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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
【日本のいのち、つないでいこう! COP10まで100日前】
2010年07月09日
松山
今月初めから中四国のAR日記で、なにやらカウントダウンが始まったことに
お気づきでしょうか?
これからCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)の開催に向けて、
全国の有志ARが各地域のいきものなどを定期的にご紹介していきます
(この企画については文末にご紹介したHPをご覧ください)。
日本のいのち、つないでいこう! COP10まで100日前
※COP10 100日前(7月10日(土))は休日に当たるため、
本日100日前としての記事を掲載しております。ご了承ください。
☆--------------------------------------------------
瀬戸内海の食物連鎖の頂点・「スナメリ」
スナメリ 【ハクジラ亜目 ネズミイルカ科 スナメリ属】
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みなさんは野生のイルカやクジラを見たことがありますか?
イルカやクジラというと、外洋に行かないと見れない、と思われている方も
たくさんいらっしゃるかもしれません。
イルカ・クジラの仲間は約90種弱確認されていて、日本近海にも
たくさんの種が生息しています。
なかでも瀬戸内海で最も身近なのは、背びれやクチバシがない
つるんとした体型で、大きさは2m弱の「スナメリ」です。
海上ではなかなか目立たないのですが、飼育している水族館などでは、
水中ではとても活発に泳ぎ回っていて、愛嬌もあるかわいい姿が見られます。
底生生物や小型魚類などを食べ、瀬戸内海の食物連鎖の中では
頂点にたつスナメリ。
たくさんの生き物の存在に支えられている代表的な存在であることから、
瀬戸内海の環境をみるとき、生物多様性、海の豊かさを示す
指標生物としても考えられています。
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瀬戸内海 海中のいきものの豊かさは…?
海が身近な漁業関係者の方々には身近な存在だったようで、
昔は網にかかったスナメリを食べていた(?)とか、釣りや漁をしていて
スナメリが来ると魚が逃げて困った、なんて話も耳にしますが、
瀬戸内海のスナメリは、昔に比べて数が減ってしまったと言われています。
市民の方では瀬戸内海に「そういういきものがいることを知らない」、
という方も多いようです。
見たことがない、と言う方。
船に乗る機会自体、少なくなってしまっているかもしれませんが、
海に行ったとき、スナメリの姿を探してみませんか?
去年、7月と11月に瀬戸内のフェリー航路上でスナメリを探す
調査イベントが数カ所で行われ、松山では11月には、ほとんどの参加者が
スナメリを目撃することができました。
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フェリー航路上では、コンスタントに発見されていることが
昨年の調査でも明らかになっています。
今秋も、調査イベントを実施する予定です。
いきものや自然環境に興味をもつきっかけはひとそれぞれ。
誰しも「かわいい!」「おもろい!」「なぜ?なに?」など
素朴な気持ちや感動から出発するものです。
今年もまた元気に泳ぐスナメリの姿を、またたくさんの方と一緒に
見られますように。
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“日本のいのち、つないでいこう”
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では『地球のいのち』
について、たくさんの国の人々が議論をします。
COP10に向けて、一緒にカウントダウンをしながら、
多様な『日本のいのち』を見つめてみませんか?
詳細は下記ページへ!
●中国四国地方環境事務所ホームページ
http://chushikoku.env.go.jp/
http://www.env.go.jp/park/ashizuri/topics/100705a.html
お気づきでしょうか?
これからCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)の開催に向けて、
全国の有志ARが各地域のいきものなどを定期的にご紹介していきます
(この企画については文末にご紹介したHPをご覧ください)。
日本のいのち、つないでいこう! COP10まで100日前
※COP10 100日前(7月10日(土))は休日に当たるため、
本日100日前としての記事を掲載しております。ご了承ください。
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瀬戸内海の食物連鎖の頂点・「スナメリ」
スナメリ 【ハクジラ亜目 ネズミイルカ科 スナメリ属】
みなさんは野生のイルカやクジラを見たことがありますか?
イルカやクジラというと、外洋に行かないと見れない、と思われている方も
たくさんいらっしゃるかもしれません。
イルカ・クジラの仲間は約90種弱確認されていて、日本近海にも
たくさんの種が生息しています。
なかでも瀬戸内海で最も身近なのは、背びれやクチバシがない
つるんとした体型で、大きさは2m弱の「スナメリ」です。
海上ではなかなか目立たないのですが、飼育している水族館などでは、
水中ではとても活発に泳ぎ回っていて、愛嬌もあるかわいい姿が見られます。
底生生物や小型魚類などを食べ、瀬戸内海の食物連鎖の中では
頂点にたつスナメリ。
たくさんの生き物の存在に支えられている代表的な存在であることから、
瀬戸内海の環境をみるとき、生物多様性、海の豊かさを示す
指標生物としても考えられています。
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瀬戸内海 海中のいきものの豊かさは…?
海が身近な漁業関係者の方々には身近な存在だったようで、
昔は網にかかったスナメリを食べていた(?)とか、釣りや漁をしていて
スナメリが来ると魚が逃げて困った、なんて話も耳にしますが、
瀬戸内海のスナメリは、昔に比べて数が減ってしまったと言われています。
市民の方では瀬戸内海に「そういういきものがいることを知らない」、
という方も多いようです。
見たことがない、と言う方。
船に乗る機会自体、少なくなってしまっているかもしれませんが、
海に行ったとき、スナメリの姿を探してみませんか?
去年、7月と11月に瀬戸内のフェリー航路上でスナメリを探す
調査イベントが数カ所で行われ、松山では11月には、ほとんどの参加者が
スナメリを目撃することができました。
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フェリー航路上では、コンスタントに発見されていることが
昨年の調査でも明らかになっています。
今秋も、調査イベントを実施する予定です。
いきものや自然環境に興味をもつきっかけはひとそれぞれ。
誰しも「かわいい!」「おもろい!」「なぜ?なに?」など
素朴な気持ちや感動から出発するものです。
今年もまた元気に泳ぐスナメリの姿を、またたくさんの方と一緒に
見られますように。
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“日本のいのち、つないでいこう”
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では『地球のいのち』
について、たくさんの国の人々が議論をします。
COP10に向けて、一緒にカウントダウンをしながら、
多様な『日本のいのち』を見つめてみませんか?
詳細は下記ページへ!
●中国四国地方環境事務所ホームページ
http://chushikoku.env.go.jp/
http://www.env.go.jp/park/ashizuri/topics/100705a.html