ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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瀬戸内海国立公園 高松

256件の記事があります。

2011年10月28日ー芸術の秋から見るー国立公園の風景

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

現在、屋島のふもとにある四国村ギャラリーで開催されている
絵画展のご案内です。




       「巨匠が描いた国立公園」展
前期:10月8日(土)~11月6日(日) 後期:11月12日(土)~12月4日(日)
四国村ギャラリー 9:00~17:00 会期中無休
企画展入村料:一般1,200円 高校生700円 小中学生500円 園児以下無料

【主催;四国村HP】
http://www.shikokumura.or.jp/intro/index.html
(ギャラリーは、建築家・安藤忠雄氏設計)

【協力;財団法人国立公園協会HP】
http://www.npaj.or.jp/topics/picture/index.html


これは、昭和6年に国立公園法が制定された時、
財団法人国立公園協会が、国立公園を広く知ってもらうことを目的に
その時代を代表する洋画家に国立公園の風景の作画を依頼したもの。
その当時、32点が完成しましたが、落雷や戦災で何点かは消失。
しかし、戦後新たに指定された国立公園も描かれ、80点もの
絵画が今では完成しています。

自然風景を描いた洋画家たちも名だたるもの。
香川県丸亀市にも美術館のある猪熊弦一郎
他にも小磯良平や林武など、見応えのある企画展です。

また前期が東日本、後期が西日本の国立公園をモチーフにしていますので、
前期・後期の両方を楽しんでいただければと思います。

瀬戸内海国立公園・高松管内からは、
屋島、鳴門、寒霞渓、琴平宮、櫃石島がモチーフとして描かれています。

現在、中四国で巡回中のアクティブレンジャーによる
国立公園写真展の写真とはまた違った絵画で風景を見て、
そこからどこの風景をモチーフにしたのか探してみるものいいですね。



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2011年10月21日秋、真っ盛り

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

9月末まではまだまだ夏の気配が残る気候でしたが、
もう10月も半ばになれば、秋の気配。
風は涼しく感じますが、日中の日差しはまだまだ眩しさ健在。

そんな秋のようすをご紹介。

屋島や五色台の遊歩道を巡視中、そろそろかな?もう少しかな?と
何気に(・・・いえ、結構がっつり)探してしまうのは・・・。


アケビ

他の木に巻き付いているツルがアケビ。
そのツルに赤紫色の楕円形の実が付き、熟すと実が縦に割けます。
見た目イマイチで種が多いのですが、中の白い果実は甘くておいしい~。
クラフト教室で出すと子供たちは「気持ち悪い・・・」と言いながらも
何個か食べます(笑)


9月半ばの栗の木。

今では、イガも茶色くなって地面に落ちています。
栗拾いをしていると、中身がない!!なんで!?
・・・原因は、ここ数年で増え続けているイノシシが食べ尽くしているから。
強い鼻と蹄を使ってイガを開け、実を食べているのです。
昨年、クラフト教室で使った栗ご飯の材料を取るのもイノシシとの争奪戦・・・。

ほかにも五色台で見られるのは・・・

イヌビワ

実が柔らかくなると食べ頃。
中を開くと、イチジクのミニ版。
実際食べてみても、甘くてイチジクそっくり。おいしいですよ♫

これだけも秋だなぁと感じるのですが、


白峯寺境内に咲く、ツワブキ。



草木染めの染料としても使う、クサギの実。
ウバユリ(姥百合)は冬になると実が割け、中から種が出てきます。



左;サクラ 右;イロハモミジ

木々の葉を見ると、徐々に黄・紅葉してきています。
モミジを見上げると、青空と逆光ですごくキレイ。
あと1ヶ月もすれば、五色台や寒霞渓は見応えのある紅葉シーズン。
屋島は黄・紅葉と常緑の緑のコントラストが映えます。

秋といえば、『食』『芸術』『スポーツ』『読書』ですよね。
自然の中で散策を楽しみウォーキング = スポーツ
その中で自然の恵みをいただく = 食
色付く草木を目で楽しんだり、木の実でものづくり = 芸術
秋晴れの気持ちいい空の下、眺めのいい場所で本を読む = 読書

実は、外に出るとこんなにも秋を満喫できます。
お休みの日はゆっくりと、この季節を楽しんでみませんか。

※ヌルデやウルシ、ハゼは肌に触れるとかぶれることが!
 葉が赤くキレイですが、触らずに!

