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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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瀬戸内海国立公園 高松

256件の記事があります。

2010年04月12日竹パン&バターづくり

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

五色台でも桜が満開になりました。
白い花で葉は桜餅に使われるオオシマザクラ、
日本の野生サクラの代表であるヤマザクラ、
観賞用として広く植栽されているソメイヨシノ。
さまざまなサクラを見ることのできるベストポイントです!

そんな桜満開の中、クラフトイベントを行いました。
今回は、『竹パン&バターづくり』
オーブンを使わずにできるアウトドアなパンづくりです。

最初にパン生地づくり。
強力粉、卵、砂糖、マーガリン、ドライイースト、牛乳、塩を入れて手でこねて、叩きつけます。生地が手にくっついてなかなかでしたが、叩きつけていく内にツルッとしたものに。慣れた人はすごく上手でした。



できたら生地を発発酵するため、ボウルにラップをします。
本来なら3次発酵までするのですが、ここは1次のみで。
その間に、パンを焼くための竹を切り出す作業に。
細い竹は1.3m位の長さに切り、先にパン生地を巻き付けてツイストパン用に。肉厚のモウソウチクは一節毎に切って、ナタで半分に割ります。丸めたパンを中に入れる用に。


お父さん、お母さんと一緒に挑戦!

まだまだ発酵中の生地を横目に、バターを作ります。
ペットボトルに生クリームを入れて・・・
ひたすら振る!振って振ってーー!
最初は白く中が見えなかった状態から、ある時突然
中が見えて、固まったモノが見えてきます。
そうしたら塩をひとつまみ入れ、少し振ったら完成ー!


こんな感じになります。

さぁ!いよいよ竹にパンをセットして焼きます。
どんなふうになるか!?


割った竹の中に丸めたパン生地を入れ、
きっちりふたをしたらアルミホイルで巻いて
針金で3ヶ所程度ずれないようにくくります。
だいたい30分くらい炉にかけます。



さぁ!いよいよ試食!
野菜スープと一緒にいただきま~す♪

みんな満足顔で良かった、良かった。
PVさんの絶妙な火加減でおいしくできました。

家ではなかなかできませんが、キャンプをする際に
ぜひチャレンジしてみてはどうですか?

******次回クラフトイベント******
5月2日(日)10:00~12:00
『母の日 森のアレンジメント』
参加費 500円 五色台クラフトハウスにて
汚れてもいい服装でお越し下さい。
******五色台ビジターセンター******
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

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2010年04月01日ニューカマーin五色台ビジターセンター

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

4月に入りました。
あと何日かすれば、桜も満開になりますね。

4月といえば、春。
そして入学式。新入生。
そう。
この五色台ビジターセンターにも新しい仲間が増えました。
では、ご紹介しましょ~。



トートーロー!!

カワイイでしょ?
全身、松ぼっくりでできたトトロなんですよ。
昨年秋頃から制作し始めて、やっとできました。
身長130㎝、松ぼっくり6,000個使いました。

工程はというと・・・

ベースとなる土台は竹。
この段階では何が何やら?




ベースの竹に松ぼっくりを針金で取れないように
くっつけていきます。
一通り巻き付けたら、また上から、計3、4重位
巻いて、かつ体のラインが崩れないように
考えながら松ぼっくりを選びます。
お腹も色が変わるよう、松ぼっくりの向きを変えてます。
細かい足の爪やヒゲ、顔を作って完成~!

これを教えていただいたのは、香川県職員の竹本さん。
これまでも2m位もあるゴリラなども作ってます。

五色台ビジターセンター玄関にみなさんをお出迎えしています。
ぜひ、遊びに来てくださいね。

***4月のクラフトイベント***
4月11日(日)10:00~
『竹パン&バターづくり』
参加費;500円
エプロン、マイ箸、お椀を持参下さい。
~~五色台ビジターセンター~~
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

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2010年03月19日『屋島北嶺を歩こう&ビーチクリーン』

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

3月16日って何の日かご存じですか?
この日は、1934年(昭和9年)に瀬戸内海が雲仙、霧島とともに最初の国立公園として指定された日なのです。

そこで、国立公園として指定されている、屋島北嶺を歩こうというウォーキングイベントが行われ、参加してきました。
屋島第一健康ランド(銭湯施設)を出発して、南嶺山上に出る古道を歩き、北嶺遊鶴亭~長崎の鼻を目指します。
前日までの天気は雨でこの日も降雨率70%予想でしたが、皆さんの日頃の行いがいいんでしょう。風は強かったですが、雨に降られず行うことができました。

最初にあいさつと説明、準備体操をして出発!



