ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年04月27日【瀬戸内海国立公園の春】大島自然研究路(正味名駒線道路)

瀬戸内海国立公園 福田学

今回はしまなみ海道の春を感じるおすすめコースとして、しまなみ海道の大島南西端に位置する大島自然研究路(正味名駒線道路)を紹介します。

瀬戸内海の春の風物詩に島四国があります。小さな島に四国遍路をギュッとつめこんだもので、瀬戸内海の多くの島々で行われています。中でも大島の島四国は歴史が深く有名です。

大島の島四国は4月第3土曜から三日間(平成30年度は終わりました)行われ、この期間は庵にお堂守が常駐しており多くのお遍路さんで賑わいます。

お堂守が納経捺印やお接待をしてくれます。

雰囲気のある細い路地が大島自然研究路の入口です。

島四国の最終日。多くのお遍路さんに出会う。たくさんの地元中学生たちも歩いていました。

このルートは島四国のハイライトともいえる37番示現庵から38番仏浄庵を経て39番宥信庵へと向かう道で、かつては断崖に阻まれ特に険しい道でしたが、昭和47年に大島自然研究路(正味名駒線道路)として整備され身近に楽しめるハイキングコースになりました。

38番札所仏浄庵

四国遍路足摺岬にある金剛福寺にならったお堂です。島の南西端に位置し、方角や立地条件まで似せてあります。

ちょっと寄り道。

38番札所の崖下の海辺に石仏がたっています。海上安全と溺死者慰霊の像として来島海峡を見守っています。少し道が悪いので気を付けましょう。

遍路道からは来島海峡の絶景や険しい断崖絶壁、山肌を彩る花などを楽しめます。

対岸は今治で空気の澄んでいる日には高輪山系から石鎚山系まで見渡せす。来島海峡は激しい潮流の航路ですが、多くの船舶が行き来します。

黒雲母を多く含む、黒っぽい閃雲花崗岩の露頭  

左隅のお遍路さんを見るとスケール感がわきます。 

今年は季節のうつろいが早く、コバノミツバツツジは花を終えていましたがコバノガズミ、ヤマツツジ、ウバメガシ、マツ、イワガサが花をつけていました。

コバノガズミ          ヤマツツジ           ウバメガシ

 

マツ              イワガサ            コツクバネウツギ

風景や植物を楽しみながら進むと眼下に美しい白砂の千年松海水浴場が見えてくるとまもなくゴールの吉海町名駒です。

名駒では干したひじきを収穫する作業が行われていました。

今回は穏やかな自然と文化が混然一体となった春の島旅でしたが、季節を問わず楽しめるルートです。ぜひご利用ください。

今治市へのアクセスはこちら今治市観光協会

http://www.oideya.gr.jp/accessibility/area.htm

【アクセス】◎自転車 ○バイク・自動車 △徒歩・バス・船

【ルート】39番札所 宥信庵ー大島自然研究路ー38番札所 仏浄庵ー千年松海水浴場

距離:約2㎞ 所要時間:1時間(片道)

ルートの注意点

・険しい断崖に通された道なので、落石などの危険が伴います。大雨や風が強く吹く日、またその直後は危険ですので利用しないようにしましょう。

・登山道に準ずるルートです。登山装備などでご利用ください。

おすすめは環境にやさしい自転車です。レンタサイクルやインフラも充実しています。サイクリングターミナルを利用して自由自在に移動しましょう!

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