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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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足摺宇和海国立公園 土佐清水

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2017年08月18日【イベント報告】篠山満喫1DAYツアー!

足摺宇和海国立公園 土佐清水 谷吉萌

少し前に花火大会のあった土佐清水からこんにちは!

先日ご紹介したイベント「篠山満喫1DAYツアー!」が無事終了したので、今回はその報告です。

イベントの趣旨は、「山の日」に合わせて

足摺宇和海国立公園を代表する山の一つ、篠山に親しむことです。

ただ登るだけではなく、オリエンテーリングゲームを通して、

『篠山の歴史・文化を知ってもらう』

『現在行っているツクシアケボノツツジの保全活動についても体験を交えて知ってもらう』

『さらに、周辺地域のおすすめスポットも紹介する』

→篠山全体を満喫してもらいたい!という内容。

全部で16名の方が参加してくださり、下は4歳から上は69歳まで!

まさに、老若男女のつどいになりました。

簡単に開会の挨拶と自己紹介をしたら、まずはウォームアップがてら30分ほど歩きます。

年齢差も、日頃の運動量もばらばらですが、ゆっくりと周りの景色を楽しみながら登ります。

30分で、篠山の7合目に到着。

ここで、「山(下)」と「谷(吉)」チームに分かれます。

今回は、豪華景品のかかったチーム対抗戦です!

山頂までの間に計10問のチェックポイントが設けられ、

そこでクイズやミッションをクリアするごとにポイントが加算されます。

たとえば、7合目にある「大杉」。この樹齢と幹周を当てるクイズ。

みんなで手をつないで、それぞれの身長を足してみます。

答えは山頂で、ライバルチームと一緒に答え合わせ。

より近い方がポイントゲットです。

保全活動を体験してもらうミッションもありました。

アケボノツツジの次世代が育ってきているか把握するために行っている

モニタリングの体験として行ったのが「プチモニタリング!」

提示した3つの選択肢から、これぞ!と思う芽を答えてもらいます。

近くには親木があるので、その様子をしっかり観察します。

ここでは、小学生の子が「葉っぱのまわりに細かい毛がたくさん」

「葉っぱがちょっと丸っこいよ」と、鋭い観察眼を発揮しました。

最後は山頂に集まって答え合わせ。

僅差で競り合いましたが、最終的には1ポイント差で優勝チームが決定。

 

豪華景品は、宇和島市側のふもとにある御槙地区の

「みまきガーデン」のランチバイキング無料券!

主催側の、また遊びに来てほしいという思いが込められています。

ゲームの後は、山頂でお昼ご飯。

  

適度な運動後の初めての山ランチ、なんだかご飯がいつもよりおいしいです。

ゆっくり休んだら、またけがをしないように下山します。

ちょっと疲れは出ましたが、ゴール到着時にはこの笑顔!

この後の温泉も、最高に気持ちいいに違いありません。

登山の後は、御槙地区の「祓川温泉」へ。

贅沢な、源泉かけ流しの知る人ぞ知る秘境温泉です。

地元の方々で運営されているこの温泉、

地元の木材で湯を沸かす薪ボイラーを導入しています。

お風呂で疲れを癒やした後は、この薪ボイラーについてもお話を聞きました。

見慣れない大型暖炉のようなこの機械に、みんな興味津々です。

登山から温泉まで、盛りだくさんの一日を終え、

皆さん夏の思い出をひとつ増やして帰っていきました。

今回のイベント、発端は、御槙の方(今回の主催のひとり)から

もっと篠山という素晴らしい資源を活かしていきたい!という

熱い思いが持ちかけられ、始まりました。

保全活動はしていても、なかなかそれを伝える場がなかった状況に、

この声があったことで、人がつながり、舞台ができあがりました。

地域の魅力を「保全し、さらに活かす」ことの

新たな形を、見いだした気持ちになりました。

参加者の皆さんも楽しかった、という言葉を多く残してくださいましたが、

主催者も、おおきな収穫を得た、篠山満喫1DAYでした。

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2017年07月28日【イベント報告】オオキンマンリターンズ!

