大山隠岐国立公園 米子
239件の記事があります。
2013年10月24日【大山】秋の一斉清掃が行われました
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
大山では春と秋の年2回、関連する団体や一般ボランティアの皆さんによる
一斉清掃が実施されています。
昭和52年から始まるこの運動は、
みんなでゴミ拾いをし、大山をきれいにしようという目的の他に、
ゴミの持ち帰り運動を多くの方に理解して頂く機会でもあります。
10月20日(日)に、大山山麓のさまざまな場所で秋の一斉清掃が実施されましたが、
鏡ヶ成では外来植物の抜き取り作業も行われました。
外来種とは、本来その場所にいなかったものが人間の活動によって侵入し、
もともと在来していた生きものの生息環境に影響を与えるなど
問題が指摘されているものです。
当日はあいにくの雨模様でしたが、
参加者の皆さんには熱心に作業頂きました。

鏡ヶ成の園地に広がっているブタナの抜き取り作業を行いました。

雨の中でしたが、熱心に作業頂きました。
ありがとうございました!!
午後からは、参加頂いた皆さんと一緒に鏡ヶ成にある象山を散策…
の予定でしたが、午後もなかなか雲は上がらず晴れ間は見られません。
それでも、参加者さんの元気な声を受け、散策に出かけました。

午後も暑い雲はなかなか上がりませんが、元気にスタートです。
大山山麓には西日本最大級のブナ林が広がっています。
大山の自然を代表する樹木であるブナの森のお話を聞きながら散策しました。
講師の方からは、大山の野鳥のお話や、
秋になってまた姿が見られるようになったアサギマダラのお話など
貴重なお話を聞かせて頂きました。
本当なら、象山山頂で眺望を堪能したかったのですが、
やはり雨は上がらず、今回は途中までの散策となりました。
それでも、鏡ヶ成の森に降る雨を感じながら、とても楽しい時間となりました。

雪深い鏡ヶ成の厳しい自然を想像させる個性的な樹形の木もたくさん見られます。

講師の方からは、とっても貴重な大山の動物たちのお話を聞かせて頂きました。
いよいよ鏡ヶ成では紅葉シーズンの本番を迎えます。
皆さんもぜひ、秋晴れの日に鏡ヶ成に向かわれてはいかがでしょうか。
一斉清掃が実施されています。
昭和52年から始まるこの運動は、
みんなでゴミ拾いをし、大山をきれいにしようという目的の他に、
ゴミの持ち帰り運動を多くの方に理解して頂く機会でもあります。
10月20日(日)に、大山山麓のさまざまな場所で秋の一斉清掃が実施されましたが、
鏡ヶ成では外来植物の抜き取り作業も行われました。
外来種とは、本来その場所にいなかったものが人間の活動によって侵入し、
もともと在来していた生きものの生息環境に影響を与えるなど
問題が指摘されているものです。
当日はあいにくの雨模様でしたが、
参加者の皆さんには熱心に作業頂きました。
鏡ヶ成の園地に広がっているブタナの抜き取り作業を行いました。
雨の中でしたが、熱心に作業頂きました。
ありがとうございました!!
午後からは、参加頂いた皆さんと一緒に鏡ヶ成にある象山を散策…
の予定でしたが、午後もなかなか雲は上がらず晴れ間は見られません。
それでも、参加者さんの元気な声を受け、散策に出かけました。
午後も暑い雲はなかなか上がりませんが、元気にスタートです。
大山山麓には西日本最大級のブナ林が広がっています。
大山の自然を代表する樹木であるブナの森のお話を聞きながら散策しました。
講師の方からは、大山の野鳥のお話や、
秋になってまた姿が見られるようになったアサギマダラのお話など
貴重なお話を聞かせて頂きました。
本当なら、象山山頂で眺望を堪能したかったのですが、
やはり雨は上がらず、今回は途中までの散策となりました。
それでも、鏡ヶ成の森に降る雨を感じながら、とても楽しい時間となりました。
雪深い鏡ヶ成の厳しい自然を想像させる個性的な樹形の木もたくさん見られます。
講師の方からは、とっても貴重な大山の動物たちのお話を聞かせて頂きました。
いよいよ鏡ヶ成では紅葉シーズンの本番を迎えます。
皆さんもぜひ、秋晴れの日に鏡ヶ成に向かわれてはいかがでしょうか。
2013年09月13日大山 汚泥キャリーダウンイベントが開催されました!!
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
9月8日に、汚泥キャリーダウンイベントが鳥取県の主催で行われました。
今回で6回目を迎えるイベントで、
今年も県内外からたくさんの方がボランティア参加をして下さいました。
大山の山頂避難小屋には3つのトイレがあります。
シーズンを通して多くの登山者が訪れる大山、
頂上の避難小屋にあるトイレのお世話になる方も少なくありません。
このトイレに蓄積した汚泥をヘリコプターなどの野生生物に影響を与える方法ではなく
人力で山麓まで運搬するというのがこのボランティアイベントです。
当日の朝はあいにくの雨模様。
それでも登山者の皆さんは笑顔でイベントに協力して下さいました。
イベントの途中、一般の登山者の方に、
「大山って本当にたくさんのひとに愛されている山だって伝わってきました」
と声を掛けて頂きました。
私も改めて、大山の自然だけではなく、関わるひとの魅力を感じました。
山にトイレがあり、利用できるということは実はスゴイことです。
大山では、山頂避難小屋にエコトイレを設置し、利用して頂いています。
山でトイレを利用する際には、感謝して大事に利用したいですね。

