ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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足摺宇和海国立公園 土佐清水

243件の記事があります。

2017年02月20日冬こそ行きたい国立公園スポット!

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

きれいな海で遊ぶ夏のイメージが強い足摺宇和海ですが、

今日は、冬にこそ見て欲しいオススメスポットを紹介します。


今回スポットライトを浴びるのは「大月町」!

夏のレジャーや新鮮な海の幸、ウバメガシの備長炭で知られる町ですが、

冬だけみられる場所や景色があるんです。


今日はバーチャルツアー風にお届けしてみます。



天気は快晴、風もすくなくぽかぽか陽気です。

スタートは山から。大堂展望台に行ってみましょう。

広がるのは・・・

 

コバルトブルーに輝く柏島!

ふたこぶらくだのような特徴的なこの形がよく見えるのは、ここだけです。

この眺望も、木が青々としている季節には少し遮られるので、

葉を落としたこの時期が一番海がきれいに見えます。


大堂には「お猿公園」もあって、お猿さんがたくさんいます。

 

基本的にはおとなしいですが、車にのぼったり

エサを無防備に持っていると奪われたりするそうなので、

現地の係員さんのお話をしっかり聞くと良いと思います。

ここも、森に実がなる夏場には利用できない、冬だけの穴場スポット!

こんな間近でサルと見つめ合える機会もそうそうないですね。


展望台とお猿公園を後にして、

大堂から遊歩道の続く尾根沿いを下っていくと見えるのが・・・

この絶景。

画面に入り切りませんでしたが、左手に広がるのは断崖絶壁。

この尾根上から直接見下ろす海は、筆舌に尽くしがたい美しさです。


もっと海に近寄ってみましょう。


海岸におりてみると、緑色の青のりがびっしり。

  

そこには、たくさんの貝やヤドカリが集まっています。

透明度も相まって、まるで天然の水槽です。


白浜とよばれる砂浜は、夏には人が押し寄せる人気スポットですが・・・

 

冬の今ならもはやプライベートビーチ同然です!

澄んだ青に白い砂が映えて、すばらしいコントラスト。

昼間なら足をつけていても苦にならない水温でした。

泳ぐにはすこ~し寒いので、ウェットスーツなどの着用が必要です。



いつでも美しい海の楽しめる柏島ですが、

一年を通して最も透明度が高いのが、冬。

この景色も天候に左右されますが、

もし、運良く天気が良い日に足摺宇和海に来るのであれば

この時期だけしか見られない柏島を見に来てみて下さい!

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2017年02月07日足摺椿まつり

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

まだまだ"ひやい"(=寒い)土佐清水からこんにちは!

さてさて先週末、足摺岬で「椿まつり」が開催されましたので、

その様子をお知らせします!

あいにくの雨模様でしたが、幸い気温は高めの18度。

開会式にはご当地アイドルのSSD38(清水サバダンサーズ38)も登場!

方言で歌って踊る姿に、影ながら応援したくなるかわいさでした。

また、おもてなし料理の「めじかのつみれ汁」は、

土佐清水の特産品である宗田節の原料でもある

ソウダガツオをこれでもかというほど使っていて、

出汁の味をとことん楽しめるスープ。

(あまりのおいしさに、写真を撮り忘れました・・・)

そして、椿まつりと言うからには、椿関連のこんなおもてなしも!

椿の苗 無料プレゼント~☆

プレゼンターは、土佐清水市の観光キャンペーンレディのお二人!

おうちに持ち帰って椿を愛でてもらいながら、

足摺岬のことを思い出してもらおうというすてきなプレゼントです。

さてさて、そんな椿まつりで土佐清水自然保護官事務所が何をしたかというと、

ブースをいただいて、二つ展示物を掲示していました。

ひとつめは・・

 

「国立公園展 今昔写真展」!

