瀬戸内海国立公園 松山
154件の記事があります。
2010年11月08日今年も、スナメリ発見!!【イベント】
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
スナメリの観察会を松山の中島汽船にて11月6日に実施しました。
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/10/728.html
スタッフ含め総勢50名ほどの大所帯で、松山の中島行きの定期航路の
フェリーにて、往路1時間の航路の甲板上、及び野忽那(のぐつな)島の
陸上からスナメリを探しました。
高浜港よりフェリーに乗船して、まずは、広島工業大の上嶋教授や
須磨海浜水族園副園長の長谷川氏から、この調査について、
またスナメリの特徴などを解説していただいてから、
昨年から発見の多い海域に絞ってスナメリを探すことに。
そして探し始めて5分ほど、ポイントの海域にさしかかったとき…
ん? あれは? もしや?
…いたー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スナメリの群れ 3頭の頭部~背中が見えます。
カメラを構えてスタンバイしていた船の右舷前方にスナメリを発見。
船の方向へ向かってきます。
慌てすぎて私は発見の方角を言い間違い。
しかし全員が右舷側に集まり、海をのぞいて姿を確認します。
撮影するのと興奮とであまりきっちり観察できませんでしたが、
複数頭を確認しました。

水中ですが、全身をなんとか撮影。
顔が撮影できればよかったんですが、背中と水中の映像のみでした。
スタッフや参加者の中には、良い画像を撮られた方もいたかと思います。
当然フェリーはそのまま定期航路を進むので、この間1~2分の
できごとでした。
この後すぐ、野忽那島に到着し、同じ瀬戸が見渡せる陸上からも
スナメリを探索しました。

島と島の間で潮の流れの早い瀬戸で、漁船も多く見られます。
エサとなる生き物が豊富なんでしょうか。
残念ながら、陸上からは発見することはできませんでしたが、
この海にスナメリがいるんだなぁと、みんなで実感することができました。
発見が多いとはいうものの、これまで下見も兼ねて乗船したときには
いつもスナメリを探していたんですが、今年度は私自身1度しか
確認できていませんでした。
こんなに良い形で発見できるとは。
きっとみなさんの日頃の行いが良いんでしょうね。
普段より、目撃情報を寄せていただき、イベントにもご協力いただいた、
中島汽船様、ありがとうございました。
瀬戸内海全域でのスナメリの目撃情報は引き続き募集しています。
ぜひ、フェリーに乗って、スナメリの姿をさがしてみてください。
詳しくは下記のホームページをご覧ください。
スナメリモニタリング ホームページ
http://www.denshimap.jp/setouchi/sunameri/index.html
スナメリの写真は、スタッフ・参加者の方より良いものを募っていますので、
届き次第、またこちらでご紹介したいと思います。
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/10/728.html
スタッフ含め総勢50名ほどの大所帯で、松山の中島行きの定期航路の
フェリーにて、往路1時間の航路の甲板上、及び野忽那(のぐつな)島の
陸上からスナメリを探しました。
高浜港よりフェリーに乗船して、まずは、広島工業大の上嶋教授や
須磨海浜水族園副園長の長谷川氏から、この調査について、
またスナメリの特徴などを解説していただいてから、
昨年から発見の多い海域に絞ってスナメリを探すことに。
そして探し始めて5分ほど、ポイントの海域にさしかかったとき…
ん? あれは? もしや?
…いたー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スナメリの群れ 3頭の頭部~背中が見えます。
カメラを構えてスタンバイしていた船の右舷前方にスナメリを発見。
船の方向へ向かってきます。
慌てすぎて私は発見の方角を言い間違い。
しかし全員が右舷側に集まり、海をのぞいて姿を確認します。
撮影するのと興奮とであまりきっちり観察できませんでしたが、
複数頭を確認しました。
水中ですが、全身をなんとか撮影。
顔が撮影できればよかったんですが、背中と水中の映像のみでした。
スタッフや参加者の中には、良い画像を撮られた方もいたかと思います。
当然フェリーはそのまま定期航路を進むので、この間1~2分の
できごとでした。
この後すぐ、野忽那島に到着し、同じ瀬戸が見渡せる陸上からも
スナメリを探索しました。
島と島の間で潮の流れの早い瀬戸で、漁船も多く見られます。
エサとなる生き物が豊富なんでしょうか。
残念ながら、陸上からは発見することはできませんでしたが、
この海にスナメリがいるんだなぁと、みんなで実感することができました。
発見が多いとはいうものの、これまで下見も兼ねて乗船したときには
いつもスナメリを探していたんですが、今年度は私自身1度しか
確認できていませんでした。
こんなに良い形で発見できるとは。
きっとみなさんの日頃の行いが良いんでしょうね。
普段より、目撃情報を寄せていただき、イベントにもご協力いただいた、
中島汽船様、ありがとうございました。
瀬戸内海全域でのスナメリの目撃情報は引き続き募集しています。
ぜひ、フェリーに乗って、スナメリの姿をさがしてみてください。
詳しくは下記のホームページをご覧ください。
スナメリモニタリング ホームページ
http://www.denshimap.jp/setouchi/sunameri/index.html
スナメリの写真は、スタッフ・参加者の方より良いものを募っていますので、
届き次第、またこちらでご紹介したいと思います。
2010年10月25日スナメリ観察会を実施します【イベント】
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
こんにちは。行事のご案内です。
11月6日(土)に愛媛県の中島汽船航路にて、中国四国地方環境事務所・
広島工業大学大学院環境学研究科 上嶋英機研究室が主催して
スナメリ観察会を行います。

