大山隠岐国立公園
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2017年03月31日【イベント報告】野鳥観察&自然観察 第2弾
大山隠岐国立公園 湯澤孝介
隠岐に来て一年がたちました。だいぶ太りました。
体重が一向に減らない湯澤です。こんにちは。
3/25に野鳥観察&自然散策イベントの第2弾を開催しましたので、その様子をご紹介します。
朝方怪しげな空でしたが、なんとか持ちこたえました!
今回も無事開催です。
講師は前回に引き続き自然公園指導員の深谷さん。
さてさて
まず気になる水鳥たちはというと...
まだ冬鳥がぷかぷか。
旅立ちはまだ少し先かなあ、なんて思っているのでしょうか。
わらわら
顔を出してくれない...
近くの森へ目を向けてみると
アオサギ軍団どーん。
あぜ道を歩き始めると、春の兆しが目に入り...
ツクシ(スギナの胞子茎)
農作業されている方からはブーイングの生きものでしたが笑
そして
田んぼの水たまりには、1ヶ月の間に変化が。
2月25日 3月25日
なんだかあっという間に感じます。
前回と同じコースをゆっくりのんびり観てまわった今回のバードウォッチング。
参加された方からは、
「もっといろいろなところで観てみたい!」「鳥もみつけながら生きものや石について知れて面白かった!」と嬉しい感想をいただきました。
今回は20種程度観察でき、前回に比べるとやや少ないですが、
野鳥も含めて、少しずつ進んでいる季節の変化を感じられたのではないかと思います。
29年度も引き続き、自然にふれあえるイベントを企画していきますので、
またよろしくお願いします!
☆久永ARご退職☆
隠岐事務所2代目アクティブ・レンジャーの久永さんが、
2年間の任期をもちまして、新たな道に進むこととなりました。
お疲れ様でした!ありがとうございました!
(写真左から:水落レンジャー、久永アクティブ、湯澤アクティブ)
2017年03月24日【トピックス】鳥取県大山における外国人観光客について
大山隠岐国立公園 伊藤信広
ご訪問ありがとうございます。
夢の貨客船DBSクルーズフェリーを利用し韓国の登山客、観光客がほぼ毎週金曜日に、鳥取県境港に朝9時代に入港し、入国手続き後、観光バスで大山寺博労座に10時30分頃に到着されています。
グリーンシーズンになると多いときは、韓国から300名を超える団体で大山登山、大山寺参拝等を満喫されています。
そしてこの冬も、韓国から毎週40名~100名前後の登山客がここ大山に訪問されています。
そこで簡単にDBSクルーズフェリーを紹介します。
韓国の貨客船DBSクルーズフェリーは、鳥取県境港へ2009年6月30日に初入港しました。航路は、境港→韓国・東海港→ロシア・ウラジオストク港の3カ国を結び、日本海での重要な人と物流も担っています。そして境港から韓国東海港を週1便・所要14時間と一晩で連絡し、東海港からソウル市内は高速道路を使い3時間で結んでいます。
また、境港からロシア・ウラジオストク港を週1便・2日で連絡し、ウラジオストク経由で中国吉林省、遼寧省、黒竜江省の東北三省ともつなぐ重要なルートであります。
韓国東海港を出港し境港に入るDBSクルーズフェリー(イースタンドリーム号)
イースタンドリーム号の船長は、140m、船幅20m、総トン数11,478トン、旅客定員約480名、運行速度は20.15knot(時速約37km)
3月10日(金)午前10時30分頃。大山博労座駐車場に到着した韓国人観光客105名を乗せた団体バス3台。
到着された韓国人登山隊ご一行様は、さっそく大山情報館でトイレを済ませたり登山装備の点検、体操等を行われました。この後、韓国人登山ガイドから参加者に大山の登山ルートなどレクチャーが行われました。
大山情報館1階を利用される韓国人登山客
韓国人登山客のペナントを撮影させていただきました。
大文字のハングル4文字は、マジュカキと書かれています。意味は「立ち向かう」と言う意味で、下段には、ヘフォ ミョサン トレッキ・ジェフンと書かれています。
日本語では、「海外名山トレッキング」でジェフンはグループ名と思われます。
ミョサン(名山)は、漢字から来ていることがうかがえます。
「韓国語おもてなし講座受講」が役に立っています。
午前11時頃、大山情報館からすぐそばの、大山寺参道入り口から大勢の韓国人登山隊が雪の大山登山に向かう様子です。この日、3月10日は総勢105名の韓国人登山隊でした。
韓国では、大山登山が大人気だそうです!
