

まさに神がかったタイミング!もう仕込みかと思うくらい、話していた本人もビックリ(笑)

そして、北嶺屈指の展望台・遊鶴亭へ。

<ここから眺める多島海景観はオススメ!>

ひとしきり景色を眺めた後は、長崎ノ鼻へ向かって下山スタート!少し急で路面が濡れていると滑りやすいので注意しながら歩きましょう。

下山途中には、豊島石の石切場だった洞窟やその昔、瀬戸内でも捕鯨をしていたことを忍ばせる鯨大明神のほこら、前方後円墳などがあり、意外と知られていない歴史・文化に触れながら歩くことができるコースになっています。

長崎ノ鼻では海岸清掃を行いました。2週間ほど前に高松市主催によるクリーン作戦が行われたばかりでしたが、強風や波によってまた新たなゴミが打ち上がっていました。

参加者の皆さんは、「こんなものも!」「あら、こんなに古いものが?」などゴミ1つにも関心を寄せながら、改めて漂着ゴミについて考えるきっかけになったようです。

朝から屋島を縦走し、海岸清掃をした後は、地元のボランティア団体・元気YASHIMAを創ろう会のみなさんによるお接待。毎年ショウガの効いたこの飴湯が大好き。

このイベントをきっかけに、普段山を歩き慣れておらず疲れちゃったなという参加者も、ベテラン山歩きの参加者もこれからいろんな季節の屋島を歩いてもらいたいですね。サクラに新緑、紅葉、時には雪化粧する屋島、また屋島から眺める瀬戸内海だけでなく、船から眺める屋島もぜひオススメです。

※イノシシの出没が多くなっています。特に浦生古道など人の少ない道を歩く時は、鈴など音の出る物を付ける、また遭遇してしまったら落ち着いて行動するよう心がけましょう。

※市街地から近いですが、屋島登山する時は、長袖長ズボン、履き慣れたスニーカーやトレッキングシューズ、十分な水分などしっかりと準備しましょう。

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2017年03月13日【鳴門】自然観察会と苗木植樹

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

卒業間近の3月上旬、毎年この季節に鳴門にやってくるのは鳴門市立桑島小学校6年生。

桑島小学校では、3年生の秋に鳴門山でウバメガシのドングリを拾い、それを立派な苗木になるよう3年間大事に育て、そして卒業前に苗木を植樹しに再び鳴門山に戻ってくる行事が行われています。

今年で21回目を迎える伝統行事。

さぁ、みんなが育てた苗木は大きく育ったかな。

3年前と比べて、自然観察への興味はどんなふうに変化したのでしょうか。

<12年前に植樹したウバメガシも順調に育っています>

まずは講師の木下さん(徳島県植物研究会会長)から苗木の植え方などを教わりました。少し肌寒い中でしたが、みんな集中して聞いていました。自分が育てた大切な苗木、しっかりと植えたいですもんね。

そして、いよいよ苗木を鳴門山に戻す時です。

主催者である自然公園財団鳴門支部のスタッフが予め用意してくれた腐葉土とスコップ、軍手を手に、木下さんから教わったとおりに植えていきます。

今回の6年生が育てた苗木は、例年よりも大きくて、前年に植えたものよりも成長していたものも!

根もしっかり張って、なかなかポットから出せない子もいたほどでした。

それだけ大事に育ててくれたってことですね。

もう1人の講師・市原さん(徳島県自然観察指導員)が見つけてきた昆虫が気になって、植樹中にソワソワし出す子も。6年生になると、なぜか急に昆虫が触れなくなったり、嫌いになったりする子が多く見られるのですが、今年の6年生は違います!

