大山隠岐国立公園 米子
239件の記事があります。
2013年04月22日大山春の一斉清掃が実施されました
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
毎年4月の第3日曜日に行われている
大山春の一斉清掃が実施されました。
今年で72回目を数える活動で、
県内外から多くの方が訪れ清掃活動に参加して下さいます。
今年は約600人の方々が参加されたそうです。
当日はなんと、大山に4月の雪が降り、
気温も低い中でしたが、
参加者の皆さんのご協力のもと清掃活動が実施されました。
最も多くの方に参加を頂く大山寺地区以外にも、
大山山麓の各地域では清掃活動が実施されています。
私は、江府町大平原で清掃活動に参加させて頂きました。
スキー場に近いこのエリアでは、
空き缶やタバコなどのゴミが目立っていたように思います。

清掃活動の様子
登山ブームであった昭和40年代頃、
大山では利用者によるゴミが大量に見られたそうです。
大山を守るためにゴミの持ち帰り運動が実施され、
現在までに至っています。
大山の一斉清掃の活動は、
きれいな大山を多くの方に楽しんで頂くためでもありますが、
私たちが大山を楽しむ時に気をつけるべきことを
再確認させてくれる活動でもあります。
今回の清掃では、700キロものゴミが回収されたそうです。
ぜひ、皆さんもゴミの持ち帰りを行って頂き、
大山を守る運動にご協力下さい。

一斉清掃にて回収されたゴミの一部
気温の低い週末でしたが、
春の顔ぶれも揃いつつあります。
でも、やっぱり少し寒そうにみえました。

雪にスミレもきれいですが、やっぱりちょっと寒そうです。

キビタキの姿も見られました。
画像の荒い写真しか撮れませんでしたが、
特徴的な黄色はおわかりいただけますでしょうか?
大山春の一斉清掃が実施されました。
今年で72回目を数える活動で、
県内外から多くの方が訪れ清掃活動に参加して下さいます。
今年は約600人の方々が参加されたそうです。
当日はなんと、大山に4月の雪が降り、
気温も低い中でしたが、
参加者の皆さんのご協力のもと清掃活動が実施されました。
最も多くの方に参加を頂く大山寺地区以外にも、
大山山麓の各地域では清掃活動が実施されています。
私は、江府町大平原で清掃活動に参加させて頂きました。
スキー場に近いこのエリアでは、
空き缶やタバコなどのゴミが目立っていたように思います。
清掃活動の様子
登山ブームであった昭和40年代頃、
大山では利用者によるゴミが大量に見られたそうです。
大山を守るためにゴミの持ち帰り運動が実施され、
現在までに至っています。
大山の一斉清掃の活動は、
きれいな大山を多くの方に楽しんで頂くためでもありますが、
私たちが大山を楽しむ時に気をつけるべきことを
再確認させてくれる活動でもあります。
今回の清掃では、700キロものゴミが回収されたそうです。
ぜひ、皆さんもゴミの持ち帰りを行って頂き、
大山を守る運動にご協力下さい。
一斉清掃にて回収されたゴミの一部
気温の低い週末でしたが、
春の顔ぶれも揃いつつあります。
でも、やっぱり少し寒そうにみえました。
雪にスミレもきれいですが、やっぱりちょっと寒そうです。
キビタキの姿も見られました。
画像の荒い写真しか撮れませんでしたが、
特徴的な黄色はおわかりいただけますでしょうか?
2013年03月21日大山 マンサクが咲いています!!
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
このところの春の日差しで、
事務所から眺める大山も
白い雪の部分が随分少なくなってきました。
そして、大山に春を知らせてくれる花、
マンサクも見頃を向かえています。
マンサクは、ほかの花に先駆けて「まず咲く」ことから、
「マンサク」と呼ばれると言われています。
横手道で見つけた2種類のマンサクをご紹介します。
1つめは、マルバマンサクです。
マンサクの花と言えば、リボンのような花びらが特徴的です。
名前にある「マルバ」が指すものは、
初夏に開く葉っぱが丸い形をしていることからきているそうです。
赤褐色の萼(がく)とのコントラストがすてきですね。