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

7月初旬の不安定な天気に泣いた土佐清水からこんにちは。

そしてようやく開催できた「オオキンマンリターンズ」

7月22日に、夏空の下で行ったこのイベントについて報告します。

まずは、漂着ゴミについて学びます。

自然由来の、植物の種や動物の骨、貝など、手にとって見てもらいます。

 

お次は人工物のゴミを見てもらいます。

ビーチサンダルの型を抜いた後の素材や、漁具、

小さくなったプラスチックゴミは、数え切れないほど浜に散らばっています。

 

これらは、海に住む生き物の命を奪うことがあることを知ってもらいます。

場所を移動し、ここからは、大地のお話し。

「土佐清水市ジオパーク推進室」のスペシャルトークです。

浜に下りたらまずは足下を観察。

何を見るかというと 砂!大岐の浜は、白浜という印象が強いですが、

この白い砂、何でできているんでしょう・・

自然観察・七つ道具の虫眼鏡でズームアップ!

 

一見ただの砂粒ですが・・よ~くみると、実は貝やサンゴのかけらがちらほら!

大地は、生き物のかけらからもできあがっているんですね。

海の中に小さな生き物がたくさんいる証拠が、この白さの理由です。

その小さな生き物を食べる大きな生き物がいて、

最終的には鯨のような大きな動物も住める、豊かな生態系が見えてきました。

お話がおわったら、いよいよオオキンマン探し。

今回は、清水中学校の美術部の子たちも参加してくれました。芸術性に期待大です!

どんなものが作れるかな?

 

集め終わったら移動して、ゴミとオオキンマンのパーツとをより分けていきます。

室内に入る前に、ある程度の汚れを落として水気を拭き取り、

机にスタンバイしたら、いよいよ制作開始!

 

最後に、自分たちのオオキンマンについて紹介してもらいました。

    

この発表が、作者の世界観や独創性の表現の場。

非常に面白い作品が多く、盛り上がりました。

たとえば

 タイトル:あんぱんまん

 特徴:あんぱんちができる

  3歳児の独特な世界観を、

  指示を受けながらお父さんが表現しました。

  この腕のリアルさと、背中のメッシュマントには

  深いこだわりを感じますね・・。

 タイトル:とさむらいさん

 特徴:背中のS字フックは変幻自在の刀!

 観光客が来たら魚をさばいて振る舞う

 宗田ぶっしーくん(土佐清水市ゆるキャラ)のライバル

  清水中学校の3年生美術部員の力作

  そのままカフェにありそうな完成度。

  この設定も、さすが中学生と入ったところです。

総勢14名で作り上げた作品数は、なんと21体!

ゴミとはいえ、世界に一つしかない素晴らしい作品群になりました。

今回は、これらの作品を大岐の浜の遊歩道沿いに設置して、

利用者の方々に観覧してもらうことにしました。

アート作品としての楽しみと、浜のゴミに着目してもらう呼び水の役目があります。

クリーンな浜辺をみんなで保っていこう、という

ちょっと趣向を変えたメッセージになるのではないでしょうか。

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2017年07月21日おすすめ国立公園スポット!~山アソビ編~

足摺宇和海国立公園 土佐清水 谷吉萌

最近赤とんぼではなく、ショッキングピンクのベニトンボを

よく見かける土佐清水からこんにちは。

さてさて、夏と言えば海!川!が子どもの頃はスタンダードでしたが、

最近の山ブームで夏山を楽しむ人も増えました。

かくいう私も学生時代は8泊9日で北アルプスを縦走したものです・・。

そんな夏山ですが、2016年からは山に親しむ国民の休日が新設されましたね。

そう8/11の「山の日」!

お盆と重ねて休みのとりやすいこの季節に、

山登りなどを楽しんで、山に親しみ、その恩恵に感謝しようという狙いだそうな。

足摺宇和海国立公園と言えば海のイメージが強いかもしれませんが、

篠山や滑床渓谷、法華津峠など、

  

     登ってヨシ           歩いてヨシ          眺めてヨシ

の絶景スポットがあるんです。

そういった山にちなんだおすすめ足摺宇和海国立公園スポットを、今回は一挙大公開!

※「夏 ~ SUMMER」にして、各地の登山者マークをクリックすると、詳しい情報が見られます。

ぜひ、夏休みやレジャーの参考にしてみてくださいね~。

ここで一つ、重大告知!

