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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

【体験教室】 段ボール製オーブンでピザ&燻製づくり

2017年11月07日
瀬戸内海国立公園 大林めぐみ

秋といえば、芸術、読書、スポーツ、そして食欲の秋!

ということで、10月の体験教室は、段ボールをオーブンに変身させてピザ&燻製づくりにチャレンジ!

これも毎年多くの方に申し込みいただく人気プログラムの1つ。

ピザ&燻製づくりをあそ美工房の角田夫妻と三豊市でパン屋さんを営んでいる片山さんが、段ボール製オーブンづくりをビジターセンタースタッフが伝授。今回初めて体験教室に参加する方ばかりなので、どんなふうになるかこちらもドキドキ、わくわくです!

早速、ピザ&燻製づくり班と段ボールオーブンづくり班に分かれてスタート!

まずはピザづくり。

<片山さんから生地作りのコツを教えてもらいます>

<材料と作り方> 今回は直径18㎝皿2枚分の分量です。

アウトドア料理ということで材料をボウルに入れて手で直接こねるのではなく、材料全てをビニール袋に入れて揉み込む方法。

これだと洗い物を減らせるし、衛生的にもよいですよ。

生地がビニール袋にくっつかなくなり、まとまってきたら、2等分して麺棒で丸く延ばしてからアルミ皿に入れます。少し大きさが足りなくても手で延ばせば大丈夫。生地の上に片山さん特製ピザソース、トッピング、チーズをかけたらできあがり!

こちらは段ボールオーブンづくり班。主にお父さんが担当することが多いですね~。

段ボールの底を布テープなどで閉じて、内部は全て両面テープを使ってアルミホイルを貼っていきます。光る方が見えるように貼りましょう。

アルミホイルは貼る時にちぎれやすいですが、気にせず、上から補強すれば大丈夫ですよ。って言おうとしたのですが、今回の参加者さん、初めてなのにみんな上手!私が初めて作った時なんか結構ツギハギだらけだったのに・・・。

両面テープは四方辺と斜めに貼ると剥がれにくく、テープを無駄なく使えますよ。

<作り方と完成はコチラ>

両方とも準備ができたら、焼いていきましょー!

段ボールの中に火起こしした炭を金板(おかきや煎餅の金箱のふたを使いました)の上に置いて、ピザは2段式の金網に置いたら段ボールのふたを閉めます。ある程度空気(酸素)が入らないと火が消えてしまうので、コンクリートブロックなど重い物でふたをして調整しましょう。

火起こしはスタッフで準備しましたが、ご自分で作る時は炭おこしもやってくださいね。あと、今回やってみて思ったのが、雨天時は湿気が多いので火がなかなかおこらず安定せずで結構時間がかかりました。。。炭って冷蔵庫の脱臭などにも使いますよね。きっと湿気を吸いやすいから火が起こりにくいんだなと改めて勉強させてもらいました。

と、焼いている間に燻製はどうなっているかな~。

  

  うまく燻りあがっていました!

  実は、当日は台風接近の影響で大雨・風が強いこともあり、

  できるだけ時間を短縮して早めに帰ってもらおうということで、

  いつもなら参加者にやってもらう燻製の準備もこちらで行いました。

  こちらも作り方はカンタン。

  火を付けたスモークチップ(香りなどはお好みで。今回は桜を使用)の

  上から金網をセットした段ボールを被せ、ゆで卵やチーズ、燻製したい

  物を載せるだけ。写真は内部にアルミホイルを貼っていますが、

  アルミがなくてもできます。

上部を閉じて後は様子を見ながら、今回は2時間程度で完成。食材によって燻す時間が変わるのでいろいろ試してみてください。

ピザ焼き段ボールは上面を触ってぬるくなっていたら、火が弱くなっている印しなので炭を足して、時々ふたを開けて焼き上がりをチェック。

チーズが溶けて、少し焦げ目が付くくらいになったら完成☆

<できあがり~>

天候やこちらの段取りの都合上、参加者にはいろいろとご不便おかけしたと思いますが、皆さん楽しんで無事に帰られたようで何よりでした。

また、五色台体験教室では季節に応じたいろんなプログラムを用意していますので、ぜひお越しください!

そして、アウトドア料理の幅を広げて、みんなで楽しんでくださいね~☆