ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年7月

12件の記事があります。

2017年07月31日隠岐管理官事務所にインターン生がやって来た!

大山隠岐国立公園 柳川 にいな

梅雨明けし、カラッとした天気が続きますね。

日差しも強く、まさに海水浴シーズンですが、熱中症にはくれぐれも気を付けたいところです。

さて、そんな夏真っ盛りの当事務所に、東京からインターン生が来てくれました!

本日(7/31)より5日間、私たちの仕事を間近で見てもらって、レンジャーの仕事を体感してもらいます。

初日となる今日は、

水落レンジャーから隠岐事務所の取組や国立公園についての説明を聞いた後、午後からさっそく巡視へ!

夏で賑わう島後を一緒にパトロールしました。

何を感じたのか、どのような視点で見ていたのか・・・

折角なので、広岡さんが感じたことを、AR日記で紹介してもらいます。

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今日は自然情報館島後の国立公園区域の案内をしていただきました。

そのなかで、巡視のお仕事や、設備の整備のお仕事について、勉強しました。

「巡視のお仕事」は、パトロールのお仕事で、現地にでかけ、どんな方がどんなふうに国立公園区域で過ごしているかを見たり、危険なところはないかチェックしたりします。

「設備の整備のお仕事」は、島後の北東にある~浄土ヶ浦(じょうどがうら)~で見学しました。危険な場所や、足場の悪い場所など、課題の状況も歩いてみて見学しました。

ここでは、ゆっくり景色を楽しめる、新しいあずまやをつくったり、崖の上の通路に、手すりを新しくつけたりする整備の工事がされていました。新しいあずまやの近くからのぞくと、海と岩と空の素晴らしい眺めで、あずまやの完成が楽しみだなと思いました。

その後、「巡視のお仕事」でのチェックポイントを教えていただきながら、

いくつかの場所を案内していただきました。

~久見崎(くみさき)~

島後の北西に位置するここからは、

細長い「ロウソク島」が見えました。

夕陽がロウソクの炎のようにみえるそうです。

(補足)

遊覧船からは、夕陽が灯ったロウソク島を

右の写真のように間近で見ることが出来ます。

綺麗に灯るかは天候次第ですが

皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか??

~ ダルマギク ~

かわいい葉っぱと頑張って咲いている花に会えました。

花の時期は10月頃のはずですが、

ずいぶんと早く花を咲かせてしまったみたいです。

~乳房杉(ちちすぎ)~

隠岐では海岸沿いが多く国立公園の区域になっていますが、ここは山の国立公園区域の中にあります。

水が流れる地下から風が地上に吹きだす風穴(ふうけつ)が、冷たく神聖な空気をつくっていました。

~塩浜(しおはま)~

島後の南にあるここでは、海水浴場のとなりに、岩畳がつづく海岸線がありました。潮溜まりにはいろいろな生き物がいたり、ごつごつした岩畳を歩くだけで楽しい場所でした。

バスなどで気軽に近くまで行けるところがあったり、途中から岩場になって、行きにくいけれど、歩くだけでちょっとした冒険気分の場所もあったり。

そこにある自然の景色や写真で伝わらない色、足の感触、空気の涼しさ、どこもそれぞれ触れて感じてみると、とても素晴らしいものでした。

たくさんの人に、それを感じてもらえるにはどうしたらいいか、現地をみたり、住んでいる皆さんのお話をお聞きしたり、いろいろなことを通して考えていくお仕事なのだとわかりました。

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隠岐の島のなかでも人気スポットだけあって、どこも人で賑わっていました。

国立公園内は優れた景勝地が見られる場所も多く、広大な自然がつくる絶景に目を奪われがちですが

広岡さんのように、足下の花や生き物、歴史や文化を感じながら歩いてみるとまた違った楽しみが増えて

より楽しい旅行になりそうですね!

明日は湯澤ARと共に、島前へ初上陸です!

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2017年07月28日【イベント報告】オオキンマンリターンズ!