受付開始!ですが、あいにくの雨模様。

それでも参加者のみなさんは笑顔で参加下さいました。
受付では、次回汚泥を運び下ろす際に使う空のボトル渡し、
頂上へ持って行って頂きます。

山頂での様子。
気持ち良くイベントに参加頂き、本当に感謝です。

下山野営場で、山頂から運び下ろして頂いた汚泥ボトルを回収しました。
参加者の皆さん、本当にありがとうございました!
今回で6回目を迎えるイベントで、
今年も県内外からたくさんの方がボランティア参加をして下さいました。
大山の山頂避難小屋には3つのトイレがあります。
シーズンを通して多くの登山者が訪れる大山、
頂上の避難小屋にあるトイレのお世話になる方も少なくありません。
このトイレに蓄積した汚泥をヘリコプターなどの野生生物に影響を与える方法ではなく
人力で山麓まで運搬するというのがこのボランティアイベントです。
当日の朝はあいにくの雨模様。
それでも登山者の皆さんは笑顔でイベントに協力して下さいました。
イベントの途中、一般の登山者の方に、
「大山って本当にたくさんのひとに愛されている山だって伝わってきました」
と声を掛けて頂きました。
私も改めて、大山の自然だけではなく、関わるひとの魅力を感じました。
山にトイレがあり、利用できるということは実はスゴイことです。
大山では、山頂避難小屋にエコトイレを設置し、利用して頂いています。
山でトイレを利用する際には、感謝して大事に利用したいですね。
受付開始!ですが、あいにくの雨模様。
それでも参加者のみなさんは笑顔で参加下さいました。
受付では、次回汚泥を運び下ろす際に使う空のボトル渡し、
頂上へ持って行って頂きます。
山頂での様子。
気持ち良くイベントに参加頂き、本当に感謝です。
下山野営場で、山頂から運び下ろして頂いた汚泥ボトルを回収しました。
参加者の皆さん、本当にありがとうございました!
2013年08月12日中海子どもパークレンジャー
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
8月の9・10・11日に3日間かけて
ラムサール登録湿地である中海で
子どもパークレンジャー(以下、JPR)を開催しました。
JPRとは国立公園で働く自然保護官(パークレンジャー)の活動を
子どもたちが体験しながら自然にふれあい、
自然保護や環境保全の大切さを学ぶ活動です。
米子自然環境事務所では米子水鳥公園にご協力を得て開催しています。
今回のJPRでは中海の豊かな自然を体感してもらうために
中海周辺に住む陸生生物、水生生物、野鳥を採取や観察し
世界に1つ、自分だけの生き物図鑑を作成しました!
それぞれ、虫取り網、タモ網、フィールドスコープと
道具を変え、生き物を採取したり観察を行いました。
<1日目>