上でも紹介した「篠山」にて、8月にイベントを行います。

開催日は8/11・・そう「山の日」です。

  

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日時:8月11日(金【山の日】) 9:00~16:00

予備日19日(土)

対象:だれでも! ※小学生以下は保護者同伴です

参加費:中学生以上600円、小学生以下300円

持ち物:飲み物、昼食、タオル、軍手、帽子、お風呂セット

    歩きやすい靴、動きやすい服装

山登りに、オリエンテーリングゲームに、お風呂に

大満喫の一日になること間違いなし!

こちらでも、詳細が確認できますよ♪

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あつらえたような日にち設定・・・これはもう行くしかない!

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2017年07月19日【三崎小環境学習④】爪白シュノーケル授業!

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

梅雨はいつの間にか明けていたような気がするのに、

梅雨明け宣言は19日だった土佐清水からこんにちは。

3連休は最高の天気に恵まれました!

先週はまだまだ不安定な天気で、

前日に天気予報が変わったり、なんていうこともありましたが、おおむね晴れ続きの一週間でした。

そんな中、出前授業や環境学習が目白押しだったわけですが、

恒例の三崎小学校5年生のシュノーケル授業も無事行うことができました。

今回はその様子をお知らせします。

場所は「爪白」。

爪白キャンプ場のすぐ近くの浜は、実は絶好のシュノーケルポイント。

三崎小学校からは自転車で10分かからない近さです。

まずは、佐野美月先生(竜串ダイビングセンター)が、

授業前に海での注意事項や見所を教えてくれました。

今回、先生はな・な・なんと6人!

足摺海洋館の京谷先生、大月パークボランティアの森下先生と井村先生、

黒潮生物研究所の古井戸先生、環境省の山下レンジャーです。

早速海に移動します。

どうやら今年は、シュノーケルをしたことがない人が多い様子。

 

しっかり先生にライフジャケットの付け方や、

マスクの曇り止めのしかたなど、道具について教えてもらいます。

準備ができたら、出発!海に泳ぎ出します。

先生2人と児童4人のグループで、それぞれ自由に泳ぎ回り、

先生が手にとって、指さしていろいろと見せてくれました。

 

佐野先生は、違う種類のサンゴがけんかしているところを教えてくれました。

これ、中地先生の授業で写真で見た!と子どもたち。良い復習・実践になっています。

 

森下先生は、ハリセンボンを捕まえて、空気で膨らむ様子を見せてくれました。

これには子どもたちも大興奮。

泳ぎ慣れていて、安全対策もしっかりしている講師ならではの楽しみ方を披露してくれました。

たっぷり2時間あるので、休憩もしっかりはさみます。

海中はずっといるとちょっと寒いけど、浜にでれば日光浴日和!

休んだ後は自由遊泳。大人と一緒に、好奇心に導かれながら泳ぎます。

例年のことながら、素潜りしたくなる子がちらほら・・。

最終的には大半の子が素潜りにチャレンジしていました。

 

慣れている子もいましたが、ほとんど初めての子たちばかり。

もちろんすぐにできる訳ではないですが、

「浅いところなら下にタッチできたよ!」とうれしげに話す子も。

この飽くなきチャレンジ精神は、佐野先生も感動していました。

子どもたちだけで海に泳ぎに行くことは、昔に比べて少なくなりましたが、

機会さえあれば、海への興味・好奇心は、やはりいつの時代も変わらないようです。

最後に、どんなものを見れたか、どんなことに感動したかを発表してもらいました。

「ずっと見たかった長老サンゴが見れた」

「サンゴや魚がきれいだった」 「ちょっと潜れるようになった」と、

初めて見るもの、ことに対するわくわくや驚き、

そういった不思議や未知が、周囲にあふれていることを知ってもらえた授業でした。

そんな宝物のような自然のなかで、次の授業は海と大地の授業です。

グラスボートで海中探索しながら、第一線でサンゴ保全活動に携わり続けている人のお話や、

大地の成り立ちが、ここの自然や文化にいかに関わっているかを、

ジオパーク活動という新しい活動を通じて、学びます。

いよいよ夏本番で、水遊びがサイコー!な季節になってきました。

昨今ではライフジャケットの着用は、常識化してきたなと感じますが、

 そんなライフジャケットも浮き輪と一緒に使うと非常に危険なことや、

 そもそも気候的に、水分補給などをまめにしなければいけない、

 触ったり・食べたりすると危険な生き物がいる、など

正しい道具の使い方や、他の傷病についても十分に注意し、

たのしい夏を満喫してくださいね~。

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2017年06月29日【イベント告知】オオキンマン リターンズ!