スナメリは、瀬戸内海などに生息する2m弱の海棲哺乳類(イルカやクジラの
仲間)で、底生生物や小型魚類などを食べ、瀬戸内海の食物連鎖の中でも
頂点にたつ存在です。
このスナメリの瀬戸内海全域の生息状況を把握するため、
市民のみなさまから目撃情報を収集しています。
ちょうど1年前の同様のイベントでは、フェリーの正面から泳いでくる
スナメリの群れを見ることができました。
(昨年の様子 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2009/11/565.html)
今回は、発見の多い瀬戸を見渡せる野忽那島で下船して、
陸上からもスナメリの姿を探します。
これまでのモニタリングでは、海運業者の方を中心にたくさんの目撃情報が
よせられています。
昨年の結果を見ると、忽那諸島周辺では秋の目撃回数が多いようですが、
今年はどうでしょうか。
また、平成22年11月1日(月)~平成23年3月31日(木)の間は、
集中的にスナメリの目撃情報も募集しています。
11月6日の観察会へのお申し込み、そしてスナメリを発見した!
と言う方はスナメリ検討会事務局までご連絡ください。
イベント申し込みや目撃情報について詳細はこちらのホームページ↓↓
http://c-chushikoku.env.go.jp/to_2010/1022a.html
http://www.denshimap.jp/setouchi/sunameri/index.html
11月6日(土)に愛媛県の中島汽船航路にて、中国四国地方環境事務所・
広島工業大学大学院環境学研究科 上嶋英機研究室が主催して
スナメリ観察会を行います。

スナメリは、瀬戸内海などに生息する2m弱の海棲哺乳類(イルカやクジラの
仲間)で、底生生物や小型魚類などを食べ、瀬戸内海の食物連鎖の中でも
頂点にたつ存在です。
このスナメリの瀬戸内海全域の生息状況を把握するため、
市民のみなさまから目撃情報を収集しています。
ちょうど1年前の同様のイベントでは、フェリーの正面から泳いでくる
スナメリの群れを見ることができました。
(昨年の様子 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2009/11/565.html)
今回は、発見の多い瀬戸を見渡せる野忽那島で下船して、
陸上からもスナメリの姿を探します。
これまでのモニタリングでは、海運業者の方を中心にたくさんの目撃情報が
よせられています。
昨年の結果を見ると、忽那諸島周辺では秋の目撃回数が多いようですが、
今年はどうでしょうか。
また、平成22年11月1日(月)~平成23年3月31日(木)の間は、
集中的にスナメリの目撃情報も募集しています。
11月6日の観察会へのお申し込み、そしてスナメリを発見した!
と言う方はスナメリ検討会事務局までご連絡ください。
イベント申し込みや目撃情報について詳細はこちらのホームページ↓↓
http://c-chushikoku.env.go.jp/to_2010/1022a.html
http://www.denshimap.jp/setouchi/sunameri/index.html
2010年10月22日湿地植物 花の季節 その3・秋
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
10月も下旬。山々から紅葉の便りが聞こえてきていますね。
名古屋では生物多様性条約のCOP10が開幕し、様々な議論が行われています。
議論の行く末にも注目していきたいところです。
さて、10月19日に定点観測調査箇所である蛇池湿地に行きました。
青々としていた湿地もすっかり秋の様相です。

