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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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足摺宇和海国立公園 土佐清水

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2018年07月09日✿足摺ヤブツバキ保全シリーズ⑯ 足摺岬の人の歴史

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

今回は、足摺岬小学校の2回目の授業。

本来であれば、足摺岬の裏の番長ともいえるメダケを

現地に赴いて収穫する予定でしたが、生憎の雨・・。

そこで、足摺岬のツバキと人の歴史を紐解く・・

クイズ大会を行いました。

クイズ挑戦者は、足摺三崎小の5,6年生たち。

いくつか紹介するので、皆さんもチャレンジしてみてください。

まずはこちら。

ヤブツバキ再生プロジェクトの主力でもある「足摺岬の自然を守る会」。

小学生たちの先生として、よく足を運んでくれています。

このクイズ、答えは②!足摺宇和海国立公園は今年46歳。

結成45年目の「自然を守る会」は公園誕生後から、

ずっと足摺岬を見つめ続けてきました。

そんな「守る会」の驚きの歴史は次の問題。

画像と共に、答えを見てみましょう。

(ぜひ、画像を拡大して目をこらしながら見てください)

→24年後→

左は1994年の写真、右は最近の写真です。

こうして、足摺岬のあちこちにツバキの苗を植えては、

長い長い時間をかけて、大切に育ててくれているので、①は正解!

 

ツワブキ(田舎料理でよく使いますよね)や、

桜の木などを植樹して、育ててもいるので、②も正解。

他にも、細々した枝払いや草刈りもしてくださっています。

 

さて・・・おわかりになったでしょうか。

すべての作業写真の日付が「20日」であることに・・。

そう!守る会のみなさんは、約30年近くは、

毎月20日に、足摺岬の自然を守る活動を続けているんです。

人が自然に関わり続ける年月というのは、圧倒されるような歴史になりますね。

次は、復習のメダケクイズ。(他のクイズは割愛)

ヤブツバキ再生プロジェクトを1年通して学んだ6年生は分かるはず

と思いきや、まさかの6年生3人中たったの1人正解。

ネックになったのは③でしたが・・・

昨年のメダケ授業で、今の6年生は食べているのに!!

もちろん、このクイズも、足摺ならではのメダケの活用方法を知るもの。

先生役の守る会会長さんも、

「他の地域は違う竹を使うけど、足摺はメダケを壁に入れよった」

「宗田節のせいろにメダケをよう使いよったよ」

と、実体験を交えて、足摺の文化と自然の繋がりを教えてくれました。

というわけで、食文化に触れたからには実際に食べるべし!

 

メダケの採り時、採ったメダケの処理の仕方を教えてもらいます。

ちょっとかけらを口にいれると、顔がくしゃくしゃになるほどの苦み。

さすが「ニガタケ」の異名をもつメダケ。

こんなの食べられるの・・?と不安になりながら、いよいよ食卓に。

料理は足摺岬の婦人会の皆さんが、朝から腕によりをかけて作ってくれました。

献立は、メダケ入りちらし寿司(ばら寿司)とポテトサラダ、

メダケと切り干し大根の煮物に、メダケとアオリイカ入りのかき揚げ。

田舎料理らしい、足摺岬のちょっと甘めの味付け!

 

とびっきりの「おいしい」を顔に貼り付けている下級生の横では

はしがあちこちから飛び込んでくる熾烈な争い。

作り手も満足してしまう、気持ちのよい食べっぷりでした。

ツバキ再生プロジェクトの視点から、足摺岬の文化を掘り下げた今回。

足摺の自然と共に歩んできた人々の暮らしの中には、

建材として、食材として、道具としてのメダケの価値がありました。

 

次世代に、しっかりとその文化を、知識と、体験と、味覚で伝えられた1日でした!

次は、秋のツバキ種とり合戦!

実がいっぱいなればいいなあ~

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2018年07月04日【イベント報告】海辺の宝箱づくり

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

梅雨と台風のダブルアタックで天気予報はいつも雨・・

なのに意外と一日晴れていたりする土佐清水からこんにちは!