土佐清水市内に限定してはいますが、各所から大正~昭和の写真を提供していただき、

現在の様子と比べながら、景色や生活の移り変わりを楽しんでもらう写真展です。

来場して下さった方々は、

清水市内の方もいれば、高知県内だけど数回しか来たことがない方、

神戸や三重県からおいでた方もいらっしゃいました。

その中で、「昔の暮らしを思い出した」という声や

「あのときはこんな時代だったよ」と教えて下さったり、

(写真が地味なものが多かったため)「もっと良い景色があるのに」というご意見をいただいたりと、

こちらにとっても勉強になる時間でした。

もう一つの展示物は・・・

椿と言えば「足摺椿再生プロジェクト」!

このブログでも進捗を報告していましたが、こういった機会に直接伝えていくのも大切です。

実際に育苗中のプランターを置くことで、目をとめて下さる方も多く、

なんの芽か、なぜ育てているのか、という話を足がかりに、

足摺岬の現状とこれからの取り組みをお伝えできたのではないかと思います。

雨にも負けず風にも負けず、無事終了した椿まつり。

次のイベントや来年度の椿まつりにむけて、日々精進せねばと痛感しました。

~予告~

3月5日の土佐清水市観光開き&竜串奇岩フェスでも

ブース出店しますので、お立ち寄りの際はぜひぜひ覗いて下さいね~!!

土佐清水市観光開き&竜串奇岩フェス↓

http://tatsukushi-kankou.com/kigan-fes-2017/

❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁

❁       〆 切 : 2 月 8 日       ❁

❁   米子、松江、隠岐、広島でそれぞれ1名ずつ     ❁  

❁   アクティブレンジャーを募集しています!    ❁

http://chushikoku.env.go.jp/to_2017/post_117.html❁ 

❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁❁

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2017年01月30日【三崎小学校環境学習⑤】 山へ!間伐体験

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

日中はぽかぽか陽気の土佐清水からこんにちは!

今日は、三崎小学校の第5回環境学習についてのご報告です。

前回のグラスボートの授業では、これまで勉強した海と川の豊かな生態系、

そして、その源である山についても考えるすばらしいバトンをいただきました。

今回はを持して「山」へ行きます!



今回の講師は、土佐清水森林組合の山下林栄組合長を筆頭に、

計4名もの山のベテランたちに教えて貰います。

まずは実際に間伐を体験!

川を渡り、きんま道(昔の作業道)を通り、

 

25年生(植えてから25年という意味)の植林の山へ。

体験前に、間伐をする理由を教えて貰います。

山を強くして、土砂災害を防ぐためにという言葉が印象的でした。

木を倒すときの基本を教えてもらったら、早速実践!とばかりに実際にノコを引きます。

しかしこれがなかなかに難しい。(直径20cm程度の木でも腕が痛くなるほど!)

他の木に引っかかってうまく倒れないこともありました。

でも、倒れる木の迫力やがんばった達成感はひとしおです。

何より、倒れた分だけ隙間ができ、日が差し込む光景に感動の声が上がっていました。


お昼ご飯を食べたら、次は森林組合の人たちが作業している現場へ

車で山を登り続けてみると、広がるのは・・・

この絶景!こんな風景、なかなか見られません。


ここでは、林業機械の「ハーベスター」と「グラップル」を見学。

複雑な機械を、まるで自分の手足のように動かすお兄さんに、みんな見ほれていました。

しかもしかも・・・

ハーベスター試乗まで!

操作の仕方をマンツーマンで教えて貰いながら、3mに測り切りそろえていきます。

なかなかできない体験に興奮しきりでした。


最後は、間伐材の輪切りをお土産に貰い、満面の記念撮影。

山で仕事をしている人たちが、

どんな目的で、どんなことをしているのか、間近で体験した貴重な一日でした。



これまで、海・川・山それぞれのフィールドで、

それぞれに思いを持って活動している人たちに教えて貰いながら、

自然を知って、どうやって関わっているのかを学んできました。


次はいよいよ、5年生まとめの授業。

日々の生活や学習を通してふれた身の回りの自然に、今後どうやって関わっていくか。

「これから」を考えていくための、新たな一歩になる授業です。

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2017年01月23日足摺関連のお知らせ!

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

大寒から冷え込みが厳しい土佐清水からこんにちは!

事務所前にケセランパサランが・・!

