ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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大山隠岐国立公園

162件の記事があります。

2018年02月02日本日の大山

大山隠岐国立公園 小森 夏奈

2月2日(金)

ここ数日寒さは和らいでいますが、相変わらずの灰色の空が続く山陰地方です。

そんな中、今日は久しぶりに大山が姿を現しました!!


(南光河原駐車場付近)

高曇りで空は白っぽいですが、この時期に大山の全景が見れるのは珍しいです。

(博労座駐車場付近)

 

ズームで夏山登山道8~9合目付近を拡大してみます。

天気もよく、風も弱いグッドコンディション、本日もたくさんの方が登山されていました。

 

(桝水高原スキー場付近)           (植田正治美術館付近)

大山は見る角度によって形が変わり、それぞれがまるで違う山のような表情をしています。

伯耆町からの大山は、まさに『伯耆富士』と呼ぶにふさわしい山容をしています。

左肩には三鈷峰がちらりと顔をのぞかせています。

大山寺付近を巡視に行きました。

 

(大神山神社)

(金門)

この辺りは踏み跡が少ないので、スノーシューがあるといいかもしれませんね!

 

(大山寺)

(みるくの里付近)

弓ヶ浜半島もきれいに見えています。

3月になると晴れの日も増え、青空と雪化粧の大山も見ることができるそうです。

その日を楽しみに、山陰の冬を満喫していこうと思います。

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2018年01月17日【お知らせ】外国人写真展 島前会場が始まりました!

大山隠岐国立公園 隠岐 湯澤孝介

2018年1発目です。

皆様、今年もよろしくお願いいたします。

飛行機(編集)

この写真は、飛行機で羽田に着陸する少し前に撮影したものです。

きれいな景色だー、と思ってはいたものの、国立公園の写真ではないか...と投稿するのやめかけましたが、

右に写っているのは富士山!ということで強引にも頭で使わせてもらいました。

ありがとう、富士箱根伊豆国立公園。

空からもっと大山隠岐を眺めたいな-。

しばらくはドローンの活躍に期待しています。

さて、今回は、前回投稿しました外国人写真展「外国人の目から見た ~私のすきな大山隠岐国立公園~」の島前会場での展示が始まりましたので、ご報告します。

前回もご紹介しましたが、下記の通り開催しています。

○島前会場

と き 1月17日(水)~2月12日(月)

ところ 西ノ島町別府港フェリーターミナル2階待合スペース

別府港2階

待合スペース

展示写真

写真たち

船で移動の際、近くに寄られた際は是非ご覧になってください!

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2018年01月04日大山隠岐国立公園 日御碕(ひのみさき)のご紹介

大山隠岐国立公園 松江 大山淳子

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【お詫び】

当初こちらの記事は、

中国四国地方のアクティブレンジャーによるリレー日記として、

各事務所のおすすめの場所を紹介し、リレーでつなぐとお知らせしておりました。

しかしながら、方針を変更しまして、各事務所の四季ごとのおすすめを季節毎にそれぞれ紹介する形をとることになりましたので、こちらの記事は形式を変更して掲載いたします。

お楽しみに待っていらっしゃった方がおられましたら、お詫び申し上げます。

3月末ごろより発信予定の、各事務所の各季節のおすすめ記事をお楽しみにお待ちくださいませ。

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あけましておめでとうございます!

2018年がみなさまにとってよい年になりますようにお祈りいたします。

今年もみなさまに大山隠岐国立公園のことを紹介していきたいと思いますので、

よろしくお願いいたします。

松江管理官事務所は、

大山隠岐国立公園の中の隠岐島地域以外の島根県内の地域を管轄しています。

今回は、

今年夕日をテーマにしたストーリーが日本遺産に認定され、

複雑で魅力的な海岸線を持つ、

「日御碕(ひのみさき)」をご紹介したいと思います。


日御碕は、島根県出雲市にあり、半島西部の突端に位置します。

出雲大社からだと、車で15分ほどで着くことができます。

出雲までの飛行機や電車でのアクセスはこちらです。

今回は日御碕をぐるっと一周するコースをご紹介します。

日御碕観光案内所→①出雲松島

        →②日御碕灯台

        →③海の味通り

        →④伯陵園(はくりょうえん)

        →⑤経島・鳥見台(ふみしま・とりみだい)

