ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

瀬戸内海国立公園 松山

154件の記事があります。

2010年03月12日スナメリ発見情報

瀬戸内海国立公園 松山 永田清美

今月13日土曜日の主催行事に講師を依頼している藤原氏から
3月5日にスナメリを3頭発見したとの情報と写真を寄せていただきました。

発見場所は、11日7日に実施したスナメリ調査イベントでのスナメリの発見と
ほぼ同じ時刻・同じ場所だったようです
(同じ定期フェリーの航路での発見)。
→11月10日AR日記 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2009/11/565.html

船員さんのお話でも、その辺りが有力な発見ポイントの一つのようで、
スナメリはその付近をよく利用している(通りかかっている?)ようです。

どこにいつ現れるかわからないスナメリを、定期船から撮影の機会を
うかがうのは、なかなかタイミングと根気のいる作業です。
貴重な写真を提供いただいたので、ご紹介します。

イルカのような長い吻(クチバシ)や背びれがない、スナメリの特徴が
よくわかる写真です。


スナメリ(藤原陽一郎氏 3月5日撮影)

同じ時刻、同じ場所でよく見つかるとのこと。
やはり同じ群れなんでしょうか。
彼らはどんな生活を送っているんでしょう。
興味をそそられます。

ページ先頭へ↑

2010年02月15日今治シビックプライドスクール 【講演】

瀬戸内海国立公園 松山 永田清美

2月9日、『今治シビックプライドスクール 第一期:今治の「みなと」を
読み解く』という連続講座の中で、国立公園に関するお話をさせていただく
機会があり、保護官と2人で出席してきました。


講座を主催する今治シビックプライドセンター(ICPC)とは、今治の
交流拠点としてのみなとの賑わいを創出し、中心市街地再生へと波及させて
いく活動を行っているところです。

今回の連続講座は、港とその周辺を様々な視点から読み解き、
中心市街地再生の足がかりとしての「みなと」の共通認識を得ることを
目指したもので、11月より全8回が実施・予定されています。

史談会、海運会社、博物館、大学教授など、ほんとうに多様な分野の方を
招いて計画されていたそうなのですが、そこで国立公園の話も聞きたいと
いうお話をいただきました。




大小様々な島々が船や橋でつながれている今治沖の芸予諸島は、自然や
文化が色濃く残り、とても魅力的なところです。また、島の間を縫うように
船舶が行き交う様や、船や橋から眺める瀬戸内海の光景はとても穏やかな
気持ちにさせてくれます。

「港」を切り口に国立公園の話をということで、そういった自分が感じる
魅力と、公園や普段の業務のお話しなどを保護官とお話ししました。
なかなか講演の機会もなく、つたないお話しで聞きづらかっただろうと
反省しておりますが・・・

講座を通じて、そこに関わる人々や港町を盛り上げようという人々の機運を
感じ、改めて瀬戸内海での港や船舶の重要性を考える機会ともなりました。


この連続講座を毎回続けて熱心に受講されていらっしゃる方もいたそうです。
また今回の講演では、私が採用されてから一番始めに計画した行事に
参加していただいた方など、以前イベントでお会いしている方が
講演を聞きに来てくださっていたという、嬉しい再会もありました。
たくさんの方と出会う機会をいただけることに、感謝です。

余談ですが・・・
講演に使う資料を用意していて、今治から来島海峡や島を撮った写真は
多いのですが、その起点となる今治港や今治を写した写真は少ないなぁと、
ふと思いました。


写真:大島から、来島海峡を挟んで今治港、今治市街を望む

ページ先頭へ↑

2010年01月08日冬の佐田岬

瀬戸内海国立公園 松山 永田清美

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
年明けから冷たい風が吹き、厳しい寒さが続いていますね。
松山でも小雪のちらつく、どんより曇り空です。


昨日は四国最西端の佐田岬へ現地調査に行っておりました。
佐田岬灯台への遊歩道沿いにはたくさんのヤブツバキが見られ、
花が咲き始めていました。

しかし強風吹き荒れる日で、灯台がある岬の突端は、
当然ながら遮るものが何もなく、風を浴びるとまともに立って目をあけておれず、
写真もぶれまくり…。
見通しは良い日だったのですが。


大きな波のない瀬戸内海ですが、風による白波が遠くまで続いていました。
はるか向こうには九州・大分がうっすらと見えます。

佐田岬へ向かう途中の国道でも、強風による風波で
道路まで波しぶきが上がり、車のフロントガラスを濡らしました。


(撮影:2010年1月7日)