今回は、6/30に開催した「海辺の宝箱づくり」の様子をお届けします。

夏本番を前に、海の楽しみを紹介して、

実際に足を運んでもらうべく考えたこの企画。

土佐清水中から、ご家族や友達同士で参加してくれました。

まずは、竜串の海を舞台に、

実はそこら中に落ちている「宝物」について考えます。

 

土佐清水は竜串湾にある桜浜、爪白、見残しなど、

砂浜、磯、サンゴ、海藻豊かな海中を紹介し、

その表情の多様さに目を向けてもらいます。

その後はいよいよ宝箱づくり。

竜串湾を中心に、

土佐清水市内の浜から集めてきた貝や漂着物から、

それぞれが自分なりに選び抜いたお宝を箱に詰め込んでいきます。

厳選された宝たちがそろったら、

今度は図書館の本を使って、名前調べ。

 

漂着物には、種やプラスチック製品、石もあり、

貝やサンゴの骨にも数え切れないほどの種類が・・。

参加者の方が熱心に調べる姿に、

図書館の方も「こんなに本が使われることもない」

とうれしそうでした。

また、よく見るものは、標本として並べておきました。

 

今回は黒潮生物研究所から、二人の生きものハカセが来ているので、

名前調べもかなり本格的にできました!

少しだけ作品を紹介すると・・

  

仕切りがあると、より整然とした標本らしさが表現できますね。

  

こちらの箱は、自分の世界を表現するのに持って来い!

今回作った宝箱とは別に、もう一つ空箱をゲットした今回の参加者のみなさん。

宝物を探しにどんどん海で遊び、名前を調べに図書館に来てくれれば、

我々主催者のもくろみも成功です。

各地で海開きが始まり、いよいよ夏本番。

みなさんも是非、海で遊ぶ際には

海辺に転がっている宝物を見つけてみてください。

【おまけ】

今回、土佐清水市ジオパーク推進室の専門員さんも参加してくださり、

おもしろい宝箱を作ってくれました。

 

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2018年06月21日【三崎小環境学習②】ハカセの海学習

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

梅雨を「ながせ」という土佐清水からこんにちは!

今回は、三崎小学校5年生に身近な海「竜串」について知ってもらうため、

海のハカセがやってきました!

大月町の博士タロウとしておなじみの中地先生と、

ハカセと言うより作家感あふれる風貌の古井戸先生です。

お二人は、黒潮生物研究所で海の生き物の研究をしています。

三崎小学校のみんなにとって、一番身近な海は「竜串」。

自転車で5分ほど走ればたどり着くような、目の前の海には、

サンゴやヒトデが100種以上、ウミウシなどが360種以上がいるそうです。

 

     ウミウシ         サンゴの周りには魚が

 

  一部スケルトンのエビ     サンゴと共生するヤドカリ

中地先生も、「日本でも一番豊かな海のひとつ」と太鼓判!

みんなが知っている竜串の、知らない一面はまだまだあるようです。

他にも、中地ハカセが竜串で新発見したナマコやオニヒトデの標本を

実際に見て、触って、その生態を想像してみます。

 

  オニヒトデにおそるおそる触る         新発見したナマコの標本

この新発見ナマコ、名前を「ミジンクルマカギナマコ」というそうですが、

その特徴は?というクイズに「光る!」「透ける!」「伸びる!」「泳ぐ!」と

子どもならではのユニークな回答が。(正解は「世界最小」とにかく小さい!)

竜串の海の豊かさを支えるサンゴについても、ハカセは詳しく教えてくれました。

 

サンゴがどうやって生まれるのか、どれくらい生きられるのか。

200年以上生きているサンゴもある竜串湾。

そんな長老サンゴは、わたしたちに200年前の海の様子も教えてくれるそうです。

海の中だけでなく、磯の生きものも馴染み深い三崎ッ子。

 

カメノテ("せい")やヒザラガイ("ぐじま")は、

ちょっと食べ物には見えない磯グルメ代表格。

みんな取ったことや、食べたことがあるそうです。さすが!

前回は、竜串の海が直面してきた危機について、

オニヒトデや、自分たちの暮らしが原因で引き起こされることを学びました。

今回は、そんな竜串の海がもたらしてくれる「豊かさ」を知り、

知っているようで知らない竜串のおもしろさ、すごさを学びました。

次回は、いよいよ現場へ出動!

海でシュノーケリングに挑戦し、これまで学んだことを

実際に自分たちの目で、確認しに行きます!