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

7月初旬の不安定な天気に泣いた土佐清水からこんにちは。

そしてようやく開催できた「オオキンマンリターンズ」

7月22日に、夏空の下で行ったこのイベントについて報告します。

まずは、漂着ゴミについて学びます。

自然由来の、植物の種や動物の骨、貝など、手にとって見てもらいます。

 

お次は人工物のゴミを見てもらいます。

ビーチサンダルの型を抜いた後の素材や、漁具、

小さくなったプラスチックゴミは、数え切れないほど浜に散らばっています。

 

これらは、海に住む生き物の命を奪うことがあることを知ってもらいます。

場所を移動し、ここからは、大地のお話し。

「土佐清水市ジオパーク推進室」のスペシャルトークです。

浜に下りたらまずは足下を観察。

何を見るかというと 砂!大岐の浜は、白浜という印象が強いですが、

この白い砂、何でできているんでしょう・・

自然観察・七つ道具の虫眼鏡でズームアップ!

 

一見ただの砂粒ですが・・よ~くみると、実は貝やサンゴのかけらがちらほら!

大地は、生き物のかけらからもできあがっているんですね。

海の中に小さな生き物がたくさんいる証拠が、この白さの理由です。

その小さな生き物を食べる大きな生き物がいて、

最終的には鯨のような大きな動物も住める、豊かな生態系が見えてきました。

お話がおわったら、いよいよオオキンマン探し。

今回は、清水中学校の美術部の子たちも参加してくれました。芸術性に期待大です!

どんなものが作れるかな?

 

集め終わったら移動して、ゴミとオオキンマンのパーツとをより分けていきます。

室内に入る前に、ある程度の汚れを落として水気を拭き取り、

机にスタンバイしたら、いよいよ制作開始!

 

最後に、自分たちのオオキンマンについて紹介してもらいました。

    

この発表が、作者の世界観や独創性の表現の場。

非常に面白い作品が多く、盛り上がりました。

たとえば

 タイトル:あんぱんまん

 特徴:あんぱんちができる

  3歳児の独特な世界観を、

  指示を受けながらお父さんが表現しました。

  この腕のリアルさと、背中のメッシュマントには

  深いこだわりを感じますね・・。

 タイトル:とさむらいさん

 特徴:背中のS字フックは変幻自在の刀!

 観光客が来たら魚をさばいて振る舞う

 宗田ぶっしーくん(土佐清水市ゆるキャラ)のライバル

  清水中学校の3年生美術部員の力作

  そのままカフェにありそうな完成度。

  この設定も、さすが中学生と入ったところです。

総勢14名で作り上げた作品数は、なんと21体!

ゴミとはいえ、世界に一つしかない素晴らしい作品群になりました。

今回は、これらの作品を大岐の浜の遊歩道沿いに設置して、

利用者の方々に観覧してもらうことにしました。

アート作品としての楽しみと、浜のゴミに着目してもらう呼び水の役目があります。

クリーンな浜辺をみんなで保っていこう、という

ちょっと趣向を変えたメッセージになるのではないでしょうか。

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2017年07月27日自然観察会「干潟観察会」を開催しました。

瀬戸内海国立公園 川原康寛

瀬戸内海に棲むいろいろな生き物に触れていただこうと、7月22日に宮島地区パークボランティアの会と共催で、「干潟観察会」を開催しました。

宮島は厳島神社や紅葉の名所として有名ですが、海にもたくさんの"おもしろい"自然が広がっています。

まず、午前中は室内で、干潟の生き物オリエンテーションやフジツボの採餌観察などをおこないました。

その後、お昼休憩をはさんで、午後からはいよいよ干潟で観察会!

まず目につくのは、たくさんのカニ!

