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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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瀬戸内海国立公園 高松

256件の記事があります。

2010年08月25日【宿題対策】 木の実の壁飾りをつくろう

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

夏休みももう残り1週間。
宿題のあるみなさん、進み具合はどうですか?
報告が遅くなりましたが、今月は宿題対策としてこんなクラフト教室を行いました。

8月は『木の実の壁飾りづくり』
五色台で採れる木の実や、利用者さんからいただいた他地域で採れる木の実を使って、思いのままに壁飾りを作ってもらうクラフト教室。
ただ、木の実を貼ってつくるだけじゃつまらない。
ということで、今回は樹木医でもある井上修さんに
植物についていろいろ教えていただきました。



最初に絵本を使って、小さい子にも分かりやすく、
そして実物の木や花を使って触ったり、匂いを嗅いでみたり。
言葉だけじゃイマイチ伝わらないことも、五感を使うことでより分かりやすく、なるほど~と納得したり発見したり。
少し尻込みして植物に手を出さなかった子も、徐々にお話しに聞き入っていました。大人たちもすごく興味深そうに前のめりに聞いていました。

道具の使い方や注意事項を聞いたら、さぁスタート!
各自好みの木の実を取って作業台へ向かいます。
木の実は五色台で採れるドングリ類を始め、アメリカフウ、ヤシャブシ、ノグルミ、ヒマラヤスギぼっくり(←一番人気!!)やフジの果皮(←触り心地良し!)、ヤブツバキの実などなど。
珍しいのは香川では見られない寒冷地の木の実。
ドイツトウヒ、コメツガ(←大人気!)、フウ、ダイオウショウ。
これらを使ってどんなふうに作るのかな?



お父さん、お母さんが補助をしながら作っていきます。
中には親御さんが夢中になっている班も(笑)

そして、みんなが作業でしている間にこんなことも。



夏の強い日差しを使って遊んでみました。
木の実は穴が開いていたり、形が揃っていないので影絵をしても楽しいですよ★同じものが2つとないので、いろいろ試して。

そうする内に時間となり、出来上がった作品をみんなで鑑賞会。


左下;今日の写真を入れるためのフォトフレーム
   教室終了後、記念写真を撮っていました。
右下;ダイオウショウにトトロがいっぱい!!

クラフト教室をすると、子ども達の想像力には驚かされることがたくさん!大人が考えもしなかったことを、サラリとやってくれます。
また、秋~冬にかけて木の実ができ、それを見て植物や自然への興味を深めてくれたらいいな、と思います。

他にもインタープリター在時には、マイ箸、キャンドル、木製ストラップなど自由にクラフトコーナーがありますので、そちらもご利用ください♪

***********9月のクラフト教室***********
  【敬老の日に箸&箸置きをおくろう】
日 時;9月12日(日) 10:00~12:00
参加費;300円/人
場 所;五色台ビジターセンター・クラフトハウス

**********企画展「生物多様性展**********
 8月6日(金)~10月31日(日) 見学無料
10月に名古屋で開催される「生物多様性条約第10回締約会議(COP10)」に先駆けて、身近な生き物と私たちの関係を見直してみませんか?
【全国自然いきものめぐりスタンプラリー】も開催しています!!

●●●●●●●●五色台ビジターセンターHP●●●●●●●●
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで54日前】
生物多様性ホームページ http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会 http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/

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2010年08月03日【全国自然いきものめぐりスタンプラリー】開催!!

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

毎日、最高気温35℃と暑い日が続きます。
熱中症や日射病には十分注意してください。
水分補給はこまめに、帽子などの日除けも効果的です。

さて、お知らせが遅くなりましたが、
生物多様性に関する新しいイベントが開催されました!
その名も
【全国自然いきものめぐりスタンプラリー】

日本全国の国立公園にある対象ビジターセンターにて、スタンプやシールを集めてもらうという企画。
このスタンプは、各施設の特徴あるいろんな生き物になっています。
またシールも、各国立公園の特徴をとらえたシールが近々できあがります!
そして、スタンプもしくはシールを集めると、ステキな記念品がもらえますよ。

このスタンプラリーを通して、自然とふれあい、生き物と出会い、そしていのちの大切さを学ぶことが「生物多様性」を理解するきっかけとなります。
また、スタンプラリーを実施している国立公園やスタンプのモデルになっている野生生物に親しんでもらうこと。
それによって、生物多様性について関心を持ってもらいたいと思います。

まだまだ夏休みは続きます。
自由研究のテーマに生き物のこと、自然に関することはどうでしょう?
「生物多様性」という言葉だけで、なんだか難しそうと思ってしまいますが、身近な生き物から始めてみては?
そこからどんどん世界が広がるかもしれませんよ。
まだまだ知らないことが多い、自然界、生き物のこと。
新しい発見をしていきましょう!




