大山隠岐国立公園
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2017年08月04日あっという間の一週間でした。
大山隠岐国立公園 柳川 にいな
本土よりは比較的すずしい隠岐とはいえ、日中は32℃の真夏日となっています。
そんなうだるような暑さを吹き飛ばしてくれる、
さわやかなインターン生との仕事も今日で最後となってしまいました。
とても短い期間ではありましたが、この1週間頑張って頂いた広岡さんに
本日最後のお仕事、1週間の締めくくりとして【仕事体験の感想】をAR日記で紹介してもらいましょう!
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1週間、お世話になりました広岡です。とても簡単ですが振り返ってみます。
~体験させていただいたこと~
■色々なところへのパトロールに同行して記録をさせてもらいました。
ほんの一部ですが様子を・・
島前(どうぜん)の島のひとつ、知夫里島(ちぶりじま)にて
牛が道のまんなかにたくさん!そっと通らせてもらいます。どうしてここに牛がいるのでしょう。
昔ここは、牛の放牧の場でもあり、でも実は作物づくりの場でもあったそうです。そこにいったいどんな仕組みがあったのでしょうか。その歴史は・・
同じく島前の西ノ島(にしのしま)にて
この橋のような岩は、通天橋(つうてんきょう)と言います。どうしてこんな形になったのでしょうか。
近くの看板を見ると、大地の歴史を勉強できます。
島後(どうご)のトカゲ岩展望台の周りの登山道にて
たくさんのきのこや生きものたちが。
実は霧でトカゲの形の岩は見れなかったのですが、豊かな森にはいろいろな生き物が。
季節には隠岐固有のオキシャクナゲのお花など様々なお花も楽しめるようです!経験豊かなガイドさんと一緒に安全に楽しく森の散策をしてみてはいかがでしょうか。(植物や生き物はもって帰れませんが、じっくり観察を。)
ぜひ奇岩(きがん)トカゲ岩も見てみてください。
■環境教育プログラムの作成や普及活動、自然を感じるイベント運営について学びました。
このアクティブ・レンジャー日記にも、いろいろなイベントの様子が書かれているので見てみてください!
■国立公園の環境を守るための規制や外来種駆除活動について学びました。
オオキンケイギク
この花は北米から来たものです。
いろいろな方の協力で駆除活動が行われています。
見てもらいたいもの、体験してもらいたいものがたくさんあるとき、それを伝えるには・・
○伝える相手はどんな人なのか、によって伝え方をいろいろと工夫すること
○国立公園は様々な団体、自治体、地域の方々、様々な方の協力で守られています。その方々のことや、隠岐の生活文化のことも合わせて伝えていくことが大切なのだと自分なりに学びました。
そしてまずは自分の感受性を豊かにして、自然のすばらしさをたくさんキャッチすること、そして自分が感動したことをまわりに伝えていくこと、をこれからしていきたい、と強く思いました。
隠岐管理官事務所の、水落管理官、湯澤アクティブ・レンジャー、柳川アクティブ・レンジャー、関係する様々な団体さん、隠岐の方々、に大変お世話になりました。
また私もほかの季節にこちらに必ず来てみたいと思います。
皆さんも大山隠岐国立公園の隠岐地区にぜひいらしてみてください!
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広岡さん、お疲れ様でした!
この5日間共に過ごして、新しい発想や違った視点にこちらが気付かされることも多く、刺激的な毎日が過ごせました。仕事中も常に真剣に自然と向き合うその姿、とてもかっこよかったです!
たのしい時間はあっという間で、別れは名残惜しいですが
今度はゆっくり観光客の視点でも隠岐を満喫して欲しいですね。
また是非隠岐に遊びに来て下さい!
2017年07月31日隠岐管理官事務所にインターン生がやって来た!
大山隠岐国立公園 柳川 にいな
梅雨明けし、カラッとした天気が続きますね。
日差しも強く、まさに海水浴シーズンですが、熱中症にはくれぐれも気を付けたいところです。
さて、そんな夏真っ盛りの当事務所に、東京からインターン生が来てくれました!
本日(7/31)より5日間、私たちの仕事を間近で見てもらって、レンジャーの仕事を体感してもらいます。
初日となる今日は、
水落レンジャーから隠岐事務所の取組や国立公園についての説明を聞いた後、午後からさっそく巡視へ!
