ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年11月29日第29回瀬戸内エコツアー開催!

瀬戸内海国立公園 大高下 理恵

9月に実施予定だった

瀬戸内エコツアー~お気に入りのチリモンをみつけよう!~が雨天中止となったため、

1125日(日)に紅葉真っ盛りの大久野島で開催しました。

[紅葉したタイワンフウ]

午前中はビジターセンターから南部砲台跡へ向かう遊歩道沿いの植物観察をしました。

うさぎの影響で大久野島に下草はほぼない...と思っていたのですが、

足下を見てみると、

うさぎに食べられまいと小さくなっている

カタバミやメリケントキンソウなどが見られました。

[上:カタバミ 下:メリケントキンソウ]

昼からは本日のメインイベント、チリモン探しです。

※チリモンとは、ちりめんじゃこに混じっている小さな海の生き物たち「チリメンモンスター」のことです。

ピンセットと虫眼鏡を手に、

「カニ・エビ」「貝」「魚」「その他」「お気に入り」で分類。

アジの赤ちゃん、タチウオの赤ちゃんなど大人と形が同じチリモンのほかに、

カニがカニの形になる前のゾエア幼生やメガロパ幼生などのチリモンも見つかりました。

中にはレアキャラ、タツノオトシゴを見つけた子も!

干潟や磯遊びでは見られない小さな小さな海の生き物との出会いがたくさんありました。

最後はお気に入りのチリモンを選び、レジンで標本にしました。

[分類したチリモン]

チリモン探しの後は

大久野島の海辺でネイチャービンゴを楽しみました。

「ザラザラ」「つるつる」「食べ跡」「動物のおとしもの」「長いもの」などを手がかりに

それぞれがコレ!というものを見つけていきました。

[漂着したアマモ。和名は"リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ"。世界一長い植物名!]

最後は「大三島の自然を守る会」の皆さんが

島で取れたテングサで作ってくださったトコロテンをいただきました。

売ってあるものは既に切ってありますが、今日は天突きにも挑戦!

このあたりではポン酢とからしで食べますが、黒蜜も試食。

[天突き]

瀬戸内海を"見て""触って""感じて""味わった"エコツアーとなりました^^

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2018年11月20日【企画展】 鳴門・鷹の渡り写真展in五色台

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

現在、五色台ビジターセンターにて開催中の企画展のお知らせです。

11月10日~12月9日まで鳴門でみられるワシ、タカなど猛禽類の渡りの様子を写真に収めた企画展「瀬戸内海を渡るタカの写真展」を開催しています。約100点もの写真は、日本野鳥の会・徳島県支部さんからお借りしたもので、そのボリュームは見応え十分!

瀬戸内海を渡るタカの写真展_チラシ.pdf

■猛禽類の渡りって?

トビやミサゴは留鳥として年中みられますが、多くのタカやワシなどの猛禽類は、夏は日本列島で、冬になると東南アジアなどで越冬します。季節によって棲む場所を移動することを「渡り」と呼んでいます。昆虫だとアサギマダラがそうですね。

日本全国には渡りの主要ポイントがいくつかあるのですが、ここ鳴門は国内でも有数のポイント。

春(3月~5月)、秋(9月~11月)になると、鳴門山展望台と四方見(よもみ)展望地には多くの野鳥の会会員さんたちが集まり、大きな望遠鏡を覗きながら、渡りを観察し記録しています。

そんなタカの渡りですが、遠い空を飛んでいる野鳥を見るのは、慣れない私たちにとっては至難の業。しかも動きが速い!

ですが、実際にどんな羽や顔なんだろう?色はどうなっているの?など気になることも多いのでは。

そんな方にオススメなのが、この企画展。

飛んでいる姿がダイナミックに、細かく分かる写真ばかりが勢揃い!

■ギャラリートーク

日本野鳥の会徳島県支部会長:三宅さんをお迎えして、タカやワシの生態や企画展のみどころ、聞いてみたいことなどをお話するギャラリートークを開催します!

11月25日(日)14:00~15:00 五色台ビジターセンター 入場無料

五色台ビジターセンター申込みはコチラ

※事前申込みですが、定員に空きがあれば入場可能かもしれませんので、随時五色台ビジターセンターにお問い合わせください。

~日本野鳥の会徳島県支部会長 三宅武さん~

香川県三豊市荘内半島のふもとで生まれ育つ。

高校卒業後、徳島県にある臨床検査技師学校へ。そのまま徳島県内の病院2ヶ所で勤務。

・野鳥の会に参加したきっかけは?