住宅地を抜けて行くと。。。


ここから古道スタート

1人分の道幅しかありません。

今回歩いた南嶺山上への古道は初めてでしたが、自然の道雰囲気満点。木に掴まって上がったり、久しぶりに子供の頃を思い出すような楽しい山道を歩きました。
ボランティアさんの話によると、今よりはたくさんの人が山上に住んでいて、昔の人はこの道を使って食料や日用品などを運搬していたそう。よく見ると石を敷いていたりして、その名残が感じられます。
山上に着いたら一息休憩。
みなさん高松市内を望む景色を楽しんでいました。


休憩~。

しばしの休憩の後、北嶺に向けて出発。
ここも今まで私が何度も通ってきた舗装された歩道ではなく、岩をはい上がったりするような道のようで道ではないような所を歩きました。
千間堂跡広場でお昼休憩を挟んで、遊鶴亭へ。
初めてここに訪れる方もいたようで、瀬戸内海の島々を望む景色を堪能していました。
ここから長崎の鼻に降りる歩道は結構険しい場所も。雨上がりで滑りやすいというのもあって、ゆっくり気をつけて進みます。
途中、洞窟(注;入れません!)や鯨大明神を抜けて
長崎の鼻に到着~。

ここでビーチクリーン作戦開始!
班毎で可燃ゴミと不燃ゴミに分けて拾います。砂浜には漂着ゴミや不法投棄ゴミ、生活ゴミがいっぱい落ちていました。
しかし!みんなで拾えば早い早い。
ゴミ拾いが終わった人から、裸足になってサンドウォーク。
まだまだ海水温は冷たいですが、陸に上がればボランティアさん(元気YASHIMAを創ろう会の皆様)の御厚意で飴湯の接待。すごく温まりました。


みんなでゴミ拾い

『冷た~い』裸足で波を感じます。

飴湯のお接待。



瀬戸内海の特徴である白砂青松。
これを守るために美しい砂浜を残したいものです。

今までに行ったことのある場所の中にも、まだまだ知らない所はたくさんあります。
もうすぐ春。桜もそろそろ。
これを機に知らない場所を歩いてみませんか?




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2010年03月18日季節のクラフトイベント~お花炭作り~

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

先週の日曜日、毎月恒例の季節のクラフト教室を
行いました。

今回は『お花炭作り』。
炭にする材料は、葉っぱや木の枝と実、またドングリや
松ぼっくり、アメリカフウ等の木の実などいろいろ。
前回1月に行った『ドングリアートに挑戦』で使った
材料がそのまま炭になります。

↓↓1月『ドングリアートに挑戦』のようす
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/setonaikai/a-takamatsu/index.html
2010年1月19日付け

今回の講師は、パークボランティアでもある西本さん。
最初に炭になるとは?といった化学の説明から。
書いてもらった絵を見て、久しぶりに思い出しました。
あぁ~、なんか実験でやったかも。


この絵、見たことありませんか?
説明が終わったところで各自材料選び。



作り方は簡単♪
お菓子や乾物などが入っている、蓋付き空き缶を用意。
その蓋に煙が出てくるように、キリで穴を開けます。
そして、缶の中に足つき金網を敷きます。
直接缶の中に材料を入れてしまうと、下部に強い火が当たり
均等にキレイに炭化しづらいからです。

そして、材料を投入。
ここで注意点をひとつ。
材料には、葉っぱのような柔らかいモノと
ドングリや松ぼっくりのような固いモノがあります。
これらは炭化する時間が違うので、別々にしなければ
これも均等には炭化しません。
この点に注意しながら、どんなふうにできるんだろうと
みんなワクワクしながら入れていきます。

そして、材料を入れた人から炉へ。
最初は白い煙が出てきます。これは炭化しているという証拠。
これが透明な煙に変わると、炭化しましたよという合図。
だいたい柔らかいモノが2~3分。固いモノが10分程度と
いう目安がありますが、なかなか。
これは経験していく内に段々と分かってくるので、
何回か挑戦していくとみんな
『もう私の缶いいかも』と。



できたら缶を冷やします。濡れタオルをどんどん掛けて
素手で触れる程度になったら、いよいよできあがり!
早速どんなふうになってるかな?