韓国人登山隊は大山寺橋をわたり、南光河原から大山頂上を目指して登山開始。そして16時30分には大山博労座に下山予定だそうです。
下山の後は、米子市内の皆生温泉に宿泊され、翌日の予定は山陰海岸国立公園の鳥取砂丘、そして鳥取県中部の倉吉白壁土蔵群、最後の仕上げに鳥取県西部、境港市のキタローロードを観光され、境港発19時のDBSクルーズで韓国へ帰国の途につかれます。
大山登山出発前に大山をバックに記念撮影を頼まれました。
(3月17日 韓国人登山客)
DBSクルーズフェリーを利用する多数の韓国人観光客には、2日間で鳥取県の二つの国立公園「大山」と「鳥取砂丘」、さらに倉吉白壁土蔵群、仕上げに境港キタローロード観光を楽しまれるグループもあれば、「大山」と「出雲大社~松江」さらに境港キタローロード観光を楽しまれるグループもあります。そして大山登山のあとに、米子市内の皆生温泉に宿泊するグループと休暇村奥大山に宿泊するグループなどもあると韓国人ガイドから教えていただきました。
大山には、旅慣れた個人旅行者も時々見られます。(3月17日)
左手の男性は、ドイツ・ノルトライン・ヴェストファーレン州デュースブルクから観光来日のサイモンさん。右手は、トルコ・イスタンブールから観光来日のバリスさん。
お二人は、お友達同士で、大阪城、姫路城のほか京都、奈良、倉敷、尾道など日本の歴史文化に興味があるとのことです。大山来訪の目的は大山寺、大神山神社を見ることだそうです。
大山来訪者の目的は、登山もあれば歴史文化に触れたいとかもありますが。特に外国人にとっては日本の観光名所プラス、日本の日常生活に触れたいとか日本文化を体験したいと見聞きしたりします。外国人誘客にあってはどうもこの辺りがキーワードなのかな?と考えたりすることもあります。
地域に住む私たちが地域を知りそれぞれの得意分野で大山にある宝物を(見所・体験所他)を掘り起こし、大山の動植物、歴史や文化をアピールし多く国内外の観光客にその魅力を伝えていければこれ幸いと感じます。
今後、平成29年度以降の大山地区は、国立公園満喫プロジェクトで大山情報館などの環境省の施設も再整備が計画されています。
さらに大山地区利用者への満足度向上に努めていければと感じています。
最後までご覧くださり誠にありがとうございます。
2017年03月08日【イベント報告】野鳥観察&自然散策
大山隠岐国立公園 湯澤孝介
花粉症アクティブ・レンジャーの湯澤です。こんにちは。
2月25日(土)、隠岐の島町(島後)西田の西郷湾周辺で行った野鳥観察&自然散策イベントについてご紹介します。
会場はこちら
あいにく朝は雨まじりのどんよりとした天気...
これは中止かな、なんて思っていると
雲の切れ目からどんどん光が差し込みはじめ
見事に晴れました!
さあさあいざ野鳥観察。
講師は自然公園指導員の深谷さんです。
野鳥の生態や豆知識など、幅広く解説していただきました。
さて、
会場である西田地区は、西郷湾の西端にあり内湾の中でもおだやかな場所となっています。
このあたりです。
よく見られる渡り鳥では、
キンクロハジロ スズガモ
ホシハジロ(手前はカルガモ) カンムリカイツブリ
などなど
スコープや双眼鏡を使いながら、観察しやすい水鳥や、周辺に飛んできた野鳥を見つけては、
思い思いに鳥にまつわる話が飛び交っていました。
参加された方々が普段見ている鳥の話をしたり聞いたり、自然と情報の交換が始まっています。
しばらくすると、
カワセミ!
の一声に全員がどこだどこだと一斉にポージング。
残念ながら写真は撮れませんでした。
湾から少し歩き、田の中を歩いていると、
参加していた小学生から
カエルの卵!