そしてトンボたちは、恋の季節のようです。

交尾中のトンボたち。お邪魔しましたー…
花々も一ヶ月で随分と変わりました。

ナガボノアカワレモコウ

サワヒヨドリ

キセルアザミ
淡い赤や紫色の花が多いですね。
そういえば、今日着ている服はカーキとピンク色なんですが、
やはり秋らしい色、という感じがあるのでしょうか。なんて。
夏から少雨の傾向にあり、湿地に続く池の水位が下がり、一部底が見えていました。
台風が一つも直撃せず、台風被害がないのはよいのですが、
まとまった雨がほしいところです。
名古屋では生物多様性条約のCOP10が開幕し、様々な議論が行われています。
議論の行く末にも注目していきたいところです。
さて、10月19日に定点観測調査箇所である蛇池湿地に行きました。
青々としていた湿地もすっかり秋の様相です。
そしてトンボたちは、恋の季節のようです。
交尾中のトンボたち。お邪魔しましたー…
花々も一ヶ月で随分と変わりました。
ナガボノアカワレモコウ
サワヒヨドリ
キセルアザミ
淡い赤や紫色の花が多いですね。
そういえば、今日着ている服はカーキとピンク色なんですが、
やはり秋らしい色、という感じがあるのでしょうか。なんて。
夏から少雨の傾向にあり、湿地に続く池の水位が下がり、一部底が見えていました。
台風が一つも直撃せず、台風被害がないのはよいのですが、
まとまった雨がほしいところです。
2010年09月17日干潟とそこに棲む生物たち
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
ようやく空気が涼しく感じられるようになりました。
朝晩、ちょっと肌寒い日もあり、少しほっとする気持ちの今日この頃です。
さて昨年、
「自然公園法」(日本の国立公園はこの法律に基づき管理が行われています)
が改正され、海域公園地区という制度が創設されました。
瀬戸内海も、全ての海域が国立公園に含まれている訳ではありません。
今残っている干潟や藻場はどんな現状なのか。
愛媛でも聞き取りや、生物調査を始めました。

上の写真は加茂川・中山川河口に広がる広大な干潟。
今年は県下三箇所で行う干潟調査に同行してきました。

調査はごくシンプルなもので、予めある程度設定した箇所にて、
決まった面積を10~20cm程度掘り、その中にいる生物の種類を確認する
というものです。
地元漁業従事者のお話からも、以前と比べて干潟の生きものが減った
ということだったのですが、実際に調査を見ていても生きものが少ない・・・
以前は「邪魔になるほどいた」というカブトガニはおろか、
二枚貝などの生物も非常に少ない状況でした。
干潟の底質が変わってしまった、という河口もあるようですが、
原因はいろいろ推察されているものの、
様々な要因が重なり合ってのことなのでしょう。
川の上流からの栄養分取り込み、水を浄化してくれている、とも言われる干潟と
そこに暮らす生きものたち。
見た目にはわからない環境の変化を静かに受け止めてきたんですね。
調査では指先ほどの小さな小さな干潟の生きものが見られました。
元気に大きくなって命をつないでほしいものです。

写真:ケフサイソガニ、ガザミ、シオフキ、マテガイ、アサリ など
--------------------------------------------------------
日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで31日前】
生物多様性ホームページ
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/
朝晩、ちょっと肌寒い日もあり、少しほっとする気持ちの今日この頃です。
さて昨年、
「自然公園法」(日本の国立公園はこの法律に基づき管理が行われています)
が改正され、海域公園地区という制度が創設されました。
瀬戸内海も、全ての海域が国立公園に含まれている訳ではありません。
今残っている干潟や藻場はどんな現状なのか。
愛媛でも聞き取りや、生物調査を始めました。