最初は趣味で北~南アルプスの高山植物などを撮影していたんだけど、よくよく振り返ると、地元四国の山や植物の写真を撮影していないなって気付いた。そこからは四国の中を撮影するようになった。徳島県内の博物同好会に入ると、そのまま植物を主にやっていたんだけど、入会して2年後には植物部門も細分化することに。

その頃、野鳥部門のヘルプに来て欲しいと声がかかった。最初は戸惑ったけど、親戚や勤務先の人が野鳥の図鑑を持っていて、月例会に参加するとみんなが教えてくれるし、それに野鳥の専門書はまるで週刊誌のようだった。そして、昭和48年(1973年)に日本野鳥の会に入会しました。

野鳥の世界は知れば知るほど深く、楽しい。阿南市の蒲生田岬や伊島はとてもいい。

徳島県は吉野川をはじめとした河川や標高2,000m近くある剣山山系、そして鳴門海峡と自然環境が多種多様で、春と秋に渡る旅鳥が多く見られるなどとても特殊な場所だと思う。猛禽類の他にもナベヅルやコウノトリのいる位、いい場所だと思う。

三宅さんとお話している最中にもハイタカやノスリ、ミサゴなどが飛び交う鳴門海峡。そして話はノンストップ。(私たちが質問ばかりしていたのもあるけど)

そんな三宅さんたちが撮影した写真を見に、また「お話が聞きたい!タカやワシの魅力もそうだけど、野鳥のこと聞きたい!」という方はぜひ11/25ギャラリートークに参加してみてはいかがでしょうか。

徳島新聞に三宅さんの記事が掲載されていますので、ぜひ。

徳島新聞記事(5/8付け)

日本野鳥の会徳島県支部

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2018年11月19日【足摺宇和海国立公園の秋】滑床渓谷

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

秋の行楽シーズンが矢のように過ぎ、

はやくも冬に突入しそうな気候の土佐清水からこんにちは。

さて、足摺宇和海国立公園で秋を楽しむスポットといえば、

まず最初に挙げられるのが「滑床渓谷」ですが、

去る7月の西日本豪雨災害で、県道や橋、遊歩道も甚大な被害を受けました。

 

県道270号線                 万年橋

(写真:7/8の滑床アウトドアセンターFacebookページより)

しかし、関係各所の尽力により、紅葉シーズン前にある程度の復旧ができ、

現在は、平常通り滑床アウトドアセンターまで、車でアクセスできるようになりました。

 

11/10には、滑床を愛する会主催で登山道の被害状況調査登山があり、

松野町役場、林野庁、宇和島の散策愛好会の皆さんなど総勢22名で

実際に奥千畳敷まで登ってきました。

災害の爪痕は大きく、一番利用の多いルートの

滑床アウトドアセンターから雪輪の滝までも、道が崩れていたりと

いつも通りとは言えない状況です。

  

紅葉の美しさを存分に楽しむためにも、ケガをしないよう

歩く際には、十分に足下や周囲に気をつけていただければと思います。

主な危険箇所、見所をマップにまとめましたので、参考までにご覧ください。

滑床の紅葉はもう少し見頃が続くようです。

滑床アウトドアセンターのFacebookページでは、

ほぼ毎日、紅葉の様子がキレイな写真と共にアップされていますので、

ぜひ、足を運ぶ前にチェックしてみてくださいね~♪

いつも通りとは言えない状況ですので、

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2018年11月16日【2018職場体験③】 ~最終日~

大山隠岐国立公園 山﨑多世子

今年の職場体験もあっという間に最終日です!

今日はまとめとして、昨年度に引き続き「国立公園の利用推進」をテーマに

アイディアの発表をしてもらいました。

パソコンにて資料を作成中。環境省や隠岐のパンフレット等を参考にじっくり提案を練っていきます。

そして発表の時間は刻々と近づき・・・

「国立公園の利用推進」をテーマに生徒さんが考えた提案は、

                『国立公園において親子向けのイベントを実施すること』

そしてその内容は、隠岐の自然の珍しさを知ってもらうために、

親子で遊びながら自然観察してもらおうというとても楽しいイベントです!

多少の緊張はされつつも、自分で考えた提案を自分で作成した資料に沿って

しっかりと私達に伝えてくれました。

発表を終えた後は、職員からの質疑応答の時間。

「この場所を選んだ理由は?ここの魅力は?」

「なぜこの日程にしたの?」

「見どころの説明は誰が話す?どんな人にまかせる?」

「告知方法は?」

等、提案の具体的な部分を掘り下げ、このイベントをより良くするための話し合いを行いました。

そしてこの提案発表の後に、3日間の職場体験を終えての感想を書いていただきました。

生徒さんの感想 ~職場体験を終えて~

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今日で僕の職場体験は終わりました。いろんなところに行って僕は環境省の皆さんは自然を守るために

一生懸命働いていること、隠岐の自然がどれだけ珍しいものなのかどれほど大切なものなのかを実感する

3日間でした。そして今日、僕の考えた企画が事務所の皆さんに良いと言われた時はとても嬉しかったです。この貴重な経験を今後活かしていきたいです。

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今回職場体験にきてくれた生徒さんは、自然や生きものに対してとても強い関心がありました。

今回は「国立公園の利用推進」をテーマにしましたが、

ある問題に対して自分達が何ができるのかを、自分自身で考え、それを実際に言葉にして相手に伝えるというのは、私達が仕事を進める上でもとても大切にしていることです。

現在、自然に関わる仕事というのは十数年前に比べるとより多様化しており、

多くの職種が選択できるものとなりました。

自分には何が向いているか、どんなことができるのか、何をすればいいのか、

いつか選択を迫られた時に、今回の職場体験の経験が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

3日間の職場体験、お疲れ様でした!

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