2009年7月
15件の記事があります。
2009年07月23日スナメリ調査、結果は…
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
なかなか明けない梅雨に昨日ほどやきもきした人が多かった日はないのでは。
昨日の日食は観測されましたか?
さて、先日お知らせしたスナメリの目視調査が松山の中島汽船にて
実施されました。
松山の忽那諸島への定期航路のフェリーで、2時間ほど甲板上から観察。
途中、参加者は普段あまり見る機会のない船の操舵室を案内していただき、
船長さんに操舵室の機器について説明やスナメリの発見ポイントなどのお話を
聞くことができました。

写真:スナメリ調査中!

写真:午前中の参加者の皆さま。おつかれさまでした!
午前の部17名、午後の部1名の参加者が集まったのですが、
結局、一人の参加者がスナメリを見たとの報告でしたが、スタッフ・
他の参加者は残念ながら確認できませんでした。
いつでも発見があればいいのですが、広い瀬戸内海に棲む野生動物。
こればかりは仕方ないですね。
また、7月18日香川県・粟島近辺の1時間ほどの調査では8名が参加し、
1頭のスナメリを発見、7月20日山口県の牛島汽船での調査は大雨のため
中止となったそうです。
引き続き7月18日~31日までの間は、瀬戸内海全域でのスナメリの
目撃情報を募集しています。詳しくは下記のホームページをご覧ください。
スナメリモニタリング ホームページ
http://www.denshimap.jp/setouchi/sunameri/index.html
(調査の趣旨やスナメリの特徴なども紹介しています)
さて、冒頭に触れた日食、皆さんの地域では見られたでしょうか。
松山では前日の雷雨があがり、晴天へ向かう途中のお天気、といった具合。
土佐清水は雲越しに肉眼で見られたようですが、直接はまぶしくてみれない…
私は当日は事務所にいたので、麦わら帽子の穴のピンホールを利用して、
紙に太陽の像を投影して観察してみました。

上の写真が22日11頃、松山で最大の欠けが見られた頃。
下の写真が23日11時半頃、通常の太陽光のもと、同じように写した写真です。
上の写真、三日月型の太陽の光が投影されている様子、わかるでしょうか?
昨日の日食は観測されましたか?
さて、先日お知らせしたスナメリの目視調査が松山の中島汽船にて
実施されました。
松山の忽那諸島への定期航路のフェリーで、2時間ほど甲板上から観察。
途中、参加者は普段あまり見る機会のない船の操舵室を案内していただき、
船長さんに操舵室の機器について説明やスナメリの発見ポイントなどのお話を
聞くことができました。
写真:スナメリ調査中!
写真:午前中の参加者の皆さま。おつかれさまでした!
午前の部17名、午後の部1名の参加者が集まったのですが、
結局、一人の参加者がスナメリを見たとの報告でしたが、スタッフ・
他の参加者は残念ながら確認できませんでした。
いつでも発見があればいいのですが、広い瀬戸内海に棲む野生動物。
こればかりは仕方ないですね。
また、7月18日香川県・粟島近辺の1時間ほどの調査では8名が参加し、
1頭のスナメリを発見、7月20日山口県の牛島汽船での調査は大雨のため
中止となったそうです。
引き続き7月18日~31日までの間は、瀬戸内海全域でのスナメリの
目撃情報を募集しています。詳しくは下記のホームページをご覧ください。
スナメリモニタリング ホームページ
http://www.denshimap.jp/setouchi/sunameri/index.html
(調査の趣旨やスナメリの特徴なども紹介しています)
さて、冒頭に触れた日食、皆さんの地域では見られたでしょうか。
松山では前日の雷雨があがり、晴天へ向かう途中のお天気、といった具合。
土佐清水は雲越しに肉眼で見られたようですが、直接はまぶしくてみれない…
私は当日は事務所にいたので、麦わら帽子の穴のピンホールを利用して、
紙に太陽の像を投影して観察してみました。
上の写真が22日11頃、松山で最大の欠けが見られた頃。
下の写真が23日11時半頃、通常の太陽光のもと、同じように写した写真です。
上の写真、三日月型の太陽の光が投影されている様子、わかるでしょうか?
2009年07月23日今年もやります!大山ブナの森観察会と木工教室
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
こんにちは!
今年はいつになく梅雨明けが遅いようですね。
米子のお天気も、朝晴れていても夕方には雨がポツポツ降ってきたり・・・というような状況です。
さて、タイトルにもあるように『大山ブナの森観察会と木工教室』の第一回目が今週末に行われます。
このイベントは、大山の特色であるブナ林について
もっと知ってもらい実際にふれてもらおうと、
(財)自然公園財団とペンションわくわく村と共催で行っており、
今年で3年目を迎えます。
今回は、大山のキャンプ場内で倒木処理の際に出たブナの木材で
バードコールを作り、その後の観察会で自分で作ったバードコールを使ってみよう!という内容です。