上の写真は加茂川・中山川河口に広がる広大な干潟。
今年は県下三箇所で行う干潟調査に同行してきました。

調査はごくシンプルなもので、予めある程度設定した箇所にて、
決まった面積を10~20cm程度掘り、その中にいる生物の種類を確認する
というものです。
地元漁業従事者のお話からも、以前と比べて干潟の生きものが減った
ということだったのですが、実際に調査を見ていても生きものが少ない・・・
以前は「邪魔になるほどいた」というカブトガニはおろか、
二枚貝などの生物も非常に少ない状況でした。
干潟の底質が変わってしまった、という河口もあるようですが、
原因はいろいろ推察されているものの、
様々な要因が重なり合ってのことなのでしょう。
川の上流からの栄養分取り込み、水を浄化してくれている、とも言われる干潟と
そこに暮らす生きものたち。
見た目にはわからない環境の変化を静かに受け止めてきたんですね。
調査では指先ほどの小さな小さな干潟の生きものが見られました。
元気に大きくなって命をつないでほしいものです。
写真:ケフサイソガニ、ガザミ、シオフキ、マテガイ、アサリ など
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COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/
2010年09月10日「生き物いろいろ!海辺のミュージアム」実施しました【イベント】
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
9月5日日曜日に松山自然保護官事務所の主催行事、
「のぞいてみよう 生き物いろいろ!海辺のミュージアム」を
開催しました。
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋で開催されるまで、
あと1ヶ月あまり。
海辺の自然にふれ合い、身近な瀬戸内海の生きものの多様性を
感じてもらおう、という趣旨で今回の自然観察会を企画しました。

開催したのは、砂浜と磯の両方で自然観察が楽しめる大角海浜公園です。
午前中は磯の潮が引くのを待ちつつ、砂浜で貝殻や漂着物を拾う、
ビーチコーミング。
いろいろな種類の貝殻、陸から漂着した木の実、どこかで捨てられたゴミ、
いろいろなものがありました。
ちょっと、砂漠をさまようようで、暑かったかな…
そして早めのお昼を食べて、お待ちかね(?)、磯遊びです。

岩のすき間や、石の下、海藻の中… いろんな所に生きものが隠れてるね、
と講師の方が指を指すと「イソギンチャク!」「カニ!」
こどもたちの元気な声が響きます。
じっくり生きものを探した後に、今回は「マイ水槽」作りです。
お題は「1人ずつ、「この海の生物多様性」を表した水槽を作ってください。」
入れすぎも良くないです。生きものが、快適なようにね。

大人も子どもも真剣!

思い思いの水槽が完成し、『海辺のミュージアム』のできあがりです。
水槽、ちょっと拝見しまーす。

じっくりみんなの水槽を鑑賞したら、それぞれのインスピレーションで
お気に入りの水槽に投票!
みんなの投票結果を集計して、優秀賞3名と審査員賞2名が
選ばれ発表されました。

《1票は、午前中にそれぞれ砂浜で拾ってもらった貝殻や漂着物で。》
最後は、楽しい時間をくれた海と生きものたちに感謝しつつ、
みんなで生きものたちをもとの磯へと戻しました。
たくさんの生きものたちと出会える海の楽しさ、
感じてもらえたでしょうか。
今回は、たくさんのお申し込みやお問い合わせをいただき、
26名にご参加いただきました。
まだまだ暑い最中、みなさまおつかれさまでした。
-----------------------------------------------------------------------------------
日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで38日前】
生物多様性ホームページ
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「のぞいてみよう 生き物いろいろ!海辺のミュージアム」を
開催しました。
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋で開催されるまで、
あと1ヶ月あまり。
海辺の自然にふれ合い、身近な瀬戸内海の生きものの多様性を
感じてもらおう、という趣旨で今回の自然観察会を企画しました。

開催したのは、砂浜と磯の両方で自然観察が楽しめる大角海浜公園です。
午前中は磯の潮が引くのを待ちつつ、砂浜で貝殻や漂着物を拾う、
ビーチコーミング。
いろいろな種類の貝殻、陸から漂着した木の実、どこかで捨てられたゴミ、
いろいろなものがありました。
ちょっと、砂漠をさまようようで、暑かったかな…
そして早めのお昼を食べて、お待ちかね(?)、磯遊びです。

岩のすき間や、石の下、海藻の中… いろんな所に生きものが隠れてるね、
と講師の方が指を指すと「イソギンチャク!」「カニ!」
こどもたちの元気な声が響きます。
じっくり生きものを探した後に、今回は「マイ水槽」作りです。
お題は「1人ずつ、「この海の生物多様性」を表した水槽を作ってください。」
入れすぎも良くないです。生きものが、快適なようにね。
大人も子どもも真剣!