        →⑥日御碕神社

        →夕日鑑賞(経島付近、もしくはすこし戻って伯陵園で。)

歩く時間だけだと、30~40分ほどで歩けます。

売店巡りや、灯台に登る時間、神社を参詣する時間を含めると約2時間コースです。

今の時期の日没が17:15頃なので、15時頃スタートがおすすめです。

(伯陵園に戻って夕日鑑賞であればもう少し早めに。)

もちろんお昼の日が出てる間の散策もおすすめです。


さあ、散策スタートです。

①出雲松島

観光案内所前の小道を5分ほど歩いていくと、大小の島々が集まる出雲松島が見えてきます。

東北の名所である松島にちなんで、こう呼ばれているそうです。

②日御碕灯台

出雲松島から北へ向かって海沿いを歩いて行くと、日御碕灯台が見えてきます。


日御碕灯台は、石造りの灯台では東洋一の高さを誇り、世界の歴史的に特に重要な灯台100選に選ばれています。地面からの高さは43.65メートルあり、水面からは63.30メートルあります。200円(小学生以下は無料)で、中を見学でき、上まで登ることも出来るので、登ってみましょう。


163段あるらせん階段を上っていくと

360°大パノラマの景色が待っています。

結構体力が必要ですので、

気合いを入れて頑張って下さい。

遊歩道があんなに小さく!

さて、つぎは少し寄り道して、

売店、飲食店が並ぶ 

③海の味通り

海鮮丼やいかやきが食べられたり、また海ならではのお土産が買えるお店が並んでいます。

店頭で、いかを焼いている香りは食欲をそそられます。

日御碕神社の前にも1店舗お店があります。

おなかを満たしたところで、

元の道に戻りまして、

④伯陵園へ向かいます。

伯陵園には休憩のできる東屋や展望台があります。

昼間の景色もいいですが、夕日を観るスポットとしても人気があります。




展望台から

さて、遊歩道を歩いていると、

不思議な形をした岩が遊歩道沿いにあることに気づかれるかと思います。


れは、柱状節理(ちゅうじょうせつり)と呼ばれていて、

海底火山が噴火し、

流れ出た溶岩が冷却されたときに、

表面と内部で収縮の差が生じて亀裂ができ、規則的な割れ目ができたものです。

日御碕の柱状節理は1600万年前にできたと言われており、

こんなに細かい割れ目ができるのは珍しいそうです。

少し、豆知識を入れたところで、

鳥見台から、日御碕神社の方へ続く海沿いの道を下っていきます。

この続いている歩道からは、

⑤経島(ふみしま)を眺めることができます。

経島は、

通常島へ上がることはできず、

年に一度、神事を行うために神職だけが島へ渡ることができます。

人が近づけないこともあってか、

ウミネコの繁殖に最適なようで、

毎年11月後半~7月頃まで、約45千羽が繁殖にやってきます。

今がまさにその時期です。

ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されています。

ウミネコ観察のあとは

海沿いから奥へ入り、

⑥日御碕神社へ向かいます。


日御碕神社は、

朱塗りの権現造りで有名な重要文化財です。

社は2社あり、

神社へ足を踏み入れると、

まず日沉宮(ひしずみのみや)が迎えてくれます。

こちらにはアマテラスオオミカミが祀られています。

日沈宮は、735年に、

日本の夜を護るために建てられました。

日本の昼を護る伊勢神宮と対になる神社です。

アマテラスオオミカミは太陽の神であるため、

当時から、夕日を神聖視していたことが伺えます。

日沉宮から右へ身体を向けると階段を上った高台に

神の宮があります。

こちらにはスサノオノミコトが祀られています。


夕日が沈む西を向いていることからも、

夕日を大切に想ってきていたことがわかる日御碕神社をあとにし、

経島が見える海沿いまで戻り、最後に夕日を観賞して、

散策終了です。

さて、日御碕ぐるっと一周散策コースはいかがでしたか?