冬の佐田岬は、ツバキの花のトンネルの下を歩いて灯台まで行くと、
風が強く、寒いことが多いのですが、空気も澄んでいて見通しがよく、
大分の街までくっきりとよく見えることがあります。
野鳥も多く見られますし、冬には冬の散策の楽しさがあります。

しかし、平日でも観光に来られた方といつもはすれ違うのですが、
さすがに、風が強く寒々しいこの日は誰ともお会いしませんでした…。


ページ先頭へ↑

2009年11月24日秋の散策のススメ

瀬戸内海国立公園 松山 永田清美

秋も深まる11月。
紅葉の便りがあちこちから届く頃、今治の大角鼻や、四国最西端の佐田岬の
遊歩道沿いでは、ツワブキとノジギクの花が見頃を迎えます。
黄色や白の花々と甘い花の香りが目と鼻を楽しませてくれます。
今年のツワブキの花の見頃は例年よりも早めの11月上旬だったようです。

(撮影:2009年11月6日、大角海浜公園にて)


散策するときには、よく周りを見ていると、いろいろなところで
季節を感じることができます。

茂みで賑やかに鳥が鳴いているなぁと見てみると、色鮮やかな
ジョウビタキでした。
あまり人を警戒しない性格らしく、オス、に続いてメスが
すぐ目の前の道端へ降りてきました。


ジョウビタキは、秋に渡ってきて、冬を日本で過ごす冬鳥です。
オスは腹部が目立つオレンジ、メスは地味目な灰褐色ですが、
雌雄とも翼には目立つ白い模様があります。
見上げると茂みにはノブドウの実がたくさん。お食事中だったようです。

他にも、秋に花や実をつける植物がたくさん。
派手さはありませんが、白く小さな花や下に落ちたたくさんのどんぐりなどを
見つけると、なんだか幸せな気分になれます。


写真:アシズリノジギク、ナワシログミ、ハマヒサカキの花、ウバメガシのドングリ
〈撮影:2009年11月18日、佐田岬にて〉

だんだんと寒く、日も短くなるこの頃ですが、色とりどりの落ち葉や
どんぐり、また木の実に集まる鳥たちが賑やかな季節。
晩秋の散策へ出かけてみませんか?

ページ先頭へ↑

2009年11月10日スナメリ発見!!【イベント】

瀬戸内海国立公園 松山 永田清美

 先日お知らせしたスナメリの目視調査が松山の中島汽船にて
11月7日に実施されました。
(10月21日お知らせ http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2009/10/21/index.html
 
21名の方にご参加いただき、松山の中島行きの定期航路のフェリーにて
往復2時間の航路で甲板上からスナメリを探しました。

夏の調査同様、船の操舵室を見学し、スナメリの発見ポイントなどについて
「この辺での発見が多いんですよ」とお話を伺っていた矢先のこと。


「あ、ほら! あそこ」


計6頭のスナメリが確認されました。
残念ながら私のカメラにはうっすら痕跡のようなものしか写りませんでしたが、
参加されたご夫婦のカメラに見事に収まっていました。
写真を提供いただいたので、ぜひご紹介したいと思います。





上写真:写真右下方向へ向かう4頭
 先頭の背中、2頭目、3頭目の頭部、4頭目は水中に確認できる
下写真:写真左方向へ向かう2頭
 奥に1頭の背中、手前水中にもう1頭
(参加者の中嶋さん撮影)

船の間近に出現し、それぞれの目で元気に泳ぐスナメリの姿を確認すること
ができて、本当にこの海でスナメリが生息していることを改めて実感し、
一同感激しました。

中島汽船の方のお話によると、今回も発見があった睦月島~野忽那島の
航路間で特に秋から冬にかけて、また午前中に見ることが多いと思う
とのことでした。
 また、西航路でも発見の多いポイントがあるようです。
山口、岡山などでも発見の多い決まったポイントがあるようで、
そのポイントではいつも同じ個体が見られているのか、
またどの様にその海域を利用して、どのように過ごしているのか…
関心は尽きません。


調査に利用した中島汽船の定期フェリー(東航路)