1日目は、あみを持って、陸生の生きものを探して観察しました。
チョウやトンボ、バッタの仲間などたくさん見つけることができました。

見つけた生きものは、ひとつずつ大切に空気穴付きの袋に入れて観察しました。
自分でスケッチし、特徴などをシートに書き込みました。
<2日目>

2日目は、たもを持って、水生の生きものを探しに行きました。
メダカやヤゴなどを見つけることができました。
たもに着いた藻の中にも、小さな生きものを発見しました。

水生の生きものは、目盛りのついた観察ケースに移し替えて観察しました。
小さな生きものは、ルーペを使って観察しました。
<3日目>

3日目は、スコープを使って、水鳥の観察をしました。
スコープをのぞきながら、頑張ってスケッチをしました。
最後に製本し、世界にひとつだけの生きもの図鑑を完成させました。

みんなの頑張りを感じてか(!?)
水鳥公園ではめずらしい鳥も来園してくれました。
(左上:ソリハシシギ 右上:キリアイ
左下:オオバン 右下:カワウ)
3日間の子どもパークレンジャーとしての活動が詰まった
生きもの図鑑を完成させ、みんなとても嬉しそうでした。
参加してくれたみなさん、ありがとうございました。
ラムサール登録湿地である中海で
子どもパークレンジャー(以下、JPR)を開催しました。
JPRとは国立公園で働く自然保護官(パークレンジャー)の活動を
子どもたちが体験しながら自然にふれあい、
自然保護や環境保全の大切さを学ぶ活動です。
米子自然環境事務所では米子水鳥公園にご協力を得て開催しています。
今回のJPRでは中海の豊かな自然を体感してもらうために
中海周辺に住む陸生生物、水生生物、野鳥を採取や観察し
世界に1つ、自分だけの生き物図鑑を作成しました!
それぞれ、虫取り網、タモ網、フィールドスコープと
道具を変え、生き物を採取したり観察を行いました。
<1日目>

1日目は、あみを持って、陸生の生きものを探して観察しました。
チョウやトンボ、バッタの仲間などたくさん見つけることができました。
見つけた生きものは、ひとつずつ大切に空気穴付きの袋に入れて観察しました。
自分でスケッチし、特徴などをシートに書き込みました。
<2日目>

2日目は、たもを持って、水生の生きものを探しに行きました。
メダカやヤゴなどを見つけることができました。
たもに着いた藻の中にも、小さな生きものを発見しました。

水生の生きものは、目盛りのついた観察ケースに移し替えて観察しました。
小さな生きものは、ルーペを使って観察しました。
<3日目>

3日目は、スコープを使って、水鳥の観察をしました。
スコープをのぞきながら、頑張ってスケッチをしました。
最後に製本し、世界にひとつだけの生きもの図鑑を完成させました。

みんなの頑張りを感じてか(!?)
水鳥公園ではめずらしい鳥も来園してくれました。
(左上:ソリハシシギ 右上:キリアイ
左下:オオバン 右下:カワウ)
3日間の子どもパークレンジャーとしての活動が詰まった
生きもの図鑑を完成させ、みんなとても嬉しそうでした。
参加してくれたみなさん、ありがとうございました。
2013年08月05日【自然ふれあいイベント】森の万華鏡を作りました!!
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
鳥取県江府町にある鏡ヶ成キャンプ場で、
自然の恵みを使った万華鏡づくりを行いました。
鏡ヶ成は標高900mに位置する場所で、
暑いこの季節には避暑地としても人気があります。
当日も涼しい気候の中、
まずは万華鏡に入れて楽しむ自然の恵みを探しに行きました。
一見、みんな同じ緑色の葉っぱばかりにも見えますが、
よくよく見てみると、色も形もそれぞれに個性があります。
自分で気に入った葉っぱなどの自然の恵みを探して歩きました。
途中、キリギリスを発見。手にのせて観察することもできました。