マルバマンサク
2つめは、アテツマンサクです。
名前にある「アテツ」とは、
岡山県新見市付近の古い地名であり、
岡山県北西部辺りの呼び名である阿哲地方からきており、
そこで見つけられたと言われています。
マルバマンサクと比べると、黄色の萼が特徴です。

アテツマンサク
実は、このアテツマンサクは環境省レッドリストにも載っている
貴重な種類のマンサクです。
ぜひ、たくさんの皆さんに鑑賞して頂けるよう、
「取っても良いのは、写真だけ」の気持ちで、楽しんで下さい。
白銀の世界だった大山に、
まずはマンサクの黄色い花が色を添えてくれました。
これからどんどん、春の楽しみが増えてきますね。

タムシバの冬芽もまるまると膨らんでいました。
事務所から眺める大山も
白い雪の部分が随分少なくなってきました。
そして、大山に春を知らせてくれる花、
マンサクも見頃を向かえています。
マンサクは、ほかの花に先駆けて「まず咲く」ことから、
「マンサク」と呼ばれると言われています。
横手道で見つけた2種類のマンサクをご紹介します。
1つめは、マルバマンサクです。
マンサクの花と言えば、リボンのような花びらが特徴的です。
名前にある「マルバ」が指すものは、
初夏に開く葉っぱが丸い形をしていることからきているそうです。
赤褐色の萼(がく)とのコントラストがすてきですね。
マルバマンサク
2つめは、アテツマンサクです。
名前にある「アテツ」とは、
岡山県新見市付近の古い地名であり、
岡山県北西部辺りの呼び名である阿哲地方からきており、
そこで見つけられたと言われています。
マルバマンサクと比べると、黄色の萼が特徴です。
アテツマンサク
実は、このアテツマンサクは環境省レッドリストにも載っている
貴重な種類のマンサクです。
ぜひ、たくさんの皆さんに鑑賞して頂けるよう、
「取っても良いのは、写真だけ」の気持ちで、楽しんで下さい。
白銀の世界だった大山に、
まずはマンサクの黄色い花が色を添えてくれました。
これからどんどん、春の楽しみが増えてきますね。
タムシバの冬芽もまるまると膨らんでいました。
2013年03月07日中海湖岸清掃活動が実施されました
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
3月2日・3日に中海にて湖岸清掃活動が実施されました。
環境省が実施するグリーンワーカー事業として実施されたものです。
グリーンワーカー事業とは、
国立公園や国指定鳥獣保護区の保全管理上の問題を解決するため、
地域の自然や実情をよく知った地域の団体等に、
自然環境保全作業に関わっていただき、
保全管理のグレードアップを目指すという事業です。
ラムサール条約湿地であり、国指定鳥獣保護区でもある中海では、
地元漁業協同組合によって、湖岸清掃活動が毎年実施されています。
水域での清掃活動では、漂着ゴミが大きな問題になっています。
漂着ゴミは波や風などによって岸辺に漂着し、堆積します。
世界全体では、海洋に流れ出るごみの量は年間600~700万tに
のぼるとも言われているそうです。
中海湖岸にも漂着ゴミが見られるのですが、
陸から歩いて行くことのできる湖岸にだけ
ゴミが堆積しているわけではありません。
そこで、この清掃活動では、
歩いては行くことのできない湖岸にも漁船で向かい、
清掃活動を実施しています。

1日目は松江地区にて清掃活動が行われました。
歩いて行くことのできない湖岸へ漁船で向かい、清掃活動を行いました。
一見、目立った漂着物しか見えない湖岸ですが、
周辺をよく見て清掃活動をするとたくさんのゴミが集まりました。
漂着ゴミは時間とともに、波や風によって草地の奥や、砂に埋もれるため
外側から見えるよりも多くのゴミがあることが分かりました。
また、ゴミの多くは生活ゴミと思われるものでした。