●開催期間;2010年7月21日~2013年3月31日
●対象施設;各国立公園のビジターセンター84ヶ所
●参加方法;スタンプラリーシートをもらいます。
      自然体験プログラムやセルフガイドに参加して、スタンプやシールを集めよう。(スタンプは1種類につき1個として数えます。同一スタンプ複数個は無効となります。同一シールが複数個あるのは有効です)      

【全国自然いきものめぐりスタンプラリー】詳細はコチラ
http://www.ikimono-meguri.go.jp/


日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで76日前】
生物多様性ホームページ 
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/

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2010年07月16日トコロテン&アイスをつくろう!

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

今月のクラフトイベントは、昨年に引き続きトコロテン作り。
昨年は水の量が足りなかったようで、少し固めでした。。。
今年は昨年の反省点を生かしてのリベンジ!
今回は、アイス作りにも挑戦。

まず、トコロテンの原料とは?
乾燥テングサを水につけるとどうなるの?
みんなで見てみよう。


パサパサだった海藻が、ドロっとしてきました。

テングサは元々赤い海藻。
ですが、天日干しで乾かせるとどんどん緑に変色していきます。

じゃあ早速、テングサを煮詰めていきましょう。

ゆっくりかき混ぜながら

沸騰したら、お酢を2、3杯いれます。
さらに煮詰めていきますが、ここで粘りが多いようなら水を足します。

だんだんとテングサがドロドロに。
もう調理場は海藻の香りでいっぱい!

鍋の中がイイ感じになってきたら、一旦火から下ろして水を張った流しで粗熱をとります。鍋はまだ熱いので要注意!


ざるで1回目のこし。
ざるの中で丸くなっているのがテングサ。
もう一回トコロテンができるので、持って帰って挑戦してみるという参加者も。

さらにざるに木綿を敷いて細かくこし、そのまま冷蔵庫で冷やし固めます。

テングサを煮詰めている間に竹の器と箸も作りました。



器になる一緒に竹を運んで、お父さんが切り出してくれます。
箸になる竹はある程度の細さまでスタッフで切り出し、
細さ調整などは小刀を使って作っていきます。
お父さんに助けてもらいながら、子ども達はマイ箸を作りました。

休憩をはさんで、昼からはアイス作り。
もちろん冷凍庫は使いません!
ミルク缶の中に材料を入れた缶と氷と塩だけで作ります。


左;缶にアイスの材料を入れて
右;氷入れ

ミルク缶に材料の入った缶を入れ、まわりに氷と塩を均等にいれていきます。この時の塩と氷の割合は1:3程度。
たくさん塩を入れることで、冷え具合UPしますよ。
ミルク缶をしっかりガムテープで固定して、断熱材(プチプチの緩衝材でも可)を巻いて、次はというと・・・


缶を蹴ったり転がしたりして、しっかり混ざって冷えるように。

20分位経つと・・・

振って音がしなければ、できあがり!
アイスの材料を入れる缶はアルミ缶が良いそう。
試作の時、なかなかうまくいかずパークボランティアさんに相談すると、
「茶筒だと熱伝導率が悪いからアルミ缶がいいよ」と。

そしてアイスが出来上がる頃には、トコロテンも冷え固まりました。
トコロテン突きでニュルッと出して

完成♪

さっぱり酢醤油と甘い黒蜜の2種類の味でいただきます。
黒蜜トコロテンにできたばかりのアイスを載せて食べると
また違った味になります。
今日はスモモをトッピング。もちろん美味★
夏バテしたら、さっぱり酢醤油+粉辛子でいただくもヨシ。
デザートとして、黒蜜でいただくもヨシ。
家庭でも作ることができるので、挑戦したい方は是非!