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

今月6回目の投稿ということに、自分で戦慄しています。

土佐清水のたによしです!

早速ですが、これをご覧ください。

 

         6月9日                    6月29日

9日は、直前に海岸清掃が行われたため、まぶしいほどの白く美しい砂浜でした。

それが一変!ここ最近の雨や低気圧で、

わずか20日の間に、大量の海藻が打ち上げられていました。

海藻だけなら自然に還るので問題ないんですが・・

よーく見ると、プラスチックや縄、網、ペットボトルなどが絡まっています。

これからの海水浴シーズンに向けて、少しでも海岸をきれいにしたい!

そんなとき、大岐に現れるモンスターがいるのです。

そう・・オオキンマンがまたやってきました!!

大岐の浜の漂着ゴミを拾いながら、

そのゴミの一部でアートを作るこのイベント。第2弾を行います!

(第1弾の様子はこちらをご覧ください)

 

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日時:7月8日(土) 9:00~12:30

予備日22日(土)

対象:だれでも! ※小学3年生以下は保護者同伴です

参加費:200円(保険代)

持ち物:飲み物、軍手、帽子

!!完成した作品は、7月中大岐の遊歩道沿いに展示します!!

くわしくは、チラシまたはこちらをご覧ください♪

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「浜のゴミ、気になってたよ~」

「アートのセンスに関しては、ちょっと自信あるのよ」

「オオキンマン、ゲットしたい!」

          という人にオススメですよ。

夏に海辺で遊ぶなら、やっぱりきれいな浜がいい・・・

一緒にオオキンマンを捕獲しませんか?

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2017年06月22日✿足摺ヤブツバキ保全シリーズ⑨ メダケの使い方いろいろ

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

ついに梅雨らしい天気がやってきましたね。

アジサイがいよいよ見頃になった土佐清水からこんにちは。

さて、ヤブツバキシリーズ第9弾では

足摺岬で着々とその陣地を広げつつあるメダケにフォーカスします。

主役は今年のルーキーズ。

足摺岬小学校、中浜小学校の5・6年生たち、総勢12名です。

先生は、地元足摺のために日々汗を流している「足摺岬の自然を守る会」のトップスリーです。

まずは、前回の授業の復習で、

メダケがかつて生活の様々な面で利用されていたことや、

利用されなくなって以降の拡大の理由をおさらいします。

あまり利用されなくなったとはいえ、

いまでも足摺岬ではメダケのタケノコを食べるそうな・・

ということで、今回はメダケ利用のひとつである「食」を体験するべく、

メダケタケノコハンターになってもらいます!

 

虫やヘビに気をつけて・・次から次にゲットしていく子どもたち。

お次はタケノコの皮剥ぎです。

これも、地元のおんちゃんならではの「こつ」を伝授!

 

うまく剥けました~!

このメダケ、地元では「ニガタケ」という別名をもつ、アクのつよい竹なんですが、

ちょっとなめてみ、とそそのかされて悶絶する子数名。非常に苦いです。

あとは調理するだけとなったタケノコを手に、足摺岬小学校へ向かいます。

図書室にあつまって、今度はメダケにまつわる昔話。

土佐清水市の特産品でもあるソウダガツオを使った宗田節は、

メダケと深い関係がありました。それがこれ。

「せいろ」と呼ばれる蒸し器・乾燥器です。

右側のものが昔の手作りせいろ、左が現在のアルミやステンレス製のものです。

昔はせいろの編み目部分をメダケで作り、

使えなくなると、またメダケを切ってきて作り直していたそうです。

また、小学生には難しい言葉も多いですが、竹に関係する漢詩を見、大小の竹を見くらべながら、

それぞれものには使い道があること、個性をそれぞれ生かすことが大事、という教訓を得ました。

そしていよいよお待ちかね、タケノコの試食です!