一見、目立つ大きなゴミが数個あるだけのようにもみえますが…

草むらや砂に隠れたゴミも拾い上げます。

写真周辺だけでも、これだけのゴミが集まりました。

1日目に収集されたゴミ

2日目は安来地区にて清掃活動が行われました。

2日目もたくさんのゴミが収集されました。

清掃活動後の湖岸の様子
活動が続くにつれ、収集されるゴミの量は少なくなってきているようでした。
しかし、まだまだ多くのゴミが収集されています。
きれいで豊かな中海は、私たちの生活と繋がっていることを実感しました。
作業いただいた皆様、お疲れ様でした。
環境省が実施するグリーンワーカー事業として実施されたものです。
グリーンワーカー事業とは、
国立公園や国指定鳥獣保護区の保全管理上の問題を解決するため、
地域の自然や実情をよく知った地域の団体等に、
自然環境保全作業に関わっていただき、
保全管理のグレードアップを目指すという事業です。
ラムサール条約湿地であり、国指定鳥獣保護区でもある中海では、
地元漁業協同組合によって、湖岸清掃活動が毎年実施されています。
水域での清掃活動では、漂着ゴミが大きな問題になっています。
漂着ゴミは波や風などによって岸辺に漂着し、堆積します。
世界全体では、海洋に流れ出るごみの量は年間600~700万tに
のぼるとも言われているそうです。
中海湖岸にも漂着ゴミが見られるのですが、
陸から歩いて行くことのできる湖岸にだけ
ゴミが堆積しているわけではありません。
そこで、この清掃活動では、
歩いては行くことのできない湖岸にも漁船で向かい、
清掃活動を実施しています。
1日目は松江地区にて清掃活動が行われました。
歩いて行くことのできない湖岸へ漁船で向かい、清掃活動を行いました。
一見、目立った漂着物しか見えない湖岸ですが、
周辺をよく見て清掃活動をするとたくさんのゴミが集まりました。
漂着ゴミは時間とともに、波や風によって草地の奥や、砂に埋もれるため
外側から見えるよりも多くのゴミがあることが分かりました。
また、ゴミの多くは生活ゴミと思われるものでした。
一見、目立つ大きなゴミが数個あるだけのようにもみえますが…
草むらや砂に隠れたゴミも拾い上げます。
写真周辺だけでも、これだけのゴミが集まりました。
1日目に収集されたゴミ
2日目は安来地区にて清掃活動が行われました。
2日目もたくさんのゴミが収集されました。
清掃活動後の湖岸の様子
活動が続くにつれ、収集されるゴミの量は少なくなってきているようでした。
しかし、まだまだ多くのゴミが収集されています。
きれいで豊かな中海は、私たちの生活と繋がっていることを実感しました。
作業いただいた皆様、お疲れ様でした。
2013年02月27日はっぱが落ちたあとは…
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
先週末、鏡ヶ成へ巡視に行きました。
今回は、その際に見つけたものをご紹介させて頂きます。
昨年の大雪に比べると雪は少ないものの、
当日は1.5m前後の積雪があり、
鏡ヶ成スキー場では、学校団体のスキー教室が行われていました。

鏡ヶ成スキー場の様子
鏡ヶ成湿原の上にも雪が積もり、
湿原の案内板も上の部分が少し見える程度です。

そんな中、コシアブラの冬芽を発見しました。

冬芽の下に特徴的な模様がありますが、これは葉が落ちた痕(葉痕)です。
並んだ白い小さな丸の模様は維管束痕というものです。
水分や栄養分の通り道である道管・師管の集まりを維管束と言いますが、
その痕が模様となってあらわれています。
他にも、こんな葉痕を見つけました。

こちらはヤマウルシの葉痕です。
オレンジ色のハートマークのようなかわいい葉痕です。
と言っても、かぶれてしまう可能性もあるので、
皆さんは注意して観察して下さいね。
形や模様が特徴的なものの多い冬芽や葉痕は、
楽しく植物を観察できるポイントのひとつですね。
最後に、小型の烏ヶ山を発見しました。
よく似ていますね。