*****8月のクラフトイベント*****
  【木の実の壁かざり作り】
日時;8月8日(日)10:00~12:00
参加費;300円/人 準備物;暑さ対策に飲み物

*****五色台ビジターセンターHP*****
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/


日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで94日前】
生物多様性ホームページ 
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/


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2010年07月13日屋島の移り変わり~春~初夏~

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

まだ梅雨明けの発表は出ませんね。。

米子ARの日記にもありましたが、今年から利用者数を把握するということで登山者カウンターの設置を行います。
高松事務所でも、環境省直轄施設のある屋島北嶺に設置予定。
今回は巡視も兼ねて、その下見に行ってきました。

ここ最近は、定点観測や看板補修の下見などで月1程度巡視に行っていましたが、毎月違う顔を見せてくれています。

【4月のようす】

左;北嶺の広場 穴場のお花見スポット
右;コバノミツバツツジも満開でした

4月は、ヤマザクラやコバノミツバツツジで色鮮やかに変身していました。
時折、黄色の花を咲かせたレンギョウも。

【5~6月のようす】

左上;ヒサカキの雌花  右上;栗の雄花序
左下;ヤマツツジ     右下;カナヘビ

5月~はヤマツツジが赤ピンクの花を咲かせ、
6月になると、屋島にも多く植生しているヒサカキの花が見られたり、栗の木からは独特の香りを漂わせながら、フサフサとしたススキのような雄花序が見られます。
ヒサカキは雌雄異株で上の写真のような雌花やもっと小さくて丸い花を付ける雄花があります。ぜひ探してみてください。
そしてこの頃になると、生き物たちもどんどん行動範囲を広げていきます。
ふと歩道脇に目をやると、カナヘビちゃんがひょっこり。

【7月のようす】

北嶺広場の池には、睡蓮が満開でした。
ヤマザクラやツツジ達が終わっても、この睡蓮が待ってましたとばかりに花を咲かせていきます。
そして、屋島北嶺の魅力のひとつ。
ウバメガシのトンネル。

初夏になるとますます緑が濃くなり、気温は上がっても涼やかな印象を与える歩道に変身します。
そして、少し谷側を覗くと・・・

ウバメガシの純木群生。
苔と一緒になって、なんだか別世界を見たようでした。

そして、屋島とっておきのビュースポット


北嶺山上の北端には【遊鶴亭】と呼ばれる展望地があります。
ここは昭和天皇が訪れた場所でもあり、眺望を絶賛し、この名が付いたそう。

ほとんどの観光客は水族館や屋島寺のある南嶺に行きますが、ランニングや散歩などを楽しまれる方には、屋島北嶺が人気です。
まだ訪れたことのない人も、市街地から車で約15分で行ける自然の中を散策してみませんか?


日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで97日前】
生物多様性ホームページ 
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/


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2010年06月28日★ホタルイベントに出張してきました★

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

雨が降ったり止んだりと、
湿度が高くて蒸し暑い日が続きますね。。。

さて、6月20日(日)にサンポート高松で毎年行われている
ホタルイベントに出張してきました。
今回の出張クラフト教室は【木製ストラップ作り】
好きな絵を描いて、裏面には焼きペンで名前などをいれてもらう
オリジナルストラップ作りです。

いきなりマーカーで絵を描いてしまうと修正ができないので
紙に思う存分下書きしてから本番。

どんな絵にしようかなぁ。。。

決まったら木に絵を描いて色つけ。
多い時はテーブルが満席!
マーカーや絵の見本はみんなで使いやすいように
ちゃんと真ん中に置いて、仲良く使えました。
絵が完成したら、


焼きペンで日付や名前を入れます。

電源ONにしたら、先がすぐ熱くなるので
小さなお子さんは保護者が書いていきます。
この日は父の日。
お父さんへのメッセージを入れる子もいました。

そして、好きな色の紐を選んで

この日はピンク系と青系が大人気!
昼過ぎには売り切れました。


描いた木ともう一つの木片を紐で結んだら出来上がり♪


できたよ~
すっごくうれしそうに見せてくれました♪
こちらも思わずパチリ★

子どもが主な参加者でしたが、付き添いのお父さんが夢中で焼きペンをしていたり、お母さんが絵の提案をしていたりと、親子で楽しめるクラフト教室でした。

また7月11日(日)は【ところてんを作ろう】
8月8日(日)【木の実の壁飾り作り】を
五色台ビジターセンター・クラフトハウスで開催します。
特に【木の実の壁飾り作り】は夏休みの宿題対策にもなりますよ!
楽しく作って宿題を終わらせてしまいましょう。