作業時間いっぱい、みんな何回も作っていきました。
そして、お楽しみの出来は。。。


こんなふうに作りました。
ココが難しかったなどの感想が。




中でもこの炭は、青く色味が残りました。
西本さんも見たことないそう。でもキレイ~。

参加者の中には1年、このイベントを待っていてくれた人も!
たいへんお待たせいたしました~!
その方、『またしたいのでお願いします!』と
すごく喜んで帰って行きました。

****次回のクラフトイベント****
4月11日(日)10:00~14:00 参加費500円
 『竹パン&バター作り』
エプロン、マイ箸、お椀を用意してください。
====五色台ビジターセンターHP====
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

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2010年03月11日アクティブレンジャー写真展 開催!

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

こんにちわ。
久しぶりの高松ARです。。。
最近暖かくなったり、寒くなったりと忙しい気温差ですね。
体調などは崩されてはいませんか?

さて、お知らせが遅くなりましたが、
中国四国地区のアクティブレンジャー6人による
国立公園の写真展開催のお知らせです。

これは、今年度に撮影した国立公園の風景や動植物など
ARにとって思い入れのある写真を揃え、
みなさまに見ていただき、もっと国立公園や
自然を知ってもらおうというコンセプトで
進めてきました。

昨年夏頃から案が出ていて、
そこから準備やら意見交換やらで、あーでもない
こーでもないとメールと電話のやりとりで
やっと開催まで辿り着けました!


初!全員揃いの最終打合せ

そして、開催の初陣をきるのが高松。
ここで3週間程度展示し、各地へと巡回していきます。

展示作品は、写真だけではなく、
国立公園やラムサール条約湿地の紹介パネル、
各国立公園での活動紹介や起こっている問題、
伝えたいことを【ARからの声】として展示しています。

ぜひこの機会に足を運んでいただき、
国立公園を身近に感じて、今起こっていることに
目を向けてください。

**********香川県 高松会場**********
 場  所;五色台ビジターセンター
 期  間;3月6日(日)~3月28日(日)
 開館時間;9:00~16:00(月曜休館) 

*******各地 会場情報********
●4月10日(日)~5月5日(水)
 高知;物産館サンリバー四万十
●5月14日(金)~6月6日(日)
 愛媛;休暇村瀬戸内東予
●6月17日(木)~7月11日(日)
 広島;大久野島ビジターセンター
●7月22日(木)~8月16日(月)
 鳥取;大山参道ギャラリー
●8月20日(金)~9月14日(火)
 島根;三瓶自然館サヒメル
   


分かりやすいように看板設置


展示のようす

各種、閲覧用や配布用のパンフレットも
置いていますので、ぜひご覧下さい。


おまけ★3月に訪れた大寒波のとき。
 久々に積もり、雪かきしました。


今週末は季節のクラフトイベント。
今回は、【お花炭づくり】をします。
●日時:3月14日(日)13:00~
●場所:五色台クラフトハウス

**お問い合わせ**
五色台ビジターセンター
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

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2010年01月19日ドングリアートに挑戦!

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

年末からの強い寒波真っ最中の先週、
年始めのクラフトイベントを開催しました。
今回はペレットストーブのある部屋でのイベントなので、寒さも平気です。

今回のイベントは、アンケートのリクエストにも多かったドングリや松ぼっくりを使ってのオブジェ作り。手順もなく、参加者が自由に作れるというのが一番の魅力!
材料は、松ぼっくり、ドングリ、ツバキや木材に竹などいろいろ。
大きさから形、色合いなど1つとして同じ物がないので選ぶのも楽しい!

参加者には最初にクイズを。
「ドングリって何種類ある?」や「食べられる?」など。
みんな相談しながら答えを出していきます。
そして、答えを知ると
「え~、そうなんだぁ!」と驚く声も。


答えはどうかなぁ?