今回は、その際に見つけたものをご紹介させて頂きます。
昨年の大雪に比べると雪は少ないものの、
当日は1.5m前後の積雪があり、
鏡ヶ成スキー場では、学校団体のスキー教室が行われていました。
鏡ヶ成スキー場の様子
鏡ヶ成湿原の上にも雪が積もり、
湿原の案内板も上の部分が少し見える程度です。
そんな中、コシアブラの冬芽を発見しました。
冬芽の下に特徴的な模様がありますが、これは葉が落ちた痕(葉痕)です。
並んだ白い小さな丸の模様は維管束痕というものです。
水分や栄養分の通り道である道管・師管の集まりを維管束と言いますが、
その痕が模様となってあらわれています。
他にも、こんな葉痕を見つけました。
こちらはヤマウルシの葉痕です。
オレンジ色のハートマークのようなかわいい葉痕です。
と言っても、かぶれてしまう可能性もあるので、
皆さんは注意して観察して下さいね。
形や模様が特徴的なものの多い冬芽や葉痕は、
楽しく植物を観察できるポイントのひとつですね。
最後に、小型の烏ヶ山を発見しました。
よく似ていますね。
2013年02月20日国立公園ライブカメラをご存知ですか?
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
今年は、昨年ほどの大雪ではないものの、
大山寺周辺では1m前後の積雪が確認されています。
特に冬期は、天候によって自然条件が全く変わってしまうため、
皆さんもお出かけの際には、
テレビやインターネットなどで情報収集されていることと思います。
そんな情報源のひとつとして、
今回は、インターネット自然研究所の
国立公園・野生動物ライブカメラをご紹介します。
国立公園・野生動物ライブカメラとは、
日本全国43箇所に設置した固定カメラを通じて、
国立公園の美しい景色や野生生物の最新の映像をご覧いただけるものです。
映像は日中1時間毎に更新され、
過去5年分の映像がデータベースとして保存されています。
大山蒜山地域では、
・大山情報館から見た大山
・蒜山高原から見た蒜山三座
・大山鏡ヶ成から見た烏ヶ山
の3箇所に加え、
米子水鳥公園ネイチャーセンターからのつばさ池の様子もご覧いただけます。
「鏡ヶ成の積雪の状態はどんな様子だろう?」や、
「大山山頂に雲がかかっているかな?」など、
気になる現地状況をリアルタイムで確認いただくことができます。
また、中にはとても美しい写真もあります。

鏡ヶ成から見た烏ヶ山(2013年1月31日16:00撮影)

朝霧に浮かぶ蒜山三座(2013年1月11日8:00)
大山蒜山地域以外にも、
全国各地の国立公園の様子をご自宅等で楽しんで頂ける点が
ライブカメラの魅力です。
ぜひ、チェックしてみて下さい!!
インターネット自然研究所
大山寺周辺では1m前後の積雪が確認されています。
特に冬期は、天候によって自然条件が全く変わってしまうため、
皆さんもお出かけの際には、
テレビやインターネットなどで情報収集されていることと思います。
そんな情報源のひとつとして、
今回は、インターネット自然研究所の
国立公園・野生動物ライブカメラをご紹介します。
国立公園・野生動物ライブカメラとは、
日本全国43箇所に設置した固定カメラを通じて、
国立公園の美しい景色や野生生物の最新の映像をご覧いただけるものです。
映像は日中1時間毎に更新され、
過去5年分の映像がデータベースとして保存されています。
大山蒜山地域では、
・大山情報館から見た大山
・蒜山高原から見た蒜山三座
・大山鏡ヶ成から見た烏ヶ山
の3箇所に加え、
米子水鳥公園ネイチャーセンターからのつばさ池の様子もご覧いただけます。
「鏡ヶ成の積雪の状態はどんな様子だろう?」や、
「大山山頂に雲がかかっているかな?」など、
気になる現地状況をリアルタイムで確認いただくことができます。
また、中にはとても美しい写真もあります。

鏡ヶ成から見た烏ヶ山(2013年1月31日16:00撮影)

朝霧に浮かぶ蒜山三座(2013年1月11日8:00)
大山蒜山地域以外にも、
全国各地の国立公園の様子をご自宅等で楽しんで頂ける点が
ライブカメラの魅力です。
ぜひ、チェックしてみて下さい!!
インターネット自然研究所
2013年02月14日【お知らせ】アクティブレンジャー国立公園写真展
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
昨年の5月から、中国四国地方を巡回して行ってきた
アクティブレンジャー国立公園写真展。
大山でも10月、11月に開催しましたが
今年度からアクティブレンジャーが常駐している隠岐会場での開催を含め、
すべての会場をまわり終えることができました。
そして今年も、
大山町の大山公民館に会場をお借りし、
2月12日~2月22日まで特別展示させていただくことになりました!!