地元婦人会のみなさんが協力してくださいました。

 

献立は

・メダケタケノコのちらし寿司

・メダケタケノコとツワブキの煮物

・婦人会の皆さんが持ち寄ってくださった食材でつくったポテトサラダ です。

※メダケはアク抜きに時間がかかるため、すぐに調理できるよう別日に関係者が採ったものを使用しました。

おなかはぺこぺこ!ご飯ときいて、手際よく配膳していきます。

 

自校他校入り交じりで着席。みんなそろって「いただきま~す!」

「メダケが全然苦くない!」「おいしい!」と、箸が進みました。

今回、ヤブツバキ再生プロジェクトから提案したものが、

多くのかたのご協力によって形になり、

こうして地域のつながりを作っていくひとつの場になり、

地域にとっても、学校や子どもにとっても、そしてプロジェクトにとっても、

貴重な前進の一歩になったのではないかと感じた授業でした。

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2017年06月15日【三崎小環境学習③】川の生きものしらべ 2日目

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

三崎小5年生川の学習、1日目は川の生き物について学び、

自分たちで作ったペットボトルの仕掛けを川に設置しました。

【2日目】(1日目同様、環境省と魚と山の空間生態研究所の共催で実施しました)

さてさて、2日目は授業の始まりとともに川に直行!

川に降りたら一も二もなく仕掛けを引き上げます。

ドキドキの瞬間です。運命やいかに・・

 

かかってました!このドヤ顔、すばらしいですね!

今年ペットボトルトラップで捕れたのは、ミナミテナガエビやヌマエビ、カワムツなど。

 

        ヤマトヌマエビ               ミナミテナガエビ

下流の流れがある所で、茂みになった場所においた仕掛けには、

しっかりエビや魚が入っていました。

ペットボトルで捕れた生き物を放流して、お次は「ガサガサ」です。

3班に分かれて、班対抗で勝負。競うのは「数」ではなく「種類」!

一番いろいろな生き物を見つけた班の勝利です。

 

博士に教えてもらった茂みや石の下などで「ガサガサ」!

水生昆虫もたくさん出てきます。

ソートアウト(仕分け)してみると・・・

みんなで11種類の生き物を見つけました!

 

      トンボのヤゴ3種類               エビやオタマジャクシ

最後にそれぞれ感想を言ってもらうと

「思ったよりずっといろんな種類の生きものがいた」

「岸辺の流れがある所でたくさんエビがとれた」

「色が全然違うのに同じ種類のエビでびっくりした」

など、それぞれ良い観察眼を持っていることが分かりました。

今回の注目の生きものは

ヤマトヌマエビです。

しっぽの青い模様と、腕の黄色い縞々がポイントのおしゃれさんです。

今回捕獲した生きものの中には子持ちのヌマエビも。

こういったエビやカニ、魚の中には、一度海まで下って産卵し、

また上流へと移動するものがいる、というお話もありました。

川で見つけた生きものは、川だけで一生を過ごすのかと思いきや

その場所だけでなく、海まで泳ぎでたり、とんでもない上流まで上りつめていくものもいます。

海、山、川それぞれが違うフィールドのように感じますが、

こうやってその間を行き来する生きものたちを目の当たりにすると、

全部つながっていて、何一つ欠かせないもの、と感じられた授業でした。

次の授業は・・夏と言えば海!

シュノーケリングで海の生きものを実際に見に行きます!

今回の生きものの観察ポイント、生かせるかな?

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2017年06月14日【三崎小環境学習③】川の生きものしらべ 1日目

足摺宇和海国立公園 土佐清水 谷吉萌

今回の三崎小の環境学習は「川」が舞台!

自分たちで仕掛けをつくり、一晩おいて引き上げる二日がかりの授業です。

記事も二回に分けてお送りします。

【1日目】

まずは、教室でお話を聞きます。

講師は川の専門家 山下慎吾さん。

(今回の授業は魚と山の空間生態研究所と共催で行っています)

意外と難しい川の生き物の見分け方。

ウナギとナマズとドジョウや、アユとアマゴ、カワムツとオイカワなどの魚類や

ヒラテテナガエビ、ミナミテナガエビなどのエビ類、みなさん見分けつきますか?

こうして、川に行く予備知識を仕入れたら、次はペットボトルで仕掛け作り!

 

大がかりな仕掛けではないように見えて、

手先の器用さで作業スピードにも結構差が出ていました。

仕掛けができたら着替えて川へ!

去年は渇水で、川が池みたいになっていましたが、

今年は前日の雨で水量たっぷり!川調査にうってつけです!

深い/浅いところ、流れのある/ないところなど、

場所選びのポイントがいくつもありますが、

川岸に近いところに下流に向けて設置するのがミソです(川の博士からヒント!)