とがった葉っぱや丸い葉っぱなど、
いろんな自然のかたちを見つけました。
その後は、いよいよ万華鏡づくりです。
はさみやコンパスを使いながら、一生懸命作ってくれました。
万華鏡の筒には、自分で見つけた葉っぱでスタンプした紙を巻き、
見た目も世界でひとつだけの作品を作りました。

万華鏡づくりの様子。
一生懸命作ってくれました。

最後に自分で見つけた自然の恵みを万華鏡にセットします。

こんなに大きな万華鏡もできました。
大成功でしたね。

こんなにきれいな模様が見られました。
普段、目にしている葉っぱや花も、
よく観察したり、万華鏡に入れていつもと違う見方をしたりすると、
また新しい発見がありました。
一緒に楽しんでくれた参加者さん、ありがとうございました!!
自然の恵みを使った万華鏡づくりを行いました。
鏡ヶ成は標高900mに位置する場所で、
暑いこの季節には避暑地としても人気があります。
当日も涼しい気候の中、
まずは万華鏡に入れて楽しむ自然の恵みを探しに行きました。
一見、みんな同じ緑色の葉っぱばかりにも見えますが、
よくよく見てみると、色も形もそれぞれに個性があります。
自分で気に入った葉っぱなどの自然の恵みを探して歩きました。
途中、キリギリスを発見。手にのせて観察することもできました。
とがった葉っぱや丸い葉っぱなど、
いろんな自然のかたちを見つけました。
その後は、いよいよ万華鏡づくりです。
はさみやコンパスを使いながら、一生懸命作ってくれました。
万華鏡の筒には、自分で見つけた葉っぱでスタンプした紙を巻き、
見た目も世界でひとつだけの作品を作りました。
万華鏡づくりの様子。
一生懸命作ってくれました。
最後に自分で見つけた自然の恵みを万華鏡にセットします。
こんなに大きな万華鏡もできました。
大成功でしたね。
こんなにきれいな模様が見られました。
普段、目にしている葉っぱや花も、
よく観察したり、万華鏡に入れていつもと違う見方をしたりすると、
また新しい発見がありました。
一緒に楽しんでくれた参加者さん、ありがとうございました!!
2013年07月23日【大山】ユートピアの様子
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
今年も大山ユートピア尾根に花の季節がやってきました。
この季節特に人気のあるコースなのですが、
途中には急登や岩場のルートがあるなど、健脚者向けのコースです。
また、先週の豪雨の影響でルートが崩れてしまっている箇所もあります。
登山を計画されている方は、
事前準備と情報収集をしっかり行って登山に臨んで下さい。
お花畑の様子ですが、
シモツケソウやコオニユリ、オオバギボウシなどが咲き揃い始めていました。
ナンゴククガイソウは、日当たりの良い場所ではきれいに咲いていましたが、
まだ花を付けていないものも見られました。
長い自然の年月の中で形成された、貴重なお花畑の景観です。
ぜひ、これから先も長くこの景観を残せるよう、
大事に見守って頂ければと思います。