夏で賑わう島後を一緒にパトロールしました。
何を感じたのか、どのような視点で見ていたのか・・・
折角なので、広岡さんが感じたことを、AR日記で紹介してもらいます。
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今日は自然情報館島後の国立公園区域の案内をしていただきました。
そのなかで、巡視のお仕事や、設備の整備のお仕事について、勉強しました。
「巡視のお仕事」は、パトロールのお仕事で、現地にでかけ、どんな方がどんなふうに国立公園区域で過ごしているかを見たり、危険なところはないかチェックしたりします。
「設備の整備のお仕事」は、島後の北東にある~浄土ヶ浦(じょうどがうら)~で見学しました。危険な場所や、足場の悪い場所など、課題の状況も歩いてみて見学しました。
ここでは、ゆっくり景色を楽しめる、新しいあずまやをつくったり、崖の上の通路に、手すりを新しくつけたりする整備の工事がされていました。新しいあずまやの近くからのぞくと、海と岩と空の素晴らしい眺めで、あずまやの完成が楽しみだなと思いました。
その後、「巡視のお仕事」でのチェックポイントを教えていただきながら、
いくつかの場所を案内していただきました。
~久見崎(くみさき)~
島後の北西に位置するここからは、
細長い「ロウソク島」が見えました。
夕陽がロウソクの炎のようにみえるそうです。
(補足)
遊覧船からは、夕陽が灯ったロウソク島を
右の写真のように間近で見ることが出来ます。
綺麗に灯るかは天候次第ですが
皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか??
~ ダルマギク ~
かわいい葉っぱと頑張って咲いている花に会えました。
花の時期は10月頃のはずですが、
ずいぶんと早く花を咲かせてしまったみたいです。
~乳房杉(ちちすぎ)~
隠岐では海岸沿いが多く国立公園の区域になっていますが、ここは山の国立公園区域の中にあります。
水が流れる地下から風が地上に吹きだす風穴(ふうけつ)が、冷たく神聖な空気をつくっていました。
~塩浜(しおはま)~
島後の南にあるここでは、海水浴場のとなりに、岩畳がつづく海岸線がありました。潮溜まりにはいろいろな生き物がいたり、ごつごつした岩畳を歩くだけで楽しい場所でした。
バスなどで気軽に近くまで行けるところがあったり、途中から岩場になって、行きにくいけれど、歩くだけでちょっとした冒険気分の場所もあったり。
そこにある自然の景色や写真で伝わらない色、足の感触、空気の涼しさ、どこもそれぞれ触れて感じてみると、とても素晴らしいものでした。
たくさんの人に、それを感じてもらえるにはどうしたらいいか、現地をみたり、住んでいる皆さんのお話をお聞きしたり、いろいろなことを通して考えていくお仕事なのだとわかりました。
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隠岐の島のなかでも人気スポットだけあって、どこも人で賑わっていました。
国立公園内は優れた景勝地が見られる場所も多く、広大な自然がつくる絶景に目を奪われがちですが
広岡さんのように、足下の花や生き物、歴史や文化を感じながら歩いてみるとまた違った楽しみが増えて
より楽しい旅行になりそうですね!
明日は湯澤ARと共に、島前へ初上陸です!
2017年07月13日白島崎園地での巡視
大山隠岐国立公園 柳川 にいな
いまだ梅雨が抜けず、蒸し暑い日々が続きますね。
隠岐も気温こそ28度前後と高くないものの、湿度があると立っているだけで汗ばんできます。
さてそんな外出を控えてしまう季節ですが、
久しぶりの晴れ間が見えた先週、巡視に行って参りました!
今回行ってきた場所は、隠岐の島町の北方に位置する白島崎園地です。
園内に設置された展望台では、長い年月の風化や浸食によってできた海蝕崖を眺望でき、
観光スポットとしても人気があります。
入口の標識↓ 展望台からの眺め↓
上の写真は駐車場から歩いて5分程の
展望台から見た眺めですが、
じつはこの先、赤い矢印まで歩いて行くことができます。
赤い矢印のところにある二つ目の展望台を目指す道中、様々なところで動物たちの痕跡を発見!
フィールドサインを探しながら歩くと楽しみが増えますね。
巣立った後の鳥の巣↓
ヘビの抜け殻↓ 日光浴中↓ ウスバキトンボ↓
キノコも色んな種類を見つけました。
豊富な種類を観察できるのも梅雨の時期ならではの楽しみかもしれませんね。
そんなこんなであっという間に到着!