満を持して仕掛けをかけますが・・

 

ほんとにそこで大丈夫?

空気が入ったペットボトルは反射する光をエビが嫌うのでNG、というのも

博士に聞いていたんですが・・・と思ったら、

「やっぱリヤ―メタ!」と移動。3カ所くらい転々としてました。

設置した仕掛けは明日引き上げます。

さぁ、何がかかるかな??

2日目へ

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2017年06月08日【三崎小環境学習②】竜串の海と生きもの

足摺宇和海国立公園 土佐清水 谷吉萌

事務所は山(下)と谷(吉)で構成されている土佐清水からこんにちは!

三崎小5年生の授業、今回は身近な海について知ろう!

ということで、

大月町の博士タロウこと中地シュウ先生をお招きしました。

中地先生は、黒潮生物研究所で海の生き物の研究をしています。

土佐清水の海にいる生き物やサンゴについて、

クイズ形式で一喜一憂しながら学びます。

まずは土佐清水近海で見られる生き物について。

市の魚はカツオかメジカか、

挙手して正解「よっしゃ!」

中地先生が竜串海岸で見つけた日本初記録のなまこや最小サイズのなまこ、

ヒトデやサンゴの標本に実際にさわってみます。

 

触って、持って、かいでみて。

大きな貝に耳を当てて「波の音が聞こえる!」と大騒ぎ。

それから、サンゴの不思議な生態について。

サンゴの骨をよーく観察しながら考えます。

どれくらい生きるのかな?どうやってえさを食べるのかな?

200年以上生きている竜串のコブハマサンゴの話や、

サンゴと共生している「褐虫藻」の話。

全然ヒトとは違うサンゴの生き方について感心しきりでした。

今回は、身近な海について知る第1歩の授業。

シュノーケルの授業やグラスボートの授業でも、見てみたい生き物がたくさん増えました。

次回は、海にとってもヒトにとっても大切な栄養や水を運んでくれる生命線、「川」の授業。

三崎小学校のすぐ近くを通り、竜串湾に流れ込む三崎川へと向かいます。

おまけ

サンゴは植物?動物?

答えは・・・動物!

この穴ひとつひとつから「ポリプ」と呼ばれる

小さなイソギンチャクのような触手が出てきます。

そこに「褐虫藻」と呼ばれる藻を住まわせて守ってあげる代わりに、

藻が光合成で作る栄養をもらって生きています。

ぜんぜんヒトとは違う生きものですね~。

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2017年06月05日【三崎小環境学習①】はじめに

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

日中と朝夕の気温差が激しくて、

何を着たらいいのか分からない土佐清水からこんにちは!

ヒルサキツキミソウも、いよいよ終わりですね。

さて、5月末に、三崎小学校の今年度1回目の5年生の授業がありました。

今年から新たに「はじめの一歩」となる授業を設け、

環境学習がはじまった経緯や、この学習から学んでほしいことを話しました。

まずは、レンジャーの自己紹介から。

どういう仕事で、どんなことをしているのかを知ってもらいます。

ここで興味引かれる子も多く「将来レンジャーになりたい!」なんていう子もいました。

それから、国立公園について。

日本に34しかない国立公園の一つと知って、その希少価値に驚きの声が上がりました。

そしていよいよ本題。

この環境学習が始まるきっかけになった、サンゴとその周辺環境の話です。

オニヒトデについては、かなり知名度があるようで、

見たことはなくても知っている子が多くいました。

ただ、平成17年生まれのみんなは、平成13年の高知西南豪雨の被害は余り知らなかったようで、

壊滅的な被害の建物の写真には絶句していました。

その後、海だけでなく山も川も整備されはじめ、

多くの人の手によって、失われつつあったサンゴがまた復活している一方、

オニヒトデの脅威は消えることがないことも伝えます。

三崎小学校は竜串湾まで歩いて10分程度。そんな身近な場所でも、全然知らないことだらけです。

今年の三崎小5年生は、釣りやエビ取りが好きな子もいれば、

あんまり外に出ないインドア派の子もいます。

それぞれが日常で触れる自然は少しずつ違うかもしれませんが、

この1年を通して、身近な自然の新しい一面を発見しながら、

親しみや誇りを持てるようにできればと思います。

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