クイズでドングリ豆知識を知ったところで、いざ!
選び始めは皆さん
「え~、どれにしよう・・・、何作ろう?」
と迷っていましたが、作り出すと
「時間が足りない~、1日中作りたい!」
という声続出。


ここはこうすればいいよ。

途中、うれしいおやつタイム。
最初のクイズの答えで、ドングリは食べられますということで、
実際に食べてみよう。
みんな恐る恐る手を出してみて・・・


お父さん達ドングリに挑戦

最初は嫌がっていた人も、食べ出すと止まらず、ずっと手に取っていました。スダジイはアクがなく、炒っただけでもおいしく食べられます。温かいうちに食べるのがベスト。

今回のイベントには遠方からの参加者も。
その中には過去最高齢、93歳!の方が。
終わってから教えてくれたのですが、そうは見えない。
手先も器用で、難関の鳥にも挑戦しました。
「ずっとやってみたかったけど、やり方が分からない」と、
でも
「教えてもらったから、これからは自分で作れる♪」と
すごく喜んでくれ、こちらもやって良かったなぁと。



こちらが最高齢参加者の作品!

アイデアいっぱいの参加者の作品
ツバキや松ぼっくりを使ってカメ(左)とカニ(右)
これには、スタッフも脱帽。

ドングリを使ったクラフトは、常時ビジターセンターでもできます。
他にも箸づくりやキャンドル、竹とんぼなども。
今の時期、五色台は特に寒いので防寒対策は必須です。

*次回の季節のクラフトイベントは
 2月13日(土)10:00~14:30
 『讃岐三白を楽しもう~塩の巻~』
 お問い合わせは、五色台ビジターセンターまで
 http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

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2009年12月21日お正月の準備

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

ここ何日かで一気に寒さが増しましたね。
東北などでは雪もたくさん降ったようですし。
みなさん、体調管理は大丈夫ですか?

さて、今年の締めのクラフトイベントとして
『門松をつくろう!』を開催しました。
材料は全部、五色台産。
松、真竹、モウソウ竹、梅にナンテン、熊笹。
お正月に使われる材料って、めでたいモノばかり。

実は、週末の大寒波の影響で雪が降る!?
道路が凍結するかも!?ってことで
もしかしたら・・・中止?になるかも。。。
という不安もあっさり打ち消され、快晴のもと開催!

参加者は12組で各組、門松を作っていきます。
竹を切ったことのない参加者もいて、なかなか切れなかったり、少し斜めになってしまったり、ササクレができてしまったり。
けど、だんだんと上手くなっていきました。
そう。初めてってどうしても力入れちゃうんですよね。
私もそうなので、みなさんの気持ち分かります!


上;門松の由来について
下;竹の切り出し!がんばって!

竹を切り終わったら、立てる竹3本を輪ゴムで仮止め。
縄で縛っていきます。
この時、巻き結びという結び方ですると簡単に締められます。
新聞や瓶口を縛るのにも大活躍!

これができれば、あとは飾り付けするのみ。
土台の真竹に縛ったモウソウ竹を入れて、オアシス(花を生ける際に使うスポンジみたいなモノ)を詰めて固定。
自分たちの好きなように、ナンテンや梅などを飾っていきます。
今はつぼみの梅もお正月の頃には花が咲くでしょう。


上;竹3本を縛ったもの
中下;最後の仕上げ、飾り付け♪

「こうかな?もう少し・・・」と言いながら調整。
みなさん、すごくきれいに仕上げていきました。
これで、お正月の準備もできましたね。


完成品

お店で購入するのもいいけど、自分で作った門松で年明けを迎えるのもいいんじゃないでしょうか?
今回作ったモノは小さめサイズ(高さ50cm位)なので、飾る場所がないっ!って方にもオススメです。


次回は来年1月10日(日)
『どんぐりアートに挑戦!』
お問い合わせは、五色台ビジターセンターまで
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

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2009年11月18日鳴門 森林自然観察会

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

 先週、11月12日に鳴門公園で自然公園財団鳴門支部主催の森林自然観察会が行われました。
参加者は、鳴門市内の桑島小学校3年生の生徒さん達で、今年で14年目になります。
この観察会は、鳴門山のウバメガシから落ちるドングリを拾って育て、6年生になったらこの山へ植樹するといったもの。

 今回、講師として迎えたのは、徳島県植物研究会会長の木下先生と徳島県自然保護協会理事の和田先生です。

 最初に、松がなぜ枯れるのか? 
 子供達は「冬だから?」
いいえ、松食い虫や酸性雨によるもの。松にも、人間でいうところの新型インフルエンザのような耐性のない虫がいるんだそう。
 あと、マダラカミキリ。
この虫が松に卵を産むための勢いを付けるために、木を食べていくことも。
香川はこの虫が比較的多くいると、先生が教えてくれました。