会場の様子 ロビーをお借りして展示しています
大山蒜山地域の写真だけでなく、
中国四国地方にある国立公園のすばらしい風景や
国立公園での活動などを集めた写真展です。
たくさんの方に見ていただき、
国立公園について知っていただける機会となればと思います。
まだ見ていない方は、
ぜひぜひ会場まで足を運んでみてくださいね!!
~開催案内~
1 ) 開催期間 : 平成25年 2月12日(火)~平成25年 2月22日(金)
(日程等は都合により変更となる場合がありますので、
予めご了承ください)
2 ) 開催場所 : 大山公民館
〒689-3332 鳥取県西伯郡大山町末長269-1
【アクセス】
JR山陰本線大山口駅より徒歩5分
3 ) 入場 : 無料
アクティブレンジャー国立公園写真展。
大山でも10月、11月に開催しましたが
今年度からアクティブレンジャーが常駐している隠岐会場での開催を含め、
すべての会場をまわり終えることができました。
そして今年も、
大山町の大山公民館に会場をお借りし、
2月12日~2月22日まで特別展示させていただくことになりました!!
会場の様子 ロビーをお借りして展示しています
大山蒜山地域の写真だけでなく、
中国四国地方にある国立公園のすばらしい風景や
国立公園での活動などを集めた写真展です。
たくさんの方に見ていただき、
国立公園について知っていただける機会となればと思います。
まだ見ていない方は、
ぜひぜひ会場まで足を運んでみてくださいね!!
~開催案内~
1 ) 開催期間 : 平成25年 2月12日(火)~平成25年 2月22日(金)
(日程等は都合により変更となる場合がありますので、
予めご了承ください)
2 ) 開催場所 : 大山公民館
〒689-3332 鳥取県西伯郡大山町末長269-1
【アクセス】
JR山陰本線大山口駅より徒歩5分
3 ) 入場 : 無料
2013年01月16日大山 冬の季節ならではの発見!!
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
1月も半ばを過ぎてしまいました。
大変遅くなりましたが、
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
お正月の明けた大山寺地区は、
スキーやスノーボードを楽しむお客さんで賑わっています。
そして、大山寺地区を少し歩いてみると、
この季節ならではの発見があります。
寒い季節になり、葉の落ちた木々をよく見てみると、
次の季節への準備が始まっています。
春に花や葉を広げる準備をして、じっと待っている冬芽です。
コハウチワカエデの冬芽

赤い小さな三角形がふたつ並んでいます。
枝の先端には、冬芽を覆うように細かい毛がたくさんついています。
クロモジの冬芽

中央の細い形のものが葉芽、
周りの丸い形のものが花芽です。
特徴的でかわいい冬芽です。
そして、こんな冬芽もありました。

傘を被ったようなこの冬芽はリョウブの冬芽です。
芽鱗という、芽を包んでいるうろこ状の部分が
広がって傘のようになっています。
芽鱗が剥がれる前は、このような冬芽です。

そして生きものたちの暮らしも感じられます!!

この足跡は、ウサギの足跡です。
右側の丸い足跡が前足の跡、左側の少し細長い足跡が後ろ足の跡です。
このように考えると、進行方向は写真の右側のように感じますが、
実は、この足跡の主が進んだ方向は写真左側です。
ウサギは跳ねるように進みますが、
まず、跳ねた後に前足をつき、
その後、跳び箱を越えるように、前足の跡を越えてジャンプします。
またすぐ、ジャンプを繰り返すのですが、
後ろ足の強靱な脚力でのジャンプにより、細長い跡が雪の上に残り、
このような不思議な形ができあがります。
そして、さらに不思議なものを発見しました!!