思い思いの水槽が完成し、『海辺のミュージアム』のできあがりです。
水槽、ちょっと拝見しまーす。
じっくりみんなの水槽を鑑賞したら、それぞれのインスピレーションで
お気に入りの水槽に投票!
みんなの投票結果を集計して、優秀賞3名と審査員賞2名が
選ばれ発表されました。

《1票は、午前中にそれぞれ砂浜で拾ってもらった貝殻や漂着物で。》
最後は、楽しい時間をくれた海と生きものたちに感謝しつつ、
みんなで生きものたちをもとの磯へと戻しました。
たくさんの生きものたちと出会える海の楽しさ、
感じてもらえたでしょうか。
今回は、たくさんのお申し込みやお問い合わせをいただき、
26名にご参加いただきました。
まだまだ暑い最中、みなさまおつかれさまでした。
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2010年09月03日いのちを育む海と森 ~瀬戸内海地域の生物多様性を考える~
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
8月27,28日に環境省中国四国地方環境事務所が主催して、
愛媛県内にて瀬戸内海地域の生物多様性を考える学習会とシンポジウム
「いのちを育む海と森 ~瀬戸内海地域の生物多様性を考える~」
が開催されました。
私も松山事務所より参加してきたので、当日の様子をご紹介します。
◎27日 洋上ウォッチング・学習会
弓削島での学習会に向けて、今治港より貸し切りフェリーで
スナメリを探しながら、瀬戸内海の景色を楽しむ洋上ウォッチングから
スタートです。
スナメリ探しのコツなどについて、南知多ビーチランド館長の長谷川氏や、
広島工業大学教授の上嶋氏から解説していただきました。

早速、スナメリ探索スタートです。

瀬戸内の多島美、川のような潮流、周囲に流れる景色を楽しみました。

そうこうしているうちに弓削島へ。残念ながらスナメリには出会えませんでしたが、弓削島での学習会では、長谷川氏、上嶋教授のほか、弓削島での野鳥観察や、しまツーリズムに取り組む女性たちのお話を聞きました。

お話しの内容も、とても参考になるものでしたが、
生き生きと話される様子に、とてもやりがいを持って、楽しく
取り組まれているんだなぁというのが伝わってきました。
◎28日 シンポジウム(ひめぎんホール:松山市)
翌日は、松山に会場を移して、シンポジウムです。
日本中の農漁村を自分の目で見て回っているという、
あん・まくどなるど氏のユーモアたっぷりのお話しと
日本の農漁村の美しい写真が印象的でした。

海から山林まで、様々なところで環境保全や農林水産業に携わる方々の
取組を紹介していただき、最後には参加者からの質疑が行われました。

様々な人が、ふとしたきっかけや思いから自然や環境に携わっていることだと
思います。
それぞれの地域での取り組みや課題、そして思いを共有する。
とても刺激になり、勉強になるなと感じました。
この場の出会いがまた次の何かに繋がっていくのだろうと思います。
--------------------------------------------------------
日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで45日前】
生物多様性ホームページ
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
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愛媛県内にて瀬戸内海地域の生物多様性を考える学習会とシンポジウム
「いのちを育む海と森 ~瀬戸内海地域の生物多様性を考える~」
が開催されました。
私も松山事務所より参加してきたので、当日の様子をご紹介します。
◎27日 洋上ウォッチング・学習会
弓削島での学習会に向けて、今治港より貸し切りフェリーで
スナメリを探しながら、瀬戸内海の景色を楽しむ洋上ウォッチングから
スタートです。
スナメリ探しのコツなどについて、南知多ビーチランド館長の長谷川氏や、
広島工業大学教授の上嶋氏から解説していただきました。

早速、スナメリ探索スタートです。

瀬戸内の多島美、川のような潮流、周囲に流れる景色を楽しみました。

そうこうしているうちに弓削島へ。残念ながらスナメリには出会えませんでしたが、弓削島での学習会では、長谷川氏、上嶋教授のほか、弓削島での野鳥観察や、しまツーリズムに取り組む女性たちのお話を聞きました。