そこで、22日に観察会の実施場所である下山学習歩道で
観察会の最終確認と下見を行いました。
観察会のメインであるブナはもちろん、いろいろな解説ポイントをチェックしました。
この日は野鳥も多く、すぐそばにキビタキを見ることもできました。
当日もこの調子で近くに来てほしいなぁ、と思いつつ下見を終えました。
今年の『大山ブナの森観察会と木工教室』は、
7月26日、8月9日、8月23日の3回行われます。
木工教室でブナを使うことはめったにないことなので、
夏の思い出に、ぜひ参加して大山の自然に触れてみてください☆
*お問い合わせ・申し込みは以下まで*
自然公園財団鳥取支部大山支所
TEL 0859-52-2165
ところで22日といえば日本各地が日食で盛り上がっていた日。
大山の状況はというと・・・。

こんな感じ。
ガスで何も見えず。26年後に期待です・・・。
今年はいつになく梅雨明けが遅いようですね。
米子のお天気も、朝晴れていても夕方には雨がポツポツ降ってきたり・・・というような状況です。
さて、タイトルにもあるように『大山ブナの森観察会と木工教室』の第一回目が今週末に行われます。
このイベントは、大山の特色であるブナ林について
もっと知ってもらい実際にふれてもらおうと、
(財)自然公園財団とペンションわくわく村と共催で行っており、
今年で3年目を迎えます。
今回は、大山のキャンプ場内で倒木処理の際に出たブナの木材で
バードコールを作り、その後の観察会で自分で作ったバードコールを使ってみよう!という内容です。

そこで、22日に観察会の実施場所である下山学習歩道で
観察会の最終確認と下見を行いました。
観察会のメインであるブナはもちろん、いろいろな解説ポイントをチェックしました。
この日は野鳥も多く、すぐそばにキビタキを見ることもできました。
当日もこの調子で近くに来てほしいなぁ、と思いつつ下見を終えました。
今年の『大山ブナの森観察会と木工教室』は、
7月26日、8月9日、8月23日の3回行われます。
木工教室でブナを使うことはめったにないことなので、
夏の思い出に、ぜひ参加して大山の自然に触れてみてください☆
*お問い合わせ・申し込みは以下まで*
自然公園財団鳥取支部大山支所
TEL 0859-52-2165
ところで22日といえば日本各地が日食で盛り上がっていた日。
大山の状況はというと・・・。
こんな感じ。
ガスで何も見えず。26年後に期待です・・・。
2009年07月22日緑のカーテンに色が添えられました
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
なかなか梅雨明けしなくて青空を眺める日の少ない土佐清水から・・・。
アサガオの緑のカーテンは、その後すくすくと伸び続け屋根をも越すまで生長しました。
毎日の水やりついでに事務所前にも打ち水します。
それでも天気の良い日はすぐに蒸発してしまいますが、水をあげる前にしゅんとしていたアサガオの葉っぱも、水浴び後はシャキンッとする姿を見ると何となく笑顔になりますね。
その後事務所に戻ると、何となく涼しい風が吹いているような・・・そんな気がするだけかもしれません。

