アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
✿足摺ヤブツバキ保全シリーズ⑮ 足摺岬オリエンテーリング
2018年05月28日梅雨入りした四国、土佐清水からこんにちは!
およそ4ヶ月ぶり、久々のヤブツバキシリーズです。
冬の間、ヤブツバキ再生プロジェクトに全く動きがなかったと言えば、
そんなわけもなく・・実は、着々と進行していたんです。
ヤブツバキ保全シリーズ⑫でご紹介した苗畑は・・
2017年11月 2017年12月 今やこんな状態!
苗の横には、ヤブツバキ保全シリーズ⑪でとった種も
プランターに所狭しと芽を出し始めています。
裏舞台も歩みを止めず動いているヤブツバキ再生プロジェクトですが、
地元・足摺岬小学校のみなさんと、今年度一歩目となる授業を行いました。
その名も「足摺岬オリエンテーリング」!(昨年度の様子はこちら)
全20名の児童を縦割り班で3グループに分け、早速出発。
昨年の授業をしっかり覚えていれば、かなり有利になるはず。
ここで少し、オリエンテーリングの内容を紹介します!
まずは、これ。
実はそこら中にメダケが生えているのでサービス問題なんですが、
子どもたちは真剣にタケを吟味していました。
これぞ!というタケをファイナルアンサーしてもらい、いよいよクイズ。
皆さん分かりますか?答えは・・・①と②!
前の週に「メダケで一本釣り」イベントがあったので、
それを知っている子たちにとっては、まさに引っかけ問題でした。
他にも、こんなチェックポイントが。
ツバキがマンホールに使われていることは意外と知られていませんでした。
このチェックポイントでは、ツバキ再生プロジェクトについてのクイズ。
これは、実際に現地の広さを見ないと分からないクイズ。
答えは・・・③!
昨年自分たちが種まきした苗は全部で200くらいなので、
4万本という途方もない数に、こどもたちもちょっとポカンとしてました。
他にも、
昨年同様ツバキの苗当てクイズや、
三角定規とコンパスをもった土佐清水の偉人を探すチェックポイント、
メダケ数え対決(制限時間1分)などなど、遊びも交えつつ、
ヤブツバキ再生プロジェクトに関する10問のクイズを突破してもらいました。
今回は、足摺岬を歩き回り、現地の状況を見てもらい、植物を実際に触り、
地元である足摺岬について知ってもらう一歩目の授業。
これから1年かけて、ヤブツバキ再生プロジェクトのこと、
そして足摺岬のことを一緒に学んでいきます。
ツバキたちもすくすく育ち、みんなの手を今か今かと待っています。
次はいよいよ実践、メダケ授業です!