みんなが水やりする中、「絶対何かいる!石を取り出したい!」と夢中になって地面を掘り出す子も。(笑)

木下さんが捕まえたのはミミズやヤスデ、ダンゴムシなど主に地中で暮らす生き物。

バッタやチョウのような派手さはないですが、死んだ生き物や落ち葉を食べて分解し、栄養豊かな土をつくる大切な役割を担っている縁の下の力持ち的存在だということを教わりました。

「2本足の生き物は?」「じゃあ、ダンゴムシの足は?」など生き物の足の数クイズを出題。

これ、3年生に出した時は珍回答続出でしたが、さすがは6年生。覚えている子もいれば、図鑑や昆虫観察が好きな子はどんどん答えが出てきました。

植物の先生・木下さんからは、鳴門山で見られる植物図鑑を使った解説を。

海岸性植物の特徴や名の由来、匂いや形など五感を使って知る方法など教えてもらいました。

<雄松と雌松をさわって、違いを比べてみよう>

他の生き物は自身で栄養を作れないため、植物から栄養をいただいていること。

そして植物は理科で習ったように二酸化炭素を吸収して酸素を提供するだけでなく、他の生き物への栄養分も作っていること、いろんな生き物、植物が多様に存在し、支え合うことでその恩恵を受けて人が生活できていることなど学びました。

閉会前の質問コーナーでは、積極的に手が挙がります。

それだけ観察会で知ったことや見て聞いたことに興味を持ってくれたことですね。講師の顔も自然とほころびます。

松枯れや台風などの影響により青々とした松の景観が減少し、ウバメガシなど照葉樹を主体とした植生に変化してきている鳴門山。

地元小学生の手によって瀬戸内海国立公園の景観が守られている大切な植生回復活動です。

これからどんどん大人になっていく子供たちですが、この活動が記憶に残り、また自分の子供たちにも伝えられたらいいですね。

<お互いに大きく成長しようね~>

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2017年03月06日【体験教室】 蔓を編んで小物をつくろう!

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

まだまだ寒さが残る2月下旬に実施した五色台体験教室は、ビジターセンター(以下VC)周辺に生える蔓(ツル)を使って小物を編むもの。

この小物づくり、形を「コレ!」と決めていないので参加者独自の形にして作ることができるのが一番の魅力ポイント!

今回の講師は、かがわ自然観察会の蔓編み名人・久保さん。

まずは、講師に切り方や選ぶポイントなど教わりながらVC周辺で蔓を採集しましょう。

「こんなカゴを・・・」なんて想像しながら、太さなどいろいろ考えながら夢中に採集。

林の中などには、トゲのある草木やツタウルシ、ハゼノキなどかぶれやすい樹木もあるかもしれません。蔓などを採集する時は、長袖・長ズボン・軍手を着用しましょう。衣服については、トゲや草木が引っかかりにくい素材がオススメですよ。

また山や林の土地には持ち主がおり、誰でも勝手に入って採集してもいいとは限りませんので、必ず採集してもいい場所なのか確認しましょう。もしかすると持ち主が採集して何かに使うはずだった、大切にしている何かがあるかもしれませんので。

VCに戻ったら、編み方講座!

まず、採集した蔓は自分や他の人の足に絡まないよう、また取りやすいように右下写真のように丸く束ねておきましょう。

今回は採集時間が短いため、不足分は講師が予め用意してくれました。ありがとうございました!

そして、基本的な蔓カゴの編み方はコチラ↓

まずは少し太めの蔓7本を選び、図のように縦4本、横3本に並べます。縦の内1本は少し短めになりますよ~。

蔓の長さは作るカゴの大きさにもよりますが、1.5mくらいあれば十分ですかね。この7本(図中:茶色)をベースに蔓(図中:緑)を図のように巻いてから、7本を交互に重ねながら編んでいきます。建物に例えるなら7本の蔓が柱の役割、その周りを囲む壁が図中にある緑の蔓です。

                          最初のうちはこんなふうに・・・

みんな最初の編み始めに苦戦しながらも、講師にヘルプを求めたり、参加者同士で教え合ったりと和気あいあいの中、作業は進んでいきます。

おっ!なんだか形ができてきた?

カゴの形はベース7本を立てらせる加減によって広口のカゴ、一輪挿しのような細いタイプなど自由自在。

最後にはみ出した7本の蔓の端部をくるっと折り返して、木の棒など使って横編み部分に入れ込んで仕舞いをつけましょう。これもいろんなバリエーションありです。

そして、いよいよ・・・

完成です!ご夫婦それぞれで違うタイプのカゴができあがりました。右のカゴも編み模様に変化を付けて、自分だけの物ができあがりました。

参加者の中には1つできあがって、まだ時間に余裕のある方はこんなものも!