ようやくアサガオが全体的に色を添えてくれました
6月末には下の方から徐々に花が咲き始め、7月中旬には全面に咲いています。毎日のように次から次へ、緑のカーテンはピンクや薄紫の色をのせて通行人の目も楽しませてくれています。

7月中旬でアサガオ満開・・・
夏の暑さはこれからだというのに、徐々に花が上方部へ移動し、今現在では屋根付近に多く咲くようになってしまいました。
お盆には、アサガオのカーテンが終了してしまいそうです。
今年は植えるのが早すぎたのでしょうか・・・。
アサガオは生長が早い分、植える時期をもう少し考えなくてはいけませんでした。反省です。
来年はアサガオに限らず、いろんな種類の緑のカーテンに挑戦していきたいものですね。
話は大きく変わりますが、22日の今日、日蝕は見られましたか?

22日、午前11:15頃の太陽。お月様のようです。
このところ、雨曇りの多い日々で日蝕はあきらめていましたが、かろうじて今日は日蝕ピークの11時前後くらいで雨が止みました。
雲は多いもののうまい具合にフィルターになってくれて、雲間から三日月型の太陽を見ることができました。
アサガオの緑のカーテンは、その後すくすくと伸び続け屋根をも越すまで生長しました。
毎日の水やりついでに事務所前にも打ち水します。
それでも天気の良い日はすぐに蒸発してしまいますが、水をあげる前にしゅんとしていたアサガオの葉っぱも、水浴び後はシャキンッとする姿を見ると何となく笑顔になりますね。
その後事務所に戻ると、何となく涼しい風が吹いているような・・・そんな気がするだけかもしれません。
ようやくアサガオが全体的に色を添えてくれました
6月末には下の方から徐々に花が咲き始め、7月中旬には全面に咲いています。毎日のように次から次へ、緑のカーテンはピンクや薄紫の色をのせて通行人の目も楽しませてくれています。
7月中旬でアサガオ満開・・・
夏の暑さはこれからだというのに、徐々に花が上方部へ移動し、今現在では屋根付近に多く咲くようになってしまいました。
お盆には、アサガオのカーテンが終了してしまいそうです。
今年は植えるのが早すぎたのでしょうか・・・。
アサガオは生長が早い分、植える時期をもう少し考えなくてはいけませんでした。反省です。
来年はアサガオに限らず、いろんな種類の緑のカーテンに挑戦していきたいものですね。
話は大きく変わりますが、22日の今日、日蝕は見られましたか?
22日、午前11:15頃の太陽。お月様のようです。
このところ、雨曇りの多い日々で日蝕はあきらめていましたが、かろうじて今日は日蝕ピークの11時前後くらいで雨が止みました。
雲は多いもののうまい具合にフィルターになってくれて、雲間から三日月型の太陽を見ることができました。
2009年07月22日竹ふうりんをつくろう!!
瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ
こんにちは、高松AR大林です。
だんだんと暑さが増してきて、自転車を5分こぐだけで汗がすごいことになってきている今日この頃です。
さて、今回は毎月1回、五色台ビジターセンター近くにある自然体験ハウスで行われている、季節のクラフトイベントのスタッフとして参加してきました。
今回の竹ふうりんを作る先生は、パークボランティアでもありクラフト名人の福西勝さんです。福西さんはよくクラフトハウスに来られて、イベントに集まった子供たちにへとお土産用のクラフトを作ってくださったり、インタープリターと一緒に準備を手伝ってくれたりと、大変お世話になっている方です。
出来た作品は、さまざまで、「カワイイ!!」、「えっ?なんでこうなってるの?」というものまで、本当にアイデアに富んだ作品を生み出してくれるクラフト名人です。
・・・竹ふうりん。
和なものかと思いきや、バリ島のインテリアとして親しまれているバンブーチャイムのことです。コポコポとやさしい音色の出る、心地よい涼しさをもたらしてくれます。
開会式。まず、最初にインタープリターから注意事項と、福西さんから作り方を説明。