どうやらこれはアカガエルの仲間の卵塊のようです。
1~3月頃、草地や森の中から水田などの湿地へ移動し、
水中に卵を産み付け、そこから休眠(春眠)に入ります。
これもまた季節を感じさせますね~。
海岸沿いに帰ってきまして、
カモパズルで観た鳥を振り返ってみたり。
ゆっくり進行した野鳥観察&自然散策でしたが、
その間観察できた鳥はなんと30種類以上!
これを機に、野鳥に興味を持っていただければ企画者冥利につきます。
参加されたみなさま、お疲れ様でした!
次回は3月25日です!
2017年03月06日さようならコハクチョウ/米子水鳥公園自然観察会
大山隠岐国立公園 伊藤信広
ご訪問ありがとうございます。
2017年3月4日に鳥取県米子水鳥公園主催のさようならコハクチョウ自然観察会に参加しました。毎年楽しみな観察会です!
春が近くなると米子水鳥公園をねぐらにしている、コハクチョウたちがこれから約1カ月間で片道約5,000キロ離れた、ロシアの北極海沿岸の繁殖地に北帰行します。北帰行のルートは、米子水鳥公園から日本海を越えて、ロシアのウラジオストクからウスリー川を北上しハバロフスクからさらにアムール川を北上してボゴロドスコエー、さらにオホーツク海を越えて、北極海沿岸の繁殖地に到着すると言われています。
米子水鳥公園の建物。
この建物の中から水鳥公園の野鳥を観察できます。
米子水鳥公園から美しい大山の姿を望めます。
米子水鳥公園建物内の様子。
米子水鳥公園のある中海は国指定鳥獣保護区として保護され、2005年には国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されています。そして野鳥にとって大切なねぐらです。
私が子どもの頃(1960年代)は、毎晩のように食卓に中海でとれた赤貝(サルボウガイ)の醤油煮付けが登場していました。さすがに食卓に頻繁に赤貝がでると、またかやと、親の心を知らずに感じていました。また時を同じくして中海ではハゼ(米子ではゴズと呼びます)が沢山泳いでいて、小学校では全校をあげてゴズ釣り大会が開催されていました。また時々、子ども時代にゴズ釣りに行っては晩ご飯のおかずとして家に持って帰っていました。
仲良く就寝中のつがいのコハクチョウ。
コハクチョウは幼鳥のときは、全体が灰白色で成長になると白鳥らしく真っ白になり、「くちばし」の白い部分も消えて、黄色くなります。写真で首が灰白色のが幼鳥です。
写真ではわかりませんが、一番上のコハクチョウが首をたてに振り始めました。
この合図は、飛び立ちの準備を家族や仲間たちに知らせるものだそうです。
風の様子をうかがいながら風下に向かうコハクチョウたち。
この後、風上に向かって飛び立ちます。
風下から風上に向かい助走し飛び立つコハクチョウの様子です。
コハクチョウの体重は5kg~8kgと重いですが飛び立つ瞬間はジェット機のように感動的です!
飛び立つコハクチョウたち。
コハクチョウの体長は120cm、翼を広げると190cmにもなると言われています。
大きな翼を使い北へ向かうコハクチョウたち
次の冬に再びここ水鳥公園に戻ってきます。
観察桟橋からコハクチョウを見送る人たち。(早朝)
観察桟橋からコハクチョウを見送ろうと県内外から人が集まってきます。
そして時間が経つにつれて少しづつ人が多くなってきます。
私自身も、ここ6年間くらいコハクチョウを見送っていますが毎年飛び立つ姿を見ては感動が走ります。
無事、コハクチョウが繁殖地への旅をできることを願っています。
コハクチョウは、ロシアの北極海沿岸で繁殖したあとに、10月頃にえさを求めて日本に飛来します。北は北海道から飛来地がありますが、南限は米子水鳥公園のすぐ隣にある島根県と言われています。
毎年この時期、春の訪れとともに別れがあり、そして別れがあるからこそ新しい出会いもあると感じています。
シベリアのツンドラ地帯で育った幼鳥が、ここ米子水鳥公園に訪れることを楽しみにしています。
最後までご覧くださり大変ありがとうございました。
2017年02月23日【イベント案内】今年もやるそうです!4/9国賀海岸ビーチクリーン!