お話しの内容も、とても参考になるものでしたが、
生き生きと話される様子に、とてもやりがいを持って、楽しく
取り組まれているんだなぁというのが伝わってきました。
◎28日 シンポジウム(ひめぎんホール:松山市)
翌日は、松山に会場を移して、シンポジウムです。
日本中の農漁村を自分の目で見て回っているという、
あん・まくどなるど氏のユーモアたっぷりのお話しと
日本の農漁村の美しい写真が印象的でした。

海から山林まで、様々なところで環境保全や農林水産業に携わる方々の
取組を紹介していただき、最後には参加者からの質疑が行われました。

様々な人が、ふとしたきっかけや思いから自然や環境に携わっていることだと
思います。
それぞれの地域での取り組みや課題、そして思いを共有する。
とても刺激になり、勉強になるなと感じました。
この場の出会いがまた次の何かに繋がっていくのだろうと思います。
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日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで45日前】
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2010年08月30日スナメリ発見情報(2010年8月12日)
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
先日、松山沖の中島へ出張した際のこと、
3頭ほどのスナメリの群れを発見しました。
ここ最近の島への出張の際は甲板でひたすら、
スナメリの目視調査をしており、ようやく動画におさめることができました。
こちらには動画は掲載できませんが…
フェリーと少し離れた所を静かにすれ違うように通り過ぎていきました。
わずか10数秒の出来事。少し違う所を見ていたら気付かなかった所です。
中島汽船様の発見記録などのご協力により、松山沖の島しょ部への
フェリー航路上では、かなり決まった場所で発見がある傾向が
見て取れます。
昨年のスナメリ調査のイベントや、その他の目撃情報でも、
船員さんのお話での中で発見が多い、という海域付近で見つかることが
多いようです。
今後、発見の多い海域近くの野忽那島より、陸上からの定点観察も行い、
情報を集めていく予定です。

定点観察予定地 野忽那島より
過去のAR日記・スナメリ情報
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/07/671.html
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/03/608.html
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2009/11/565.html
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日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで49日前】
生物多様性ホームページ
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3頭ほどのスナメリの群れを発見しました。
ここ最近の島への出張の際は甲板でひたすら、
スナメリの目視調査をしており、ようやく動画におさめることができました。
こちらには動画は掲載できませんが…
フェリーと少し離れた所を静かにすれ違うように通り過ぎていきました。
わずか10数秒の出来事。少し違う所を見ていたら気付かなかった所です。
中島汽船様の発見記録などのご協力により、松山沖の島しょ部への
フェリー航路上では、かなり決まった場所で発見がある傾向が
見て取れます。
昨年のスナメリ調査のイベントや、その他の目撃情報でも、
船員さんのお話での中で発見が多い、という海域付近で見つかることが
多いようです。
今後、発見の多い海域近くの野忽那島より、陸上からの定点観察も行い、
情報を集めていく予定です。

定点観察予定地 野忽那島より
過去のAR日記・スナメリ情報
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2010年08月25日湿地植物 花の季節 その2
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
連日の猛暑、松山事務所でのもっぱらの関心事は
いつこの暑さが落ち着くのか、という話題ばかりです。
さて、8月19日に定点観測調査を行っている今治市の蛇池湿地に行きました。
7月に見られたモウセンゴケやネジバナの花は終わり、替わって、
サギソウを始めたくさんの花が咲いていました。
(7月の様子↓↓
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/07/667.html)

サギソウ(ラン科)

ゴマクサ(ゴマノハグサ科)

ミミカキグサの仲間(タヌキモ科)

コマツカサススキ(カヤツリグサ科)

ジュズダマ(イネ科)

蛇池湿地は、50aほどの小さな湿地ですが、自生する植物は約86種類、
そして今回見られたサギソウやゴマクサ、コマツカサススキをはじめ、
愛媛県の絶滅危惧種に指定されているものも多数存在します。
しかしこの湿地は一部が乾燥・草地化したり、外来種の移入するなど
周囲の環境変化や人為的影響により湿地環境が急速に変化しており、
地元自治体や学識経験者などにより、保全のための環境調査などが
行われています。
人の暮らす環境にほど近い場所で、多様な環境とそこにすむ生き物たちを
残していくために、何をしていくべきなのか。
湿地の小さな植物たちを見ると、考えさせられます。
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日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで54日前】
生物多様性ホームページ
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COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/
いつこの暑さが落ち着くのか、という話題ばかりです。
さて、8月19日に定点観測調査を行っている今治市の蛇池湿地に行きました。
7月に見られたモウセンゴケやネジバナの花は終わり、替わって、
サギソウを始めたくさんの花が咲いていました。
(7月の様子↓↓
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/07/667.html)
サギソウ(ラン科)
ゴマクサ(ゴマノハグサ科)
ミミカキグサの仲間(タヌキモ科)
コマツカサススキ(カヤツリグサ科)
ジュズダマ(イネ科)