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2011年10月20日季節のクラフト教室 【雑草生け花に挑戦!】

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

今回の『雑草生け花』では、花屋さんでわざわざ買ってきた花を生けるのではなく、普段あまり目にも留めない「雑草」と呼ばれている草木を使います。
今回の講師はパークボランティア(以下PV)の好井さん。
材料集めは、同じくPV福西さんが集めてくれました。


  こんなにも!
その一部をご紹介。




この他にも、エノコログサ、ススキ、ママコノシリヌグイ、ワレモコウ、
ツリガネニンジン、ムラサキツメクサなどなど。

でも、せっかくの秋晴れ!
クラフトハウスの周りを歩いて、どんな草木や花が咲いているか
みんなで見て採りに行きました。

今までと違って「生け花の材料」という視点で見ると、
コレも!アレも!といったふうに
これまで見てきた「雑草」という見方が変わってきます。
参加者は、どんなふうに生けようかとイメージしながら、
思い思いに草木を手に取っていました。
サルトリイバラ(生け花ではサンキライと呼ばれています)
ノブドウ、クズの花、セイヨウタンポポ、ニシキギ・・・。

PVさんは花だけでなく、食べられる実、実際生け花でも使う草木、
近くにいた昆虫の説明など、さまざまなお話をしては、
参加者のみなさんは「そうなんだぁ!」と感心しきり。

ここにムカゴ(ヤマイモの球芽)があるよ。

その生ける花器も、もちろん自分たちで作りますよ。
材料はおなじみ五色台で採れる竹。


ナタ使いもだんだん慣れてきました。

縦置きにしようか、横置きにしようか、どこにどんなふうに生けようか
などなど、出来上がりを想像しながら作ります。
1人2個作って、展示用と自宅用の花器のできあがり。
そして、もうそこからはみなさん真剣!
黙々と集中して生けていきます。


生け出したらスタッフは見守るのみ。

そして出来上がったのがコチラ!




あきらかにみなさん初心者とは思えない作品ばかり。。
ススキや黄色、赤を使った秋らしい仕上がりになりましたね。
休暇村スタッフ(男子)は「作るのに夢中になりました。」
その出来映え(結構大作)に参加者も目を見張り、「すごいわねぇ~」と。

実は男子も夢中になってしまう雑草生け花。
五色台のような山の中だけでなく、身近な田んぼのあぜ道に
咲いている草花を使うと、また違った風情ある生け花が出来上がりますよ。
採る際は、必要最低限に、慈愛を持って採ってくださいね。


********11月 季節のクラフト教室********
      『草木染めに挑戦!!』
ヒサカキの実やコブナグサ、クサギなどの植物から取った染料で染め物づくり
自分だけのストールやハンカチを作りましょう!
日 時 ; 11月12日(土)10:00~14:30
参加費 ; 500円+別途布代500円/人
     ※1名1枚まで(小学生以下のお子さんは保護者と一緒に1枚)   
持ち物 ; 汚れてもいい服装、昼食、飲み物、
     ビニール袋(作品を持って帰る用)
※安全管理上、遅刻された場合は参加をお断りさせていただきます。

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2011年09月21日季節のクラフト教室 【段ボールオーブンでピザづくり】

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

野外で料理となると、どんな方法で行いますか?
定番のバーベキュー?本格的なダッチオーブンやガスを使って?
今月のクラフト教室は、段ボールをオーブン替わりにして、
ピザを作りました。

早速ピザ作り班と段ボールオーブン班に分かれてスタート。
こちらはピザ班。
まずはピザ生地から作っていきます。
強力粉・砂糖・塩・ベーキングパウダーをよくかき混ぜたら、
ぬるま湯を少しずつ入れて練ります。
最初は粉っぽさが抜けませんが、頑張って練っていくと、
ある瞬間にツルっとした生地らしいものになります。
そうしたらオリーブオイルを加えて、さらに練って丸めて
ボウルにラップをし、ねかせます。

結構な力仕事! ガンバレ!!