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2018年06月07日【三崎小環境学習①】はじめに

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

天気が荒れると足摺岬に潮の花が舞う 土佐清水からこんにちは!

 

雪のような白い潮の花は、近くで見ると泡だらけでした!

話変わって5月末に、三崎小学校5年生の最初の環境学習を行いました。

今年の5年生は4人!

少数精鋭で、のびのびとした発言が多く、これからの成長が楽しみな4人です。

「はじめに」と題した第1回の授業は、環境学習がはじまった経緯や、

この学習から学んでほしいことを話しました。

まずは、山下レンジャーの自己紹介から。

レンジャーいるところ国立公園あり、ということで、

レンジャーの仕事や日本の国立公園について知ってもらいました。

そしていよいよ本題、環境学習が始まるきっかけでもある竜串自然再生のお話。

海の中の環境変化やオニヒトデの大発生など、

竜串の海が経験してきた災害や、いま直面している問題を知ってもらいます。

毎年三崎小学校内のオニヒトデの認知度の高さには驚きますが、

今年も、サンゴの天敵として、名を馳せていました。

しかし、家や学校を飲み込むほどの大災害だった西南豪雨については、

おばあちゃん・おじいちゃんに聞いたことがある程度。

山や里から出た泥やゴミが川を流れ、海に押し寄せたことや、

その泥を取り除いて、サンゴを守ろうとした人々の活動の話から

今ある豊かな海が、いろいろな人の手によって守られてきたことが伝わったようです。

そんな海に、またしても迫っているオニヒトデ危機。

竜串の海を守るためには、まだまだ人の手が必要なことを知ってもらいました。

5年生は今10~11才。

これまで旅行や引っ越しで見てきた他の地域と比べて、

声を大きくして「自然が多い地元が好き!」という子もいれば、

「高知市も三崎も、どちらもいいところがある」という子も。

それぞれの価値観で、しっかりと地元の良さを捉えられていました。

これから1年の授業を通じて考えてもらいたいのは、

自然がそれぞれ繋がりをもっていて、その中に自分も暮らしていること。

そして、その自然も「守る人」たちがいてこそのものであること。

いつか大人になったとき、「自然」とどう付き合うかを考えるための一歩になれば幸いです。

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2018年05月28日✿足摺ヤブツバキ保全シリーズ⑮ 足摺岬オリエンテーリング

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

梅雨入りした四国、土佐清水からこんにちは!

およそ4ヶ月ぶり、久々のヤブツバキシリーズです。

冬の間、ヤブツバキ再生プロジェクトに全く動きがなかったと言えば、

そんなわけもなく・・実は、着々と進行していたんです。

ヤブツバキ保全シリーズ⑫でご紹介した苗畑は・・

   

   2017年11月           2017年12月         今やこんな状態!

苗の横には、ヤブツバキ保全シリーズ⑪でとった種も

プランターに所狭しと芽を出し始めています。

裏舞台も歩みを止めず動いているヤブツバキ再生プロジェクトですが、

地元・足摺岬小学校のみなさんと、今年度一歩目となる授業を行いました。

その名も「足摺岬オリエンテーリング」!(昨年度の様子はこちら

全20名の児童を縦割り班で3グループに分け、早速出発。

昨年の授業をしっかり覚えていれば、かなり有利になるはず。

ここで少し、オリエンテーリングの内容を紹介します!

まずは、これ。

実はそこら中にメダケが生えているのでサービス問題なんですが、

子どもたちは真剣にタケを吟味していました。

これぞ!というタケをファイナルアンサーしてもらい、いよいよクイズ。

 

皆さん分かりますか?答えは・・・①と②!

前の週に「メダケで一本釣り」イベントがあったので、

それを知っている子たちにとっては、まさに引っかけ問題でした。

他にも、こんなチェックポイントが。

ツバキがマンホールに使われていることは意外と知られていませんでした。

このチェックポイントでは、ツバキ再生プロジェクトについてのクイズ。

  

これは、実際に現地の広さを見ないと分からないクイズ。

答えは・・・③!