******五色台ビジターセンターHP******
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

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2010年06月16日紙すき体験うちわづくり~割り箸をリサイクル~

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

今月の季節のクラフトイベントは、
使用済み割り箸をリサイクルして紙すきで和紙にし、
それを使ってうちわを作るという内容。
前日まで夏日並みの暑さだったのに、この日は肌寒い雨。
紙すきは寒い時期が適しているというから。。。丁度いいかも?

今回、紙すきを教えてくれるのは、
NPOグリーンコンシューマー高松のみなさん。
代表の勝浦さんから、割り箸から紙にしていくお話や
今現在の回収状況など、色々教えていただきました。


みなさん真剣に聞いていました。

香川はうどん店が多く、使用済み割り箸もたくさん出ます。
紙すき原料は、イベントや飲食店で出た割り箸を回収、乾燥させ
それを保管、収集運搬して工房へ持っていきます。
そして割り箸は圧力をかけて2日程煮込むんだそう!!
ちなみに、割り箸6本でハガキまたはA4コピー用紙1枚が再生できるんだそう。

スタッフの紙すき実演手本を見たら、早速開始!



かき混ぜたら、枠をセットして底まで沈めて
まっすぐにそっと持ち上げます。
なぜか子供の方が一発できれいにできました。
無心で躊躇なく持ち上げるのがいいみたい。



この時、和紙がずれないように。
ある程度枚数できたら、さらに万力でギューっと水切り。



出来たら、和紙の上から当て布をしてアイロンをかけます。
アイロンは1ヶ所に当てるのではなく、スッスッと万遍なく滑らすようにかけるのが一番のコツのようでした。何人かがかけるのを見ていると、そういうコツも見えてきます。


子供たちは親にサポートしてもらいながらかけていきます。

この日は雨で湿度が高く、乾くと反り返ってしまいました。(この状態を暴れると言います。確かに暴れています。。)
これも何人かが乾かしていく中で、まだ少し乾かし足りないかな、という位が丁度いいというのが分かりました。

アイロンが4台しかないので、順番待ちしながらでしたが、
案の定、待ち状態の子供たちは走り出す。。。雨だし。。
そんな時にお役立ちのゲームもグリーンコンシューマーの方が用意してくれました。
その名も【ぐるぐるゲーム】


身近なもの編といきもの編。
要はしりとりのカード版。
手持ちのカードをどんどん出して繋いでいき、早くカードが無くなった人が勝ち!というゲームです。
このカード、しりとりのように繋げるだけじゃなく分野毎に分けたり、高校生くらいになると熟語のカードを作ったり、いろいろ使える万能グッズ。

みんなが一通り紙すきしたら、お昼ご飯。
その間にまっすぐになるように和紙に重しを乗せておきます。

そして、いよいようちわ作り。
和紙に絵を描いていきます。
下書きをしたら、うちわの骨組に和紙を糊づけ。
糊は端までしっかりと付けて、はがれないように骨組1本1本を押さえていきます。



そして、色付け。
顔料やクーピーなど使って、好きなように描いていきます。
中でもブームになったのが・・・



手形づくり。
簡単だし、いい思い出にもなります。
毎年作ると、子供の成長も見えてきますね。
これが終わるといよいよ仕上げ。

一番難しいうちわの縁貼り。

そして、みんなの出来栄えはというと・・・



すごくきれいなMYうちわが完成しました!
これで電気を使わず涼が取れ、夏の暑さ対策も万全!!

