アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
五色台体験教室「初夏のバードウォッチング」に参加して
2024年06月03日
高松
初!バードウォッチング!
皆さんこんにちは。今回は5月26日(日)におこなわれた、五色台体験教室「初夏のバードウォッチング」のご報告です。
今回は、日本野鳥の会香川県支部副支部長の矢本賢さんを講師に迎え、同じくアドバイザーとして、榮川政彦さんと西本富士子さんにもご参加いただきました。
現在、6月9日までの期間中、五色台ビジターセンターにおいて「香川で春から秋にみられる野鳥たち」の写真展をしていることもあり、バードウォッチング前に御三方から展示写真の野鳥についてのお話を聞くことができました。野鳥の鳴き声や飛び方、木のどのあたりにとまるかなど、バードウォッチング初心者の私にもわかりやすく丁寧に教えていただき、野鳥観察の奥深さを垣間見ることができました。
今回は、日本野鳥の会香川県支部副支部長の矢本賢さんを講師に迎え、同じくアドバイザーとして、榮川政彦さんと西本富士子さんにもご参加いただきました。
現在、6月9日までの期間中、五色台ビジターセンターにおいて「香川で春から秋にみられる野鳥たち」の写真展をしていることもあり、バードウォッチング前に御三方から展示写真の野鳥についてのお話を聞くことができました。野鳥の鳴き声や飛び方、木のどのあたりにとまるかなど、バードウォッチング初心者の私にもわかりやすく丁寧に教えていただき、野鳥観察の奥深さを垣間見ることができました。
さて、今回参加された方々は14名。様々な年代の方の参加のもと、いざバードウォッチングへ!とそのまえに・・・本日はビジターセンター職員の曽根さんから「スペシャル企画」があるとのこと。参加者全員でビジターセンター裏のスペースへ移動しました。
始まったのは、ビジターセンター小縣さんの手作り写真紙芝居。じつは5月初旬から2週間ほど、シジュウカラ夫妻が古い竹筒の中で子育てをしていたそうで、その写真を素敵な写真紙芝居にして皆さんに紹介してくれました。そして出てきたのが、子育てしていた古い竹筒。シジュウカラの雛が生活していたベッドの竹を割って見てみようというのがスペシャル企画!堅~い竹筒を曽根さんが一生懸命に割ると、そこには!
始まったのは、ビジターセンター小縣さんの手作り写真紙芝居。じつは5月初旬から2週間ほど、シジュウカラ夫妻が古い竹筒の中で子育てをしていたそうで、その写真を素敵な写真紙芝居にして皆さんに紹介してくれました。そして出てきたのが、子育てしていた古い竹筒。シジュウカラの雛が生活していたベッドの竹を割って見てみようというのがスペシャル企画!堅~い竹筒を曽根さんが一生懸命に割ると、そこには!
とっても素敵なベッドがありました。苔や鳥の羽根、動物の毛などで作られたベッドは、触ってみてもふわふわで柔らかく、シジュウカラ夫妻の雛たちへの愛情が感じられるものでした。参加者の皆さんも実際に触れてふわふわを実感。スペシャル企画は大成功でした。
その後、双眼鏡の使い方について講師の矢本さんからのご指導があり、ビジターセンタースタッフの曽根さんからは、蜂に出会ったときの対処の仕方や、触れてはいけない木の説明を受けました。
その後、双眼鏡の使い方について講師の矢本さんからのご指導があり、ビジターセンタースタッフの曽根さんからは、蜂に出会ったときの対処の仕方や、触れてはいけない木の説明を受けました。
※注意)巣は消毒済みのものを触ってもらいました。自然の鳥の巣には、マダニや寄生虫が付いていることがあるので要注意です
それでは、いざバードウォッチングへGO!