昨年自分たちが種まきした苗は全部で200くらいなので、

4万本という途方もない数に、こどもたちもちょっとポカンとしてました。

他にも、

  

昨年同様ツバキの苗当てクイズや、

三角定規とコンパスをもった土佐清水の偉人を探すチェックポイント、

メダケ数え対決(制限時間1分)などなど、遊びも交えつつ、

ヤブツバキ再生プロジェクトに関する10問のクイズを突破してもらいました。

今回は、足摺岬を歩き回り、現地の状況を見てもらい、植物を実際に触り、

地元である足摺岬について知ってもらう一歩目の授業。

これから1年かけて、ヤブツバキ再生プロジェクトのこと、

そして足摺岬のことを一緒に学んでいきます。

ツバキたちもすくすく育ち、みんなの手を今か今かと待っています。

次はいよいよ実践、メダケ授業です!

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2018年05月23日【イベント報告】今年もやりました!メダケで一本釣り!

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

梅雨前で、天気が読みにくい土佐清水からこんにちは!

今年は魚も活発に動く初夏に、と意気込んで、この季節に行ったメダケで一本釣りイベント。

5/19に無事開催したので、その様子をお届けします!

市役所前8:30でおなじみの光景となりつつある、清水の元気っこたちの姿。

早速出発です。

まず向かうのは、川!

 

これまたおなじみの観光協会、谷岡名人による、エビ取り指南。

例年小粒ぞろいで不発に終わっていましたが、

今回は参加者も感動する大物のテナガエビも入り、名人も満足げなこの笑顔!

忘れてちゃいけない、恒例の 釣り×クイズビンゴ。

ツバキ再生プロジェクトに関連するクイズを3問出します。

一問目は、土佐清水の特産品「宗田節」とメダケの関係をクイズにしました。

  

今回のイベントからして②が最有力に見えますが・・・正解は①のせいろ!(写真右)

今はステンレス網が使われるようになり、

メダケが増えてしまっている現状を知ってもらいました。

ところ変わって足摺岬でマイ竿作りです。

  

厄介者メダケも今回ばかりは主役級、かつてないほどメダケを吟味します。

竿の長さや太さもまちまち。大物狙いか、はたまた数で勝負するのか。

常連メダケアングラーは、予備のメダケ竿を作る余念のなさ。

いよいよ漁港で、釣り場も間近!

釣りたくてそわそわするなか、最後のクイズで大多数が不正解という衝撃の展開。

これは釣果で挽回してもらうしかない!と主催側も熱が入ります。

竿を垂らして・・

さっそくヒット・・な、な、なんと清水サバです!

その後も続々あがる清水サバ。エサ取りの別名をもつイシモチよりも釣れています。

これぞ土佐清水!という感動がある獲物ですね。

 

その後もベラやコッパグレ、イシモチ、アイゴなどを釣り上げます。

釣果勝負の釣り人たちは、他のひとの釣果が気になって焦りでエサつけすらもどかしい・・!

そんなとき現れたのが、

エサまき嬢!

定期的にやってきては、アングラーたちに恵みのエサを振りまきます。

昼に近づくにつれ、魚影もみえなくなり、ここでタイムアップ。

最終的に、3人がビンゴを出しました!(左から1位、2位、3位)

驚くべきは、3位にエサまき嬢が入っていることですね。

情けは他人のためならず、を体現しています。

3回目となる今回のイベントには、初めてのひとから、皆勤賞のひと、

友達同士や親子、釣りキチ一人参加などなど、総勢19名が参加してくれました。

ヤブツバキ再生プロジェクトでは厄介者のメダケに、スポットライトを当てる本企画。

「メダケで一本釣り」というワードに「ああ、あの!」と反応してくれる人も増え、

土佐清水市内でもじわじわと浸透し始めているのを実感している今日この頃です。

"メダケアングラー"が流行る日も、そう遠くないかもしれません。

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2018年05月09日神秘と静寂の篠山

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

週末になると天気が不安定・・・

イケズな5月になる予感の土佐清水からこんにちは!

さて、例年ゴールデンウィーク前後に見頃を迎えている、篠山のツクシアケボノツツジ。

昨年は、4月末がピークで、キレイなピンクの花が楽しめましたが・・

 

      2017年4月30日              2018年4月30日

今年は、桜などと同じく、開花が1週間以上早かったようです。

4月30日に行った時にはほとんど花は落ちて、地面にピンクの絨毯が広がっていました。

 

それでも2割ほど残っている花が目を楽しませてくれました。

ところで、今回の発見は、篠山の代名詞であるアケボノツツジもさることながら、

この雨霧たちこめる篠山の風景の美しさ!

