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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

島根半島(東部)

2010年06月04日
松江
先日まで松江は朝晩肌寒い日すらありました。
ですが6月に合わせたかのように暑くなってまいりました。

今回(6月3日)は国立公園 島根半島の東部に行ってきました。
今日は一段と暑くて汗をかきかき歩いてきましたよ。

環境省では国立公園を皆さんに気持ちよく利用していただくために、業者に委託して清掃をおこなっています。
今回の業務は、その委託業務に当たっての現地調査がひとつ。
今年度中国四国地区のアクティブレンジャーは、定点観測というものを行います。
その場所の選定がひとつ。
そして私 島根半島東部は初体験ですので、状況確認・巡視なども含めて行ってまいりました。

「ゲゲゲ」発祥の地?「境港市」の対岸、橋を渡って長く尖った半島の先端に向かうと美保関があります。
その玄関口に「五本松公園」はあります。
5月にはツツジが咲き誇るこの公園は、海岸から高台に登る自然公園です。
登る道すがらには草木の名前と説明の書いた手作りの札が付いていて、なかなかおもしろい。
それを読んでちょっと木の勉強してしまいました。

高台にたどり着くとそこには、森と入り江の町と日本海、そして大山を望む景色が広がっていました。

広場には大き目の東屋もあり、この景色を眺めながらのんびり過ごす事もできますよ。


広場は小さな花たちが咲き広がっていました


またその先にも遊歩道があり、美保関先端の「地蔵崎」まで続いています。
ちょうどその地蔵崎から歩いてこられたご夫婦から、美保関や大山の事、色々と伺いました。
これからはササユリ(ヤマユリ)などなどが見られるそうです。
大切な公園内の花。皆で見守っていきましょう。


緑のトンネルを歩く遊歩道  暑い日差しをやさしくしてくれます
今年初めて蝉の鳴き声を聞きました


美保関の岬「地蔵崎」。
ここは昔から航海の重要な目印・場所。
鳥居の先に祭られているのは“海”でした。
真っ青に広がる日本海と生茂る緑、そして白い灯台。
空気の澄んだ日にははるか隠岐の島が見えるそうです。


明治31年築の灯台は「世界灯台100選」に選ばれています
石造りのビュフェも隣接されています(今日は閉まっていましたが)


島根半島の入り組んだ地形と美しい海。
一見の価値ありです。
晴れた日には是非!