最後までお読み下さりありがとうございます。

まだまだ日御碕の魅力は伝えきれませんので、

ぜひ日御碕へ足を運んで、みなさまの肌で

日御碕のスケール、風、空気を感じていただけたら嬉しいです。

おまけ

夏に賑わう

おわし浜海水浴場

出雲松島の奥には、夏、海水浴客で賑わう、おわし浜海水浴場があります。

出雲松島からずーっと南下して、海岸沿いに行くとたどり着きます。


夏には、通りの民宿の方がたが、

かき氷などを販売し、

砂浜の上には休憩所が出現します。

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2017年12月13日【お知らせ】外国人の目から見た ~私のすきな大山隠岐国立公園~ の開催について(隠岐会場)

大山隠岐国立公園 湯澤孝介

雪が降っております。

雪道

南谷林道

隠岐諸島最高峰、大満寺山(608m)の中腹にある乳房杉の雪化粧(薄化粧?)。

乳房杉(冬)

2017.12.12撮影

まだそこまで積もってはいないものの、冬の訪れを一段と感じさせます。

ちなみに夏はこんな感じ。

乳房杉(夏)

2017.7.5撮影

さて、今回は写真展開催のお知らせです。

今年の9月から米子や松江などで展示されてきた写真展、

「外国人の目から見た ~私のすきな大山隠岐国立公園~」が、隠岐会場にやってきました。

写真展ポスター

四季の変化に富んだ豊かな自然景観と歴史文化を有している大山隠岐国立公園の魅力を日本人の視点とはまた違った目線から、再発見してみよう!というものです。

詳しくはこちら

隠岐では、下記の通り開催します。

○島後会場(開催中)

と き 12月9日(土)~1月10日(水)

ところ 隠岐の島町西郷港フェリーターミナル2階待合スペース

展示会場写真

○島前会場(開催予定)

と き 1月17日(水)~2月12日(月)

ところ 西ノ島町別府港フェリーターミナル2階待合スペース

船で移動の際、近くに寄られた際は是非ご覧になってください!

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2017年12月06日【イベント報告】秋の高田山 国立公園ご案内

大山隠岐国立公園 湯澤孝介

降雪情報が出始めています。

昨日はうっすら雪が降りました。筋トレ

隠岐もだいぶ冷え込んできましたよ~。

私の借家もだいぶ冷え、家の中では白い息。

隠岐に来て肥えてしまっているので、灯油ではなく脂肪を燃焼させて暖めてております。

杏ちゃん

これもひとつのウォームビズ(お時間ありましたらHPもご覧ください)

さて、

前回に引き続き、島根県隠岐支庁の福利厚生プログラムの一環で、国立公園トレッキングが行われました。今回もガイドさせていただきましたので、少しだけご紹介します。

場所は、隠岐の島町都万地区にある高田山です。(昨年の様子2016/11/2

地図

クリックして拡大

高田山(引き) 入口 

写真右側、山頂付近に岩肌が見えている山です。 神社の横手から進んで行きます。

吾郷さん1 吾郷さん2

今回は少数精鋭、全5人のパーティです。    やや険しい道も乗り越え...

椅子吾郷さん 椅子のぞみーる

天然の休憩所でひと休み。           山ガール×コーヒー

椅子はるかちゃん 椅子吉永さん

いい笑顔です。                内股気味です。

山頂手前集合写真

3、40分ほど登ると、開けた景色が広がります。

集合写真1

やや霞んでいましたが、眺めは抜群です!

引き

もう一度引きから。矢印の先にいます。

集合写真2

やや控えめに...笑

下で集合写真

無事下山。振り返ると高く見えるものです。

前回に続き、リフレッシュををかねて勤務地である隠岐の自然を体感していただきました。

途中険しい道もありますが、上で眺める景色を目の当たりにすれば、その壮観さに心躍ります。

きっかけがないと、なかなか行けないこともあるかと思いますが、誰かに頼りながらでも、新たな景色、楽しみを見つけに行く一歩を踏み出してみましょう!

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2017年11月30日【イベント報告】 いきものみっけ!調査団

大山隠岐国立公園 柳川 にいな

近頃はお日様もあっという間に沈んでしまい、暗くなるのが早くなりましたね。

隠岐でも局地的に、雪やあられが降るなど、どんどんと冬の厳しさが近づいてきているようです。

間もなく12月を迎えてしまいますが、その前に1月程前に行ったふれあいイベントについて報告をしようと思います。

10月28日に開催した「いきものみっけ調査団」。

当日は午後から雨の予報という不安な空模様でしたが、参加してくれた子ども達は元気いっぱい!

やる気まんまんで臨んでくれました。

イベントの始めは、挨拶や注意事項、そして調査の説明からスタートしました。

環境省生物多様性センターが行っている「いきものみっけ2017」の説明の中で、

生き物を調査する目的や、環境の変化と生き物の繋がりを知ってもらいます。

調査開始!