写真の通り、
左から松島、沖ノ島、白島です。
白島崎は、特に波が強くあたる海岸の一つで
この日も強い潮風で波が立っていました。
最初に展望台で見た海蝕崖の景色を、
間近に眺めながら帰りの道を歩きます。
遠くで見るよりも、
迫力ある眺めを楽しむことが出来ます!
梅雨のなか、部屋に引きこもりがちになる季節ですが
少し晴れた日に一歩外に出てみると、新しい発見が見つかるかも知れません。
みなさんも自然溢れる国立公園で探索してみてはいかがでしょうか?
2017年07月13日島根半島国立公園・桂島海水浴場海開き
大山隠岐国立公園 大山淳子
先日ご案内させていただいてました、
桂島海水浴場・海開き神事が7/9(日)に行われました。
当日は早朝からあいにくのお天気で、急遽予定を変更されて
加賀港にあるマリンプラザしまね内で神事が行われました。
雨の中たくさんの関係者、地元のみなさまがご参加され、
宮司様のもと、今年の海の安全祈願、玉串拝礼が行われました。
私も祈願させていただきました
玉串拝礼の後、天気が回復し、
関係者のみなさまで、遊覧船で加賀の潜戸の神潜戸、仏潜戸の方へ安全を祈願しに参り、私も同行させていただきました。
天候の関係で、残念ながら加賀湾での遊覧船・漁船によるパレードは中止となりましたが、
神事の雨は、清めの雨とも言われるそうなので、
今年の海シーズンを迎えるにあたって、事故・怪我が起こらないように清めてくださったのではないかと思います。
潜戸への安全祈願と平行して、
マリンプラザにて、潜戸太鼓さんの演奏も行われました。
私は、潜戸へお参りしていたので、大人の部を鑑賞することができなかったのですが、
こどもさんたちの演奏を鑑賞することができました。
潜戸太鼓は、もともと潜戸を船で通る際、船体をたたきながら通っていたことが由来だそうです。
公民館の文化教室の一つとしてはじめられたそうですが、現在は地元のイベントなどで演奏されているそうです。
力強さもあれば、静かに遠くから近づいてくるような音だったり、また軽やかでリズミカルだったり、まるで海での波の表情を表しているかのような演奏でした。
演奏していたこどもたちも全身で演奏をしていて、かけ声
も力強く、海開きにふさわしいとても素敵な演奏でした。
今回の潜戸への安全祈願の際に潜戸まで乗船した遊覧船は、前回紹介させていただいた加賀の潜戸を巡ることのできる「潜戸観光遊覧船」です。
今回神事が行われたマリンプラザしまね内に乗船受付があり、3月~11月に運航されています。
巡れるコースは2つあり、
前回紹介した、加賀の新潜戸、旧潜戸が巡れる「加賀の潜戸コース」
天然記念物指定の海食壁を望める「多古の七つ穴コース」があります。
加賀の潜戸コースは、定期運行で、気候により欠航になる可能性もありますが、1日8便運行されます。
多古の七つ穴コースは、不定期運航で前日までに予約が必要です。6名以上予約があれば運行されます。
加賀の潜戸や多古の七つ穴の海食景観は、島根半島が昭和38年に大山隠岐国立公園に指定される際の要件になりました。
海から、間近に壮大な海食景観を望める機会は、多くありません。
日本を代表する国立公園の優れた景観を地層の説明なども合わせて聞ける遊覧船、ぜひ桂島の海水浴と合わせてお楽しみください。
2017年07月12日第一回日御碕子どもパークレンジャー開催!