と思いきや、粒の大きい雪でした。


さてさて、今回は足摺に関するお知らせが2つあります!


一つめ・・・ツバキが見頃です✿

さくらのように、一斉に満開になるものではないので、

花盛りの木もあれば、まだ蕾だらけの木もありますが、

歩道沿いでたくさん咲いていてきれいですよ♪

http://www.shimizu-kankou.com/topics/view/255

↑2月5日(日)には、おもてなしイベントもあり、

環境省もブースを設けています。

国立公園の今と昔を楽しむ「今昔写真展」も同時併設しておりますので、

お出かけの際に、ぜひ足を向けてみて下さいね~!



お知らせ2つめ!

上を見て、足摺椿見に行こうかな、と思った方には特にご注意!

現在足摺岬に向かう東側の道が、水道工事により車両通行規制がかかっています。

1/20-27の間で、旧窪津小学校前です。

(ズームアップすると、詳細な区間が見られます)

時間帯によっては1時間の足止めにもなりかねないので、

お気をつけ下さい。



おまけ

どこに何がいるか、わかりますか?

椿の蜜を吸いにやってくるんですよ~。

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2017年01月05日あけましておめでとうございます。

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

今日も今日とてうららかな陽気の土佐清水からこんにちは!

正月やすみが明けて、びっくり!

シャリンバイ(左)とツバキ(右)が、にょきにょき伸びていました。

立派な苗になり始めています。

年末の暖かさが味方をしてくれたようです。芽出たいですね~。

今回はそんな暖かさをもたらす「太陽」についてです。

この時期の太陽といえば、初日の出。

みなさんは、見に行かれましたか?

2017年の初日の出は、水平線近くに雲があったようですね。

残念ながら、海から顔を出す太陽は見えなかったようです。

今日は初日の出と同じくらい面白い夕日をお伝えします。

その名も「だるま夕日」!

(撮影:木村宏氏 撮影日:2017/1/1 撮影場所:宿毛市咸陽島)

有名なのは宿毛市で、だるま夕日を観光資源として全国に向け発信しています。

11月から2月の、海面と気温に差がある時期にみえる一種の蜃気楼で、

見えるかどうかは気象条件と運次第。さながらオーロラのようですね。

そんなレアなだるま夕日ですが、

太平洋や宿毛湾に面した高知県や愛媛県の海岸部でも、見られる場所があるんです!

そこで!

足摺宇和海国立公園内でなら、どこで見られるか調べてみました↓

赤線エリア:国立公園内で見られるスポット

写真マーク:そこで撮影された写真

まだまだ情報量が少ないですが、

これから少しずつアップデートしていきますよ!

この時期に足摺宇和海国立公園方面に遊びに来る際には、

ぜひ、お楽しみのひとつに加えてみてください♪

もちろん、だるま夕日が見られなくても、ハズレじゃありません!

すてきな夕焼けときれいな自然!

そして、冬でも外に出るのが苦にならない温暖な気温!

冬の旅行もオススメな足摺宇和海国立公園ですよ~

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2016年11月25日✿足摺ヤブツバキ保全シリーズ⑤ め?ね?

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

日中はぽかぽか過ごしやすく、でも朝晩は冷え込みがきびしく暖房が欠かせなくなってきました。

一気に秋から冬に変わり始めた土佐清水からこんにちは!


ヤブツバキに動きあり!ということでヤブツバキシリーズ第5弾です。


時をさかのぼって11月17日、トベラの実が熟したということで、トベラの種子採取に行ってきました。

緑の実が裂けて、赤い種がお目見えしています!まさしく穫り頃。ひたすら集めていきます。


集めた実は、種だけ取り出しクリーニング。

トベラの種はネバネバした粘液に包まれている上に、このネバネバ、油分が多くてなかなかとれないんです。

ただ、このネバネバが、種子の発芽を抑えるということで、クリーニングしてやります。

水で洗って、新聞紙でこすって、最後にペーパーで仕上げ。

すると、赤い小粒の実はまるで宝石サンゴのように輝きます。

ちなみにこの実、赤くて美味しそうに見えますが、全然栄養価がないんだとか。


これをプランターに植え、事務所前がプランターに占拠されたところで、

そういえばツバキがうんともすんとも言わないな?と気になり、少し掘り起こしてみると!