シモツケソウ

コオニユリ

オオバギボウシ

ナンゴククガイソウ

ユートピア尾根の様子
砂すべりについてですが、
7月16日の豪雨の影響で土砂がほとんど流され、大きな岩が露出する崖斜面の様になってしまいました、通行を避けた方が賢明です。
以前のように砂すべりが出来る状態とは全く違う状況で、上部から落石があれば逃げることすらままならず、大変危険な沢を下る様な状況です。砂すべりの山麓側に位置する元谷堰堤付近についても元のルートが判別できない状況となっています。
現状のユートピア尾根への登山は、豪雨の影響もあり、より注意が必要な
コースとなっています。
登山を計画の方は、地元のガイド等から詳しい情報を仕入れるなど、登る前に自分の力量や装備が見合うものかどうか慎重な判断をお願いします。
この季節特に人気のあるコースなのですが、
途中には急登や岩場のルートがあるなど、健脚者向けのコースです。
また、先週の豪雨の影響でルートが崩れてしまっている箇所もあります。
登山を計画されている方は、
事前準備と情報収集をしっかり行って登山に臨んで下さい。
お花畑の様子ですが、
シモツケソウやコオニユリ、オオバギボウシなどが咲き揃い始めていました。
ナンゴククガイソウは、日当たりの良い場所ではきれいに咲いていましたが、
まだ花を付けていないものも見られました。
長い自然の年月の中で形成された、貴重なお花畑の景観です。
ぜひ、これから先も長くこの景観を残せるよう、
大事に見守って頂ければと思います。
シモツケソウ
コオニユリ
オオバギボウシ
ナンゴククガイソウ
ユートピア尾根の様子
砂すべりについてですが、
7月16日の豪雨の影響で土砂がほとんど流され、大きな岩が露出する崖斜面の様になってしまいました、通行を避けた方が賢明です。
以前のように砂すべりが出来る状態とは全く違う状況で、上部から落石があれば逃げることすらままならず、大変危険な沢を下る様な状況です。砂すべりの山麓側に位置する元谷堰堤付近についても元のルートが判別できない状況となっています。
現状のユートピア尾根への登山は、豪雨の影響もあり、より注意が必要な
コースとなっています。
登山を計画の方は、地元のガイド等から詳しい情報を仕入れるなど、登る前に自分の力量や装備が見合うものかどうか慎重な判断をお願いします。
2013年06月03日大山 夏山開き祭が行われました
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
6月1日、2日に大山夏山開き祭の前夜祭と山頂祭が行われました。
夏山開き祭が始まって今年で67回目を迎えます。
前夜祭ではたいまつ行列が大山寺の参道で行われます。
大神山神社での神事の後、
約2000人によるたいまつ行列が博労座へ向けてスタートしました。
当日は小雨の降るあいにくの天候でしたが、
大山の風物詩を体験するため、たくさんの人で賑わいました。
大山寺参道は幻想的な景色となります。

大神山神社から、たいまつ行列のスタートです。

博労座へ向けて、参道を下りる様子。
灯の明かりの流れはとても幻想的です。
翌日は大山山頂で行われる登山者の安全祈願の神事に参加すべく、
山頂を目指しました。
頂上に着いた時には、霧が広がり視界は良くなかったのですが、
神事が始まる頃には霧も晴れ、
弓ヶ浜や島根半島まで、麓の景色もはっきりと見ることができました。

山頂での神事の様子

島根半島まで、きれいに見ることができました。
日本海に近くそびえる大山ならではの景色です。
比較的馴染みやすく思われる夏の大山登山であっても、
標高の差による気温・天候の違いや、
自身の体調・体力によって非常に厳しい登山になることがあります。
また、シーズンによって登山道の状況にも変化があります。
特に7合目付近からは、歩道が狭い箇所やガレ場のような場所があり、
通過やすれ違いに注意が必要です。
必ず事前に下調べを行い、登山に備えて下さい。
いよいよ夏の大山登山が始まります!!
夏山登山道の多くは、
貴重な自然の残された国立公園の特別保護地区にあたります。
自然環境への思いやりをもって、
ルールにそった気持ちの良い登山を楽しんで下さい。
(※特別保護地区…特にすぐれた自然景観、原始状態を保持している地区で、最も厳しく行為が規制されます。動植物はもちろん、石や葉の持ち出しも禁止されています。)
夏山開き祭が始まって今年で67回目を迎えます。
前夜祭ではたいまつ行列が大山寺の参道で行われます。
大神山神社での神事の後、
約2000人によるたいまつ行列が博労座へ向けてスタートしました。
当日は小雨の降るあいにくの天候でしたが、
大山の風物詩を体験するため、たくさんの人で賑わいました。
大山寺参道は幻想的な景色となります。
大神山神社から、たいまつ行列のスタートです。