宮島の干潟には、たくさんの種類のカニが棲んでいます。

ハクセンシオマネキ       チゴガニ

オサガニ            マメコブシガニ

もちろん見つかる生き物は、カニだけではありません。

干潟にあいている穴に塩を落としてみると・・・

ニョキッと姿を現すのは、マテガイ。

たくさんのホソウミニナやヤドカリが、波打ち際に集まっていました。水際は水の蒸発がさかんで、気化熱により少し涼しいそうです。夏を暑いと感じるのは人間だけでなく、干潟の生き物も同じなのですね。

観察会では、この他にもまだまだたくさんの生き物が見つかりました。瀬戸内海は、太平洋や日本海に比べて、決して大きい海ではありません。しかしながら、そこには多くの島があり、瀬戸内海にしかない特徴的な自然環境が形成されています。そして、そのそれぞれの環境には、また違った生き物たちが暮らしているのです。

今回はその中でも「干潟」で生き物の観察をしましたが、瀬戸内海にはまだいろんな生き物が棲んでいます。これからの海水浴シーズン、海に出かけたときにちょっと足下に目を向けると、"おもしろい"自然が見つかるかもしれませんね。

皆さん、暑い中お疲れ様でした!

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2017年07月24日瀬戸内海国立公園の自然5「火の山公園」

瀬戸内海国立公園 川原康寛

青い空に入道雲が見えて、ようやく夏らしい空模様になってきました。中国地方も梅雨が明けて、瀬戸内海を満喫するには絶好の季節になりました。

今回、ご紹介する瀬戸内海国立公園の自然は、「火の山公園」から見える景色です。

↓地図(Google Map

https://www.google.co.jp/maps/place/%E7%81%AB%E3%81%AE%E5%B1%B1%E5%85%AC%E5%9C%92/@33.9725732,130.9519271,15z/data=!4m5!3m4!1s0x354397e010f29d93:0xe43d10b2df9f0530!8m2!3d33.9727957!4d130.9594587

この火の山公園も、前回ご紹介した極楽寺山と同じように、本土の陸域にある瀬戸内海国立公園です。瀬戸内海の沿岸部には、極楽寺山や火の山のように、瀬戸内海の美しい景色を望むことができる国立公園がいくつかあります。

その中でも、本州の西端部に位置するこの公園は、瀬戸内海だけでなく九州や日本海までも望むことができます。

写真左奥に瀬戸内海、正面には九州が見えます。

見る方角を変えれば、日本海も見えてきます。

あいにくの天気であまり撮影できず、写真2枚だけの紹介になってしまいましたが、雨で空気が洗われて、遠く澄んだ景色を見ることができました。

この他にも、関門海峡や山陰側を望むスポット、砲台跡やロープウェイ等の施設もあります。

※展望台は建て替え工事中ですので、ご注意下さい(平成31年オープン予定のようです)。

また次の機会にでも、火の山公園から眺めた別の景色をご紹介したいと思います。

これからの始まる夏休み。

思い出作りに、夜景と天体観測を兼ねて出かけてみるのも楽しいかもしれませんね。

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2017年07月21日おすすめ国立公園スポット!~山アソビ編~

足摺宇和海国立公園 土佐清水 谷吉萌

最近赤とんぼではなく、ショッキングピンクのベニトンボを

よく見かける土佐清水からこんにちは。

さてさて、夏と言えば海!川!が子どもの頃はスタンダードでしたが、

最近の山ブームで夏山を楽しむ人も増えました。

かくいう私も学生時代は8泊9日で北アルプスを縦走したものです・・。

そんな夏山ですが、2016年からは山に親しむ国民の休日が新設されましたね。

そう8/11の「山の日」!

お盆と重ねて休みのとりやすいこの季節に、

山登りなどを楽しんで、山に親しみ、その恩恵に感謝しようという狙いだそうな。

足摺宇和海国立公園と言えば海のイメージが強いかもしれませんが、

篠山や滑床渓谷、法華津峠など、

  

     登ってヨシ           歩いてヨシ          眺めてヨシ

の絶景スポットがあるんです。

そういった山にちなんだおすすめ足摺宇和海国立公園スポットを、今回は一挙大公開!