調査1回目はクヌギの森の中で行います。

もう大分寒くなったこの時期、生き物はどこに隠れているかな?

1回目の調査後、みんなに生き物を記録してもらいました。

事前に用意したワークシートに、特徴や名前、いた場所などをメモしていきます。

記録の後は発表の時間です。

こんなのもいた!、こんな所に隠れていたよ! などみんなで調査結果の共有です。

バッタやコオロギだけでなく、ハサミムシやカナヘビなど色んな生き物を見つけました。

調査2回目。

今度は場所を変えて、水辺周辺の生き物調査です。

調査を始める前に・・・

今回、イベントの協力者として来ていただいた森口さんから、道具の使い方を教わります。

そしてみんなで水辺を観察。

この一帯は森口さんの土地で、今回はイベントの開催場所として提供してくださいました。

森口さんが作ったビオトープには何がいるんだろう? 子ども達も興味津々です。

調査が始まると、みんな真剣にタモですくい始めます。

エビやヤゴ、イモリにメダカ・・・生き物がどんどん見つかります!

年少さんには、バットの中の生き物を観察してもらいました。

2回目の調査記録。

見つけた生き物が何を食べているかなど、生き物同士の繋がりも考えてもらいました。

記録と発表を終えて、いよいよ本日のまとめです!

今回は、どこにどんな生き物がいたかをマップにまとめることにしました。

生き物シールを貼り付けて、生き物マップを作っていきます。

みんなで議論しながら完成させました。

これまでにまとめた記録から、生き物の繋がりを学びます。

また、場所によって見られる生き物が違うこと、

どんな場所にもいる生き物もいれば、環境が限定される生き物もいることを感じてもらいました。

最後に森口さんから、この地域の環境の話をして頂きました。

工事や環境汚染から一時期は生き物が少なくなったこと、ただ人間が生活する上で必要な工事もあること、

このことを知った上で、どうしたら良いのか自分なりに考えてみてほしいこと。。。

地元の方の声に子ども達も真剣に聞き入っていました。

そしてもう一人、今回のイベントに協力していただいた芳滝さんから、

調査で捕まえた生き物たちを、もとの場所に戻すようにお願いが。

重いケースをみんなで持って、そっと池に戻してあげます。

今回のイベントで完成した"生き物マップ"は上の写真の通りです。

こうしてみると、身近な場所でも色んな生き物が生活していることが分かりますね。

生き物は様々なところにいて、色んな生き物と関わり合って生きています。

それは私たち人間も例外ではないんじゃないでしょうか。

環境の変化で住処を奪われたり、変化に対応するため進化を遂げたり・・・

毎日の日常の中で、ちょっとした変化が起こっているかもしれません。

まずは足下の生き物に興味を持つことから、始めてみませんか?

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2017年11月24日蒜山高原モニタリングキャンプに参加してきました!

大山隠岐国立公園 小森 夏奈

初めまして!

11月1日より大山隠岐国立公園管理事務所にアクティブ・レンジャーとして着任しました、小森夏奈と申します。これから冬に差し掛かりますが、山陰の寒さに負けず大山・蒜山・三瓶山周辺の魅力をみなさんに発信していきたいと考えております。

11月15-16日、蒜山高原キャンプ場にて開催されたモニタリングキャンプに参加してきました。

蒜山(ひるぜん)高原・蒜山三座は岡山県真庭市に位置しており、大山隠岐国立公園に指定されています。

今回のモニタリングキャンプは、株式会社スノーピーク、休暇村蒜山高原、蒜山地域の方々のご協力のもと開催されました。1泊2日のキャンプに地域のアクティビティや食材を取り入れながら、お客さまによりよいものを提供できるよう、今後の課題などの検討も含め企画されました。

今話題の『グランピング』スタイルとのことですが、どのようなものなのかワクワクしながら会場に到着です。

  

    1. 開会式と自己紹介後、早速アクティビティの開始です。蒜山の見所をサイクリングで満喫します。

マウンテンバイク、電動自転車などそれぞれの体力に合わせた自転車を選んで出発!