ビジターセンターを出ると、トビが5羽ほど上空で舞っていました。なかなか幸先のよいスタートです。ちなみにトビとその他の猛禽類の見分け方は尻尾の形だそうです。そのほか、ウグイスやメジロの鳴き声も初夏の風にのって聞こえてきました。
木道の脇に、サクランボがなっている木があり、最近はサクランボをついばみに来る鳥が多くいるそうです。
ビジターセンターを出ると、トビが5羽ほど上空で舞っていました。なかなか幸先のよいスタートです。ちなみにトビとその他の猛禽類の見分け方は尻尾の形だそうです。そのほか、ウグイスやメジロの鳴き声も初夏の風にのって聞こえてきました。
木道の脇に、サクランボがなっている木があり、最近はサクランボをついばみに来る鳥が多くいるそうです。
木道を抜けてクラフトハウス付近で見つけたのはホオジロ。ひときわ高いところからあたりを見回す習性があり、比較的見つけやすい野鳥だそうです。講師の矢本さんから、「ホオジロの鳴き声は『一筆つかまつりそうろう』と言っているよう聞こえます。」と説明があり、実際聞いてみると、ほんとうにそんな風に聞こえてきました、不思議・・・。参加者の皆さんも、双眼鏡や望遠鏡を駆使しながらホオジロ観察です。
自然観察路を通りながら説明を受けたのは、かぶれやすいハゼやヤマウルシの木。山歩きの際にはマダニや様々な虫のほかにもかぶれやすい木など、いろいろなことに注意が必要です。そんな時に聞こえてきたのはキビタキの鳴き声でした。アドバイザーの榮川さん曰く、「次は鳥取~って言ってるみたいに聞こえるでしょ。」とのことで、また耳を澄ますと、車掌さん並みの「次は鳥取~」が聞こえてきました。すごい!
魚の池に到着し、水辺に来る野鳥を観察したかったのですが現れず・・・かわりにクロスジギンヤンマが華麗に飛び回っていました。この池にまれに現れるカワセミの観察ポイントは、池の上に横に突き出した木の枝などだそうです。撮影や観察する際のコツは、「ここにきたらいいな~」と思えるところで探すこと。また、鳥の判別に役立つのは飛び方や、そこに来そうな野鳥かどうかかなど、見た目だけではないそうです。
自然観察路を抜け、今度は車道脇から森を見下ろして観察します。メジロとホオジロ、ウグイスの声はすれども姿が見えず・・・でしたが、なんとか少し離れた場所のホオジロを見ることができました。皆さん、とっても遠い場所の野鳥も見つけてしまう、凄腕さんばかりです。遠くで発見した野鳥の場所を他の人に教える際には、スマホの写真を使い、「この辺にいるよ」とおおよその場所を教えてあげると素人さんでも見つけやすい、との裏技も伝授していただきました。
歩きながらの観察は、野鳥だけではなく、沿道の植物も楽しむことができました。ガマズミの花がきれいに咲いていました。ほのかに青リンゴのような味がする赤い実がなります。
変形菌にも出会いました。次回の体験教室でもっと詳しくお目にかかれると思います。
ビジターセンターの曽根さんがイタドリを使って笛を作ったり、行く先々で様々な発見がありました。
歩きながらの観察は、野鳥だけではなく、沿道の植物も楽しむことができました。ガマズミの花がきれいに咲いていました。ほのかに青リンゴのような味がする赤い実がなります。
変形菌にも出会いました。次回の体験教室でもっと詳しくお目にかかれると思います。
ビジターセンターの曽根さんがイタドリを使って笛を作ったり、行く先々で様々な発見がありました。
ビジターセンターに戻ると、街灯の上とアンテナの上にホオジロが!最後にかわいらしい姿をたくさん見せてくれました。
ビジターセンター内で、本日の成果発表です。ホワイトボードに講師の矢本さんが書き出した見えた野鳥と鳴き声の聞こえた野鳥は全部で12種類。今日は少ない方だとおっしゃっていましたが、私はたくさんの種類の野鳥に出会えたことにびっくりしました。次回はもっとたくさんの野鳥にあってみたいと思います。
観察会では耳を澄まします。鳥のさえずりや風にざわめく木々の音で心が洗われる、そんな素敵な時間を過ごすことができました。ご参加いただいた皆様もそんな時間を過ごしていただけていたら幸いです。
ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
観察会では耳を澄まします。鳥のさえずりや風にざわめく木々の音で心が洗われる、そんな素敵な時間を過ごすことができました。ご参加いただいた皆様もそんな時間を過ごしていただけていたら幸いです。
ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。