まるで白いアンモナイトのようですが、
これは、雪まくりとよばれる雪の造形物です。
見ると、斜面から転がってきた様子が分かります。

斜面の上にある木の枝についた雪の塊が落下し、
斜面を転がるうちに雪だるまを作るようにして
このような形になったものです。
冬の森は不思議がいっぱいです。
少しの散歩でどれだけの発見があるか、
探してみるのもおもしろいかもしれません。
※大山の博労座・南光河原駐車場は3月末まで有料となります。
博労座駐車場付近は休日、年末年始は満車になることが多く、
駐車待ちの車でいっぱいになります。
槇原駐車場(無料)からのシャトルバスも出ているので、
こちらの駐車場もお使いください!
大変遅くなりましたが、
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
お正月の明けた大山寺地区は、
スキーやスノーボードを楽しむお客さんで賑わっています。
そして、大山寺地区を少し歩いてみると、
この季節ならではの発見があります。
寒い季節になり、葉の落ちた木々をよく見てみると、
次の季節への準備が始まっています。
春に花や葉を広げる準備をして、じっと待っている冬芽です。
コハウチワカエデの冬芽
赤い小さな三角形がふたつ並んでいます。
枝の先端には、冬芽を覆うように細かい毛がたくさんついています。
クロモジの冬芽
中央の細い形のものが葉芽、
周りの丸い形のものが花芽です。
特徴的でかわいい冬芽です。
そして、こんな冬芽もありました。
傘を被ったようなこの冬芽はリョウブの冬芽です。
芽鱗という、芽を包んでいるうろこ状の部分が
広がって傘のようになっています。
芽鱗が剥がれる前は、このような冬芽です。
そして生きものたちの暮らしも感じられます!!
この足跡は、ウサギの足跡です。
右側の丸い足跡が前足の跡、左側の少し細長い足跡が後ろ足の跡です。
このように考えると、進行方向は写真の右側のように感じますが、
実は、この足跡の主が進んだ方向は写真左側です。
ウサギは跳ねるように進みますが、
まず、跳ねた後に前足をつき、
その後、跳び箱を越えるように、前足の跡を越えてジャンプします。
またすぐ、ジャンプを繰り返すのですが、
後ろ足の強靱な脚力でのジャンプにより、細長い跡が雪の上に残り、
このような不思議な形ができあがります。
そして、さらに不思議なものを発見しました!!
まるで白いアンモナイトのようですが、
これは、雪まくりとよばれる雪の造形物です。
見ると、斜面から転がってきた様子が分かります。
斜面の上にある木の枝についた雪の塊が落下し、
斜面を転がるうちに雪だるまを作るようにして
このような形になったものです。
冬の森は不思議がいっぱいです。
少しの散歩でどれだけの発見があるか、
探してみるのもおもしろいかもしれません。
※大山の博労座・南光河原駐車場は3月末まで有料となります。
博労座駐車場付近は休日、年末年始は満車になることが多く、
駐車待ちの車でいっぱいになります。
槇原駐車場(無料)からのシャトルバスも出ているので、
こちらの駐車場もお使いください!
2012年12月25日大山 スキー場開き
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
12月23日は、大山寺と桝水原のスキー場開きが行われました。
少しユニークなのは、その日程は前後することなく、
毎年12月23日にスキー場開きが行われることです。
12月に入ると、スキー場の積雪の状態は、大山周辺の方々を始め、
スキーヤーやボーダーの関心事のひとつとなります。
2、3年前には、雪のないスキー場開きも行われたそうです。
そして、今年のスキー場の状態はというと…
約35cmの積雪を観測し、多くの来場者で賑わっていました。
スキー場開き祭では、スキー客の安全を祈願する神事と
デモンストレーションスキーなどが行われました。