大山隠岐国立公園 久永剛大
こんにちは!隠岐の久永です!今回は西ノ島のビーチクリーンイベントのご案内です。
西ノ島の国賀海岸は大山隠岐国立公園の特別保護地区に指定され、年間3万人近くが訪れる隠岐随一の観光地です!西ノ島町では観光シーズンの幕開けに際して「隠岐・西ノ島 2017 国賀開きフェスタ」が催されます。
その一環で国賀海岸ビーチクリーンが行われます!
日 時:平成29年4月9日(日)9:30から12:00まで
場 所:国賀浜
昨年の様子は下記の写真と過去のAR日記に。
みなさんも楽しみながら島をきれいにしませんか?海岸清掃後はお楽しみティータイムもあるようです!申込みは不要ですが、無料シャトルバスをご利用される方は4月2日までに西ノ島町観光協会までお電話ください。詳細はチラシをご覧下さい。
「隠岐・西ノ島 2017 国賀開きフェスタ」は4月1日から4月30日までで、ビーチクリーン以外にもたくさんの催しがあるようです。是非お出かけください。
詳細はチラシ両面版をご覧下さい。国賀開きフェスタ2017.pdf
2017年02月23日冬の鳥取県大山の魅力
大山隠岐国立公園 伊藤信広
ご訪問、大変ありがとうございます!
鳥取県の名峰大山は、昭和11年に国立公園に指定され、その後、蒜山地域、隠岐の島、島根半島、三瓶山地域が追加指定され「大山隠岐国立公園」となりました。
そして国立公園大山は四季折々を通じて、いろいろな楽しみ方があります。
今回紹介する、冬の大山は、日本海に近く高くそびえる大山(標高1,729m)は、大陸からの北西の季節風を受け冬は多雪に恵まれています。冬季は西日本最大規模のスキー場として、多くのスキーヤー、スノーボーダー、スノーシューなどで賑わっています。
大山桝水高原ゲレンデのスノーボーダー
韓国東海からはDBSクルーズフェリーで鳥取県境港に接岸し観光バス1台から2台で約40名がほぼ毎週金曜日にアクセスの良い大山に訪問されています。多いときはバス2台で、約80名が大山登山等を楽しまれることもあります。
また、昨年末から香港から米子航空定期便が就航し、香港からの団体客も登山はしないまでも普段見ることの出来ない真っ白な雪に触れたり見たりして大山観光を楽しまれています。更に香港便が就航してからは、ベトナムからの団体観光客も雪化粧の大山・豪円山を見て雪に手を触れたりして観光を楽しまれています。
鳥取県米子市内から望む雪化粧の大山
冬の大山のお手軽な人気プログラムとしては、ガイドさん付きの半日雪上ハイキングスノーシューがあります。大山の森の新雪の上を歩く感動は言葉に出来ないくらい素晴らしい体験が出来ます。また歩きながら、大山の歴史や冬の動植物など見所満載です。
大山には、いろいろなスノーシューコースがありますが、下の写真は大山横手道スノーシューの様子です。これは大山寺付近の横手道入口からスタートし桝水高原恋人の聖地展望台まで往復約3kmをスノーシューで歩きます。サクサクと雪の上を歩きながらガイドさんのお話も楽しいです。
大山横手道スノーシューの様子
大山横手道には、一丁地蔵が立ち並び、お地蔵様を拝むこともでき、自然と歴史の両方を学びながら歩きます。一丁とは、60間であり約109mです。コース中に10体が現存しそれぞれのお地蔵様は、表情が異なり、石質もいろいろあると言われています。それらを鑑賞しながら歩くのも、横手道の魅力です。
大山横手道のお地蔵様を撮影する参加者
スノーシューで散策していると、雪面に様々な動物の足跡や糞、食べ物を見たりすることができます。そして時には動物の足跡当てクイズとか、ガイドさんにより動物の面白い生態系などの解説も楽しめます。普段見ることの出来ない動物たちの生活のサインを知る魅力が冬の大山にはあります。
動物の足跡を発見
大山でスキー、スノーボードで初心者に優しいゲレンデと言えばホワイトリゾート豪円山ゲレンデです。休日は、県内外から家族づれ、団体等で賑わっています。
そして平日は、県内外から学校団体のスキー教室に多く利用されています。
私も小学生の頃、学校の授業でスキーをした思い出があります。
豪円山は、国体のスキージャンプの競技場にも使用されていました。
札幌冬季オリンピック、スキージャンプで日本勢が金、銀、銅を独占した、笠屋選手、青地選手、金野選手も、ここ豪円山スキージャンプ競技で活躍していました。
豪円山ゲレンデでスキーを楽しむ学生達
海の見えるホワイトリゾート・豪円山ゲレンデ
大勢で賑わう豪円山ゲレンデの様子
大山は四季を通じて、多くの登山者に利用され愛されています。
冬の大山も快晴の日には県内外から、そして韓国人、欧米人登山者にも人気があります。
大山夏山登山道の稜線(左下から右肩上がりに登る)
冬の大山を駆け足で紹介しましたが、私自身一番好きな時期は、冬の大山です。
雪の白さと見渡す限りの青い海と空が素晴らしいです。
2月も終わりに近づいてきました。来月は春を迎えます。
今年の大山は、どんなドラマがまっているのか楽しみです。
グリーンシーズンの大山も素晴らしい自然景観を体験できます!