ご夫婦仲良く協力しながら・・・

参加者だけでなく、スタッフからも「おおっ!」と絶賛の声が。

名人やスタッフも参加者が作る物を見て、「次作る時の参考にしよう」とディテールアイデアをいただきました。

難しいのは最初の配置なので、これさえ覚えておけば、あとは工夫次第でいろんなバリエーションの物を作ることができます。私はカゴと持ち手のつなぎ目に松ぼっくりやフウなど気に入った木の実などを飾っています。簡単に接着したいならホットボンドでもいいですが、細めの強い蔓で巻き付けると接合部が目立たずよいですよ~。

蔓も茶色だけでなく、違う種類の蔓など使っていろいろアレンジしてみましょう♪

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2017年01月12日【体験教室】 竹の食器でうどんを食べよう!

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

ご挨拶が遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

本年もAR日記にて、随時自然情報や体験教室など瀬戸内海国立公園のようすをお伝えできればと思います。

年明け最初の五色台体験教室は、竹の器でうどんを食べよう!

そう。香川といえば、名物・讃岐うどん。

昨年212日付け全国各紙の一面は重力波の初観測や円の急騰の記事が大きく掲載されたにも関わらず、香川県の地方紙・四国新聞だけが「うどんの平均価格上昇」を大きく一面にあげるというほど、香川県民にとってうどんは欠かせないローカルフード。(このことも後に「うどん県ぶれない」とネットで話題になりました)

今回は冬の定番、しっぽくうどんを作ります。大根や人参などたくさんの野菜と鶏肉や揚げなどを一緒に煮て作った出汁をうどんにかける寒い冬にはもってこいのメニュー。

うどんづくりの講師は、かがわ自然観察会の好井さん。

「うどん打ちってお店の人以外でもできるの?」そう思った人、香川県では家でうどんを作ることも多いため、田舎に行けば各家庭に麺打ちセットがあることも。もちろん、我が家も。

デモンストレーション&レクチャーを受けたら、早速うどん&竹の器づくりスタートです!

竹はミニ門松の時にも使った太いモウソウ竹。

節部分を底にして、食べやすいサイズに切り出した後、食べる時に口を切らないように紙ヤスリで切り口部分の角を丸く滑らかにします。この時にササクレも切り取っておきましょう。

【どっちが上か確認しながら、まっすぐにノコを挽く!】

うどんは1から始めると時間がかかるので、麓のうどん屋さんから予め生地にした状態を購入して、参加者に作ってもらいます。

まずは、まん丸生地を大きなビニール袋に移し替えて足で踏んでのばします。

生地の真ん中に両かかとを置いて、かかとを中心に踏み回りながらのばすのがコツ。

【↑踏みスタイルはこんな感じ】

丸い生地になる前は、中力粉、塩水を混ぜながら団子状にして丸め、ラップをかけて30分程度ねかします。(我が家は一晩ねかせていました)因みに塩と水の分量は季節によって変わります。

その後、生地を厚めのビニール袋に入れて、足で踏んでのばしては丸めの繰り返し。

踏むことで讃岐うどんならではのコシが生まれるのです。子どもの頃はよく爺ちゃんに「踏みがかいない(頼りない)」とよく言われたもんです・・・。

今回はすでに仕上がっているので、ある程度広げたら麺棒でのばしていきます。

初めはぶ厚かった生地も徐々に薄くのばされて・・・

麺棒に丸めた生地は手の腹を使って外に押し広げながら回すと、うまく生地がのびていきます。なかなか難しいのですが、やるとやらないではスピードが断然違いますよ。生地が楕円状になったら長手方向を麺棒に巻いてのばす工程の繰り返し。そうすると、徐々に生地が四角くなり、厚さも5㎜くらいになるはず。

できたら生地を3つ折りにたたんで、中華包丁のようなうどん切り包丁で切っていきます。

たまに子ども達が「ワンタンみたいなうどんが食べたい」と言って、結構な極太サイズに切ることがありますが、茹で上がりに時間がかかること、また太さがバラバラだと茹であがる時間がばらついて太い麺はまだ芯が残っていたりと微妙です。。