スキー客の安全を祈願して

デモンストレーションスキー

地元小学生による餅つき(大山ホワイトリゾート)
烏天狗の衣装で頑張っていました
鳥取県マスコットのトリピーも見守っています

宝さがしイベント(桝水原スキー場)
当日はイベントも盛りだくさんでした。
いよいよ、ウィンタースポーツ本番です。
休暇村蒜山高原、休暇村奥大山に併設されたスキー場でも
既にスキー場開き祭が行われています。
皆さんぜひ西日本最大級のスキー場、大山に遊びに来てくださいね!
(各スキー場のリフト運行状況については、個別にご確認下さい。)
※大山の博労座・南光河原駐車場は12月23日~3月末まで
有料となります。
博労座駐車場付近は休日、年末年始は満車になることが多く、
駐車待ちの車でいっぱいになります。
槇原駐車場(無料)からのシャトルバスも出ているので、
こちらの駐車場もお使いください!
少しユニークなのは、その日程は前後することなく、
毎年12月23日にスキー場開きが行われることです。
12月に入ると、スキー場の積雪の状態は、大山周辺の方々を始め、
スキーヤーやボーダーの関心事のひとつとなります。
2、3年前には、雪のないスキー場開きも行われたそうです。
そして、今年のスキー場の状態はというと…
約35cmの積雪を観測し、多くの来場者で賑わっていました。
スキー場開き祭では、スキー客の安全を祈願する神事と
デモンストレーションスキーなどが行われました。
スキー客の安全を祈願して
デモンストレーションスキー
地元小学生による餅つき(大山ホワイトリゾート)
烏天狗の衣装で頑張っていました
鳥取県マスコットのトリピーも見守っています
宝さがしイベント(桝水原スキー場)
当日はイベントも盛りだくさんでした。
いよいよ、ウィンタースポーツ本番です。
休暇村蒜山高原、休暇村奥大山に併設されたスキー場でも
既にスキー場開き祭が行われています。
皆さんぜひ西日本最大級のスキー場、大山に遊びに来てくださいね!
(各スキー場のリフト運行状況については、個別にご確認下さい。)
※大山の博労座・南光河原駐車場は12月23日~3月末まで
有料となります。
博労座駐車場付近は休日、年末年始は満車になることが多く、
駐車待ちの車でいっぱいになります。
槇原駐車場(無料)からのシャトルバスも出ているので、
こちらの駐車場もお使いください!
2012年12月17日中海の漁名人!? ミサゴ
大山隠岐国立公園 米子 石田弓子
ラムサール条約にも登録されている中海は、
西日本でも有数の渡り鳥の飛来地です。
米子自然環境事務所では、その渡りの時期に合わせて
野鳥の生息状況調査を行っています。
これは、近年問題となっている鳥インフルエンザに備えるため、野鳥の飛来状況の把握や異常が発生していないか監視することを主な目的としているものです。
本格的な渡り鳥のシーズンを迎えた中海では、
カモ類やその他の野鳥など、
たくさんの鳥たちを見ることができます。
今回は中海でも随一の漁の腕前を持つミサゴについて、
ご紹介したいと思います。
ミサゴはタカ目タカ科に属する猛禽類の鳥で、
トビよりも少し小さいくらいの大きさです。
頭頂部を含め全体的に白い顔立ちですが、
目の周りから後ろにかけて、茶褐色の模様が入っているのが特徴です。
昨日も、水面の杭の上に留まっている姿を確認することができました。
しかも、漁の直後だったようで、鋭い爪でしっかり獲物を捕らえていました。
その後も周りの様子を伺いながら、杭の上で食事をしていました。

爪でしっかり魚を掴み、鋭いくちばしでついばんでいました。

食事中も周辺の監視に余念がありません。
スコープ越しに目が合うと、迫力があります。
ミサゴは魚を主な餌としていて、
水面を低く飛びながら、鋭い爪で魚を捕まえます。
広く全国で繁殖する鳥なのだそうですが、
近年その生息が危ぶまれており、
環境省レッドリストでは、準絶滅危惧種に選定され、
島根県レッドデータブックでは、絶滅危惧Ⅱ類に選定されている鳥でもあります。
営巣場所となる、餌場を取り巻く海岸端の高い崖や、高木などが少なくなり、
鉄塔などの人工物に巣を作る姿も確認されているようです。
水面に仲良く浮かぶカモたちより少し高い場所から
水中の魚を狙う孤高のハンター、ミサゴにも是非注目してみて下さい。