是非是非大山に足をお運びください!
大山隠岐国立公園は、「世界水準のNational Park」に今後生まれ変わってゆきます。
多彩な大自然の恵みと文化、アクティビティ、日本遺産など豊富なコンテンツが満載の大山の感動を多くの外国人観光客をはじめ、県内外のみなさまに魅力を感じていただけたら幸いです。
最後までご覧くださり誠にありがとうございました!
2017年02月22日【出展】エコフェスタ in おき
大山隠岐国立公園 湯澤孝介
時化る日がまだ多い今日この頃、
胃の中も時化気味な湯澤です。こんにちは。
しっかりとした食生活、睡眠、適度な運動...心がけます!
みなさんも是非お気をつけください!
さて、今回のお話は、
今月12日(日)に隠岐の島町文化会館で開催された「エコフェスタ in おき」への出展についての
ご紹介です。
※主催:隠岐の島町まちづくり運動協議会
本イベントは、運営する協議会の重点目標として位置づけられている『ゴミの減量化とリサイクルの推進』について、その取組や環境問題の普及啓発として広く住民方々にPRするものです。
隠岐事務所も、隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会とコラボし、
事務所や活動の取組紹介パネルの展示、海岸漂着物のワークショップを行い、
ゴミの減量化に対する普及啓発活動をしました。
解説パネル/漂着物等の展示 ジオパークと連携した取組パネル
漂着物のワークショップ
砂浜には小さなゴミがいっぱい!
もう一つご紹介。
隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会に国際交流員として勤務されているヤゴダさん(ポーランド出身)が、隠岐の島町の友好都市であるポーランド共和国クロトシン市のHPへ、今年から2週間おきに記事をアップしているそうです。
一連のタイトルは『Listy z Oki』(=隠岐からの手紙)
なんだか素敵ですね~
その中で、エコフェスタでの様子も取り上げていましたので、ご紹介します。
過去には、
・新年と松直し
・隠岐とポーランドの冬の違い
が投稿されているようです。
ポーランド語ではありますが、興味のある方は是非チェックしてみてください!
さいごに、今回ワークショップで行った、海岸漂着物に関する情報の一例をご紹介。
是非チェックしてみてください!
2017年02月20日【お知らせ】自然観察会について
大山隠岐国立公園 湯澤孝介
イベントのお知らせです!
そろそろ北へ帰りはじめる冬鳥や春を待つ身近な生きものを
ゆっくり歩きながら観察していく...その名も「野鳥観察&自然散策」!!
...いや、決して手抜きなタイトルといわけではなく(汗)
野鳥観察してみたかった!
双眼鏡の使い方がわからない!
スコープをのぞいてみたい!
詳しそうな人に案内してもらいたい!
などなど、自然観察の入門編といったイメージで開催します。
2月、3月と、同じ場所で開催しますので、
観られる鳥も、他の生きものも、景色も
ひと月での変わり様が感じられると思います。
どちらかだけでも大丈夫ですので、ご都合のつく方は是非ご応募ください!
