三瓶山

うきぬののいけの拡大写真。さんべさんは中国地方に2つしかない活火山のうちの1つで、最後に噴火したのは約4千年前です。複数の峰が窪地を囲むように連なっており、堰止池なども点在します。さんべさん西の原の裏手に位置するうきぬののいけでは、天候の良い日は、水面に映る「逆ささんべ」を眺めることができます。
西側からのさんべさんの拡大写真。さんべさんは、初心者から上級者まで幅広く楽しめる多様な登山コースがあります。冬には雪が積もり、山麓でスノーシューなどのウィンターアクティビティも楽しめます。またキャンプ場やピクニックのできる場所もあり、家族で楽しむことができます。
さんべ温泉の拡大写真。さんべさんはさんべ温泉をはじめ、周辺にある多くの火山性温泉の源となっています。さんべさん南麓にあるさんべ温泉は西日本有数の湧出量を誇り、江戸時代より湯治場として栄えた歴史を持っています。鉄分を含んでいるため茶褐色を帯びており、湯の花が多いのも特徴の一つです。
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自然&歴史

三瓶山は中国地方に2つしかない活火山のうちの1つで、最後に噴火したのは約4千年前です。複数の峰が窪地を囲むように連なっており、人気の三瓶温泉をはじめ、周辺にある多くの火山性温泉の源となっています。「出雲国風土記」の冒頭にある「国引き神話」では、神々の1人がこの国は狭く窮屈すぎると考え、海の向こうから土地を切り取り、三瓶山と大山を杭として綱で引き寄せて、土地を広げたと記されています。三瓶山の特徴的な景観である草原は、古くから「火入れ」や放牧によって維持されてきました。北の原にある姫逃池では、初夏になると何千ものカキツバタが咲き誇ります。三瓶山では季節によって変化する壮大な景色が年間を通して楽しめます。小豆原埋没林公園では、約4千年前の噴火により奇跡的に地中に立ったまま埋もれていた太古の木々を間近に見ることができます。

アクティビティ

初心者から上級者まで幅広く楽しめる多様な登山コースがあります。冬には雪が積もり、山麓でスノーシューなどのウィンターアクティビティが楽しめます。北側の麓には、峰々の景色を望める三瓶山北の原キャンプ場やピクニックのできる場所があり、島根県立三瓶自然館サヒメルでは、この地域の自然や生態系について学ぶことができます。南側の麓には、西日本有数の湧出量を誇る三瓶温泉があります。西側の麓には、山の駅さんべがあり、三瓶山を眺めながら、三瓶牛などの地元の食材を使った料理を楽しむことができます。東側の麓にはブドウ畑が広がり、地元のワインを購入できるワイナリーがあるほか、観光リフトがあり、山上からの雄大な景色を楽しめる大平山まで片道15分で行くことができます。美郷町などの周辺地域では、カヤックやシャワークライミングなどのアクティビティも用意されています。

アクセス

三瓶山へは出雲空港から車で約1時間20分。出雲市駅からは車で約1時間。大田市駅からはバスで約1時間。

さんべさん周辺の主立った地名や施設、道路・鉄道を示した地図。さんべさんはおおだし駅の南東に位置しており、さんべしぜんかんサヒメルや北の原、西の原、うきぬののいけなどの見どころがあります。