コハクチョウも定点ポイントから確認できました。
◎野鳥との接し方についてのお願い◎
1.死亡した野鳥には素手で触らない。
2.野鳥などの野生動物の排泄物に触ったら、手洗い・うがいをする。
3.野鳥に近づきすぎないように心がけ、楽しく観察してください。
西日本でも有数の渡り鳥の飛来地です。
米子自然環境事務所では、その渡りの時期に合わせて
野鳥の生息状況調査を行っています。
これは、近年問題となっている鳥インフルエンザに備えるため、野鳥の飛来状況の把握や異常が発生していないか監視することを主な目的としているものです。
本格的な渡り鳥のシーズンを迎えた中海では、
カモ類やその他の野鳥など、
たくさんの鳥たちを見ることができます。
今回は中海でも随一の漁の腕前を持つミサゴについて、
ご紹介したいと思います。
ミサゴはタカ目タカ科に属する猛禽類の鳥で、
トビよりも少し小さいくらいの大きさです。
頭頂部を含め全体的に白い顔立ちですが、
目の周りから後ろにかけて、茶褐色の模様が入っているのが特徴です。
昨日も、水面の杭の上に留まっている姿を確認することができました。
しかも、漁の直後だったようで、鋭い爪でしっかり獲物を捕らえていました。
その後も周りの様子を伺いながら、杭の上で食事をしていました。
爪でしっかり魚を掴み、鋭いくちばしでついばんでいました。
食事中も周辺の監視に余念がありません。
スコープ越しに目が合うと、迫力があります。
ミサゴは魚を主な餌としていて、
水面を低く飛びながら、鋭い爪で魚を捕まえます。
広く全国で繁殖する鳥なのだそうですが、
近年その生息が危ぶまれており、
環境省レッドリストでは、準絶滅危惧種に選定され、
島根県レッドデータブックでは、絶滅危惧Ⅱ類に選定されている鳥でもあります。
営巣場所となる、餌場を取り巻く海岸端の高い崖や、高木などが少なくなり、
鉄塔などの人工物に巣を作る姿も確認されているようです。
水面に仲良く浮かぶカモたちより少し高い場所から
水中の魚を狙う孤高のハンター、ミサゴにも是非注目してみて下さい。
コハクチョウも定点ポイントから確認できました。
◎野鳥との接し方についてのお願い◎
1.死亡した野鳥には素手で触らない。
2.野鳥などの野生動物の排泄物に触ったら、手洗い・うがいをする。
3.野鳥に近づきすぎないように心がけ、楽しく観察してください。


落ち着かない気候の4月でしたが、
いよいよ気温も安定し、暖かな季節となりました。
4月29日には、毛無山にて登山道開き祭が行われました。
毛無山は鳥取県・岡山県の両県に跨がる山です。
登山口も鳥取県江府町と岡山県新庄村にふたつあり、
両県から山頂を目指すことができます。
今回は、鳥取県江府町にある登山口からの登山道開き祭に参加しました。
当日は、天候に恵まれ、式典にも多くの方が参加されていました。
グリーンシーズンの始まりに、毎年参加されている方もおられ、
春の毛無山の人気を感じました。
登山口では、鳥取県日野振興センターの方と一緒に、
登山マナーの啓発活動としてティッシュ配りを実施しました。
植物等の違法採取について知って頂いたり、
登山道以外への踏み込みに注意して頂くなど、
少しお話をしながら、ティッシュ配りを行いました。
皆さん、快く説明を聞きながらティッシュを受け取って頂きました。
登山マナーについての
メッセージ付きティッシュを配りました。
毛無山といえば、なんといってもカタクリの花が有名です。
微妙な日照を求め、登山道のすぐ脇で開花しているカタクリも見られます。
気をつけて登山道を歩かないと、踏みつけてしまいそうです。
この時期の毛無山には、カタクリの花を求め、多くの登山者が訪れます。
登山道を歩くとき、他の登山者とすれ違うとき、
自然にも他の登山者の方にも思いやりを持って
登山をしたいと思いました。
カタクリの花を傷付けないよう、
張られたロープの外側での写真撮影にご協力お願いします。
カタクリの花は開花するまでに、
なんと5年以上の月日が掛かるそうです。
皆さんで、大事に見守りましょう。