※「夏 ~ SUMMER」にして、各地の登山者マークをクリックすると、詳しい情報が見られます。

ぜひ、夏休みやレジャーの参考にしてみてくださいね~。

ここで一つ、重大告知!

上でも紹介した「篠山」にて、8月にイベントを行います。

開催日は8/11・・そう「山の日」です。

  

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日時:8月11日(金【山の日】) 9:00~16:00

予備日19日(土)

対象:だれでも! ※小学生以下は保護者同伴です

参加費:中学生以上600円、小学生以下300円

持ち物:飲み物、昼食、タオル、軍手、帽子、お風呂セット

    歩きやすい靴、動きやすい服装

山登りに、オリエンテーリングゲームに、お風呂に

大満喫の一日になること間違いなし!

こちらでも、詳細が確認できますよ♪

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あつらえたような日にち設定・・・これはもう行くしかない!

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2017年07月19日【三崎小環境学習④】爪白シュノーケル授業!

足摺宇和海国立公園 谷吉萌

梅雨はいつの間にか明けていたような気がするのに、

梅雨明け宣言は19日だった土佐清水からこんにちは。

3連休は最高の天気に恵まれました!

先週はまだまだ不安定な天気で、

前日に天気予報が変わったり、なんていうこともありましたが、おおむね晴れ続きの一週間でした。

そんな中、出前授業や環境学習が目白押しだったわけですが、

恒例の三崎小学校5年生のシュノーケル授業も無事行うことができました。

今回はその様子をお知らせします。

場所は「爪白」。

爪白キャンプ場のすぐ近くの浜は、実は絶好のシュノーケルポイント。

三崎小学校からは自転車で10分かからない近さです。

まずは、佐野美月先生(竜串ダイビングセンター)が、

授業前に海での注意事項や見所を教えてくれました。

今回、先生はな・な・なんと6人!

足摺海洋館の京谷先生、大月パークボランティアの森下先生と井村先生、

黒潮生物研究所の古井戸先生、環境省の山下レンジャーです。

早速海に移動します。

どうやら今年は、シュノーケルをしたことがない人が多い様子。

 

しっかり先生にライフジャケットの付け方や、

マスクの曇り止めのしかたなど、道具について教えてもらいます。

準備ができたら、出発!海に泳ぎ出します。

先生2人と児童4人のグループで、それぞれ自由に泳ぎ回り、

先生が手にとって、指さしていろいろと見せてくれました。

 

佐野先生は、違う種類のサンゴがけんかしているところを教えてくれました。

これ、中地先生の授業で写真で見た!と子どもたち。良い復習・実践になっています。

 

森下先生は、ハリセンボンを捕まえて、空気で膨らむ様子を見せてくれました。

これには子どもたちも大興奮。

泳ぎ慣れていて、安全対策もしっかりしている講師ならではの楽しみ方を披露してくれました。

たっぷり2時間あるので、休憩もしっかりはさみます。

海中はずっといるとちょっと寒いけど、浜にでれば日光浴日和!

休んだ後は自由遊泳。大人と一緒に、好奇心に導かれながら泳ぎます。

例年のことながら、素潜りしたくなる子がちらほら・・。

最終的には大半の子が素潜りにチャレンジしていました。

 