 そして、いざドングリ拾いへ。
今年は豊作で、みんなドンドン集めていきます。



 ドングリを拾っている途中にある「コウヤボウキ」や「ヒメアブラ」などの説明を。ドングリ拾いの途中で、虫や気になる植物は声をかけて積極的に先生に聞いていました。

 ここで先生から、ドングリについてお話しが。
ドングリって、年によって実のなる量が違うのって知ってました?
子供達の答えは・・・「疲れたから今年は休む!」
この答え、近いんですよ。実は。
毎年、ドングリがたくさん落ちていたらどうなるか?
これを食べる動物がいますよね?
となると・・・
エサがたくさん→子供を産む力がある→増える→エサがさらに必要→ドングリが地面に残らなくなる→種がないから次の世代が育たない
といったふうになるんです。だから、毎年実をたくさん付けないのは自分たちが生存していくために必要なこと。
 引率の先生やお母さん達も「ためになるわぁ~」と感心していました。
 
 じゃあ、次にドングリをたべてみよう!
まず、ウバメガシを。皮をむいて、パクリ!
・・・マズイーー! と、渋い顔の子供達。
じゃあ、次にシイの実を。
おいしい~~! これには満足顔。




 その他にもアキグミを食べたり、ヘクソカズラの匂いをかいだり。
特にアキグミは好評で、
「おやつに持って帰ろう~」と言って取ったり、おかわりしている子供達続出!自然には、おやつになるものもあることが分かったかな?

 少し寒かったですが、最後まで子供達は元気いっぱいに、一生懸命いろんなことを知って、覚えて帰りました。
 これを機にもっと自然のこと、身の回りの動植物のことに興味を持ってくれることだと思います。



最後にみんなで記念写真


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2009年11月13日草木染めに挑戦!

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

 秋も深まってきた今日この頃。
 毎月1度行われている、五色台ビジターセンターでの季節のクラフトイベント。
 11月の今回は、草木染めに挑戦しました。

 今回の先生は、国営まんのう公園のインタープリターであり、自然観察指導員でもある角田真理子さん。旦那さまの忠司さんもスタッフとして来てくれました。こちらのお二人、地元山本町でも『あそ美工房』を開いており、草木染めをしたり、一緒に何かやりたいと思った方とイベントをしたり、さまざまな活動をされています。


 まず、最初に作業工程や、草木染めについてのお話し。
 今回はビワの葉、ヤシャブシの実、クサギの実、メリケンカルカヤの4種類を使ってガーゼ素材のストールに染め物をしていきます。

 布って、何でも染められると思うでしょ?!
実は、タンパク質の量で染めの仕上がり具合に影響するんだそう。
綿は植物由来だからタンパク質がない。
そういうときは・・・
牛乳に一晩浸して、タンパク質を吸収させます。
今回は先生があらかじめ用意してくれました。

 今回使うメリケンカルカヤは自分たちで採取。
そして、模様をつけるためにビー玉や板、洗濯バサミ、割り箸などを使います。
 ビー玉をかぶせて輪ゴムでしばったら、輪っか模様。
 割り箸をかぶせて屏風状に折り曲げ、下から上、そして上から下へヒモをグルグル通すと・・・クモの巣模様。
 あとは板を挟んだり、四つ折りして端っこを洗濯バサミではさんで花模様など。
 染まったらどんなふうになるだろう、とワクワクしながら作っていくのが楽しい!
 予想全く出来ず!




 模様付けが終わった人から、染めムラをなくすために一旦水の中へ。
乾いた所が染まりにくくなるので、十分に付けます。(1時間位)
その間にカルカヤの色を出すために煮ます。
鍋はホーローかステンレスが良いそう。


 そして!
いよいよ染めます!
カルカヤはこして、鍋の中の温度を50℃までに下げてから、一斉に鍋の中へ。



 ガーゼ素材はすごく水を吸うので、シルクなどを一緒に染める場合は、先にシルクなどをいれます。でないと、ガーゼが吸ってしまうからだそう。
 やさしく、つつかないように混ぜます。
 だいたい15分程度。
 次に、少し布の温度をさましてから、色を定着させるための『みょうばん水』に付けます。
 これは水1リットルに対して布の重さの5%のみょうばんが目安。
 定着が終わったら、一度水洗いして、ほどいていきます。
 どんなふうになってるだろう・・・