次に、ピザにのせる具材を切っていきます。
用意していた材料の他に、パークボランティア(以下PV)西本さんが家庭菜園で育てた鮮やかなパプリカとバジルを持ってきてくれました!

「包丁はこう持って、左手はこう」
お母さんに習ってどんどん切っていきます。


バジル、すごくいい香りがします♪
西本さん、ありがとうございました!

さて、こちらは段ボール班。
段ボールの片側のふたを閉じて、中にアルミホイルを貼っていきます。
アルミホイルを貼ることで、中に炭を入れた際に熱を反射させ
また段ボールが焦げないようにしてくれます。
ただ、アルミホイルは破れやすいので、隙間なく貼るのに結構手間取る。。。
その中でも、ひと際上手く貼っている班を発見!


ピッタリ!ほとんどシワもないくらい!

これができれば、ピザの焼き加減を見る窓を作り、
網板をのせる丸管2本を段ボールに通したら完成!

ピザ生地を好きな形に伸ばして、具をのせたら焼いていきましょう!

出来上がりが楽しみ~☆

ピザを焼いている間にもう一品。
それは・・・・なんとアイスクリーム。
アルミ缶(今回はビール缶を利用)にアイスの材料を入れ蓋をして
もう一回り大きな空き缶にアイス缶投入。
そのまわりを氷と塩で敷き詰めたら。。。

ひたすら転がす!
これ、撹拌作業になるんですよ。
アイスとなると、子供たちは目の輝きが大分違います(笑)
転がす→溶けた氷と塩を入れ替える→転がす・・・を何回か繰り返すと。。。

見事に固まっています!成功です。

この頃にはピザも順次焼けてきました。
お天気もよく、風通りも良かったので外で食べるゴハンは
より美味しく感じることができそう。


みんなの顔もこの通り

ピザ以外にも、あまった具材にチーズを絡めて焼いてみたりと
料理のバリエーションも考え次第でどんどん出てきます。
アウトドア料理の定番・バーベキューに飽きたら
今度は段ボールオーブンはいかが?
段ボールは折りたたんで、またアルミホイルで補強すればいいだけなので
持ち運びも便利ですよ。
ただし、火の始末だけはしっかりと!!

********10月の季節のクラフト教室 『雑草生け花に挑戦!』********
*身近にある草花や雑草と呼ばれている植物を使って、生け花にチャレンジ!
 普段、気にとめない雑草たちがどんなふうに変身するのか楽しみ♪

日 時 ; 10月16日(日)10:00~12:00
場 所 ; 五色台クラフトハウス
参加費 ; 300円/個
持ち物 ; 汚れてもいい服装・飲み物
※安全管理上、遅れてきた方は参加できない場合があります。
 時間に余裕を持ってお越しくださいね。

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2011年09月12日五色台クラフト展 はじまりました!

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

さて、夏休みも終わり、学校が始まりましたね。
しかし、今週末にはシルバーウィーク!
まだ出かける場所が決まっていない方、五色台はいかがですか?

五色台ビジターセンターでは、9/2(金)~9/25(日)の間、
【五色台クラフト展】を開催しています。



このクラフト展は、『坂出竹友会(ちくゆうかい)』という、竹を使った
ものづくりを得意とする方々が竹細工を作り、
その作品をここ、五色台ビジターセンターで展示しているもの。
どれもほんと~に細やかで、竹でできているとは思えないほどの見事さ!