今月6月は環境月間です。
日頃の生活を振り返って、もったいないな、と思うことはないですか?
資源も自然も永久にあるものではありません。
この環境月間をきっかけに、できることから始めましょう。

******7月の季節のクラフトイベント******
【ところてんを作ろう!】
7月11日(日)10:00~14:30 参加費;300円
準備物;エプロン、持ち帰り用タッパー、
    お昼用の軽食、飲み物や暑さ対策
=======《五色台ビジターセンター》=======
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

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2010年06月15日塩飽諸島~本島~

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

やっと梅雨入りしましたね。
これからしばらくは雨が続くんでしょうか。
その梅雨前に瀬戸大橋からも見える塩飽諸島の中心島、本島に行ってきました。

塩飽諸島は有人、無人合わせて28島あり、本島は2番目の大きさの島です。
本島は塩飽水軍の本拠地でもあり、豊臣秀吉以来、自治権を安堵された人名と称された650人の水夫達が統治し、明治維新までそれが続きました。
幕末に太平洋を渡った咸臨丸の乗組員として活躍したのも塩飽の人達です。

本島へは丸亀港から出発して35分ほどで到着。
カーフェリーもあるので、車で行くことも可能。


本島港は、他の島に比べて
異国っぽい雰囲気。

本島港の近くにはパークセンターがあり、そこに本島パンフレットが置いています。それを見ながら遠見山展望地へ向かいます。
グルッと島内を一周したいなら、レンタサイクルもあるのでそちらで回った方が早いですね。

本島パークセンター

港から遠見山展望地へと向かう最中、本島中学校では運動会の予行練習が行われていました。賑やかに子供たちが翌週の本番に向けて練習していました。
展望地までの道中には石造の指導標があり、それに従って進んでいきます。
で、遠見山の中に入ってしばらくすると・・・

ここからが遊歩道入口。

徒歩約10分程度で展望地まで行けます。
階段状で勾配もきつくないので、小学校低学年の子供でも大丈夫です。
そして展望地到着!


備讃瀬戸の多島美が美しい!
ですが巡視日は生憎のお天気。。。残念。。。

ここから来た方向と逆に下りていくと笠島集落に出ます。


ここは国選定の伝統的建造物群保全地区。
迷路のような町並みに美しい漆喰の白壁、千本格子の出窓を配した家々がなんとも云えぬ情緒を醸し出してくれます。
そして、メイン通りの名前が『マッチョ通り』
個人的にツボでした。

本島港近くには環境省が選定した「快水浴場百選」に選ばれた
『泊海水浴場』があります。
そして、特に優れた特選12ヶ所の「島の部特選」
(島の部は1ヶ所のみ!)にも選ばれています。


海浜植物で浜は鮮やかに。

そして本島にはこんなことも

フェリーが着くとご主人を迎えに来る猫がいます。
めちゃめちゃカワイイ!!健気です。

本島は自然や多島美景観だけはなく、独特な歴史や文化が色濃く残る島です。
まだ行ったことのない方も、例えば海水浴に出かけてみて
そして史跡や展望地なども回ってみてください。

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2010年05月20日花と青空と遊歩道 ~城山園地~

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

なんだか雨の多い春ですね。
青空の春らしい天気が待ち遠しいです。

先週、晴れの間に香川県東部、東かがわ市にある
城山(しろやま)園地に行ってきました。
昨年夏以来の城山園地内の遊歩道。
今の時期はどうなっているかというと。。。


モチツツジの見事な満開ぶり!

モチツツジの特徴は、葉に起毛がついており触ると
ジャリジャリした音がします。
そして、モチツツジという名前の由来にもなったもう一つの特徴が。
蕾を触ると・・・なんだかネバネバする。。
この餅のように粘ることからモチツツジと名付けられたそう。


左;ネバネバしたつぼみ
右;開花のようす

青空とピンクに咲いたモチツツジの中進むと・・・


引田湾を望む展望ポイントへ
この遊歩道の途中には、展望地のほかに城跡や引田灯台など
見どころいっぱい。


城跡の中にある奉納碑
歴史やお城に興味のある人はぜひ!

他にもここは今まで歩いた遊歩道の中でもシダ植物が多いなぁと。
なんだかシダってカワイイ。人によっては・・・かも?
そして、歩いていると時々上から住民がすーっと下りてきたかと思うとグネグネと踊ってくれました♪


左;シダ植物の群生  右;踊ってくれた住民

巡視の時期を変えることによって、どんどんと新しい発見が。
見つけた時って、やっぱり楽しい!
今月いっぱいはまだ花は見ごろです。
ぜひ、春の彩りの中を歩いてみませんか?