福西さんによる説明。 みんな真剣に聞いてます。
そして、作業開始!
まずは、材料を自分たちで選んでいきます。大きさや好きな風合いの竹を選んで、道具を持って、自分たちの作業台へ。
イベントに何度も来ている方たちは、慣れたものでノコギリを使ってどんどん進めていきます。
作業手順としては・・・竹を切る→穴を開ける位置に印→ドリルで穴あけ(スタッフで)→ひもを通して結ぶ→高さ、平行の調整→本結び、という作業の繰り返しです。しかし、その作業が25回位繰り返すせいか、「ん?次どうやるんだっけ?」と、とまどう人も。そんなとき、私たちスタッフで気軽に声をかけて、次こうですよとお手伝いしていきます。ノコギリや小刀の使い方も。
子供たちは、親御さんに補助をしてもらいながらノコギリや小刀を使っていきます。そして、最終的には自分たちで使えるように!
以前は使えなかった子供が、どんどん出来るようになっていく姿は、親御さんだけでなく、スタッフもやってよかったなぁと思わせてくれます。

お父さんを見ながら・・・。 僕にもできるかなぁ。
徐々に完成に近づいていく人たちは、風鈴に付けるタンザクを作っていきます。ケシゴムはんこを使って名前を入れたり、絵の具やマーカーで絵を描いたり。子供たちは特に楽しそうに絵を描いたりしていました。
大人たちは、出来た風鈴を写真に収めたり、扇風機の前に持って行って音を楽しんだり。出来た達成感でいっぱいでした。
ただ、子供が飽きてしまった親御さんは、子供の分も作っていたので大変そうでした・・・。

完成ー!!
さぁ!夏休み!
今から何しようかなぁと考えている方は、クラフト作りを体験してみては?
五色台ビジターセンター横には、オートキャンプ場もあるので、キャンプの思い出と一緒にお土産作りもできますよ。
そして、次回の季節のクラフトイベントは・・・
8月1日(土)10:00~12:00『アンデスの楽器をつくろう!』
サンポーニャという笛を作って、最後でみんなで演奏します。
8月16日(日)10:00~14:30『トコロテンをつくろう!』
五色台のふもと、坂出市八十場の名物で、器とお箸も竹で手作りします。
他にも随時、いろいろなクラフト体験が出来ます。
夏休みの宿題、自由研究や工作にピッタリですよ☆
***五色台ビジターセンターHPはコチラ***
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/
だんだんと暑さが増してきて、自転車を5分こぐだけで汗がすごいことになってきている今日この頃です。
さて、今回は毎月1回、五色台ビジターセンター近くにある自然体験ハウスで行われている、季節のクラフトイベントのスタッフとして参加してきました。
今回の竹ふうりんを作る先生は、パークボランティアでもありクラフト名人の福西勝さんです。福西さんはよくクラフトハウスに来られて、イベントに集まった子供たちにへとお土産用のクラフトを作ってくださったり、インタープリターと一緒に準備を手伝ってくれたりと、大変お世話になっている方です。
出来た作品は、さまざまで、「カワイイ!!」、「えっ?なんでこうなってるの?」というものまで、本当にアイデアに富んだ作品を生み出してくれるクラフト名人です。
・・・竹ふうりん。
和なものかと思いきや、バリ島のインテリアとして親しまれているバンブーチャイムのことです。コポコポとやさしい音色の出る、心地よい涼しさをもたらしてくれます。
開会式。まず、最初にインタープリターから注意事項と、福西さんから作り方を説明。
福西さんによる説明。 みんな真剣に聞いてます。
そして、作業開始!
まずは、材料を自分たちで選んでいきます。大きさや好きな風合いの竹を選んで、道具を持って、自分たちの作業台へ。
イベントに何度も来ている方たちは、慣れたものでノコギリを使ってどんどん進めていきます。
作業手順としては・・・竹を切る→穴を開ける位置に印→ドリルで穴あけ(スタッフで)→ひもを通して結ぶ→高さ、平行の調整→本結び、という作業の繰り返しです。しかし、その作業が25回位繰り返すせいか、「ん?次どうやるんだっけ?」と、とまどう人も。そんなとき、私たちスタッフで気軽に声をかけて、次こうですよとお手伝いしていきます。ノコギリや小刀の使い方も。
子供たちは、親御さんに補助をしてもらいながらノコギリや小刀を使っていきます。そして、最終的には自分たちで使えるように!
以前は使えなかった子供が、どんどん出来るようになっていく姿は、親御さんだけでなく、スタッフもやってよかったなぁと思わせてくれます。
お父さんを見ながら・・・。 僕にもできるかなぁ。
徐々に完成に近づいていく人たちは、風鈴に付けるタンザクを作っていきます。ケシゴムはんこを使って名前を入れたり、絵の具やマーカーで絵を描いたり。子供たちは特に楽しそうに絵を描いたりしていました。
大人たちは、出来た風鈴を写真に収めたり、扇風機の前に持って行って音を楽しんだり。出来た達成感でいっぱいでした。
ただ、子供が飽きてしまった親御さんは、子供の分も作っていたので大変そうでした・・・。
完成ー!!
さぁ!夏休み!
今から何しようかなぁと考えている方は、クラフト作りを体験してみては?
五色台ビジターセンター横には、オートキャンプ場もあるので、キャンプの思い出と一緒にお土産作りもできますよ。
そして、次回の季節のクラフトイベントは・・・
8月1日(土)10:00~12:00『アンデスの楽器をつくろう!』
サンポーニャという笛を作って、最後でみんなで演奏します。
8月16日(日)10:00~14:30『トコロテンをつくろう!』
五色台のふもと、坂出市八十場の名物で、器とお箸も竹で手作りします。
他にも随時、いろいろなクラフト体験が出来ます。
夏休みの宿題、自由研究や工作にピッタリですよ☆
***五色台ビジターセンターHPはコチラ***
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/
2009年07月16日今年の大山は豊作です
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
5月頃からもしかしてと思っていましたが、
今年の大山は豊作です。
何が豊作かというと・・・、これです!