愛らしい顔のカエルと本物のような蝶


こんな小さなアリも


中にはペンダントトップにできたり


ほんとに竹だけ!?と見間違うほどの精巧なニワトリ!


来年の干支・タツも登場!クオリティ高し!

もう写真だけではこの凄さをお伝えすることはできません!
ぜひ、目の前でご覧いただきたいと思います。
もう溜め息ものの作品ばかりで、小さく繊細な作品の前では
思わず息を止めてしまうほどです。

この他にも、仕掛けオモチャを手に取って遊ぶこともできます。
オススメ(個人的に)は竹とんぼ!
飛ばすと竹とんぼとは思えない「ビュンッッ!」という音を出して
ぐんっと高く飛び、しかも滞空時間が長い!
きっと子どもよりも大人が夢中になること間違いナシです。

そして、展示会最終日の9月25日(日)には、坂出竹友会の方による
『竹細工無料体験教室』が開かれます。
作るのは、「やじろべえ」と「ガリガリとんぼ」の2種類。
教室の開催時間は、10:00~15:00。
先着各50セットの早いもの勝ちです。

身近な竹を使いさまざまなものに変身させる達人の技を
目の前で見て、技を盗んで作ってもらいたいですね。

・・・竹友会の皆さんのような、竹細工を作る方が増えれば
竹林被害も減るのかなぁ?

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2011年09月05日クラフト教室 【竹笛をつくろう】

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

皆さんは鳥の鳴き真似っていえば、どうやってしますか?
口で真似てみたり、バードコールを使ったり。
8月のクラフト教室では、鳥の鳴き真似ができる
竹笛をつくりました。

講師はおなじみ、パークボランティアの福西さん。
毎回器用にいろんなものを作ってくれ、かつ初心者にも作りやすいように工夫して工程を考えてくれる、ものづくりの達人です。
今回つくる竹笛は【カッコウ笛】【ウグイス笛】【ヒバリ笛】の3種類。
難しそうと思いきや、意外と簡単にできるクラフトなんです。


見て聞いて触って、竹を知ろう

全国で問題になっている竹林被害。
耳にはするけど、一体どういった被害なのか・・・?
竹は地下茎で植生域を拡げていく植物。
山林やもともと竹林だった場所で成長してくれたらいいのですが、そうもいかず民家や広葉樹・落葉樹などの森の中まで侵食してきます。
そうなると、竹によって中低層の草木まで日光が届かないため光合成ができくなったり、また住居内への光も遮り湿気っぽくなったり。。

なぜこんなことが・・?
昔は竹編みかごなど工芸品を作る人がいました。
しかし、手間がかかることや竹製品を使うことが少なくなったことで、職人さんもしくは整備する担い手が減ったことが原因とされています。
これは特に過疎の進んだ地域で大きく目立っています。
実は、ここ五色台も然り。
福西さんの話を聞いて、みなさん改めて竹林被害の問題を知ったようでした。

竹のことを知ったところで、間伐した竹を使って笛づくり。
普段使わないノコギリやナタ、小刀を手に取って、竹を切ったり削ったり。


丸太でナタをコンコン!

慣れない大きなノコギリを使って

最初は、戸惑いながら作業していましたが、2個目、3個目になると
「次は竹の掃除」「じゃ、ドリルで穴開け」というふうに
工程を理解して、どんどん進めて行く親子も。
ただ一番の難所は、吹いて音が鳴る位置を探すこと!
一発で音が出ると「やった!」と嬉しくなりますが、
見つからないとコレがなかなか。。
私はこの音が鳴る位置探しで結構時間を使いました。。
見つけたら鉛筆で即!印を付けて、ボンドでくっつけます。
乾くまでしばし待つ・・・
そして、完成!!