じゃじゃーん!

「ね(根)」なのか「め(芽)」なのか分かりませんが、ニョロッと伸びております!

他にも幾つか同じようなものが有りましたが、まだまだ芽を出すにははやいようです。


もしかしたら今回植えたトベラが先に芽を出すかも・・・!?

今後も気になるヤブツバキの動きに乞うご期待です!



おまけ~うっかり小咄~

メイちゃんさながら、芽吹きを心待ちにしてプランターをのぞき込む毎日。

そんなある日、ついに小さな小さな緑の葉っぱが!よくみるとあっちにも!こっちにも!

慌てて大きさ比較のための1円玉を引っ張り出して、パシャリ。

やったー!小さいけど、ついにヤブツバキが芽を出したぞー!!

山下R「いやそれ雑草やん」



これまでのヤブツバキ↓

✿シリーズ1 はじめの一歩 

✿シリーズ2 メダケの活路

✿シリーズ3 みどりの手

✿シリーズ4 メダケで一本釣り!

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2016年11月17日秋に行きたい国立公園スポット!

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

16日の気温は24度でした。秋の遠い土佐清水からこんにちは!


中四国の中でも、北側の国立公園では紅葉が見頃のようですね。

というわけで!我々もカメラ片手に紅葉状況を調査してきましたっ!


まずは愛媛県松野町と宇和島市にまたがる【滑床渓谷】

紅葉で有名なだけあって、行楽シーズンを感じさせる人の多さでした。

  

今年は冷え込みが弱く色づきが薄いそうですが、

万年橋や駐車場などアクセスしやすい場所の紅葉は見頃です。(左の写真)

※お弁当を狙ってサルが出没していますので、食べ物の携行には十分注意して下さい。



お次は滑床から1時間の愛媛県鬼北町にある【成川渓谷】

こちらも色づきはまだまだといったところ。モミジも部分的に赤くなっています。

 

周りの山肌もカラフルになっているのが見えます。

宇和島市からすぐの場所で、高月温泉もあるので1日をゆったり過ごすのにぴったりです。



そしてかわいらしいノジギクが見られるのは【高茂岬】

丸っこい花弁やすらりとした花弁もあり、さまざまです。

 

ヨメナなど、小さな花が今が盛りとばかりに咲き乱れています。

愛南町からは片道30分ほどかかりますが、石垣の里・外泊もあるので、ちょっとしたお出かけには最適です。



雨が降ると葉が落ちてしまうのが残念ですが、それもワビサビ・日本の粋ですね~。

どこも、景色良く自然豊かな場所なので、紅葉シーズン・お花シーズンに関わらず、

お時間があるときに、ぜひ足を運んでみて下さい!



おまけの「今日のベストショット」

まずは山下Rのベストショット!

滑床渓谷の万年橋でパシャリ。

青空と紅葉のコントラスト美しい一枚です。


わたし、谷吉ARのベストショット

滑床の独特な河床を撮りたか・った・・・

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2016年11月15日✿足摺ヤブツバキ保全シリーズ④ メダケで一本釣り!

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

11月中旬とは思えない暖かさの土佐清水からこんにちは!


✿ツバキシリーズ②でご紹介したメダケのイベント企画ですが、

満員御礼の20名で11/12に実施されましたので、今日はその様子をお届けします。



土曜日の朝8:30に市役所に集合! 土佐清水市内の元気っこが集結です。

足摺半島を反時計回りしながら、餌・竿・そして魚をゲットしていきます。


釣るだけではおもしろくないのでちょっとしたゲームもあります。

それぞれ手にした1枚の紙・・・9マス分割の・・・

 

そう、ビンゴカード。

バスの中や活動場所でクイズが3つ出され、正解すると○。

メインのメダケ一本釣りでも、釣れた魚には○。

たて・よこ・ななめ、どこでも一列○が揃うと、なななんと!豪華賞品が!

