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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

✿足摺ヤブツバキ保全シリーズ⑭ まとめの季節

2018年02月06日
土佐清水 谷吉萌

数年に一度の寒波と言われていますが、

雪がちらつく程度で、平野部には積もる気配もない土佐清水からこんにちは!

2月4日の日曜日。第44回を迎える足摺岬椿祭りが行われました。

今回も、環境省のスペースをいただけることになったんですが、

昨年とは打って変わって、ブース内にはポスター大の展示がずらり。

壁面にポスター、いすが並んでいます。

今回の主役は、ヤブツバキ再生プロジェクトに関わってくれた人たち、

特に、強力な戦力になってくれた小学校・中学校です。

というわけで、メインの掲示物は、小学生の子ども新聞や中学生の椿PR商品ポスターなど!

そして、1年間ヤブツバキ再生プロジェクトに関わったくれた学校の中でも、

足摺岬小学校にとっては、せっかくの地元イベント。

学校を代表して5,6年生に、学習の成果発表として、

こども新聞を使った足摺岬の紹介をしてもらいました。

   少し緊張気味の5,6年生

紹介するのは、「足摺きらり」「食堂『緋羅里』のにゃんこ定食」「足摺岬灯台」、

そして、「ヤブツバキ再生プロジェクト」。

それぞれが記者としてまとめた、足摺岬の魅力を伝えます。

 

人前、しかも全く知らない大人を相手に、1度目の発表は緊張MAXでしたが、

2度目は言葉もなめらかに出て、うまく発表できました。

ブース内の別スペースでは、

こちらも再生プロジェクトに関わってくれた清水中学校2年生の、

学習のまとめとして年末に一斉発表した際の動画や、

足摺ヤブツバキを使った新商品についての考案ポスターなどを展示。

 

 中学生の発表作品(PCで動画を再生)       官民一体の活動や里親プロジェクトなど

他にも、ヤブツバキ再生プロジェクトの活動が分かる写真なども展示しました。

中学生のイラストに引き寄せられ、足を止める人も。

少しでも、イベントの主役である足摺岬の椿について知ってもらうために、

今回は、「ヤブツバキ再生プロジェクト」に特化したブースでしたが、

小学生の発表には、時々暖かい笑い声があがったり、

他の展示をみて「勉強になる!」という感想をいただいたりと、

何かしら、感じてもらえるひと時を提供できていれば、ひとまずの成功と言えます。

ちなみに、今年の夢の一文字は躍動や飛躍の「躍」。

平成29年度もまとめの季節となり、ツバキ再生プロジェクトも、

次なる目標やそれに向けた具体的な活動が見えてきました。

この一文字のように、それぞれが活躍できる一年にすべく躍進して参ります!