大山隠岐国立公園 大山淳子
7/8(土) に、第一回日御碕子どもパークレンジャーを開催しました。
そもそも、子どもパークレンジャーって初めて聞く方もいらっしゃると思います。
その前に私たちレンジャー、アクティブレンジャーについて触れたいと思います。
私たちアクティブレンジャーは、国立公園の自然保護官・管理官とも呼ばれるレンジャーの仕事をサポートすることが仕事です。
レンジャー=(イコール)パークレンジャーです。
そのレンジャーの仕事とは、管理事務所によって内容が変わったりもしますが、
・公園内の植物や動物の保護の為の調査
・公園内の環境省が制作した設備の整備や維持
・公園内の施設の安全確認やパトロール
・公園内に何か建造物を建てたりやイベントが行われる場合、自然への影響がないかなどの確認
などです。
そういったことのサポート(特に現地に赴いての活動)をしているのが、アクティブレンジャーで、
小中学生を対象にレンジャーやアクティブレンジャーと一緒に自然の中で活動して、その体験から自然の素晴らしさを感じて学んでもらうのが、子どもパークレンジャープログラムです。
そこで、今回は、
日御碕コミュニティセンターさんが毎年行っている小学生向けのプログラム「海の学校」に、環境省も加えていただき、いつものプログラムにさらにもう少し自然の素晴らしさを学ぶ要素を加えて子どもパークレンジャーを開催させていただけることになりました。
全部で三回開催する予定で、
第一回が7/8(土)に島根県出雲市の北端、島根半島の西の端にある日御碕のおわし浜で開催されました。
日御碕コミュニティセンター長あいさつ 瀬川自然保護官によるこどもパークレンジャーの説明
三部構成で、
シーカヤック体験、海辺のいきもの観察、サザエの殻積み上げ大会・実食が行われました。
シーカヤックでは、島根半島、主に日御碕・桂島でスクールやツアーをしておられるガイナカヤックスのスタッフのみなさんの指導の下、自然の楽しさを学んでもらいました。
ほとんどのこどもたちが初めての体験で、海のスポーツの楽しさ、練習すると上手くなっていくこと、ルールを守るからみんなで楽しめることなど学んでくれたのではと思います。
終わりの時間が近づくころには、初めてとは思えないほどみんな上手にカヤックを乗りこなしていました。
海辺のいきもの観察では、(公社)日本技術士会会員の田中先生の指導の下、どんないきものが海にいるか、実際にこどもたちにタモで捕まえてもらい、捕まえたいきものを先生の解説のもと、みんなで観察しました。
貝なのに水が嫌いなタマヒキガイや、カメノテ、ウミウシ、ウニなどいろいろないきものがいました。
二班に分かれて観察をし、それぞれいろいろないきものを見つけることができました。
いきものを探した海岸には少なからず海からの漂着物やごみがあり、ゴミ拾いをしました。
そのゴミを、海の上にも浮いていたらどのように見えるか鳥や魚の気持ちになって考えました。えさと間違えて食べてしまう可能性、最終的にはその魚を人間が食べることになる危険性も教えてもらい、ゴミを捨てない大切さを教えてもらいました。
観察後、捕ったいきものは海へ帰しました。
サザエの積み上げ大会・実食では、自然のいきものは同じ種類でもいろいろな形をしているということ、自然のものを使って遊ぶ楽しみ方、自然の恵みをもらって生きているということを学んでもらえたと思います。
今回の活動で、新しく友達ができた、もっと観察がしたい、シーカヤックが印象に残ったといった感想をアンケートに書いてくれました。
自然の中でいろいろと体験したことによって、みんなそれぞれにとって心に残るもの、自然の素晴らしさを感じる経験になってくれたと思います。
最後に、子どもパークレンジャーの手帳を参加してくれたみんなに手渡しました。
観察ノートが含まれているので、今回の体験をきっかけに植物・鳥・昆虫などの観察に興味を持ってくれたら、その手助けになればと思います。
2017年06月30日国立公園島根半島 「加賀の潜戸」へ潜戸太鼓を奉納する桂島海開きが開催されます!