左上;カッコウ笛  左下;ヒバリ笛  右;ウグイス笛

最後に野鳥に詳しいインタープリターから図鑑やCDを使って、
本物の鳴き声やどんな姿をしているか見せてくれました。
春に「ほーほけきょ」と鳴くウグイスも、威嚇している時や
冬場に鳴く鳴き声が全然違うことに「あれってウグイスだったんだ!?」
と、みんな驚いていたり。


こんな姿をしているよ。

鳴き声のCDを聞いた後で、福西さんから鳴き声そっくりに
近づけるための吹き方を習いました。
みんなすごく上手にできていましたね。


あちこちで鳥が鳴いているよう。

この日はあいにくの雨で、鳥の鳴き声が全く聞こえませんでしたが、
クラフトハウスの中は、賑やかに鳴き声が響いていました。

最後に福西さんからお土産でもらった竹製の【ガリガリトンボ】。
参加者のお父さんはじーっと見て、どうやって作っているんだろうと
考えているようでした。
こうしてモノづくりの楽しさや竹の問題、野鳥について知ってもらい、
興味を持ってもらうことは開催しているコチラ側は嬉しい限りです。

*************9月のクラフト教室*************
  『段ボールオーブンでピザづくり』
日 時;9月11日(日)10:00~14:00
場 所;五色台クラフトハウス
参加費;3,000円(1セット5人分)
    材料調達の都合上、実施の3日前からキャンセル料が発生します。
持ち物;汚れてもいい服装、飲み物、エプロン
 



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2011年08月19日全国自然いきものめぐりスタンプラリー、追加です

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

夏休みもいよいよ終盤。
海、山、川と夏を満喫しましたか?
学生のみなさん、宿題は終わりそうですか(笑)?
あと少しの夏休みを楽しんでいただくために、
昨年から始まっている、イベントリニューアルのお知らせです。

2010年7月21日からスタートしている
【全国自然いきものめぐりスタンプラリー】。
これは、昨年「国際生物多様性年」であり、愛知県名古屋で行われた
「生物多様性条約第10回締約国会議(通称COP10)」をきっかけに
全国のビジターセンターなど自然体験施設を対象にスタートしたスタンプラリー。
みなさんにより自然や野生動物に親しんでもらうこと、
また、生物多様性への関心を深めてもらうことを目的に始まりました。

このスタンプラリーに使われているスタンプやシールのモデルは、
その地域の代表的な生き物や風景。
このスタンプやシールを集めると数によって、金・銀・銅賞として、ステキな景品をご用意しています。

そして、1年経ったこの2011年7月より、スタンプラリー設置施設が
84ヶ所から新たに100ヶ所に増えました!
中国四国地方では、なんと倍の5ヶ所→11ヶ所に!!
それと同時に景品もリニューアル!


高松AR管内は「大鳴門橋架橋記念館」が追加。
ご当地「タイ」と「渦」
受付にてスタッフが押しますよ。

スタンプを集め出すと10個ではもの足りず、全て集めているという方、
また鳥が好きで鳥のモチーフの施設ばかり訪れている家族など
楽しみ方はさまざまなようです。

詳しく内容など知りたい方は、近くにパンフレットを置いています。
コチラのHPにも詳しい内容やイベント情報が載っていますのでご参考に。↓↓
http://www.ikimono-meguri.go.jp/


パンフレットもどうぞ

ここ、鳴門では世界三大潮流(日本ではここだけ!)のひとつになっている
鳴門の渦潮を見ることができます。
観覧船で行くも良し、観覧施設「渦の道」から眺めるも良し。
ただ、渦はいつでも見られる訳ではありません。
1日2回で、播磨灘と紀伊水道の海水位差(満潮・干潮)で起こる
潮の速度差によって渦が発生するんです。
渦を見るに最適な時間を示した「潮見表」と
渦が起きるメカニズムを詳しく説明したものがコチラ↓↓
これを参考に是非!渦の大きさや轟音、潮の速さを体験して下さい。

渦の道HP↓↓
http://uzunomichi.jp/

より大きな渦が見たい方は、大潮時がオススメですよ☆


鳴門山展望台からの眺め

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2011年07月19日紫陽花と分解者

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

先週このAR日記でお知らせしました【国立公園写真展】
その香川会場のみで展示している写真と、同じ風景が見られる場所があります。
それが、三豊市荘内半島にある【紫雲出山】