私は電動自転車を選んだのでラクラク進むことができました。

蒜山高原自転車道では、2人乗りのタンデム自転車も走行可能です。

   

まずキャンプ場内で、本日の宿泊場所を確認!蒜山と草原が見渡せる絶好のロケーションです。

テントは1人1張、すでに張ってくださっていて寝袋やマットもふかふかで寝心地は抜群です。

紅葉はほぼ終わりかけでしたが、テント横のモミジは真っ赤で残っていてくれました。

   

その後ひるぜんワイナリーさん、貸別荘 欅庵さんを見学

イチョウの黄葉の名所、福田神社にも立ち寄りました。

見頃は1週間ほど前だったようですが、黄色の絨毯がきらきらと輝き美しかったです。

左から上蒜山、中蒜山、下蒜山の蒜山三座です。

途中小雨がパラつきましたが、すぐに止みうっすらとかかる虹を見ることができました。ススキもたなびき、秋の空気を感じます。

蒜山高原自転車道の標識です。このサイクリングロードの全長は29.3kmですが、ショートカットコースもあるので体力にあったコースを選ぶことができます。ちなみに左側にいるトーテムポールのようなものは、蒜山の妖怪『スイトン』。蒜山ではお店の軒先や野外など様々なところで見かけます。

  

温泉で温まったあとキャンプ場に戻ると、既に会場の準備をしてくださっていました。

おまちかねの夕食はジャージー牛、ダイコンや山菜など蒜山の食材たっぷりのお鍋です。参加者の方々とコミュニケーションをとりながら、季節の味覚を満喫しました。

  

夕食のあとは焚き火を囲んでディスカッションです。

雨や霰が降ったりもしましたが、焚き火は燃え尽きることなく、しっかりと参加者を暖めていました。時折垣間見える星空に皆感動していました。

  

翌日、朝からキャンプ場内を歩いてご案内いただきました。

オートサイト・フリーサイトなど各テントサイト、管理棟や炊事棟など一周ぐるりとキャンプ場をまわりました。とても広いのでゆっくりと散策することができます。もしかしたらオオサンショウウオにも出会えるかも?

朝食後は意見交換会を行いました。国立公園のイメージやこれからの蒜山高原キャンプ場をどのようによくしていけばよいかなど、各自の意見を出し合いました。それぞれが思ってもみなかった発言が出るなど、大変有意義な時間となりました。

  

昼食には蒜山のB級グルメ『ひるぜん焼そば』を振る舞っていただきました!

最後に一人ずつモニタリングキャンプの感想を述べ、解散となりました。

蒜山地域の魅力と地域の方々の暖かさを感じた2日間となりました。ぜひまた冬にも訪れ、蒜山のまた違った一面を見てみたいと感じました。

蒜山高原キャンプ場は今年は営業終了となりましたが、来シーズンはぜひみなさんも足を運んでみてはいかがでしょうか!

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2017年11月22日【職場体験③】 最終日です!

大山隠岐国立公園 隠岐 柳川 にいな

タイトルの通り、職場体験もあっという間に最終日を迎えてしまいました。

この3日間、佐藤君には様々なところに巡視に行ってもらい、国立公園の利用、貴重な動植物の保全など

日頃から私達が頭を悩ませている問題について一緒に考えてもらいました。

そして迎えた最終日、今日までの職場体験のまとめとして、

「国立公園の利用推進」という、ちょっとお堅いテーマでアイデアの発表をして貰いました。

これまでの体験で学んだことや感じたこと、どのように国立公園を利用して欲しいか・・・

色々考えながらイベントを計画します。

30分間の発表を、地図や資料を使って詳しく説明。

国立公園を利用した自然観察会と地域の文化や身近な植物観察会を組み合わせた、楽しいイベントを提案してくれました。

自然や国立公園にあまり関心が無いという人にもイベントに来て欲しい、という佐藤君の願いに、具体的にどういう告知をしていけば良いか、どうやったら関心を持ってもらえるか、など職員がアドバイスを加えながら発表を終えた後、職場体験の最後にこれまでの感想を書いてもらいました。

それでは、3日間という短い期間でしたが、隠岐管理官事務所でレンジャーとして立派に働いてくれた佐藤君に、職場体験を終えた感想を報告してもらいましょう!