蛇池湿地は、50aほどの小さな湿地ですが、自生する植物は約86種類、
そして今回見られたサギソウやゴマクサ、コマツカサススキをはじめ、
愛媛県の絶滅危惧種に指定されているものも多数存在します。
しかしこの湿地は一部が乾燥・草地化したり、外来種の移入するなど
周囲の環境変化や人為的影響により湿地環境が急速に変化しており、
地元自治体や学識経験者などにより、保全のための環境調査などが
行われています。
人の暮らす環境にほど近い場所で、多様な環境とそこにすむ生き物たちを
残していくために、何をしていくべきなのか。
湿地の小さな植物たちを見ると、考えさせられます。
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日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで54日前】
生物多様性ホームページ
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/
2010年08月11日のぞいてみよう 生き物いろいろ!海辺のミュージアム【イベント】
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
暑いですね! という言葉が決まり文句のようになっている今夏。
今日は台風の影響で曇り空。
暑気に負けず、食欲旺盛の松山ARです。
さて、松山自然保護官事務所では9月5日に海辺での自然観察会を行います。
磯観察やビーチコーミングなど、楽しい内容を計画していますので、
ぜひご参加ください。

詳細はコチラ
中国四国地方環境事務所HP http://c-chushikoku.env.go.jp/to_2010/0805a.html

暑さと、あまりの天気の良さに、思わず海に飛び込みたくなるところを
ぐっと我慢して、講師の方と一緒に下見と作戦会議を行いました。

夏!を感じる景色です。
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日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで68日前】
生物多様性ホームページ
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/
今日は台風の影響で曇り空。
暑気に負けず、食欲旺盛の松山ARです。
さて、松山自然保護官事務所では9月5日に海辺での自然観察会を行います。
磯観察やビーチコーミングなど、楽しい内容を計画していますので、
ぜひご参加ください。

詳細はコチラ
中国四国地方環境事務所HP http://c-chushikoku.env.go.jp/to_2010/0805a.html

暑さと、あまりの天気の良さに、思わず海に飛び込みたくなるところを
ぐっと我慢して、講師の方と一緒に下見と作戦会議を行いました。

夏!を感じる景色です。
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日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで68日前】
生物多様性ホームページ
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/


紅葉も山の麓まで降りてきました。
さて、興奮のスナメリ観察会から2週間ほどして、11月に発見が多かった
という昨年の発見記録に期待を込め、別の現地調査なども兼ねて
同じ航路のフェリーに乗船しました。
しかし、往・復路とも目を皿のようにして探しましたが、この日は空振り。
先日、あんなに良い条件で見れたのは幻だったのかと思うほどに
発見はありませんでした。
その代わり(?)スナメリ観察会参加者の方より、
当日撮れたスナメリの写真をいただいたので掲載させていただきます。
(写真提供:NPO愛媛生態系保全管理 藤原陽一郎氏)
息を吐いた瞬間の水しぶき(上)や噴気孔(下)がよくわかります。
スナメリには背びれがありませんが、その代わりにある背中の隆起が見えます。
水面に呼吸に現れる、撮影の瞬間はほんの1秒ほど。
船から通りすがりのスナメリを見ていられるのは1分ほどのことです。
いつ現れても逃さないよう、カメラを構えてスタンバイしていてくれました。
貴重な写真のご提供ありがとうございました。
瀬戸内海全域でのスナメリの目撃情報は引き続き募集しています。
寒くなってきましたが、船に乗る際などスナメリの姿をさがしてみてください。
詳しくは下記のホームページをご覧ください。
スナメリモニタリング ホームページ
http://www.denshimap.jp/setouchi/sunameri/index.html