景色は見られませんが、その代わりに身の回りに意識が集中して

風や鳥の声、草や雨の匂いなどがより強く感じられました。

 

輪郭がぼやけていつもより大きく見える木や、

雨露にぬれるミツバツツジの瑞々しさが際立ちます。

突然でしたが、ひと味違う景色に気づかせてくれた通り雨でした。

これから、山シーズン到来。山中で雨が降るとガッカリしてしまいますが、

そういうときこそゆっくりと周りを見回して、いつもと違う楽しみを探して見てくださいね~。

※注意※

・野外活動するときには天気予報をしっかりチェック!

・水に濡れた土や石は滑りやすいので、足下注意!

・雨が降ると視界が悪くなります。道迷いに気をつけて!

・雨の中カッパや防水装備がない状態で長く活動すると、

 風をひいたり低体温症になることがあります。しっかりと準備を!

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2018年04月20日新たなる絶景ポイント

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

現場仕事のあとはアイスが食べたくなる・・・

そんな気候になってきた土佐清水からこんにちは!

海や空の青さ、若葉の緑や風を楽しむアウトドアシーズンを目前に、

土佐清水市の秘境の一つ「見残し(ミノコシ)」で、

展望台からの景色を楽しんでもらえるようにと、修景伐採が行われました。

我々も、その作業に同行しました!

伐採したのは、見残しの展望台。

竜串湾の海中景観を楽しめるグラスボートや、

千尋岬の遊歩道からでもアクセスできる場所です。

(黄色いカメラマークが今回の絶景ポイントです)

天気さえ良ければ竜串湾を一望できる展望台2階は、

 

目前にあった木がなくなり、視界を遮るもののない見晴らしを確保できました。

おかげで、見えづらかった見残し湾のシコロサンゴも・・

ご覧の通り!

遠景から見ると、さらにその群落の大きさが際立ちます。

眼前の木で展望を遮られ、存在を忘れられていた展望台1階は

 

熱い日差しもしのぎつつ、さわやかな風を楽しめる・・

そんな極上の時間を過ごせる場所へと変わりました!

今回の作業は、市内の園地や歩道の維持管理を行っている

土佐清水市観光協会が実施したものですが、

現場では御年70を過ぎつつも現役元気な、よろずやトリオが大活躍。

 

景観にはもちろん、お三方のバイタリティにも感動した一日でした。

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2018年04月05日【足摺宇和海国立公園の春】 足摺岬半島

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

今年は、春が駆け足で過ぎ去ってしまった土佐清水からこんにちは!

ツバキとヤマガラ

ーーーーーーーーーーーー※注※ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 タイトルには【春】とありますが、記事作成時点で

 春の代名詞である桜については、ほぼ終わりかけております・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回は、足摺宇和海国立公園で春を楽しむならココ!という、

土佐清水のアクティブレンジャーのおすすめスポットを、

アクセスや見所、これからの楽しみも含めてご紹介します。

今回のおすすめは「足摺岬」!

足摺岬の先端部分は、四国最南端として多くの人が訪れます。

観光はもちろん、お遍路やサイクリングなどでやってくる人もたくさん!

3月末は、春休みということもあって賑やかでした。

そんな人々を迎えるように、3月も終わりの時期にツバキが花開き、

場所によっては、ツバキとサクラの共演が見られました!

 

ツバキが足摺岬に色を添えます         スカイライン沿いで見上げるとツバキとサクラが

  

他にもユキモチソウやタンポポ、グミの実などが咲き乱れ、まさに春爛漫の光景です。

足摺岬からスカイラインを上っていくと、途中視界が開けて、

春霞のかかる海岸線がみえます。

白皇山近くの駐車場では、サクラが満開になっていて

ちらちらとサクラが舞い落ちる景色に見とれてしまいました。

次の到着地点は唐人駄馬。

丸みを帯びた巨石が山中に突然現れます。

 

巨石に上ると、水平線と一緒に、足下の桜が楽しめました!

 

しかも、山の中にひときわ目立つ紫が・・なんと、満開のツツジの木が一本!

あちらこちらで花盛り、目移りしてしまいます。

そのまま臼碆(うすばえ)に向かっておりて行くと、途中にあるのが「うすばえさくら公園」です。

 

名前の通り、桜が多く植えられていて、まさに見頃の花吹雪!