中島汽船HP(航路など)
http://www.nakajimakisen.co.jp/index.html

 11月1日~14日までの間は、瀬戸内海全域でのスナメリの目撃情報を
引き続き募集しています。詳しくは下記のホームページをご覧ください。

スナメリモニタリング ホームページ
http://www.denshimap.jp/setouchi/sunameri/index.html
(調査の趣旨やスナメリの特徴なども紹介しています)

ページ先頭へ↑

2009年11月04日「親子で歩こう!瀬戸内の島・探検隊」を実施しました【イベント】

瀬戸内海国立公園 松山 永田清美

11月。随分と日が暮れるのも早くなってきました。

さて、10月31日に「親子で歩こう!瀬戸内の島・探検隊」を実施しました。
天候に恵まれ、寒気が入る前の晴天。歩いていると暑いほどでした。

今回の“探検隊”は任務つき、ということで、面白い!とかすごい!
と思ったポイントで写真とコメントを残してもらうことにしました。

集合場所の波止浜港周辺の町、砲台など要塞跡が残る小島、そして
来島海峡大橋の真下にある馬島を、歴史に詳しい地元ガイドさん、
自然に詳しいNPOの方にいろいろとお話を聞きながら散策しました。

最初に訪れた小島は、明治時代に作られた砲台、煉瓦や石積みなどの
建物などの「芸予要塞」が当時の姿をとどめたまま、島の中に佇んでいます。
大人はガイドさんのお話や史跡に、こどもたちは、無数にあるクモの巣や
昆虫、要塞で伝達に使われていた送声管などに興味津々です。


上写真:小島の要塞跡にて 「おーい!!」声がよう聞こえる!!
下写真:「これはいい眺めだ」(心の声代弁)


海岸に近づくと聞こえてくる潮騒。
間近に見る来島海峡の激しい潮流です。



瀬戸内海に浮かぶ島から、橋の上から、はたまた船の上から。
時間によって、また視点によって、いろいろな瀬戸内海の表情が見られます。

こどもたちは疲れた!と言いながら最後まで元気元気。
松山から来られたというお父さんも、こんな所があるなんて知らなかった!
と楽しんでいただけたようでした。

瀬戸内海に浮かぶたくさんの島、ひとつひとつがユニークで、
ゆっくり散策してみると色々な発見があります。
美しい景色と新たな島での出会いをたくさんの方に楽しんでいただきたい!
次のお休みには“探検隊”に出かけてみませんか?


ページ先頭へ↑

2009年10月27日しまなみ海道誕生10の彩り・白砂海岸サイクリング

瀬戸内海国立公園 松山 永田清美

 こんにちは、松山ARです。インフルエンザのニュースを
毎日のように耳にしますが、風邪などひかれていませんか?
先日、松山の事務所にも消毒用のアルコールスプレーがやってきました。
手洗い・うがいを心がけていながら、身近な感染者がいないと、
ついつい気を抜いてしまいがち、気をつけなければ。

さて先日、今治地方観光ボランティアガイドの会が主催する、
“しまなみ海道誕生10の彩り再発見” の白砂海岸サイクリングコースに
参加してきました。
http://www.oideya.gr.jp/shimanami_10th_anniversary.html
今治でよく知られるサイクリングロードとして、しまなみ海道がありますが、
島を行き来するフェリーや、貴重な自然海岸など、自転車で気軽に、
瀬戸内海の景色を満喫して巡ることのできる道がたくさんあります。

まずは、今治市のサイクリングターミナルであるサンライズ糸山を
出発して来島海峡大橋を渡りました。


島々や往来する船が眼下に見えて、風も爽やか。
何度通っても、気持ちの良いところです。

来島海峡大橋を渡りきって降りた先は、大島。
休憩したのち今度は自転車をフェリーに乗せ、今治港への船旅を楽しみます。


「よろしくお願いします~」と船員さんに切符を渡し、船に乗りこみます。

今治に戻ると、今度は南へ向けて、海岸近くを走っていきます。
あまりお天気はよくなかったのですが、愛媛ではもう数少ない自然の砂浜や
松林の横をすり抜けながら走る道は、暑くもなく、なんとも爽快でした。


唐子浜の海岸

島へ渡る橋、船、そして自然海岸の側を、短い時間で楽しめる所は、
他にそうないのでは。
コースは車の往来する道も少なく、快適に走ることができました。

車では通れない道、徒歩でいくには遠いところに連れて行ってくれる自転車。
風をきる爽快感や、風の温度、自然の音やにおいを感じることができるのも
2輪車の魅力です。
事故も多いようですが、交通ルールを守り、健康的に楽しむツールとして
利用していきたいものです。

“しまなみ海道誕生10の彩り再発見”は、この日をもって、
全10回を終了しました。情熱をもったたくさんの市民ガイドさんたちが
様々な今治の自然公園などの魅力を伝えてくれた、このプログラム。
今後の活動にフィードバックされていくとのことです。
さらなるご活躍を期待しております!