みなさんこれ、何か分かりますか?
じつはこれはブナの木の実なんです。
大山といえば、西日本最大のブナ林があることで知られています。
実際、大山・蒜山地域を巡視していると標高800mを過ぎると
ブナ林の中を歩くことになります。
自然の豊かさのバロメーターとも言われるブナですが
実をつけるのは6~8年に一度といわれており、そんなに多くありません。
実際、昨年は巡視中にブナの実を見ることは一度もありませんでした。
しかし今年は、大山や鏡ヶ成、蒜山と
大山・蒜山地域のいたるところで見ることができます。
どうやら今年は数年に一度のブナの実の豊作の年。
ブナの実の豊凶によって、クマなど獣の被害に変化があるといいますが、
今年は被害が減るのでしょうか?

◎動物たちが大好物のブナの実

◎ちなみに種はこんな感じです
今年の大山は豊作です。
何が豊作かというと・・・、これです!
みなさんこれ、何か分かりますか?
じつはこれはブナの木の実なんです。
大山といえば、西日本最大のブナ林があることで知られています。
実際、大山・蒜山地域を巡視していると標高800mを過ぎると
ブナ林の中を歩くことになります。
自然の豊かさのバロメーターとも言われるブナですが
実をつけるのは6~8年に一度といわれており、そんなに多くありません。
実際、昨年は巡視中にブナの実を見ることは一度もありませんでした。
しかし今年は、大山や鏡ヶ成、蒜山と
大山・蒜山地域のいたるところで見ることができます。
どうやら今年は数年に一度のブナの実の豊作の年。
ブナの実の豊凶によって、クマなど獣の被害に変化があるといいますが、
今年は被害が減るのでしょうか?
◎動物たちが大好物のブナの実
◎ちなみに種はこんな感じです
2009年07月15日第4回環境学習「海を知る!グラスボートにのって…」
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
三崎小学校での4回目の環境学習「海を知る!~グラスボートにのって竜串湾の海をのぞいてみよう~」を7月14日に行いました。
今回は、今まで授業で学習して来たことを思い出しながら、実際に船(グラスボート)で海へ行きます。
講師は、竜串観光汽船の船長こと、竹葉さんです。竜串自然再生事業の一環であるオニヒトデ駆除作業も担ってくれているうちの一人です。
(竜串観光汽船 http://www.kankosen.ecnet.jp/ )
グラスボートは雨風の影響を受けるため天気が心配でしたが、当日は晴れ。しかし風があり波はやや高め・・・。朝の最終確認の電話にドキリとしましたが、船長のGoサインにより実施することができました。
まず船着場へ移動し、始まって早々に船長から「乗船テストを行います。60点以下は教室に帰って自習ですよ。」の言葉に、一同「えぇ~!!」。
とはいえ、船を目の前に乗らずに帰るなんてありえません。