と聞いて、みんなのテンションも上がります。

(しかし初っぱなのクイズ①で正解者がただ一人と出鼻をくじかれます)


川エビを捕って餌にする予定でしたが、

前もってつけておいたしかけ(こちらでは「しばづけ」と呼んでいます)をあげてみると・・

 

季節がずれたせいか、かわいそうになるくらい小ぶりなエビばかりだったので再度放流します。

今回は、釣り餌の定番、オキアミで勝負です。


場所を変えて、足摺岬でマイ竿ゲット。

 

観光協会の谷岡名人にアドバイスをもらいながら、

しなりや太さ、細工のしやすさを見ながら選んだ至極のメダケを竿にしていきます。


マイ竿に名前を書いたらいざ!今日の合戦場・港へ参る!

(ちなみにこの時点で3問のクイズが終わり、まだリーチはいない状態)


餌の付け方がわからない、魚にさわれない、という子もいれば、

名物釣り少年として地元で知られる子もいました。

釣り経験値はさまざまですが、それでも名人たちに習いながら餌をつけて、チャレンジです。


この日の海は、前日の雨の影響もあり少し濁りもありますが、

小魚類は壁面沿いにちらちらと見えています。

餌をつけてしばし・・・あれが釣れたらリーチなのに、なんて言い合っていると

第一釣り人現る!最年少の1年生がニシキベラを釣り上げました!

それに続いて次々釣り人が。

   

イシモチ、カゴカキダイ、コッパグレ、フグ、ニザダイなどなど

竹でも意外と釣れるものなんですね。



結果的に、釣り×ビンゴという運試しの極みを制覇したのは、ただひとり。

トリプルリーチやダブルリーチに嘆いた子もいれば、

残念ながら1匹も釣れなかったという子も何人かいて、

生きものを相手にする難しさや駆け引きのおもしろさを、

それぞれいろいろな形で感じとった時間になったようです。



かつては建材や鰹節の物干し竿などに利用されていたメダケ。

用途を失い増え続けた結果、足摺岬では、ヤブツバキや他の植物の妨げになってしまっています。

メダケを含む足摺岬の植生をどう生かし、どう活用していくのかを考える足摺岬ヤブツバキ保全。

今回のイベントが、そのきっかけの一つになれば万々歳です。

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2016年11月08日[参加者募集中] ツルも見えるかも!?バードウォッチング

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

たびたびこんにちは!土佐清水の谷吉です。


最近、おなかがオレンジ色の、スズメくらいの大きさの鳥をよく見かけるようになりました。

 (日本野鳥の会発行「おさんぽ鳥図鑑」より)

ジョウビタキ、という鳥のオスです。雌はもっと地味な色。

このジョウビタキ、夏は北の涼しいところで過ごし、

冬は寒さを避けるように移動する 渡り鳥 です。


ジョウビタキのように、冬になるとやってくるカモやガン、ツグミ、ツルは渡り鳥。

中でもツルは、昔話や千円札、花札の絵柄でもみられる「タンチョウ」が有名で、

日本の鳥の中では大型で、トキに並ぶ知名度かとおもいます。


今回はこのツルの仲間にかんするお話です。


主に北海道でみられるタンチョウは、赤い頭に白黒のコントラストが美しいツルですが、

西日本で見られるツルの代表格は少し小型で、柔らかな灰色と白をしています。

名前は  「ナベヅル」    と     「マナヅル」。

  (日本野鳥の会HPより)

シベリアを飛び立ち、韓国や中国を経て、西日本にやってきて越冬するこのツル。


これらのツルの多くが越冬することで有名なのが、鹿児島県出水市。しかし・・・

 ①ツルがねぐらやエサ場にする田んぼ(農耕地)への踏圧被害

 ②一極集中での感染症(鳥インフルエンザなど)による絶滅の危険性

という課題に直面しています。

これらを解決するべく、ツルの越冬地を他にも作れないかと、

環境省含む行政、民間の団体が、各地で様々な取り組みを行っています。


四国内でもツルが飛来する地域はありますが、

 愛媛県西条市・西予市、高知県四万十市、徳島県阿南市・阿波市・海陽町

が比較的、越冬するツルの多い地域です。

注目は、土佐清水自然保護官事務所のある土佐清水市のお隣、四万十市があること!