ここ紫雲出山は、約1000本もの桜が咲く名所ですが、
今の時期はなんといっても紫陽花。
梅雨の長雨によって、山頂へ車道が土砂崩れのため
通行止めになっていましたが、先週末修復が終わり通行可能になりました。

山頂駐車場から遊歩道を歩いて行くと・・・

高さ2mはある紫陽花。

いつもはカメラマンがいますが、この日は誰一人おらず貸し切り。
もう7月半ばですが、今月いっぱいまでは見られるとのこと。
ぜひ、見に行って欲しいですね。
 
巡視日は朝から雨が降っていましたが、お昼前には止み、
徐々に夏の空が見えてきました。

そして、山頂展望地からは

遠くに石鎚山が見えました!(島の上辺り)

紫雲出山は何回か訪れていますが、今日が一番の青空!
雨のおかげで空気が浄化され、よく見渡せる!

改めて眺望のいい場所だなぁと、風景に心奪われながら戻る途中、
保護官の「うわぁ~。。。」という声が。
「何ですか?」と近寄ると・・・

(左)かわいいポーズをとっても、どう見ても三葉虫。。。
(右)ミミズをお食事中

調べてみると、【オオヒラタシデムシ】の幼虫でした。
で、親御さんはコチラ↓↓



どうやら以前紹介した、【センチコガネ】と同じ
分解の役割を担っている昆虫でした。
《参考》
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/setonaikai/a-takamatsu/index_2.html
(2010年10月8日 日本のいのち、つないでいこう)

センチコガネは糞の掃除、このオオヒラタシデムシは死骸を食べることで
掃除をしてくれる昆虫でした。
で、この【シデムシ】の由来。気になりませんか?
【死体から出てくる虫】=死出虫=シデムシ、だそう。。。

そんな見た目はあんまりカワイクないシデムシですが、
この分解者たちがいなくなると、死骸や糞だらけの森になってしまい
森の物質循環がうまく働かなくなります。
それに、実はこのシデムシの種類が多いほど、数が多いほど
森の土壌に栄養が行き渡り、豊かな森だといえるのです。

桜や紫陽花の美しさは、このシデムシが土壌を豊かにし、
その栄養を行き渡らせているおかげなんでしょうね。
紫雲出山に行った際は、この影の立役者にも注目してみてください。

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2011年07月14日季節のクラフト教室  【竹風鈴づくり】

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

先週金曜にやっと梅雨明けしました!
香川は梅雨が明けると、一気に夏の空へと変わります。
そして、日差しが強く、雨の降らない暑い日々が続くのです。。
その暑さの中でも、耳から涼が取れる
竹風鈴づくりを行いました。




まずは竹についてのお話しと作り方の説明を、
パークボランティア(以下PV)の福西さんから。
五色台は、メダケやモウソウチク、クロチクなどさまざまな竹が生えています。
今の時期、タケノコから竹になる途中なので、
成長過程や皮の剥がれ方など見せてもらいました。

そのあと、普段馴染みのないノコギリやドリルなどの使い方やコツ
(力の入れ具合や持ち方など)を教えてもらいました。
少しでも扱いを間違うと、ケガの元!

要所要所のコツを伝授

いよいよ材料を取りに行って作業をはじめましょう!
・・・というものの、意外と何から始めていいのやら・・・
そんな時はスタッフが手助け。
暇をもてあましている子どもに声を掛け、順次作業してもらいます。
音が鳴る部分に使う竹の長さをはかり、


そして、お父さんが補助しながら切っていきます。

最初はノコ刃が途中で抜けなくなったり、竹がずれたりしましたが、
切っていく内にどんどん上達していきました。
見ているだけよりも、実際、道具を使って恐る恐るでもやってみた方が
覚えるのも上達も早いんです。