大山隠岐国立公園 大山淳子
大山隠岐国立公園内島根町加賀にある、加賀の潜戸(かかのくけど)は、
国の名勝・天然記念物に指定されています。
それが今年、指定されてから90周年を迎えます。
加賀潜戸遊覧船でいくことができる
加賀の潜戸は、長い年月をかけ、断層や浸食によってできた
新潜戸(しんくけど)と旧潜戸(きゅうくけど)からなっています。
先日、私も大山隠岐国立公園の魅力の把握のために、乗船してきましたので、
そのときの写真とともに紹介していきます。
新潜戸は、高さ40m、長さ200mの海の大洞窟です。
(写真右:潜戸内から撮影。写真では伝えられないほど壮大な洞窟です。)
神話で、支佐加比売命(きさかひめのみこと)が猿田彦ノ命(さるたひこのみこと)を産んだ場所といわれており、暗い洞窟内で、支佐加比売命は、黄金の矢で洞窟を射ました。その際、開いた穴から光が射し込み、洞窟内が光り輝き、「あゝ、かかやけり」といわれたのが、「加加(かか)」の地名のはじまりで、後に「加賀」と改められたといわれています。(濁らず"かか"と読みます)
射られた金の矢は勢いあまって沖の島まで貫通させ、猿田彦ノ命がこの穴を的に弓の稽古をされたので、この新潜戸から奥に見えている島は的島(まとじま)とよばれています。
船頭さんの素晴らしい腕により、船がギリギリ通れるくらいの幅の入り口を抜けて、洞窟からは、入り口の天井から滴った水の歓迎を受けました。とても冷たく、神秘的な印象を受けました。潜戸内を航行している間もなんだか別の世界に来たような気持ちになりました。
旧潜戸は、西日本唯一の「賽の河原」(さいのかわら)があります。
(写真左:海側からみた旧潜戸。
写真右:旧潜戸内より撮影。フレームに収まらないほどの大きさ。)
賽の河原は、幼くして亡くなったこどもたちが、母・父を想い、河原の石を積み上げるといわれています。積んだ石を、鬼たちが倒していくが、お地蔵様が鬼を追い払い、助けてくれると伝えられています。
新潜戸は神潜戸、旧潜戸は仏潜戸とも呼ばれており、
加賀の潜戸は2つの異なった印象を持つ神秘的な景勝地です。
長いトンネルを抜けて出た先には、こどもたちが一生懸命積み上げたと思われる石の塔が奥の方まで続いています。
こどもたちを想って供えられたと想われるおもちゃや花がたくさん供えられていました。
幼くして亡くなってしまったこどもたち、これから一緒に歩いていこうとしていた親御さんたちの想いも詰まった場所だと感じました。
その加賀の潜戸に向かって、潜戸太鼓を奉納するイベントも用意されている、
桂島海水浴場海開きが、7/9(日)に行われます。
10:30から、桂島で海の安全祈願の後、
11:00から、
海では、漁船・遊覧船によるパレードが、
陸では、加賀の潜戸に向かって、潜戸太鼓の奉納が行われます。
今年の海での安全を願って、ぜひ足を運んでみて下さい。
2017年06月28日【イベント報告】城山散歩
大山隠岐国立公園 湯澤孝介
若干梅雨らしくなってきました。
雨がほとんどなかったので、少しほっとしてます。
さて、
遅くなりましたが、6月10日(土)隠岐の島町(島後)港町地区の城山(シロヤマ)で行った自然観察会「城山散歩」についてご紹介します。
会場の城山という名は、
戦国時代に当時の守護代であった佐々木氏によって国府尾城(コウノオ)が築かれたことから始まるそうです。山中にある国府尾神社は、それより以前鎌倉時代に建立され、信仰の対象となっていました。廃城後も神社は残り、周辺の植生は社寺林として適度な維持管理が行われてきました。
現在では大山隠岐国立公園に指定されているとともに、国の天然記念物であるカラスバト(準絶滅危惧/環境省)の生息地として知られています。
会場はこちら
どんよりとした天気は残念でしたが、無事スタートできました。
今回の講師は、ジオパークガイドの木村さんとジオパークガイド兼自然公園指導員の斉藤さんです。
木村さん(写真右)には野鳥について
斉藤さん(写真左)には動植物や歴史文化について解説いただきました。
国府神社鳥居 西郷湾が望めます。
観察できる野鳥や聴こえてくる鳴き声の解説中。 鳥の声を聴き分けながら進みます。
エナガやヤマガラなど、身近な野鳥が観察できました。鳥は撮れませんでしたが、アカテガニがこんにちは。
階段をのぼると... 社殿が構えています。
こちらは棟札です。
新築、改築時につくるこの棟札から、元禄10年(1697年)にはここに建てられていたことがわかります。
山頂付近では、当時の物見の場として利用されていた形跡を見ます。
棟札や社殿から出た資料などを氏子総代に紹介していただきました。
運転されない方は御神酒をいただき、無事終了。
双眼鏡等を使っての野鳥観察や周辺植物の解説、総代による神社の歴史のお話を盛り込んだ「城山散歩」。
参加者の中には、数10年振りに来られた方や今まで一度も来られたことのない方もいたり。
地域の中にある自然、ヒトの歴史とともに歩んできた自然。
今回はそんな国立公園を舞台にお送りしました。
近くにお立ち寄りの際は、是非散歩してみてください!
2017年06月28日国立公園島根半島 北浦海水浴場が海開きしました!