慣れている子もいましたが、ほとんど初めての子たちばかり。

もちろんすぐにできる訳ではないですが、

「浅いところなら下にタッチできたよ!」とうれしげに話す子も。

この飽くなきチャレンジ精神は、佐野先生も感動していました。

子どもたちだけで海に泳ぎに行くことは、昔に比べて少なくなりましたが、

機会さえあれば、海への興味・好奇心は、やはりいつの時代も変わらないようです。

最後に、どんなものを見れたか、どんなことに感動したかを発表してもらいました。

「ずっと見たかった長老サンゴが見れた」

「サンゴや魚がきれいだった」 「ちょっと潜れるようになった」と、

初めて見るもの、ことに対するわくわくや驚き、

そういった不思議や未知が、周囲にあふれていることを知ってもらえた授業でした。

そんな宝物のような自然のなかで、次の授業は海と大地の授業です。

グラスボートで海中探索しながら、第一線でサンゴ保全活動に携わり続けている人のお話や、

大地の成り立ちが、ここの自然や文化にいかに関わっているかを、

ジオパーク活動という新しい活動を通じて、学びます。

いよいよ夏本番で、水遊びがサイコー!な季節になってきました。

昨今ではライフジャケットの着用は、常識化してきたなと感じますが、

 そんなライフジャケットも浮き輪と一緒に使うと非常に危険なことや、

 そもそも気候的に、水分補給などをまめにしなければいけない、

 触ったり・食べたりすると危険な生き物がいる、など

正しい道具の使い方や、他の傷病についても十分に注意し、

たのしい夏を満喫してくださいね~。

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2017年07月13日【自然情報】 屋島・梅雨のミステリー・・・?

瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

ざぁーっと雨が降ったかと思えば、湿気ムンムン&肌ベッタベタかつ日中35℃を超える日があったりと、なかなかスカッとしない瀬戸内です。前回のAR日記でも書いたとおり、香川は降雨量が少なく、毎年渇水に悩まされるので雨はうれしいところなのですが、そろそろ梅雨明け宣言が欲しいです。。。

そんな梅雨の晴れ間にカウンター※1の機器チェックに行った時のこと。

1:屋島北嶺には、通行した利用者を計測するカウンターを設置しています。

いつものようにバッテリーチェックとカウントデータの回収をしようと近づくと、不思議なものが・・・。

【カウンターの向こうに・・・何だろう】

【葉っぱはウバメガシばかり】

落ち葉が立って、クルクルときれいな渦状になっていました。踏むと厚みのあるふわっとした何ともいえない感触でした。

前日は大雨警報が出たほど雨が降ったので、その時の水の流れでできたもの?

風?けど、まわりはウバメガシに囲まれた樹林なので、直接風が当たることもあまりなさそう。

多分、雨水の流れかなぁと思いつつも、昆虫?動物?の仕業?いろんなことを想像しましたが、謎は深まるばかり。

雨上がりには、こんな不思議な光景が見られるかもしれません。

自然がつくるミステリー、まだまだ奧が深そうです。

※カウンターはケーブルが何者か(噛み跡からイノシシだろうと思われる)に噛まれ、断線・・・(泣)

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2017年07月13日白島崎園地での巡視

大山隠岐国立公園 柳川 にいな

いまだ梅雨が抜けず、蒸し暑い日々が続きますね。

隠岐も気温こそ28度前後と高くないものの、湿度があると立っているだけで汗ばんできます。

さてそんな外出を控えてしまう季節ですが、

久しぶりの晴れ間が見えた先週、巡視に行って参りました!

今回行ってきた場所は、隠岐の島町の北方に位置する白島崎園地です。

園内に設置された展望台では、長い年月の風化や浸食によってできた海蝕崖を眺望でき、

観光スポットとしても人気があります。

  入口の標識↓                      展望台からの眺め↓

上の写真は駐車場から歩いて5分程の

展望台から見た眺めですが、

じつはこの先、赤い矢印まで歩いて行くことができます。

赤い矢印のところにある二つ目の展望台を目指す道中、様々なところで動物たちの痕跡を発見!

フィールドサインを探しながら歩くと楽しみが増えますね。

   巣立った後の鳥の巣↓                   

   ヘビの抜け殻↓             日光浴中↓           ウスバキトンボ↓        

 

キノコも色んな種類を見つけました。

豊富な種類を観察できるのも梅雨の時期ならではの楽しみかもしれませんね。

そんなこんなであっという間に到着!

写真の通り、

左から松島、沖ノ島、白島です。

白島崎は、特に波が強くあたる海岸の一つで

この日も強い潮風で波が立っていました。

   最初に展望台で見た海蝕崖の景色を、

   間近に眺めながら帰りの道を歩きます。

   

   遠くで見るよりも、

   迫力ある眺めを楽しむことが出来ます!