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~三日間を終えて感想~

今回この環境省大山隠岐国立公園隠岐管理官事務所へ職場体験に来て僕はまずとても良かったと心から思いました。今回僕は、この三日間を通してたくさんの事を学んだと思います。これは僕が生きていく中で必ず役立ってくれるし、これからのあらゆる助けになると思います。

僕がこの体験で一番心に残ったのは二日目の島前での摩天崖です。ここで僕はとてもたくさんの自然と出会うというとても貴重な体験をしたとおもいます。でも僕はこんな貴重で素晴らしい体験ができたのは、たくさんの人の助けや協力があったからだと思います。

この体験を計画してくださった先生方やこの三日間朝早くから送迎してくださったお母さん、そしてこの三日間近くで見守っていて下さった三人のレンジャーのみなさん、みんなの協力があってこその素晴らしい体験だったと思います。そして三人のレンジャーのみなさんがいつもしている仕事はとても凄いことだとこの体験を通してとてもおもいました。

僕はこの三日間で学んだことをこれからにいかしていきたいです。そして今回で学んだ事を僕が家族や友達に伝えていけたらいいなあとおもいます。この三日間、僕はとても楽しかったしたくさんのことを学ぶことができて僕はとても幸せなんだなと心から思いました。

佐藤晴千代

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レンジャーの仕事は、普段あまり目にすることは無いと思います。

それでもこうやって興味を持って職場体験に来てくれたこと、

色々なことに関心を持って仕事に真剣に向き合ってくれたこと、とても嬉しく思います!

自然や動物に関わるお仕事は、他にもたくさんあります。

今回体験したことを忘れずに好奇心を持って、様々なことにチャレンジしていって欲しいですね。

佐藤君、お疲れ様でした!

~職場体験を終えて~

記念撮影

ーーーーーーーーーーーーーおまけーーーーーーーーーーーーーーーー

撮影途中の良い笑顔です。これからも笑顔を忘れないように!

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2017年11月22日【職場体験②】島前巡視

大山隠岐国立公園 湯澤孝介

さて、昨日に引き続き佐藤君の職場体験シリーズです。

今回は、普段生活している島後(隠岐の島町)から西に約20km、お隣島前は西ノ島へ向かいました。

行き先は4箇所。

①焼火山                    ②赤尾

焼火神社  赤尾展望所からの眺め

焼火神社                    赤尾展望所からの眺め

③鬼舞                     ④国賀海岸

鬼舞  天上界

鬼舞より知夫里島を望む             国賀海岸、天上界

どこも観光スポットとして有名どころですが、それぞれの魅力を一訪問客として感じつつ、

巡視中に注目するポイントやカメラ類の基本操作を意識して臨んでもらいました。

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①焼火山

撮影、佐藤君 ・始めにカメラの使い方を詳しく教えてもらいました。

 ・次にいざ焼火神社へ向け登山!!

 ・焼火神社に無事到着!!

 ・焼火神社では、大きくて太いスギの木やハゼと言う木や  

  クルミの木を発見!! そして下山。

 ・下山後、少しだけバードウォッチング。双眼鏡の使い方

  やバードウォッチングのコツを教わりました!!

焼火神社

昔から自然に興味があったらしく、その好奇心は十分伝わりました。

焼火、紅葉

紅葉、焼火神社境内にて(佐藤君撮影)

②赤尾

赤尾から国賀海岸・赤尾では周りの景色を観察!!

・たくさんのトビや牛や綺麗な海が見えました。

引きで見る国賀海岸

③鬼舞

鬼舞撮影・ここでは双眼鏡を使い、知夫や鳥類の観察しました!!

・更に、展望台からの景色やベンチなどの確認をしました。

高崎山方面、島前の内湾

④国賀海岸

通天橋・ここではまず工事の進み具合をチェック。

・次に、ついに初の通天橋とご対面!!

・ここは絶対家族を連れてきたいと思いました。

はじめまして通天橋

馬・通天橋から続く坂を行く。

・途中お馬さんに出会いました。

・更に上に行くとだんだん綺麗な景色が見えてきました!!