城山園地の遊歩道へは、「田の浦キャンプ場」を目指してください。
案内看板はありますが、道幅は少し狭く、住宅地を通行するのでご注意を。
田の浦キャンプ場には駐車場があり、すぐそばに少し急勾配な階段状の遊歩道入口が見えてきます。もしくは引田港近くにも駐車場があり、そこから遊歩道に入ることもできます。
遊歩道の中には、少し滑るやすくなっている場所や、ヤマウルシやハゼもあるので長袖長ズボン、履き慣れたスニーカーで。


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2010年05月07日母の日のプレゼント~森のアレンジメント~

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

よく晴れたゴールデンウィークも終わり、
もう日常に戻った頃でしょうか。
そんな中、季節のクラフトイベントを行いました。

今回は、ヒマラヤ杉の杉ぼっくりを使って、鮮やかなアレンジメント。
母の日のプレゼントに最適なクラフトです。

松ぼっくりとは違い、ヒマラヤ杉の杉ぼっくりはバラに似ています。
しかし、自然に放っておくとバラバラになり、跡形もありません。
そこで、冬の間に杉ぼっくりを拾い、針金を通して、ボンドで
種鱗1枚1枚が取れないようにくっつけるという細かい作業が!
これを最初からみなさんに行ってもらうと、すごく時間がかかって1日では終わりません!
こんな細かく数多く作らないといけない作業は、ビジターセンター管理人さんの手で冬から初春にかけて作られました。
管理人さん、ありがとう!!





下ごしらえが終わったらこんなキレイなお花に!!

スタッフから生け方の説明を受けたら、早速開始!


好きな色の杉ぼっくりやシフォン、リボンを集めて


コウヨウザン(広葉杉)の球果も使います。


お母さんと一緒に相談しながら。

カゴにシフォンを敷き詰めてからオアシスを水に浸さず入れて、そこに杉ぼっくりやコウヨウザン、この日は五色台で採れたカスミソウやツタも生けました。リボンやシフォンを使って鮮やかに、みんなすごくキレイなアレンジメントが完成しました。


カゴの持ち手のリボンが素敵☆
一緒に花束も作りました♪


こちらもすごくキレイに仕上がりました。
一緒に木のストラップも作り、お母さんへのメッセージも。
オアシスに水を入れなくても、カスミソウやツタは1週間程度保ちます。来週の母の日にみんな渡すのかな。

もうすぐ母の日。
こんな素敵なプレゼントはいかがでしょうか。


*****6月のクラフトイベント*****
【紙すき体験!うちわ作り~わりばしをリサイクル~】
6月13日(日)10:00~15:00 参加費;1人500円
昼食、飲み物、水気をきるタオル、アイロンのあて布(日本てぬぐいなど)

=====五色台ビジターセンターHP=====
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

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2010年04月23日『地球のいのち、えがいてみよう』

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

なんだか雨ばかりでスッキリしませんね。
しかし、もうすぐGW!
みなさん、どこかへお出かけになりますか?
まだ予定がないという方。
こんな企画はいかがでしょう?

五色台ビジターセンターでは、利用者参加型企画を行っています。
大きな模造紙に絵が描かれていますが、それは景色のみ。
なんだか寂しい感じがしますね。
そこでみなさんが見たことのある生き物などを、自由に景色の中に入れていってもらいます。


まだ最初は景色のみ

絵を描いて貼ってみたり、折り紙で表現してみてもいいです。
五色台周辺にはこんな生き物がいるんだよ、ということを
改めて知ったり、知ってもらったり。


少しずつ生き物が増えてきました!

まだまだ生き物はいっぱいいます。
五色台周辺は山あり海もありで、海の中に棲んでいる生き物、
浜辺や意外とみんなの近くに棲んでいる生き物、
また山の中に普段は隠れて棲んでいる生き物。
まだまだたくさんいます。

このことをきっかけに生き物の多様性を知ってみませんか?
今年10月には愛知県名古屋市で
【生物多様性条約第10回締約会議(COP10)】が開催されます。これだけだと難しく感じるかもしれません。
しかし、身近な生き物から知って興味を持つことから始めてみては?
動物や花や木、小さな虫から目に見えない菌までが
繋がっていることが、だんだんと見えてきます。

この企画は5月9日まで行っています。
ぜひ、足を運んでご参加下さい。

****五色台ビジターセンター****
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/



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