博労座へ向けて、参道を下りる様子。
灯の明かりの流れはとても幻想的です。
翌日は大山山頂で行われる登山者の安全祈願の神事に参加すべく、
山頂を目指しました。
頂上に着いた時には、霧が広がり視界は良くなかったのですが、
神事が始まる頃には霧も晴れ、
弓ヶ浜や島根半島まで、麓の景色もはっきりと見ることができました。
山頂での神事の様子
島根半島まで、きれいに見ることができました。
日本海に近くそびえる大山ならではの景色です。
比較的馴染みやすく思われる夏の大山登山であっても、
標高の差による気温・天候の違いや、
自身の体調・体力によって非常に厳しい登山になることがあります。
また、シーズンによって登山道の状況にも変化があります。
特に7合目付近からは、歩道が狭い箇所やガレ場のような場所があり、
通過やすれ違いに注意が必要です。
必ず事前に下調べを行い、登山に備えて下さい。
いよいよ夏の大山登山が始まります!!
夏山登山道の多くは、
貴重な自然の残された国立公園の特別保護地区にあたります。
自然環境への思いやりをもって、
ルールにそった気持ちの良い登山を楽しんで下さい。
(※特別保護地区…特にすぐれた自然景観、原始状態を保持している地区で、最も厳しく行為が規制されます。動植物はもちろん、石や葉の持ち出しも禁止されています。)
2013年05月20日大山 登山道整備を行いました
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
毎年6月に行われる大山夏山開き祭を前に、
関係機関での登山道整備が5月13日に実施されました。
主要コースである、大山夏山登山道・行者登山道コースと
ユートピアコースの2班に分かれ、作業を実施します。
私は、ユートピアコースでの作業に参加させて頂きました。
ユートピアコースでは、
文字が薄くなってしまった看板の書き直しや、
古くなってしまった看板の付け替え作業などを行いました。
これからのグリーンシーズンに向けて
看板はきれいに読みやすくなりましたが、
現地の看板ばかりを頼りにせず、
登山計画をしっかり立てて登山を楽しんで下さい。

分岐にある看板は、読みやすく分かりやすくなるよう、
書き直しを行っています。

危険箇所への注意看板の設置作業の様子。

看板の付け替え作業の様子。
また、ユートピアコースには、
細い尾根沿いを歩く箇所がいくつかあります。
通過の際は、十分に注意して下さい。
比較的馴染みやすく思われる夏の大山登山であっても、
標高の差による気温・天候の違いや、
自身の体調・体力によって非常に厳しい登山になることがあります。
また、シーズンによって登山道の状況にも変化があります。
必ず事前に下調べを行い、登山に備えて下さい。
いよいよ夏の大山が始まります!!
大山の登山道の多くは、
貴重な自然の残された国立公園の特別保護地区にあたります。
自然環境への思いやりをもって、
ルールにそった気持ちの良い登山を楽しんで下さい。
(※特別保護地区…公園の中で特にすぐれた自然景観、原始状態を保持している地区で、最も厳しく行為が規制されます。動植物はもちろん、石や葉の持ち出しも禁止されています。)

