
アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
令和6年度“自然とのふれあい活動”in鳴門公園(記念植樹)に参加しました
2025年03月07日
高松
どんぐりから育てた苗木を植樹してウバメガシ林を守る
みなさんこんにちは。今回は3月に行われた自然公園財団鳴門支部様主催「令和6年度“自然とのふれあい活動”in鳴門公園(記念植樹)」のご報告です。
参加者は鳴門市立桑島小学校6年生の皆さんと協力機関の職員の皆さん。そして講師は前回と同じく、徳島県立佐那河内いきものふれあいの里自然観察指導員の市原眞一先生です。桑島小学校6年生の皆さんが3年前のどんぐり拾いで採取し、学校で育てたウバメガシの苗木を公園内に植えるといった環境保全活動としての記念植樹を行う予定でしたが、当日は残念ながら激しい雨と風のため、植樹は中止となり、後日、自然公園財団鳴門支部の皆さんが子どもたちの代わりに千畳敷下の相ケ浜に植樹をすることとなりました。
参加者は鳴門市立桑島小学校6年生の皆さんと協力機関の職員の皆さん。そして講師は前回と同じく、徳島県立佐那河内いきものふれあいの里自然観察指導員の市原眞一先生です。桑島小学校6年生の皆さんが3年前のどんぐり拾いで採取し、学校で育てたウバメガシの苗木を公園内に植えるといった環境保全活動としての記念植樹を行う予定でしたが、当日は残念ながら激しい雨と風のため、植樹は中止となり、後日、自然公園財団鳴門支部の皆さんが子どもたちの代わりに千畳敷下の相ケ浜に植樹をすることとなりました。

植樹する苗木の受け渡しが終了し、市原先生の楽しい「生き物ふれあい講座」の始まりです。
生き物を観察する時、みなさんは最初にどこを見ますか。先生は「あし」を見るそうです。子どもたちが黒板に書いてあるあしの本数の生き物を発表していきました。
2本は鳥類。哺乳類や両生類や爬虫類は4本、昆虫は6本、カニやエビは10本、ダンゴムシは14本など。あしが少なくなるほど進化している、というお話でした。
次は「箱の中には何が入っているのか触って確かめよう」です。生徒の皆さんは恐る恐る箱の中に手を入れます。最後まで答えを口に出してはいけません。ふむふむ、なるほど、と言いながら触った子はわかった様子。答えは松ぼっくりでした。
次は何でしょう。さっき触らなかった子どもたちから触っていきます。松ぼっくりの時よりもキャーとかワーとかいった声が聞かれます。一体何なのでしょうか。答えはアワマイマイの抜け殻でした。アワマイマイは日本の陸貝で一番大きいものです。
見えないものを触るのはドキドキしますよね。市原先生は、是非、視覚以外でも生き物を観察し、感じてほしいとおっしゃっていました。
生き物を観察する時、みなさんは最初にどこを見ますか。先生は「あし」を見るそうです。子どもたちが黒板に書いてあるあしの本数の生き物を発表していきました。
2本は鳥類。哺乳類や両生類や爬虫類は4本、昆虫は6本、カニやエビは10本、ダンゴムシは14本など。あしが少なくなるほど進化している、というお話でした。
次は「箱の中には何が入っているのか触って確かめよう」です。生徒の皆さんは恐る恐る箱の中に手を入れます。最後まで答えを口に出してはいけません。ふむふむ、なるほど、と言いながら触った子はわかった様子。答えは松ぼっくりでした。
次は何でしょう。さっき触らなかった子どもたちから触っていきます。松ぼっくりの時よりもキャーとかワーとかいった声が聞かれます。一体何なのでしょうか。答えはアワマイマイの抜け殻でした。アワマイマイは日本の陸貝で一番大きいものです。
見えないものを触るのはドキドキしますよね。市原先生は、是非、視覚以外でも生き物を観察し、感じてほしいとおっしゃっていました。



次は「イラストを見て動物の名前を当てよう」です。色々な動物の絵を見せながら、野生動物の取り扱いや、数が増えすぎて害獣になってしまったもの、などのお話をしてくれました。弘法大師と狐の話※と野生動物の話を掛け合わせて、楽しく伝えてくださいました。
その後、ルーペやピンセットを使ってアワマイマイを観察しました。
また、質問コーナーでは色々な質問が飛びだし、市原先生が丁寧に答えてくれました。
その後、ルーペやピンセットを使ってアワマイマイを観察しました。
また、質問コーナーでは色々な質問が飛びだし、市原先生が丁寧に答えてくれました。

「生き物ふれあい講座」が終了し、次は自然公園財団鳴門支部駒留所長の「木とのふれあいストラップ作り」となりました。使用される桜の木は危険木として伐採されたものです。その中の1本の枝から、6年生37人分のストラップを切り出し、37人がずっと1本の枝で繋がっているという思いを込めて自然公園財団鳴門支部の職員さんが準備をしてくれました。枝の表面を紙やすりでスベスベにします。表面を磨けば磨くほどスベスベになりとても良い触り心地になります。子どもたちは一生懸命に磨きますが、なかなか滑らかなスベスベにはなりません。家に持ち帰って頑張って磨いてもらうことになりました。


最後に駒留所長から、森の大切さのお話がありました。二酸化炭素を吸収するには森の役割が重要になります。環境を守っていくには、木材を利用することで木を伐採し、伐採したところにまた植樹をすることが環境を守っていくうえで大切なのだというお話がありました。
この活動の概念は、将来を担う子どもたちに自然とのふれあいを通じて環境保全の大切さを知ってもらうことです。これからもずっと続けていってもらいたい活動です。桑島小学校6年生の皆様、協力機関の皆様、自然公園財団鳴門支部の皆様、ありがとうございました。
自然公園財団鳴門支部HPはこちら
※昔、四国の狐が人を化かすなどして人々を困らせていました。弘法大師は化かした狐の命を助ける代わりに、狐に四国から出て行くよう言いました。その時、「鉄の橋が架かったら、キツネたちが四国に戻ってくる」というような言葉を告げたと言われています。大鳴門橋や明石海峡大橋(鉄で出来た橋)が架かったので徳島にも再び狐が???と言うお話でした
この活動の概念は、将来を担う子どもたちに自然とのふれあいを通じて環境保全の大切さを知ってもらうことです。これからもずっと続けていってもらいたい活動です。桑島小学校6年生の皆様、協力機関の皆様、自然公園財団鳴門支部の皆様、ありがとうございました。
自然公園財団鳴門支部HPはこちら
※昔、四国の狐が人を化かすなどして人々を困らせていました。弘法大師は化かした狐の命を助ける代わりに、狐に四国から出て行くよう言いました。その時、「鉄の橋が架かったら、キツネたちが四国に戻ってくる」というような言葉を告げたと言われています。大鳴門橋や明石海峡大橋(鉄で出来た橋)が架かったので徳島にも再び狐が???と言うお話でした