ですが、手作りすると出てくる端っこの広いうどん、実は大好物。

沸騰したたっぷりのお湯にうどんをバラッと入れ、麺同士がくっつかないように箸でゆっくり混ぜ、蓋をして約15分。その間、再沸騰したら差し水をし、あとは味見をしながらゆで加減を調整しましょう。

【ツヤッツヤのうどんができました!】

今回はしっぽく出汁を用意していますが、もちろん釜揚げで食べてもOK!タマゴも用意しているので釜玉もできます。

左:水でしめずにそのまま+生タマゴ=釜玉   

右:打ち込みうどんと並んで冬の定番、しっぽくうどんは野菜たっぷり!(こっちは水でしめたうどんを使います)      

【自分で打ったうどん、しかも出来たては格別!】

県外の人には分かりづらいうどん用語(釜揚げと湯だめの違いとか)を説明できるだけでなく、作り方まで知って、かつ作ることができたら立派な香川県民。

寒い冬からといって何もせず家でじっとしているのは勿体ない!

そんな時こそ温かい郷土料理を作って、みんなでワイワイ楽しむのもいいですし、また郷土料理を知ることで土地の文化や民俗も知ることができますよ。

うどんだけじゃなく、他県にはないトリッキーな雑煮・あん餅雑煮(白味噌ベースの出と一緒にあん餅を煮た雑煮)も今の時期オススメです★

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2016年12月27日【体験教室】 ミニ門松づくり

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

今年最後の五色台体験教室は、毎年恒例のミニ門松づくり。

昔に比べて門松を飾る家も少なくなりましたが、年神様をお迎えするための依り代として大切な伝統行事です。ホームセンターなどで購入する門松もステキでいいのですが、自分達でつくった門松なら玄関に合わせた大きさや飾りのアレンジも可能、何より愛着も湧きます。

今年も大人気のプログラム。どんな門松が仕上がるのでしょうか。

現在では竹が主役となっている門松ですが、その昔は松が主役でした。

中国が唐と呼ばれた頃に長寿を象徴する松を門前に飾ったことが由来とされ、日本で新年に松を持ち帰る風習がうまれたのは平安時代からだとか。その後、慶事(お祝い事)に松竹梅が使われるようになったのが室町時代からなのだそう。その歴史は深い!

まずは自分好みの土台と立てる竹を選んで、スタッフから作業説明とノコギリの使い方デモンストレーションのレクチャーが終わったら、門松づくりのスタート!

土台となるモウソウ竹は直径15㎝ほどの大きさ。長めの竹挽きノコ(五色台では刃長2730㎝)を使って、力を入れず刃をまっすぐに挽いていきます。慣れないと大変ですが、コツが分かればササクレなくきれいに早く切り出すことができます。

土台の竹を切り出す時は底になる節部分を切らないように注意してくださいね。オアシスに含んだ水が抜けてしまいますよ。

1つの土台に対して3本のマダケを立てる竹は、最長部40㎝、35㎝、30㎝の長さに切り出します。立てる竹の見える側の切り口は斜めに切ります。これ、ガイドなしで切り出すと、角度がバラバラになり見た目も不格好・・・。

そんな初めてさんでも大丈夫!なんと上手く切る道具があるのです。

 節をまたいで切れば節がにっこり顔のように見えますよ。

 多くは斜めに切ったそぎ切りですが、地域によっては真横に

 切る寸胴切りもあります。

 全ての材を切り出せたら、水拭きと紙ヤスリを使って

 ササクレをキレイにしたら、仕上げに取りかかります。

 立てる竹3本は輪ゴムで仮止めしてシュロ縄でとっくり結び。

 できなければ固結びでも構いませんが、とっくりだとしっかり

 結べて、荷物を梱包する時にも役立ちますよ。

 結び目は前にして見せてもいいし、後ろに隠してもOK。

 土台の中に縛った3本の竹を入れて、隙間にオアシスを詰めて

 いきます。細かく切って入れるより、おおまかに切って入れた

 方が早いですよ。

バランスを見ながら、マツ(黒松・赤松)、ナンテン(今回は用意したのは赤のみ)、紅白梅を生けますよ~。

ここで迷うのが「どっちが黒松?赤松?」と混ざってしまった時。樹皮の色でも見分けできますが分かりづらいので、針葉の先を触って痛い(堅い)方が黒松(雄松(おんまつ))、柔らかい方が赤松(雌松(めんまつ))と覚えるのが簡単です。