大ガレの様子。
当日もガラガラと音を立て、
大きな石が落ちるところを確認しています。

大山寺付近では見頃は終わってしまったダイセンヒョウタンボクですが、
ユートピアコースでは見ることができました。
標高差による自然の変化も登山の魅力ですね。
関係機関での登山道整備が5月13日に実施されました。
主要コースである、大山夏山登山道・行者登山道コースと
ユートピアコースの2班に分かれ、作業を実施します。
私は、ユートピアコースでの作業に参加させて頂きました。
ユートピアコースでは、
文字が薄くなってしまった看板の書き直しや、
古くなってしまった看板の付け替え作業などを行いました。
これからのグリーンシーズンに向けて
看板はきれいに読みやすくなりましたが、
現地の看板ばかりを頼りにせず、
登山計画をしっかり立てて登山を楽しんで下さい。
分岐にある看板は、読みやすく分かりやすくなるよう、
書き直しを行っています。
危険箇所への注意看板の設置作業の様子。
看板の付け替え作業の様子。
また、ユートピアコースには、
細い尾根沿いを歩く箇所がいくつかあります。
通過の際は、十分に注意して下さい。
比較的馴染みやすく思われる夏の大山登山であっても、
標高の差による気温・天候の違いや、
自身の体調・体力によって非常に厳しい登山になることがあります。
また、シーズンによって登山道の状況にも変化があります。
必ず事前に下調べを行い、登山に備えて下さい。
いよいよ夏の大山が始まります!!
大山の登山道の多くは、
貴重な自然の残された国立公園の特別保護地区にあたります。
自然環境への思いやりをもって、
ルールにそった気持ちの良い登山を楽しんで下さい。
(※特別保護地区…公園の中で特にすぐれた自然景観、原始状態を保持している地区で、最も厳しく行為が規制されます。動植物はもちろん、石や葉の持ち出しも禁止されています。)
大ガレの様子。
当日もガラガラと音を立て、
大きな石が落ちるところを確認しています。
大山寺付近では見頃は終わってしまったダイセンヒョウタンボクですが、
ユートピアコースでは見ることができました。
標高差による自然の変化も登山の魅力ですね。
2013年05月15日鏡ヶ成草原景観保全作業を実施しました
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
鏡ヶ成湿原の植物たちの芽吹きを前に、
毎年実施している鏡ヶ成草原景観保全作業を実施しました。
一般の参加者の方も募り、総勢14名で実施しました。
当日はあいにくの天候で、鏡ヶ成に着くと小雨が降っていましたが、
作業開始時間には雨も止み、雨に濡れることなく作業ができました。
今回の作業では、木道周辺の枯れたササや灌木などの
回収作業を行いました。
昨年秋に木道周辺の維持管理のために刈り取りを行ったササや、
積雪のため折れてしまった灌木の枝などを回収し、
これから花の季節を迎える鏡ヶ成で、
お客様を迎える準備をしました。
湿生植物にとっても、ササなどを管理してやり、
乾燥化を抑えながら、日照を確保できるということは大事なことです。
これまでの作業の結果、日照条件などが良くなったせいか、
バイケイソウが繁茂している箇所も見られました。

あいにくのお天気でしたが、皆さん精力的に作業頂きました。
ありがとうございました。

木道付近でバイケイソウが繁茂していました。
鏡ヶ成湿原では、一部に伐採区画を設け、
乾燥化の原因のひとつになっている灌木やササの刈り取りを行っています。
湿原の乾燥化を抑え、また地表面の日照を増やすことで、
湿生植物の生長しやすい環境をつくり、湿原景観の回復を目指しています。
これからも保全作業を行いながら、
鏡ヶ成湿原を見守っていきたいと思います。
作業に参加頂いた皆さま、お疲れ様でした。

動植物採取に関する注意看板も設置しました。

伐採区画では、ショウジョウバカマが咲いていました。
これから鏡ヶ成湿原は花の季節を迎えます。
毎年実施している鏡ヶ成草原景観保全作業を実施しました。
一般の参加者の方も募り、総勢14名で実施しました。
当日はあいにくの天候で、鏡ヶ成に着くと小雨が降っていましたが、
作業開始時間には雨も止み、雨に濡れることなく作業ができました。
今回の作業では、木道周辺の枯れたササや灌木などの
回収作業を行いました。
昨年秋に木道周辺の維持管理のために刈り取りを行ったササや、
積雪のため折れてしまった灌木の枝などを回収し、
これから花の季節を迎える鏡ヶ成で、
お客様を迎える準備をしました。
湿生植物にとっても、ササなどを管理してやり、
乾燥化を抑えながら、日照を確保できるということは大事なことです。
これまでの作業の結果、日照条件などが良くなったせいか、
バイケイソウが繁茂している箇所も見られました。
あいにくのお天気でしたが、皆さん精力的に作業頂きました。
ありがとうございました。
木道付近でバイケイソウが繁茂していました。
鏡ヶ成湿原では、一部に伐採区画を設け、
乾燥化の原因のひとつになっている灌木やササの刈り取りを行っています。
湿原の乾燥化を抑え、また地表面の日照を増やすことで、
湿生植物の生長しやすい環境をつくり、湿原景観の回復を目指しています。
これからも保全作業を行いながら、
鏡ヶ成湿原を見守っていきたいと思います。
作業に参加頂いた皆さま、お疲れ様でした。
動植物採取に関する注意看板も設置しました。
伐採区画では、ショウジョウバカマが咲いていました。
これから鏡ヶ成湿原は花の季節を迎えます。
2013年05月14日船上山休憩舎の竣工式が行われました
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
鳥取県琴浦町にある船上山は、
大山の噴火によって形成された外輪山で、
その尾根は、船上山から甲ヶ山、そして大山へと繋がっています。
名前の由来はその山容で、船底の形に似ていることから、
その名が付いたと言われています。
学校団体での登山利用も多い山で、
これまでも山頂に休憩舎が設置されていましたが、
老朽化が進んでいたため、新設工事がなされていました。
この度、新しい休憩舎が完成し、
5月10日に竣工式が行われました。
あいにくの天候のため、山頂での開催はできませんでしたが、
登山口近くにある船上山少年自然の家にて竣工式が執り行われました。