四万十市では、「四万十ツルの里づくりの会」が中心となり、

ツルがエサを食べるための田んぼを整備し、人工池を作ったり、

ねぐらになる中州に人が侵入しづらいように整備したり、

環境学習として、地元の子どもたちと一緒にデコイを設置したり、と

さまざまな取組がなされています。


そこで、そういった保全活動も含め、ツルについての理解を深めてもらいながら、

且つ、渡り鳥や留鳥といった、身近な野生動物の代表格・野鳥について知ってもらうべく、

四万十市にて!自然観察会を行います!

その名も「ツルも見えるかも!?バードウォッチング」!!


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日時:2016年11月19日(土) 9:00-12:30

場所:四万十市防災センター(観察は野外で行います)

対象:子どもから大人まで ※小3以下は保護者同伴

参加費:100円(保険代)

申込・お問合:環境省 土佐清水自然保護官事務所

0880-82-2350

       RO_TOSASHIMIZU@env.go.jp

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鳥ってカワイイよね、すきなんだよね、というあなたも

サギとツルと白鳥の違いがわからない、というあなたも

新聞でツルやコウノトリの記事見て気になってたんだ、というあなたも

寒くて運動不足になりがちなあなたも

バードウォッチングで一緒に外に出かけましょう!


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2016年11月02日✿足摺ヤブツバキ保全シリーズ③ みどりの手

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

連続投稿もいとわない土佐清水からこんにちは!

秋の桜、コスモスが美しく咲き乱れていますね。

各地で紅葉も始まり、ようやく、目で楽しむ秋が始まりました!


さて、ヤブツバキシリーズ第1弾 はじめの一歩でツバキを採取した様子をお届けしましたが、

採取した種はすべて牧野植物園で育てるため、引き取っていただきました。



今回は、地元で育てていく分のヤブツバキの種を採取した様子をお知らせします。


当然のことながら、足摺岬にはツバキとメダケしかないわけではありません。

ツバキとおなじく足摺岬の景観を豊かにしてきた在来種を、

ツバキと共に育苗し足摺岬に植樹し、本来の景観を取り戻すまでが、この保全活動の目的です。

対象は、以下の4種。

     シャリンバイ               ハマヒサカキ

  

      トベラ                   マサキ

 


結実し熟した頃合いを見て、今回採取することになったのが、

ヤブツバキ、ハマヒサカキ、シャリンバイの3種。

左上:ヤブツバキ 右上:ハマヒサカキ

左下:トベラ   右下:シャリンバイ


トベラ、マサキは時期尚早の様子。

果肉に発芽抑制物質(木になっている状態で芽が出ないようにするため)があるので、

それぞれの果実が熟すには時間差があるようです。



採取した実を、それぞれ皮・実からはがしクリーニングします。

ハマヒサカキは「インク」の別名を持つだけあって、青い汁が手に着くとあらっても落ちず、

しかも小さい実の中に、更に小さい種がぎっしり詰まっています!

しかもしかも、シャリンバイもハマヒサカキも、汁が粘性をもっているので、

なかなかうまく種だけを取り出せません。気が遠くなるような作業です。


    ハマヒサカキ          シャリンバイ

 

(おわかりいただけるでしょうか、このハマヒサカキの種の小ささを。)

取り出した実を、今度はきれいに洗い、最終クリーニング。



そしてプランターに植えていきます。

牧野植物園直伝の鹿沼土中粒と細粒の二刀流で!

 

植える! 植える! 植える!!


最終的に、土佐清水自然保護官事務所では

ヤブツバキ365、シャリンバイ235、ハマヒサカキ564を植えました。

足摺岬でも地元の方々や団体が、それぞれ畑やプランターに植え付けを終えています。

これから芽をだし、移植できるようになるまで育てていく、

植物を育てることのできる、「みどりの手」が必要な作業です。



今後、芽吹きまで育てられるか・・

これからのヤブツバキ保全活動の動向とあわせてお知らせしていきますので、

乞うご期待!

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