生け方は向かって左が黒松、白ナンテン(赤でも可)、白梅を、右を赤松、赤ナンテン、紅梅。これはお雛様と同じ向きで飾ると思えば覚えやすいかも。

【完成!!】

ある程度のルールを守りつつもアレンジ次第で世界に1つの門松ができます。

門松は1210日を「松迎え」とし、お正月の準備を始める基準となります。ただし、1229日は29=二重苦とされるため、この日に飾るのは避けましょう。また1231日は「一夜飾り」とされ、神様を迎えるにあたり誠意が足りないとされるので、早めに準備して年神様をお迎えしましょう。

今回、ホストファミリーと一緒に参加してくれたブルネイからの留学生。一緒に竹伐りから生けるところまで一緒に作業し、日本の伝統行事を楽しんでもらえました。

海外からのお客さんや自分が旅行に行った際に日本の伝統行事について聞かれたり、お話できるとより日本文化を伝えられますし、また相手も偏った日本のイメージを変えることができ、日本への興味も湧いてくるかもしれません。

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2016年12月06日【募集】 エコツーリズムガイド等養成研修のお知らせ

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

早いもので年越まで1ヶ月をきりました。

そんな師匠も走るほど忙しい師走の真っ只中ですが、絶賛募集中の養成研修のお知らせです。

環境省では、エコツーリズムのさらなる推進を目指すため、第一線で活躍しているエコツアーガイドやエコツーリズムによる地域の活性化に取り組む地域コーディネーター等によるエコツーリズムガイド等養成研修を行っています。

今年度の研修は、栃木県那須町、京都府南丹市美山町の2ヶ所において、それぞれ「基礎編」「スキルアップ編(ガイド/コーディネーター)」を開催し、地域でエコツーリズムに取り組む人材を養成することを目的としています。

実際にエコツアーガイドや地域での環境教育や観光振興などをされている方、また今からエコツアーをやっていこうと奮起している方などいらっしゃいましたら、下記URLから詳細を一読いただき、ご応募ください。

〆切はなんともうすぐの 12月16日(金)必着!

申込には、800字程度の小論文が必要になりますので、ご検討されている方は早めのご準備をオススメします。

「基礎編」は2会場とも同内容ですが、「スキルアップ編」は京都開催が里山系、栃木開催が自然系となっていますので、自分がどんな地域で活動しているのか、活動したいのかと照らし合わせながら会場を選択するとよいでしょう。

【平成28年度エコツーリズムガイド等養成研修 受講生募集のお知らせ】

http://www.env.go.jp/press/103258.html

意外と知らない保険のカラクリやリスクマネジメント、売れるツアーの作り方、ガイドとコーディネーターは役割が別かと思っていたら実は表裏一体ということ、などなどいろいろ学べる養成研修となっていますので、ご興味ある方はぜひ!ご応募お待ちしております。

<香川の里山的風景・大麻山から望む讃岐平野>

おにぎり型の山々がポコポコと浮かぶような平地も香川の特色ある風景。

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2016年12月01日【体験教室】 サザンカの花びら染め

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

11月も後半にさしかかる紅葉真っ盛りの中、五色台では「サザンカの花びら染め」の体験教室を実施しました。今年で3回目を迎える人気教室です。

普段使っている衣料品や雑貨のほとんどは合成染料と呼ばれるもので染められています。これは手芸店などでも手に入り、洋服や雑貨のリメイクに使えるお手軽アイテム。

今回の花びら染めは、植物などから色素を抽出した天然染料を使って染めるため、天然由来でやさしく、自然本来の風合いや色を楽しむ染め物体験です。


講師は草木染めでおなじみ、あそ美工房から角田眞理子さん。

今回も染めるための白布として、シルクとガーゼ素材のバンダナやショール数種を用意していただきました。

アイスブレイクでサザンカの豆知識を学んだ後は、講師から染める布への模様付けレクチャー。


模様付けに使う道具は、ビー玉、ビーズ、おはじき、割り箸、輪ゴム、洗濯はさみ。

「こんな模様をつけてみたい!」と計算してやろうとしても染料の入り具合などで少し想像と違った模様になることも。それが機械や合成染料を使わない染め物の魅力なのですが、みなさんなかなか想像がつきません。