新設された休憩舎は2階建ての建物で、
1階は靴のままで、2階は靴を脱いで
休んで頂けるスペースになっています。
トイレも男女それぞれに1つずつ設置されています。
このトイレはバクテリアによって汚水を浄化し、
洗浄水として再利用する仕組みになっており
環境に配慮した構造になっています。
トイレットペーパー以外のものを流すと水に溶けずに
トイレの機能に支障を来す恐れがあるため、
必ず設置されたトイレットペーパーを使用して下さい。

新しくなった休憩舎
掃除用具等も設置してあります。
次の方にも気持ちよく利用して頂けるよう
ご協力をよろしくお願いします。
大山の噴火によって形成された外輪山で、
その尾根は、船上山から甲ヶ山、そして大山へと繋がっています。
名前の由来はその山容で、船底の形に似ていることから、
その名が付いたと言われています。
学校団体での登山利用も多い山で、
これまでも山頂に休憩舎が設置されていましたが、
老朽化が進んでいたため、新設工事がなされていました。
この度、新しい休憩舎が完成し、
5月10日に竣工式が行われました。
あいにくの天候のため、山頂での開催はできませんでしたが、
登山口近くにある船上山少年自然の家にて竣工式が執り行われました。
新設された休憩舎は2階建ての建物で、
1階は靴のままで、2階は靴を脱いで
休んで頂けるスペースになっています。
トイレも男女それぞれに1つずつ設置されています。
このトイレはバクテリアによって汚水を浄化し、
洗浄水として再利用する仕組みになっており
環境に配慮した構造になっています。
トイレットペーパー以外のものを流すと水に溶けずに
トイレの機能に支障を来す恐れがあるため、
必ず設置されたトイレットペーパーを使用して下さい。
新しくなった休憩舎
掃除用具等も設置してあります。
次の方にも気持ちよく利用して頂けるよう
ご協力をよろしくお願いします。


例年より遅い初冠雪ではありましたが、しっかり積雪し、
本日の青空にも映え、とてもきれいな姿を見せてくれています。
大山は本格的な冬を迎えています。
鏡ヶ成より見た烏ヶ山。
こんなに白くなりました。
そんな中、今年も11月16日にボランティアさんを一般に募集し、
鏡ヶ成の草原景観保全作業を実施します。
鏡ヶ成には標高900mの高地に湿原があり、
その周辺には草原景観が広がっています。
そこには、さまざまな植物、生きものたちがくらしています。
全国的に見ても、貴重な自然景観である草原は、
実は人との関わりの中で保たれてきたものも少なくありません。
鏡ヶ成の草原・湿原も歴史的に地域農業との関わりの中で存在していたものです。
現在、鏡ヶ成では、草原景観と貴重な湿原を守るための保全作業を行っています。
草原・湿原の植物たちが活動を休止するこの時期に
陸地化を促進するササやハイイヌツゲなどを除去し、
他のさまざまな植物の日照を確保できるよう手助けをします。
今日は、事前の下見、準備を行いました。
いつもお世話になっている自然公園指導員さんにも
ご協力、ご指導いただきました。
当日は、一般ボランティアさんのご協力のもと、
低木やササの回収作業を行う予定です。
自然にふれあうには様々な方法がありますが、
今回の作業のように実際に自然植生に手を加える方法での関わり方もあります。
なかなか実施できない体験ですが、新しい発見があったりします。
また、当日の様子をご紹介したいと思います。
昨年の作業の様子。
植物が活動を休止する寒い季節の作業ではあるのですが、
皆さんのご協力のもと和気あいあいと作業しました!