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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

五色台体験教室~冬の森遊び~

2025年02月20日
高松 竹本 末佳

五色台体験教室~冬の森遊び~

 みなさんこんにちは。
 今回は、2月に行われた五色台体験教室「冬の森遊び」のご報告です。
 本日のナビゲーターは、五色台ビジターセンターの小縣さんと竹岡さん、そして補助スタッフとして来てくださった片山さんです。この日も体験教室日和の青空が広がっていました。
 竹岡さんから、体験教室で気をつけることなどの説明を受けた後、小縣さんがお話を始めました。どうやらビジターセンターにお友達が遊びに来たようです。足跡を見て、誰かわかるかな。
 正解はウサギの足跡です。ウサギの足跡をたどって、さあ、外に出発!
足跡
黒い足跡、わかるかな
ウサギの説明
外へGO!
 本日は3つのアクティビティーを用意しているそうです。さて、最初のアクティビティーは、「渡り鳥になりきって“危険がいっぱい双六”に挑戦!」です。冬に見られる野鳥は、おもに外国から来る渡り鳥です。渡り鳥に扮して、双六に挑戦しました。無事にみんなゴールできるのでしょうか・・・
双六サークル
サイコロを振って進みます
 一度ではクリアできないほど危険がいっぱいの双六。参加者さんは何度も挑戦して、無事に全員ゴールすることが出来ました。
危険
こんなにキケンがいっぱい!
危険
キケン!
危険
キケン!!
危険
ゴールは難しい
 次のアクティビティーは、「みんなでフクラスズメになろう!」です。スズメは一年中見られる野鳥ですが、夏と冬では姿が全く違います。夏はスマートな姿をしているのですが、冬にはとってもモフモフになるのです。そんなモフモフのスズメを「フクラスズメ」といいます。フクラスズメのようにみんなでモフモフになりましょう!
貼り付け
枯れ葉を貼り付けてフクラスズメ気分に!
モフモフ記念写真
モフモフ記念写真!
 さあ、最後のアクティビティーは「親鳥の気分になって鳥の巣を作っちゃおう!」です。鳥はなぜ巣を作るのでしょうか。それは、卵を産んで雛をそだてて巣立たせるためです。そんな親鳥の気分になって、オリジナルの巣を作ってみましょう!気をつけることは何かな?形はどんな形が良い?どんなものを使って作る?参加者さんがたくさん考えてできあがった鳥の巣がこちら!!!
巣
工夫がいっぱいの巣
巣
あたたかそう
 たくさんの落ち葉で山型を作って、ふわふわの葉っぱも入れて、みどりの草をクッションにして、周りを木の枝や松ぼっくりで囲って・・・参加者さんの工夫が詰まった素敵な巣が完成しました。
 では実際に、鳥の巣を見に行こう!ということで、本物の巣を見に行きました。
巣
どこにあるかわかるかな
巣
ここでーす!
 これはメジロの巣です。メジロはどのように巣を作るのでしょうか。本日の補助スタッフの片山さんが教えてくれました。メジロは二股になった枝に巣を作ります。蜘蛛の糸や(らん)のうで細い枝や苔、草の穂や動物の毛などを綺麗に編んでいきます。親鳥が巣の中でぐるぐる回って形を整えるそうです。卵や雛が住みやすいように、親鳥は頑張ってるんですね。
 こうして3つめのアクティビティーも無事終了しました。この日は野鳥をテーマとしていて、どのアクティビティーも、子どもも大人も楽しめる、素敵な体験教室となりました。
ご参加いただいた皆様、またナビゲーターの皆様、ありがとうございました。 
 

五色台ビジターセンターでは月に1回程度で体験教室を行っています。
次回は3月8日(土)に「落ち葉の下の生き物たち」を開催予定です。
ご興味のある方はぜひ五色台ビジターセンターのホームページをご確認ください。
瀬戸内海国立公園 五色台ビジターセンター
 

また、中国四国地方の素晴らしい風景や文化、私たちアクティブレンジャーの活動等を写真を通して知っていただく企画展として、高松市生涯学習センターまなびCANにおいて、「中国四国の国立公園展~アクティブレンジャーが伝える自然と活動~」を2月27日(木)から3月27日(木)まで開催します。お近くへお越しの際にはぜひお立ち寄りください。
生涯学習センター(まなびCAN)|高松市
ポスター