  梅雨のなか、部屋に引きこもりがちになる季節ですが

  少し晴れた日に一歩外に出てみると、新しい発見が見つかるかも知れません。

  みなさんも自然溢れる国立公園で探索してみてはいかがでしょうか?

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2017年07月13日島根半島国立公園・桂島海水浴場海開き

大山隠岐国立公園 大山淳子

先日ご案内させていただいてました、

桂島海水浴場・海開き神事が7/9(日)に行われました。

当日は早朝からあいにくのお天気で、急遽予定を変更されて

加賀港にあるマリンプラザしまね内で神事が行われました。

雨の中たくさんの関係者、地元のみなさまがご参加され、

宮司様のもと、今年の海の安全祈願、玉串拝礼が行われました。

マリンプラザ内で行われた宮司さまによる神事玉串拝礼を行う著者

                              私も祈願させていただきました

玉串拝礼の後、天気が回復し、

関係者のみなさまで、遊覧船で加賀の潜戸の神潜戸、仏潜戸の方へ安全を祈願しに参り、私も同行させていただきました。

遊覧船より潜戸への安全祈願の様子

天候の関係で、残念ながら加賀湾での遊覧船・漁船によるパレードは中止となりましたが、

神事の雨は、清めの雨とも言われるそうなので、

今年の海シーズンを迎えるにあたって、事故・怪我が起こらないように清めてくださったのではないかと思います。

潜戸への安全祈願と平行して、

マリンプラザにて、潜戸太鼓さんの演奏も行われました。

私は、潜戸へお参りしていたので、大人の部を鑑賞することができなかったのですが、

こどもさんたちの演奏を鑑賞することができました。

こどもたちによる潜戸太鼓演奏の様子潜戸太鼓は、もともと潜戸を船で通る際、船体をたたきながら通っていたことが由来だそうです。

公民館の文化教室の一つとしてはじめられたそうですが、現在は地元のイベントなどで演奏されているそうです。

力強さもあれば、静かに遠くから近づいてくるような音だったり、また軽やかでリズミカルだったり、まるで海での波の表情を表しているかのような演奏でした。

演奏していたこどもたちも全身で演奏をしていて、かけ声

も力強く、海開きにふさわしいとても素敵な演奏でした。

今回の潜戸への安全祈願の際に潜戸まで乗船した遊覧船は、前回紹介させていただいた加賀の潜戸を巡ることのできる「潜戸観光遊覧船」です。

今回神事が行われたマリンプラザしまね内に乗船受付があり、3月~11月に運航されています。

巡れるコースは2つあり、

前回紹介した、加賀の新潜戸、旧潜戸が巡れる「加賀の潜戸コース」

天然記念物指定の海食壁を望める「多古の七つ穴コース」があります。

多古七つ穴寄って撮った多古の七つ穴       多古の七つ穴

加賀の潜戸コースは、定期運行で、気候により欠航になる可能性もありますが、1日8便運行されます。

多古の七つ穴コースは、不定期運航で前日までに予約が必要です。6名以上予約があれば運行されます。

加賀の潜戸や多古の七つ穴の海食景観は、島根半島が昭和38年に大山隠岐国立公園に指定される際の要件になりました。

海から、間近に壮大な海食景観を望める機会は、多くありません。

日本を代表する国立公園の優れた景観を地層の説明なども合わせて聞ける遊覧船、ぜひ桂島の海水浴と合わせてお楽しみください。

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2017年07月12日第一回日御碕子どもパークレンジャー開催!