 外し終わったら、色が出てこなくなるまで水洗い。
 色をもっと付けたい人は、後からでも追加で染められるのが草木染めのいいトコロ。
 さぁ!出来た人から干しましょう。



 出来上がったストールは、すごくきれいなものばかり。
先生も、「今日の色はすごくいい!」とおっしゃっていて、
普段カルカヤもこんないい色はなかなかでないのだそう。
みなさんの日頃の行いの良さですかね。

 家でもできる草木染め。
 薬品など、害のあるモノは一切使っていないので安心。
 色水を持って帰って、やってみるという方もいらっしゃいました。

 どんな植物からどんな色が出るかはやってみてからのお楽しみ、というのが草木染めの醍醐味じゃないでしょうか。
 みなさんもぜひどうぞ♪


 次回『季節のクラフトイベント』は・・・
 12月20日(日)13:00~五色台クラフトハウスにて
 『門松をつくろう!』です。
※五色台ビジターセンター ホームページ
 http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

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2009年11月10日絶景!!

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

 寒さが一段落したと思ったら、雨が続きますね。
 インフルエンザも流行っていますが、体調など崩されていませんか?


 先週、荘内半島沖にある『粟島』へと巡視に行ってきました。
生まれてからずっと香川に住んでいながら初上陸。
けっこう、離島って行ったことないかも。

 三豊市詫間町の『須田港』から小さな船に乗り込み、どんどん離れていく紫雲出山を眺めながら出港して約15分。
 あっという間に粟島到着です。


 粟島に降り立つと、離島独特の穏やかな空気が流れていました。
 出会う人も、平日のお昼とあってご年配の方や猫ばかり。
 
 展望地への途中、粟島海洋記念館(有形登録文化財)や日本最古の海員養成学校跡地の公園側を通り抜けます。この場所は映画『機関車先生』のロケ地となった場所でもあるのです。
 この他にも、映画のロケ地となっている場所、けっこうあるんですよ。

 そして、展望地へと案内してくれる案内板はカワイイものばかり。
 動物の絵が付けてあったりして、しかも分かりやすい。
 きちんと手入れをしてくれているんだなぁと感じました。


 展望地へと向かう歩道はみかん畑を抜けて、階段をどんどん登っていきます。
 しばらく歩いていると、カサッ、ポタポタッと音がしてきました。
 一瞬、「なんだろう」と思ったら、木の実が落ちる音でした。
今の時期に多い、ドングリやクヌギ、松ぼっくりが歩道に落ちていて、クラフトに使えそうなものでいっぱいです。
 子供達、ここへ来たら楽しいだろうなぁ。 





 登り始めて約40分。
 少し急な坂でしたが、頑張って展望地まで行くとご褒美です!


 ・・・「うわぁぁぁぁ・・・・!」
 1人でしたが、思わず声が出てしまいました。。。


 瀬戸大橋も広島県も岡山県も讃岐平野も、一望できます!

 しばらく、この景色を独り占めさせていただきました。
 一部しかお見せできませんが、あとは行ってみてからのお楽しみ!
 ぜひ、この景色を実際、自分の目で確かめてみてください。
 360°見渡せる瀬戸内海の多島美の眺めを。

 
 今回は見られませんでしたが、粟島では5月~10月にかけての日没あたりにウミホタルを観察することができます。
 これは、浜辺に青く光る夜行性の貝ミジンコの仲間。
 また、西浜でビーチコーミングや海に浮かんでいるブイ(浮き)に絵を描いて『ブイブイ人形』(←カワイイ!)もあちこちで目にすることができます。
神社の階段にも置いてありますよ。


今からは、さらに紅葉が増してきて、もっと景色が様変わりしてきます。
この絶景を見に行ってみませんか?


 ※三豊市コミュニティバス:一律100円
 (JR)詫間駅前~須田(須田港のすぐ近く)を運行中
  (詫間駅にバスの時刻表や観光マップなどもあります)
 ※粟島汽船
  須田港(詫間町)~粟島~志々島~宮の下港(詫間町)を運航中
 (平成21年11月5日現在)
 
 

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