ページ先頭へ↑

2009年10月21日第2回・スナメリ調査のお知らせ【イベント】

瀬戸内海国立公園 松山 永田清美

 朝晩は肌寒くなり、紅葉前線も少しずつ平野部の樹木へ近づいてきました。
日没も随分早くなったように感じますね。

 さて、11月7日土曜日に「瀬戸内海における超長期的生態系・
景観モニタリング手法研究会 事務局」の呼びかけで、一般の方を対象とした、
2回目のスナメリ目視調査が松山の中島汽船にて実施されます。
(7月の第1 回調査の様子はホームページからご覧になれます。http://www.denshimap.jp/setouchi/sunameri/research.html )
前回につづき私もご一緒してスナメリの説明など調査のお手伝いをします。

スナメリとは、瀬戸内海などに生息する2m弱の海棲哺乳類
(イルカやクジラの仲間)で、一般的にイルカと聞いてイメージする
背びれやくちばしがなく、海面であまり派手な行動(ジャンプなど)が
見られない動物です。
大きな群れもあまり作らないため、なかなか発見するのが難しいのですが、
様々な要因により、瀬戸内海のスナメリは日本の他の地域にいるスナメリ
よりも密度が減ってしまっているようだ、という現状があります。

これまでの研究会の聞き取り調査などによると、松山沖の中島汽船の航路は
スナメリがよく発見される航路のひとつだそうです。
調査を通じて、まだまだ解明されていない瀬戸内海のスナメリのことが
わかり、さらに身近な存在として感じられるようになればよいですね。




写真:前回の調査の様子

(スナメリ調査の案内)
中島汽船(株)の定期航路(東線)に乗船し、フェリーの上からスナメリの
観察調査を行います。
※スナメリが見られない場合もありますので、ご了承ください。

実施日  :2009年11 月7 日(土)
集合場所 :中島汽船 高浜港船客待合室 (伊予鉄高浜駅から徒歩1分)
      10:00集合(フェリー出航10:25、帰着12:25)
持ち物  :双眼鏡(あれば)、防寒着、帽子、飲み物
その他  :参加費無料
     フェリー代(高浜⇔大浦)は事務局が負担します。
     (※参加者に限ります)
参加希望の方は下記事務局までご連絡ください(先着20 名)。

 また、7日を含む11/1~11/14の間は、瀬戸内海全域でのスナメリの
目撃情報を募集する一斉調査の期間としています。
 期間中、瀬戸内海にお出かけの際には、スナメリを探してみて、
ぜひ情報をお寄せください。

(申込み・お問い合わせ先)-----------------------------------
瀬戸内海における超長期的生態系・
 景観モニタリング手法研究会 事務局

E-mail:sunamerimap@gmail.com
〒734-0015 広島県広島市宇品御幸4-4-7
TEL: (082)251-3928
FAX: (082)251-3988
---------------------------------------------------------

スナメリモニタリング ホームページ
http://www.denshimap.jp/setouchi/sunameri/index.html
(調査の趣旨やスナメリの特徴なども紹介しています)

ページ先頭へ↑

2009年09月17日ビーチクリーンアップ

瀬戸内海国立公園 松山 永田清美

砂浜に落ちた様々なゴミ。
島国日本では、たくさんの人が目にしたことがある光景ではないでしょうか。
多くの砂浜など海岸線を含んでいる瀬戸内海国立公園でも、漂着ゴミが
たくさん見られます。

海のゴミは、海岸を利用した人が捨てた物や落とした物、川や海を漂流して
どこからか流れ着いたものなど様々です。
ゴミは汚いというだけでなく、ガラスや針などは人のケガに結びついたり、
海鳥やカメが誤って飲み込んでしまったり、海洋汚染に繋がったりと様々な
問題が生じてしまいます。