お問い合わせ先:隠岐自然保護官事務所(08512-2-0149)
ここには何種類の鳥がいるでしょうか^^
2017年02月06日隠岐・知夫里島 巡視
大山隠岐国立公園 久永剛大
こんにちは!隠岐の久永です。
久々の更新です!今回は知夫への巡視の様子をお届けします。
冬の日本海、晴れた日を狙って計画し、三度目の正直でようやく行くことができました。
知夫里島は隠岐の有人島では一番小さい島で人口600人程の島です。
今回巡視したところをいくつか簡単にご紹介します。
赤ハゲ山
島で一番高い山、多島海景観や牧野景観などの景色を360度見渡せ、のんびりとした気持ちになります。ここから見える景色は島前カルデラと呼ばれ、隠岐を代表するジオサイトのひとつとなっています。
(赤ハゲ山からの眺望)
赤壁(せきへき、あかかべ)
赤い大地が海流や風の影響により削り出された色鮮やかでダイナミックな海蝕崖をのぞき込むことができます。海上から赤壁を見るサンセット遊覧船もおすすめです。隠岐を代表するジオサイトのひとつとなっています。
(赤壁 海上から) (赤壁 陸上から)
他にも、海水浴や宿泊のできる長尾鼻、歩いて渡れる無人島で海水浴もできる島津島、隠岐諸島最南端の高台である高平山なども巡視してきました。
(長尾鼻 浜) (島津島へ渡るお松橋から)
(高平山からの眺望)
島津島と高平山では島根県が隠岐のジオパーク活動を応援するために施設の再整備を行っています。完成まであと少しというところでした。
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締め切り迫る!(2/8〆)
私たちと一緒に働いてくれるアクティブレンジャーを募集しています。
ご応募お待ちしております!
みなさん、はじめまして!
4月から大山隠岐国立公園隠岐地区の新たなアクティブ・レンジャーとして活動しています柳川です。
隠岐に来てからというもの、広大な自然と温かな島民の皆さんに迎えられ、心打たれる毎日を過ごしています。
そんな私が感じた隠岐の魅力を是非ともみなさんと共有していけたら、と思っております!
さて、まだ働き始めて一週間程しか経っていない私ですが
さっそく西ノ島で行われた【隠岐・西ノ島ビーチクリーン'17】に参加して来ました!
会場は国賀浜、
隠岐一とも称される景観美を誇り国立公園内にある絶景スポットの一つとして人気です。
島前(どうぜん)のこのあたりに位置します→
島後(どうご)からだと
フェリーに乗って1時間半で着きます。
余談ですが
4月1日(土)から 30日(日)にかけての一ヶ月間、
西ノ島では「国賀開きフェスタ2017」が開催されていて、夜神楽や夜桜ライトアップなど
西ノ島独自の文化に触れられるイベントが用意されています。
(http://www.kankou-shimane.com/ja/event/detail/4123)
ビーチクリーン参加のため前日入りする予定となり、
これは夜神楽を観る良いチャンスだ!! と意気込んでいたのですが....
まれに見る濃霧の影響で高速船も飛行機も欠航。
イベント当日朝一番のフェリーで会場へ向かい途中参加することになりました。
遅れること30分、急いで向かった会場には天候の影響も受けずに多くの人が!
地元の高校生を中心に子供から大人まで国賀海岸を愛する人たちが集まっていました。
私たちも各地に散らばってゴミを集めます。
観光名所の通天橋にも多くの漂着ゴミが流れ着いていました↑
この量で、
ほんの一部です→
清掃後、一休憩のティータイムを挟んで
隠岐しぜんむらの深谷さんから漂着ゴミについてお話がありました。
どこから来るのか?
どんなことが起こるのか?
私達に何が出来るのか?
みんなで考えます
漂着ゴミの問題は 海に囲まれた"日本"という国にとって、とても大きな問題です。
人間が作った物は自然に還っていくことは無く、今も海を漂っています。
この問題は生き物にも影響が及んでいてアザラシや亀のお腹にビニール袋が詰まっていた
なんてことも全世界で報告されています。
私たちには関係ないと思いますか?
実はそうでもないんです。
小さい魚がゴミや人工物を食べたとします。その小魚を大きい魚が食べる、そしてその魚を私たち人間が食べている。じつは回り回って人間のところにも来ているのです......
人間も生態系の中の一つ。
世界のゴミを拾いに行くのは難しくても、毎日の生活でゴミの分別をすることは出来ます。
この問題をもっと身近なものだと感じて一人一人が少し気をつけるだけでも世界の海が綺麗になっていくと
思うのですが、どうでしょうか?
最後になりますが、参加された皆さんお疲れ様でした!!