アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
【オススメ植物】海浜植物の宝庫、有明浜
2023年08月02日
高松
アクティブ・レンジャー日記をご覧の皆様、こんにちは。
今回は、7月24日に瀬戸内海国立公園の有明浜(香川県観音寺市)に海浜植物の様子を確認に行った報告です。
「香川の水辺を考える会」(平成15年設立)の代表者である吉田一代さんに案内していただきました。吉田さんは、有明浜の近くに住んでいて、浜の植物のモニタリングは40年ほどの経験をお持ちです。また植物だけでなく有明浜の生き物についてもよくご存じの方です。
今回は、7月24日に瀬戸内海国立公園の有明浜(香川県観音寺市)に海浜植物の様子を確認に行った報告です。
「香川の水辺を考える会」(平成15年設立)の代表者である吉田一代さんに案内していただきました。吉田さんは、有明浜の近くに住んでいて、浜の植物のモニタリングは40年ほどの経験をお持ちです。また植物だけでなく有明浜の生き物についてもよくご存じの方です。
会で作成した資料「有明浜がやってきた~潮風の中の花~」を吉田さんからいただきました。植物の特徴を捉えた美しい写真は全て吉田さんが作成されたそうです。
当日、観察した植物たちをいくつか紹介します。
当日、観察した植物たちをいくつか紹介します。
この時期、有明浜はこのハマゴウが花盛りです。
次に目立つのがこれ。
次に目立つのがこれ。
穴を開けてしっかりと寄生しているのですね。アメリカネナシカズラはその名の通り栄養や水分を取るための根を持っていません。光合成ができる葉もありません。こうやって他の植物に寄生して栄養や水分をもらいながら花を咲かせ、種をつけ、次の世代に生をつないでいるのです。
浜辺は植物にとって過酷な環境です。乾燥している。日陰がなく一日中強い日にさらされる。風が強い。砂は栄養を蓄えられない。などなど、他の植物では生きていけないような場所で、いろいろな工夫をして生活をしています。
ここ有明浜の海浜植物は地元観音寺市の文化財にも指定され、地元の人によって大切にされています。遠浅の美しい海と、貴重な海浜植物に出会いに訪問してはいかがですか?
浜辺は植物にとって過酷な環境です。乾燥している。日陰がなく一日中強い日にさらされる。風が強い。砂は栄養を蓄えられない。などなど、他の植物では生きていけないような場所で、いろいろな工夫をして生活をしています。
ここ有明浜の海浜植物は地元観音寺市の文化財にも指定され、地元の人によって大切にされています。遠浅の美しい海と、貴重な海浜植物に出会いに訪問してはいかがですか?