 

ここはいろいろな種類の桜が植樹されているので、4月半ばまで楽しめるかもしれません。

ユニークなチェーンソーアートも、ほのぼのさを演出しています。

さて、これまで紹介したコース、地図でご紹介すると↓

【ルート】  足摺岬→(スカイライン)→唐人駄馬→うすばえ桜公園

【アクセス】 ◎自家用車、バイク、サイクルバイク、お遍路 ○バス △徒歩

※足摺岬までのアクセスはこちら(土佐清水市観光協会)をご参照ください。

残念ながら、最後のうすばえさくら公園以外では

桜はほぼ終わってしまっていますが、春は桜だけではありません!

他の植物はもちろん、花の蜜や植物の実を狙ってやってくる、

鳥や昆虫も多く観察できます。

事務所に遊びに来たホオジロ

ぜひ、外でのんびりできる気候のなかで、足摺の自然を満喫してみてくださいね~♪

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2018年03月20日ゴミで道徳!?山奈小2年生と考える"自然"

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

春爛漫・・もあとわずか!?の土佐清水からこんにちは。

これまで主に小学校高学年を対象に、

さまざまな環境学習をおこなってきた土佐清水自然保護官事務所ですが、

なんと今回、小学校2年生の授業を依頼されました!しかも「道徳」の授業!

はてさて、レンジャーは「ゴミ」を使って2年生に人の道を説けるのか・・・!?

結果やいかに・・!

やってきたのは宿毛市山奈小学校の2年生教室。

授業前から、我々が持ち込んだ道具に興味津々です。

何が箱に入っているのか気になりますが、まずはお話から。

お題は『「自然をまもる」を考えよう』。

まずは、「自然」について考えるため、

身近な自然や、どんな自然が好きかを発表してもらいます。

生きものがいる自然、静かな森の中など、2年生らしい答えが出てきます。

誰かが発表するときは、体を向けて聞く。さすがです。

そして、レンジャーが守っている「自然」についても知ってもらいます。

 

日本地図はまだまだ難しいですが、

各地の国立公園のキレイな景色や珍しい生き物には、

リアクション芸人ばりの反応を返してくれました。

そして話はいよいよ、身近な自然である足摺宇和海国立公園に。

豊かな海が特徴のひとつである当公園ですが、

しかし、そんなキレイな海を脅かす「漂着ゴミ」について考えてもらうべく、

山奈小学校最寄りの海岸(脇本海岸)で拾ったゴミを見てもらいました。

事前に、通学路などの地域のゴミも拾ってもらっていたので、

地域のゴミと、漂着ゴミの違いも考えてみます。

ゴミは、どこからやってくるのか。どういった物が多いのか。

地域のゴミは、空き缶やペットボトル、ビニールの包み紙が多く、家庭ゴミと同じもののようです。

漂着ゴミは、漁具やペットボトル、プラスチックゴミが多く、海外の文字が書いてある物もありました。

海流や水産業で地域の外から来たゴミが目立ちますが、

地域で拾ったゴミと同じ、ペットボトルやプラスチックゴミなど、

家庭ゴミと同じものも少なくありません。

そういったゴミが、自然や生きものにどういった影響を与えるのか。

漁網に絡まったウミガメや、プラスチックで餓死してしまった海鳥の写真は、

子どもたちにはショッキングだったかもしれませんが、

多くの子たちは目をそらさず、写真を見ていました。

少し休憩を挟んだら、こんどは漂着ゴミを使って「ゴミアート」づくり!

それぞれ自由な発想でゴミとゴミを組み合わせて傑作を生み出しました。

少しだけ作品紹介↓

 

 

約1.5時間のお話の時間と、1時間の工作の時間で

驚いたり、感動したり、笑ったり、考え込んだり。

2年生たちはいろいろなことを学んでくれたようで、

後日感想文も書いてもらいました。

小笠原の固有種と外来種のことが印象に残った子もいれば、

オニヒトデがサンゴを食べてしまうことを初めて知った子、

ゴミで工作できることに驚いた子など、様々。

道徳、という今までにない切り口からのスタートでしたが、

それぞれの心に響く話が提供できた、という実感があり、

われわれにとっても意義のある授業になりました!

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