摩天崖への途中で

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国賀海岸でのできごとを少し。

連日悪天候が続きましたが、この日は久しぶりの好天。

kuniga

国賀海岸(佐藤君撮影)

晴千代くん(佐藤君の下の名前)て名前だけありますね。持ってるわ(笑)

せっかくの職場体験なので、いろいろと学んでもらいたいこともありますが、

まずは、国立公園という環境を意識して、感じて、何を思うかを大事にしてもらえたら嬉しいな、なんて思っていると、

そんな絶景を見ながら

「子孫までずーっと見せてやりたいです、この景色。」

佐藤君写真

か、感動...(震)。

もちろん、自然の状態を保っていても、少しずつ姿形は変化していくのは必然ですが、

そういう気持ちを感じていることに、私湯澤、心の中で号泣。

そしてこの日の感想では、

今回職場体験と言う形でこの西ノ島に来て、綺麗な景色が沢山見ることができてとても感動したし、たくさんの事を勉強できてとても良かったと思います。

今度はぼくが今回学んだ事を家族や友達に広めることができたらいいなと思います。

普段なかなか目にできない景色や体験をして、

佐藤君の世界がすこーし広がったのかな、と。

とは言ってもまだ中学生!これからどんどん経験を積んで、多くのものを見て、触れ、体験して、

素敵な大人になってもらいたいな。そう思った職場体験2日目でした。

3日目へ続く。

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2017年11月21日11/18(土)出雲・日御碕満喫ツアー開催!

大山隠岐国立公園 大山淳子

こんにちは。

みなさまいかがお過ごしですか?

寒い日が続くようになってきました。

特に朝晩は冷え込みますので、暖かくしてお出かけ下さい。

さて、先週末11/18(土)に、

中国、ネパール、インドネシア、エチオピア出身の方々を招きまして、

当事務所主催「大山隠岐国立公園 出雲・日御碕満喫ツアー」を開催いたしました!

出雲大社、日御碕神社を参拝し、日御碕灯台の近くで、日本遺産である日御碕の夕日を鑑賞するといった内容です。

インバウンド推進を目的として今年度から大山隠岐国立公園で本格的に取組が始まっている国立公園満喫プロジェクトに関連して、

外国人の方に大山隠岐国立公園のことを知ってもらい、実際訪れてもらって、魅力を感じてもらいたいといった願いをこめて企画しました。

そのツアーの内容と、参加者の意見を主に紹介したいと思います。

初めに、旧大社駅で大山隠岐国立公園の紹介と、今回散策する国立公園内である島根半島西部の出雲・日御碕エリアの紹介を行い、

事務所スタッフによる「出雲風土記に係る神事」の笛の演奏を行いました。

その後、

あまり知られていませんが、実は大山隠岐国立公園内である"出雲大社"へ移動し、

鳥居のくぐり方や手水舎での身の清め方など参拝の作法を紹介しながら、お参りしました。

出雲大社の壮大さに驚く方や、

日本人には当たり前の、おみくじをひいたあとに木にくくりつける風習に対して、いままであの紙はなんだろうと思っていたが、わかってすっきりしたという方もいました。


次に、

日本遺産認定を機に今年の7月から11月の主に週末に特別運行されている「出雲日御碕夕日鑑賞バス」に乗車し、日御碕へ向かいました。

まず、日御碕神社へ向かい、出雲大社かたりべガイドの会の方による説明を受けました。

鮮やかな朱色の神社が印象的だという方や、すべてデザインの違うたくさんの装飾に興味をもつ方がいました。

日御碕神社をあとにし、国の天然記念物である経島にさしかかったところ、

その日は雨が降ったり止んだり機嫌のよくなかった天気でしたが、

雲間から夕日が差し込み、なんとも幻想的な雰囲気の夕日を拝むことができました。

その後、大雨に見舞われたため灯台の近くまで行くのは中止してツアーは終了となりましたが、

またこういったツアーがあれば参加したいという嬉しい声をいただきました。

参加者の中には、今まで出雲大社を訪れたことのある方もいましたが、

自分たちで行ったときは、ただ訪れるだけだったので、

今回詳しいことを知れて良かった、もっと知りたいと言ってくださりました。

また、大山隠岐国立公園管理事務所では、

国際パークサポーターズという、大山隠岐国立公園のことをSNSなどで海外へ発信してくれるかたを今年9月~募集中なのですが、

今回の参加者の中には、みんなに教えてあげたいと、一員になってくれる方もいらっしゃりました。

大山隠岐国立公園の魅力を感じてもらえたからそういった気持ちをもってくれたと思うので、今回のツアーの目的は達成できたのではないかと思います。

今後も、みなさんに大山隠岐国立公園を訪れるきっかけになるようなイベントを、企画していきたいと思います。

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