家族で協力して作業分担

風鈴の頭になる竹にも印しを入れて、音が鳴る部分と一緒に、
スタッフにドリルで穴を開けてもらいます。

そして、次はたこ糸で竹をどんどん結んでいきます。
しかし、この結ぶ作業が意外と難航。
実は、結ぶだけの作業は全部で約20ヶ所あるんです。
たこ糸の長さも使う場所によって違うので、
頭の中でこんがらがってしまう。。。




いえいえ、そんな時もスタッフが補助に入りますよ~。

試行錯誤しながらも、徐々に完成に向かいました。
時間内にできなくても、クラフトハウスをそのまま開放したので
慌てず、しっかりしたものができあがりましたね。


みんなで集合写真☆

チリンチリンと鳴るいつもの風鈴とは違った、趣のある竹風鈴。
風が吹くたびにポコポコと鳴る涼の取り方も、また良しです。
ちょっぴりバリのリゾート気分になれるかも?

**********次回 季節のクラフト教室**********
        【竹笛をつくろう】
日 時 ; 8月21日(日)10:00~12:00
場 所 ; 五色台自然体験ハウス(クラフトハウス)
参加費 ; 300円/人
持ち物 ; 汚れてもいい服装、暑さ対策(飲み物、タオルなど)
!注! ; 安全管理や作業工程上、遅刻された方は参加できない場合がございます。
      道に迷うことなども考慮しながら、余裕を持ってお越しください。

==========五色台ビジターセンターHP==========
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

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2011年07月04日【国立公園写真展】、始まりました!

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

はっきりしない天気が続きますねぇ。
それでもやはり蒸し暑い!
曇りの日でも熱中症にはなるので、油断しないようにしてくださいね。

さて、今回は7月2日より始まりました、中四国ARによる
「国立公園写真展」巡回展スタートのお知らせです。



昨年度に続き、今回も大山隠岐国立公園、瀬戸内海国立公園、
足摺宇和海国立公園の魅力をお伝えする写真展を行います。
前回、皆さまから頂いたアンケート回答に
「もっと地元の写真が見たい!」との要望が多かったので、
開催地域の写真は何点か増やして展示します。

6ヶ所全て巡回する写真は、他地域の方にも分かるものが多いですが、
開催地域限定の写真は、地元の方でも意外と知らないのでは?
といった風景や現象、活動を収めています。

他にも・・・



「ここ行きたい!」と思っても、場所が把握できなかったり、
家に帰って調べてみようと思っても、場所を忘れてしまったり
そんなことを少しでも軽減しようと、写真撮影場所を示した位置図を
配布用資料として入り口付近に置いています。

また、各地担当ARが皆さんに知ってもらいたいことや
活動のようすなどをパネルにしています。
高松ARからは「瀬戸内海国立公園を知ろう!」です。
実はここって国立公園なんだよ、と地図にして
分かりやすくお伝えしています。


意外と身近な場所が国立公園なんです。


展示写真は35点

他にも、国立公園のしくみや生物多様性のことを書いた
パンフレットやパネルも展示しています。

そして、7/10(日)午後~は、高松ARが簡単に解説などを行います。
この日の午前中は、季節のクラフト教室【竹風鈴つくり】も
開催していますので、是非2本立てでお越し頂ければと思います。

◆五色台ビジターセンターHP
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/


***************巡回スケジュール***************
7/ 2(土)~ 7/31(日) 五色台ビジターセンター(香川県)
8/ 6(土)~ 9/ 4(日) 大久野島ビジターセンター(広島県)
9/10(土)~10/10(月) 大山情報館(鳥取県)
10/15(土)~11/13(日) 島根県立三瓶自然館サヒメル(島根県)
11/19(土)~12/18(日) 物産館サンリバー四万十(高知県)
1/ 6(金)~ 2/ 5(日) 休暇村瀬戸内東予(愛媛県)

※国立公園写真展は入場無料ですが、
 島根県立三瓶自然館サヒメルは、別途入館料が必要になります。

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