大山隠岐国立公園 大山淳子

7/8() に、第一回日御碕子どもパークレンジャーを開催しました。

そもそも、子どもパークレンジャーって初めて聞く方もいらっしゃると思います。

その前に私たちレンジャー、アクティブレンジャーについて触れたいと思います。

私たちアクティブレンジャーは、国立公園の自然保護官・管理官とも呼ばれるレンジャーの仕事をサポートすることが仕事です。

レンジャー=(イコール)パークレンジャーです。

そのレンジャーの仕事とは、管理事務所によって内容が変わったりもしますが、

・公園内の植物や動物の保護の為の調査

・公園内の環境省が制作した設備の整備や維持

・公園内の施設の安全確認やパトロール

・公園内に何か建造物を建てたりやイベントが行われる場合、自然への影響がないかなどの確認

などです。

そういったことのサポート(特に現地に赴いての活動)をしているのが、アクティブレンジャーで、

小中学生を対象にレンジャーやアクティブレンジャーと一緒に自然の中で活動して、その体験から自然の素晴らしさを感じて学んでもらうのが、子どもパークレンジャープログラムです。

そこで、今回は、

日御碕コミュニティセンターさんが毎年行っている小学生向けのプログラム「海の学校」に、環境省も加えていただき、いつものプログラムにさらにもう少し自然の素晴らしさを学ぶ要素を加えて子どもパークレンジャーを開催させていただけることになりました。

全部で三回開催する予定で、

第一回が7/8()に島根県出雲市の北端、島根半島の西の端にある日御碕のおわし浜で開催されました。

日御碕コミュニティセンター長あいさつ自然保護官によるこどもパークレンジャー説明

  日御碕コミュニティセンター長あいさつ    瀬川自然保護官によるこどもパークレンジャーの説明

三部構成で、

シーカヤック体験、海辺のいきもの観察、サザエの殻積み上げ大会・実食が行われました。

シーカヤックでは、島根半島、主に日御碕・桂島でスクールやツアーをしておられるガイナカヤックスのスタッフのみなさんの指導の下、自然の楽しさを学んでもらいました。

陸でのカヤックの操作の説明

ほとんどのこどもたちが初めての体験で、海のスポーツの楽しさ、練習すると上手くなっていくこと、ルールを守るからみんなで楽しめることなど学んでくれたのではと思います。

終わりの時間が近づくころには、初めてとは思えないほどみんな上手にカヤックを乗りこなしていました。

カヤックを楽しむ様子

海辺のいきもの観察では、(公社)日本技術士会会員の田中先生の指導の下、どんないきものが海にいるか、実際にこどもたちにタモで捕まえてもらい、捕まえたいきものを先生の解説のもと、みんなで観察しました。

貝なのに水が嫌いなタマヒキガイや、カメノテ、ウミウシ、ウニなどいろいろないきものがいました。

青いバケツに入った観察会で捕った海のいきものたち

二班に分かれて観察をし、それぞれいろいろないきものを見つけることができました。

いきものを探した海岸には少なからず海からの漂着物やごみがあり、ゴミ拾いをしました。

そのゴミを、海の上にも浮いていたらどのように見えるか鳥や魚の気持ちになって考えました。えさと間違えて食べてしまう可能性、最終的にはその魚を人間が食べることになる危険性も教えてもらい、ゴミを捨てない大切さを教えてもらいました。

観察後、捕ったいきものは海へ帰しました。

サザエの積み上げ大会・実食では、自然のいきものは同じ種類でもいろいろな形をしているということ、自然のものを使って遊ぶ楽しみ方、自然の恵みをもらって生きているということを学んでもらえたと思います。

焼かれたさざえを受け取るこどもたち

今回の活動で、新しく友達ができた、もっと観察がしたい、シーカヤックが印象に残ったといった感想をアンケートに書いてくれました。

自然の中でいろいろと体験したことによって、みんなそれぞれにとって心に残るもの、自然の素晴らしさを感じる経験になってくれたと思います。

最後に、子どもパークレンジャーの手帳を参加してくれたみんなに手渡しました。

観察ノートが含まれているので、今回の体験をきっかけに植物・鳥・昆虫などの観察に興味を持ってくれたら、その手助けになればと思います。

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