さて、9月・10月には、クリーンアップキャンペーンという取り組みが
行われているのをご存じでしょうか。
この期間中に統一の調査カードを使って、どんなゴミがどのくらいあるのかを
記録しながら清掃し、日本全国、また参加している数十カ国の結果を集めて、
地域ごとの問題点や世界的な傾向を探り、汚染の原因を減らすために
どうすればいいのかを考える、というものです。
(クリーンアップ全国事務局(JEAN)HP:http://www.jean.jp/index.html


地元の海を見つめ直すきっかけを作りたいと、
現在ビーチクリーンキャンペーンを行っている今治地域のラジオ局が
主催して、13日に瀬戸内海国立公園に指定されている今治の大角海浜公園でも
ビーチクリーンのイベントが行われました。

参加者は50人ほど集まり、簡単な説明の後、数名のグループごとに、
拾ったゴミを記録しながら清掃活動を行いました。
一見大きなゴミもなくきれいな海岸ですが、よく見ると細かく砕けた
プラスチック片や漁具、キャップなどなど、無数のゴミがありました。


細かいゴミは砂や海藻などにまみれて、拾うのが大変。
それでも参加された方々によってたくさんのゴミと、その内容を記録した
データが集まりました。

このゴミがどこから来たのか、そもそもこれの原型ってこんなものだった
ということや、自然由来のもの、人が作り出したもの、いろいろな解説や
エピソードを講師の方が話すと驚きや感心の声とともに、
「今日の活動はとても意義深いけれど、
これからどうしていけばいいのでしょうか」
という問いかけも。

気になるけど、袋ももってきてない。
誰かがやってくれるのでは。
細かい欠片なんてとても一人で拾いきれない。
掃除をしてもまた流れ着くゴミにうんざりしてしまう…。

それでも自分や周囲の意識が変わり、日々のゴミを減らすこと、
一つ一つのゴミを拾うことなどを積み重ねたら、確実にゴミは減っていく。
一人でも多くの人がゴミの由来を知り、関心をもって行動していくこと、
輪が広がっていくことが第一歩なのかなと思います。

今回のビーチクリーンの調査結果も、JEANに送られ、今後の海の環境改善や
意識啓発に利用されます。
今回の調査結果や当日の様子がFMラヂオバリバリ・ビーチクリーンキャンペーン
のブログに掲載されています。
http://fmbari-umi.jugem.jp/

環境省HP
漂流・漂着ゴミ対策 http://www.env.go.jp/earth/marine_litter/index.html
瀬戸内海から海ごみをなくすために 
http://c-chushikoku.env.go.jp/recycle/mat/m_3_1.html


ページ先頭へ↑

2009年09月11日しまなみ海道誕生10の彩り再発見・流れるフォト

瀬戸内海国立公園 松山 永田清美

 こんにちは、松山ARです。
5日は今治地方観光ボランティアガイドの会が主催する、
“しまなみ海道誕生10の彩り再発見” の流れるフォトコースに
参加してきました。
http://www.oideya.gr.jp/shimanami_10th_anniversary.html
7,8月は週末と雨天が重なることが多く、今回の行事も延期になっていたものの
一つでした。
今回は、少し趣向が変わり、写真を撮る楽しみやカメラを通じて見える
景色を堪能できるコースでした。

プロのカメラマンの指導のもと、ついついオート設定に頼りがちな
デジタルカメラを今日はマニュアル設定で。


撮影する参加者。良い写真はまず良い構図から…

また、この日はたまたま建造中の船の進水式があるということで、
船上からその様子を見守りました。
この辺りは造船所が立ち並び、国立公園の区域からは外れているところですが、
大きなクレーンや船が所狭しと並んでいる圧巻の姿は、自然景観とは
また違った、造船の街今治ならでは風景です。


進水式の様子

撮り方のコツを教えていただきつつ、来島海峡の急潮を体験できる観光船や、
島、そして来島海峡大橋の上から見える絶景を楽しみ、写真に納めていきました。



最後は、一人ずつの写真をパソコンに取り込み、スクリーンに映し出して
講評していただきました。
みんなが同じところを歩き、同じようなところでシャッターを切るのですが、
似通った写真もあれば、ちょっとしたことで全然違う構図も見られました。
デジタルカメラの利点の一つとして、枚数をあまり気にしなくていいところと、
撮影後すぐに確認できることがあります。
撮影の際は、ためらわずにシャッターを押す。たくさん撮る。
確認して思い通りに撮れていなければ納得いくまで撮る。
と、いう努力が大切だそうです。

「今日は良い写真を撮りに行く」というお出かけも、いいかもしれないですね。

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