それでも「こうなるかなぁ」「ここにポイント入れてみよう」など思い思いに模様付け。



模様ができるということは、その部分に染料が染み込んでいないということ。なので、タコ糸をゆるく巻いたり、縛りがゆるいとあまりキレイな模様が出ないことがあるので、しっかりとくくりましょう。

1つできると、「もう1枚、染めてみたいなぁ」なんて気持ちも。そんな時は本能のままに作ってみるべし。

できる時にチャレンジすることが大切なんです。

(「染料が足りないから限界、できません(泣)」という時もありますが。)


←割り箸ぐるぐる?

これが一体どんな模様になるのやら・・・?


模様付けができたら、染料が布にまんべんなく染まるように水に浸しておきます。乾いた部分が残ると、水を含んだ部分に比べ色素が入るのが遅くなりムラができてしまいます。


いよいよ染料づくり。

サザンカの花びらは、一昨年から五色台ビジターセンターや休暇村周辺で採集し、冷凍保存しておいたもの。

フリージアとマリーゴールドは講師が用意してくださいました。見た目色の違う2種ですが、実際に染めるとその時々で色の具合が変わるのだそう。

ネットに入れた花びらをボウルに入れ、その上から湯と酢を加えたら、花びらを揉み込んでいきます。


<左:フリージアとマリーゴールドのミックス>      <右:50℃の湯:酢=1~2:1 計量せずだいたいでOK>


サザンカを揉み込んでいくと、どんどん泡が出てきます!

この泡が多いほど布に色が浸透する力があるということなのだそう。これを聞くと、がぜんやる気が出ます。



フリージアとマリーゴールドは泡が立たなくてOKなのだそう。

泡が出る植物と出ない植物があるのも何だか不思議ですね~。


色が出たら、花びらを取り出してザルでこします。染料が少し冷たくなっていたら40℃まで温めたらできあがり。

布を水から引き揚げ、軽く絞ってからみんなで一斉に漬けます。

同じボウルで染める人でもガーゼ素材は3秒くらい後で。

というのも、シルクよりもガーゼの方が水を吸い込みやすいので色素もその分先に取ってしまうのです。

この間もできるだけ40℃を保つと染まりがいいそうですよ。


<どんどん染まってきた~♪>

色が染み込むようにやさしく揉み込みながら待つこと約20分。

ドキドキしながら染料から布を引き揚げて、模様付けしたビーズなどを外していきます。

軽く水洗いして干したら完成★



↑フリージア&マリーゴールド(素材:シルクストール)

←サザンカ(素材:シルクストール)

仕上がりはこのような色ですが、皮革製品と同じように時間が経つと少しずつ色合いが変化していきます。そうなると、自分だけの作品ができあがり、より愛着がわいてきますね。材料集めは少し大変、だけど意外と簡単にできる自然の染め物は、劇薬を使わないので安心して自宅でもできますよ。寒い冬のオススメものづくりです。


<みんな一緒に作品のお披露目★>


■草木染めをした衣類のお洗濯方法■

 おしゃれ着洗い用洗剤もしくは手洗いで。最近の洗濯洗剤は漂白剤は入っているのでNG。

■染める布は何でもいいの?■

 草木染めの染料は、白布にタンパク質が入っていないと色素が浸透しないのだそう。

 シルクなど動物性繊維は購入したままでOKですが、麻やコットンなど植物性繊維はタンパク質を

 含ませる下処理が必要です。

 1:1の豆乳と水に20~30分ほど浸した後、脱水機で30秒脱水。(均等に脱水できます)

 シワを伸ばして天日干ししたら下処理のできあがり。

 シワが伸びていなかったり、脱水が甘いとムラ染めの原因になります。

 また、アクリルやレーヨンなど合成繊維はあまり染まらないようです。

他にも草木染めを調べるとネットなどに掲載されていますので、いろんなチャレンジをしてみてください。

草木染めは何度も染められて、何度も違う色、風合いに出会うので驚きの連続です。

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2016年11月22日【紅葉情報】 寒霞渓の秋2016

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

11月中旬にもなると紅葉もいよいよピーク!