大山隠岐国立公園 大山淳子
6/25(日) 北浦海水浴場で海開き神事が行われました。
清めの雨の中、
海水浴場すぐそばの伊奈頭美(いなづみ)神社で、今年度も事故なく利用していただけるよう安全祈願祭神事、玉串拝礼が関係者により行われ、
浜では、海に安全祈願を行い、榊、御神酒、御神米を海へ流しました。
神事のあとは、地元のみなさん参加による地引き網が行われました。
雨の影響もあり肌寒い天気でしたが、たくさんのこどもたちが力いっぱい地引き網をひきました。
(中には腰まで浸かって網を引く姿も!)
豆アジなどの魚がかかっていて、見つけたこどもたちはうれしそうに親御さんに見せていました。
何年ぶりかの清めの雨にも恵まれて、無事に海開きが行われました。
北浦海水浴場は、遠浅で小さい子どもさんから大人の方まで家族でも楽しめる海水浴場です。
天気のよい日は、エメラルドグリーンに輝く海を、眼でも楽しめます。
また、SUP(サップ Stand Up Paddle boat)というボードの上に立って海上散歩ができるアクティビティもできたり、キス釣りなども人気のようです。
たくさんの方が、安全に海水浴を楽しめますように、改めてお祈りします。
2017年06月21日島根半島の海水浴場 夏を迎える準備始まってます!
大山隠岐国立公園 大山淳子
こんにちは 松江アクティブレンジャーの大山です。
梅雨に入り、最近は気温も上がってきて、
暑い日を過ごすことが多くなってきましたね。
みなさん水分を取って、熱中症には十分お気をつけください。
島根半島には、入り江が多く、ビーチもたくさんあります。
これから大山隠岐国立公園内の島根半島の海水浴場は続々と海開きを迎えます。
みなさんもうそろそろ海で泳ぎたい気候になってきたのではないでしょうか。
先日6/19(月)に、松江市島根町加賀の桂島海水浴場では、海水浴シーズンに供え、海岸清掃が行われ、私も参加してきました。
島根小学校と島根中学校の生徒のみなさん、保護者、関係者のみなさん、島根支所の方、計約250人が参加されました。
約2時間の清掃で、たくさんのごみが集まりました。
みなさんお疲れ様でした。
桂島海水浴場を利用される際は、こういった活動のもとできれいなビーチを使えることを忘れずに、気持ちよく利用したいですね。
桂島海水浴場の海開きは、7/9(日)です。
さて、今週末には、一足早く松江市美保関町にある北浦海水浴場が6/25(日)に海開きを迎えます。
島根半島のビーチは透明度が高いといわれていますが、中でも北浦海水浴場は、遠浅で家族でも楽しめる、山陰屈指の美しさを持つビーチだといわれています。真夏の太陽の下で、エメラルドグリーンに水面が輝くそうです。
午前10時より、海開き安全祈願祭神事が、伊奈頭美(いなづみ)神社で行われます。
玉串拝礼の後、
場所を、東浜へ変え、
海に安全祈願を行います。
神事のあとは、
記念事業として、地引き網を10時半頃から行う予定とのことなので、是非ご見学にお越しください。
なお、地引き網は天候により中止になる可能性もあるとのことですので、ご了承くださいませ。
今後、島根半島にある海水浴場の様子を報告していきたいと思いますので、ご期待ください。
先週8月5日、大山隠岐国立公園内、大山寺のまわりを
カメラを持って歩く、大山写真教室を開催しました。
今回は外国人の方に大山隠岐国立公園の魅力を知ってもらうおうと
外国人の方限定で行った写真教室。
参加者は、フランス、タイ、アメリカ、ロシア、ブラジル、中国の6カ国!
今回講師をお願いしたのは、元新聞記者で、多くの国々で写真を撮影されている
カメラマンの河野さん。大山に関する写真集も出版されています。
素敵な日本式の庭園やいろいろな表情のお地蔵さん、石畳などさまざまな
テーマでみなさん思い思いに写真を撮りました!
みんなで順番にモデルになって撮影会も行いました。
これはお地蔵さん?
これは看板むすこかな?
大山寺の参道沿いだけでもたくさんの撮影テーマがありました。
少し違った視点で撮影した写真もあり、外国人の方によって大山の新たな魅力の発見にもなりました!
また、今回8/1から8/31までの1か月間
外国人の方が見た大山隠岐国立公園をテーマに外国人の方からの写真を募集しております。
詳しくは環境省中国四国環境事務所ホームページをご確認ください。
http://chushikoku.env.go.jp/to_2017/post_149.html