ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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大山隠岐国立公園 米子

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2008年07月11日朝に鍋で鷲の山?

大山隠岐国立公園 米子 米田美里

 こんにちは!7月に入り暑くなってきましたね。山陰はまだ梅雨明け宣言こそありませんが、いつ宣言が出てもおかしくない良い天気が続いています。

 さて前回、大山隠岐国立公園にある船上山について紹介しましたが、今回は先日巡視に行ってきた朝鍋鷲ヶ山(あさなべわしがせん)の様子について紹介したいと思います。それにしても朝鍋鷲ヶ山・・・。変わった名前の山ですね。由来を是非知りたいものです。
 今回の巡視は、まずは登山口を探すことから始まりました。が、登山口の位置が分からずしばらく探すことに・・・。
 ようやく見つけた登山口は標識が見あたらず草のせいで木階段がかすかに見える程度で、周りと同化していました。気づかず素通りしそうです(実際しました・・・)。本当にこれが登山口なのかと思っていると、木階段に手書きで「アサナベ」と書いてありました。


◎朝鍋鷲ヶ山の入り口◎

 登山道に入ると、草に覆われていた入り口と違ってよく整備された木階段が続いていました。実はこの朝鍋鷲ヶ山の登山道は、2005年に岡山で行われた「晴れの国おかやま国体」の山岳縦走で使用されたコースなので新しくキレイな登山道なのです。
 木階段の周りにはササユリやオカトラノオ、ブナやミズナラなどの植物が見られました。


左上:オカトラノオ 右上:ササユリ 左下:ウツボクサ 右下:セミ脱皮中です!

 今回紹介した朝鍋鷲ヶ山は大山から蒜山三座まで見渡せる、眺望が良い山として知られているのですが、今回の巡視では残念ながら雲があり大山は見えませんでした。

◎頂上の展望台からの景色◎
手前に見えるのが三平山。雲がなければ左奥に大山が見えます。

 これから本格的に夏となりアウトドアシーズンに入りますが、皆さん熱射病、熱中症に気をつけて楽しい夏にしてくださいね!

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2008年06月23日歴史めぐり 《船上山》

大山隠岐国立公園 米子 米田美里

 こんにちは。本格的な梅雨に入り、山陰では傘が手放せなくなってきました。他地域の晴れマークが羨ましいこの頃です・・・。
 さて、今回は大山隠岐国立公園内にある船上山(せんじょうさん)について紹介したいと思います。

 船上山は隠岐の島に流された後醍醐天皇が、1333年伯耆の豪族・名和長年に迎えられ、鎌倉幕府討幕のため挙兵した舞台として知られる、後醍醐天皇にまつわる史跡が多い場所です。また、4月下旬には万本桜祭りがあり、遅咲きの八重桜でいっぱいになります。
 “船上山”の名の由来は、『屏風岩』とも呼ばれる断崖により山容が船の底のように見えることからだといわれています。
 この屏風岩、以前船上山にきたときにロッククライミングをしている人を見ました。
 真正面から船上山に挑むとは・・・。強者(つわもの)たちも真っ青ですね・・・。

 船上山の一般的な登山口である東坂登山口を登っていくと、いきなり野原が広がります。
 じつはこの野原が船上山の山頂になります。かつて後醍醐天皇はよくここで野点(のだて:野外での茶会)などを行われていたそうです。この山頂には山頂休憩小屋や船上山行宮碑があり、一休みするにはぴったりの場所です。
 また、この場所は千丈のぞきへ続く道の入り口と船上神社に続く道との分岐点でもあります。
 千丈のぞきへは入り口から急斜面を5分ほど下っていくとたどり着きます。


◎千丈のぞき
ここからの景色は一見の価値有り!ですが、先端の岩までいくのに足がすくみました・・・。

 山頂から船上神社へは緩やかな坂になっており、ブナやミズナラ林に囲まれた道すがらには、寺坊跡や古石塔群などが多数あります。また、船上神社周辺には後醍醐天皇の行宮跡地と推定されている奥の院や千丈滝のぞきなどがあります。