「しまった!まだ紅葉見に行っていないよ~」とお嘆きの方もまだ見頃を迎えている場所はあります!

今回は香川県内屈指の紅葉の名所として多くの観光客が訪れる寒霞渓のご紹介です。


寒霞渓は小豆島の中央部に位置する標高約300800mの山々と渓谷で日本三大渓谷美のひとつに数えられています。(あとの2つは耶馬溪(大分県)、妙義山(群馬県))

渓谷には長年の風雨などで浸食された奇岩絶壁がそびえ立ち、その間を彩る春のサクラ、夏の青々とした森も美しいですが、何と言っても秋の紅葉は外せません。

さぁ、今年の紅葉の色付きはどんな感じでしょうか~?

山頂からスタートし、まずは裏神懸歩道へ!

常緑樹のヒサカキやシロダモに囲まれた林と少しガレた道(イノシシの仕業・・・)を抜けると・・・


<松茸岩付近の歩道とダンコウバイの色付き>


<石門洞・本堂はなんと岩の中!>



石門洞本堂を参拝すると、窓からはこんな景色が!

周辺では県内でも限られた場所でしか生育していないミセバヤ(香川県RDB/CR+EN・環境省RDB/EN)※がピンクの小さな花を咲かせていました。


<石門洞から紅雲亭へ>

常緑樹の中でも上を見上げれば紅黄葉に染まるさまざまなモミジが。



<↑猪谷池から見上げる寒霞渓>

<表神懸歩道→>

表神懸歩道は裏神懸歩道と違い、コンクリート舗装され、勾配も緩いので普段あまり山歩きをしない方でも大丈夫。ただ、サンダルやヒールなど滑りやすい靴は避けましょう。

歩道の中から眺める十二景は、今の時期限定の紅葉に囲まれた奇岩。十二景の奇岩以外にもトラップ的な奇岩(間違えやすい奇岩)もありますが、それはそれで「何に見えるかな?」大喜利で楽しんでみては?


<(左)歩いた所を四方指から望むと・・・>        <(右)紅くなりつつあるイワヒバ>

まだまだお見せしたい展望地からの風景はありますが、それは行ってみてからのお楽しみということで。


寒霞渓はいろんな方向から眺めを楽しめること、そのアクセス方法も自分の体力や時間によってアレンジできるのが押しポイント。

山頂付近の展望地から眺めるのもよし、星ヶ城山~麓にかけて巡る遊歩道を歩きながら眺めるのもよし、ドライブしながら、自転車で走りながら紅葉や空気感を楽しむもよし、またロープウェーから絶景を眺めるのもこれまたよしです。

そして、遠くから近くからどちらも眺めのよい景色だけでなく、その一部分として色を添える小さな植物にも大注目してほしい寒霞渓にぜひお越し下さい!


<歩きコースタイム>

山頂駐車場~(40分・1.5㎞)~石門洞~(301.2㎞)~紅雲亭ロープウェイ駅~(60分・2㎞)~四望頂~(鷹取展望地経由で30分・0.6㎞)~山頂駐車場

歩行3時間+ゆっくり眺める&休憩時間含め3.5時間~4時間くらいあれば十分。

朝露や雨天後は歩道が滑りやすくなっているので、履き慣れたスニーカーなどしっかりした足下装備をご用意くださいね。

<ご注意>

野生のサルが車道や展望地などにわらわらと現れることがあります。

エサをあげたり、車や各施設の扉やゲートを開けっ放しにしないようにしましょう。

野生生物へのやさしい気持ちは持ちつつ、人との距離感は守りましょう。


※RDB:絶滅のおそれのある野生生物レッドデータブック  

CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類  EN:絶滅危惧ⅠB類

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