◎船上神社
奥には“船上神社の大スギ”があります。


◎船上山之碑
船上神社にある船上山之碑には後醍醐帝という文字がはっきりと見えました。

船上神社は、かつて建武の頃には周辺に智積寺があり壮麗な社殿であったといわれています。しかし、度重なる戦乱や明治期の神仏判然令によって寺は場所を変え、今では神社のみになったそうです。


◎千丈滝のぞきからの景色
屏風岩を真横から見ることができます。運良く日本海まで見えました。

みなさんも是非、建武中興発祥の地・船上山へと足を運んでみてはいかがでしょうか?

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2008年06月10日キレイな中海・宍道湖のために・・・

大山隠岐国立公園 米子 米田美里

こんにちは!
そろそろ山陰にも梅雨が迫ってきました。
そんななか、本格的な梅雨入りをする前にということで、6月8日(日)に中海・宍道湖一斉清掃が行われ、米子自然環境事務所も参加してきました。

この中海・宍道湖一斉清掃は2005年に中海・宍道湖の両湖がラムサール条約湿地に登録されたことを受けて、2006年から行われています。
数日前から天気予報では雨とされていたこの日ですが、
当日は額に汗が滲むほどのよい天気でした。
今年の開始式は島根県安来市のハーモニータウン汐彩で行われ、島根、鳥取両県知事のほか多数の団体や地域の方々が参加されました。

また、今年安来地区では中海アダプトプログラムに16団体が新たに参加されるということで、認定書授与式も一緒に行われました。


◎アダプトプログラム認定書授与式の様子。

このアダプトプログラム、アダプトは「養子にする」という意味で、市民が一定区画を我が子のように愛情を持って面倒を見る、つまり清掃・美化活動をするというものです。2006年から今までに80団体が参加されているそうです。地域の人たちが一丸となって中海・宍道湖を大切にしているんですね。

一見するとほとんどゴミの落ちていないように見えた沿岸ですが、岩と岩の間には意外なほどゴミが引っかかっていて、皆さん岩間に手を伸ばしてゴミをとっていました。

◎清掃中・・・。見えているのに岩に阻まれてとれないゴミが憎らしい・・・。



◎集めたゴミです。細かく分別しました。

この安来市のほかに、この日は島根・鳥取両県あわせて6カ所で清掃活動が行われました。
『キレイな中海・宍道湖のために・・・』
別々の場所でしたが清掃活動に参加された方々の思いは同じだったのではないでしょうか。

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2008年05月29日はじめまして!

大山隠岐国立公園 米子 米田美里

 みなさん、はじめまして!
 5月より米子自然環境事務所にアクティブレンジャーとして着任しました米田美里です。大山隠岐国立公園を担当します。
 これから大山のいろいろな魅力を紹介できればと思います。どうぞよろしくお願いします!

 さて、6月8日に大山はいよいよ夏山開きを迎えます。そこで5月26日に登山者に安全に登山道を利用してもらえるよう、登山道の整備活動が行われました。今回、夏山登山道の整備活動では登山者が登山道からはみ出さないように注意を促す看板の修繕作業や危険箇所、貴重植物の生息場所への立入禁止のロープはり、丸太階段から飛び出た杭を打ち付けるなどの作業をしました。
 冬の間に水の流れで削られた登山道や雪の重みで倒れたブナを見ると自然の底力を実感します。

 これから迎える本格的な登山シーズン、皆さん登山道やロープの外には出ないようご理解とご協力をお願いします。
 

◎ダイセンキスミレ。黄色のスミレの花言葉は「牧歌的な喜び」「慎ましい喜び」だそうです。

◎倒木の上にいたナメクジ。10cmはありましたよ!


◎ブナの倒木。見事にひっくり返ったブナの根は、よく見てみるとブナの体に対して本当に短いのがわかります。今まで倒れなかったのが不思議なくらいでした。

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