乗船テスト中
今までの復習もかねてみんな真剣に取り組みます
問題は全10問。サンゴ・魚・貝などや土佐清水の名産についてです。みんな真剣にテストに取り組みますが、これがなかなか難しい。
悶々と考えて一人ずつ船長にチェックをしてもらいましたが、結果は50点、30点、40点・・・。 1名を除いてほぼみんな赤点という始末。
答え合わせの後「これでは授業にならん!」ということもあり、
船長のお許しでみんな無事に乗船、竜串湾の見残しへ向けて出発しました。
やはり風があるせいか、波が高く船の揺れはなかなかのものでしたが、見残し周辺までくると穏やかに。みんな一斉にグラスボートの底面を覗きこみます。

写真上:グラスボートで海中観察
写真下:見残し付近のシコロサンゴ群落
今まで授業で教わったことを思い出しながら、シコロサンゴ群落や魚、ウニなどを観察しました。
それから見残しに上陸し、昔の話などを聞きながら、様々な化石や奇岩を見たり触ったりしました。

見残しの奇岩を観察
波の紋様がある岩や蜂の巣城と呼ばれている岩、年輪のような模様の渦巻き岩、音の出るつづみ岩など。中には、犬の糞そっくりの形におっかなびっくりで触る姿もありました。
お昼休みの自由時間では、奇岩に登ったり、岩の隙間に入ってみたりしてみんなで遊び、見残しを満喫したようです。
今回は、今まで授業で学習して来たことを思い出しながら、実際に船(グラスボート)で海へ行きます。
講師は、竜串観光汽船の船長こと、竹葉さんです。竜串自然再生事業の一環であるオニヒトデ駆除作業も担ってくれているうちの一人です。
(竜串観光汽船 http://www.kankosen.ecnet.jp/ )
グラスボートは雨風の影響を受けるため天気が心配でしたが、当日は晴れ。しかし風があり波はやや高め・・・。朝の最終確認の電話にドキリとしましたが、船長のGoサインにより実施することができました。
まず船着場へ移動し、始まって早々に船長から「乗船テストを行います。60点以下は教室に帰って自習ですよ。」の言葉に、一同「えぇ~!!」。
とはいえ、船を目の前に乗らずに帰るなんてありえません。
乗船テスト中
今までの復習もかねてみんな真剣に取り組みます
問題は全10問。サンゴ・魚・貝などや土佐清水の名産についてです。みんな真剣にテストに取り組みますが、これがなかなか難しい。
悶々と考えて一人ずつ船長にチェックをしてもらいましたが、結果は50点、30点、40点・・・。 1名を除いてほぼみんな赤点という始末。
答え合わせの後「これでは授業にならん!」ということもあり、
船長のお許しでみんな無事に乗船、竜串湾の見残しへ向けて出発しました。
やはり風があるせいか、波が高く船の揺れはなかなかのものでしたが、見残し周辺までくると穏やかに。みんな一斉にグラスボートの底面を覗きこみます。

写真上:グラスボートで海中観察
写真下:見残し付近のシコロサンゴ群落
今まで授業で教わったことを思い出しながら、シコロサンゴ群落や魚、ウニなどを観察しました。
それから見残しに上陸し、昔の話などを聞きながら、様々な化石や奇岩を見たり触ったりしました。
見残しの奇岩を観察
波の紋様がある岩や蜂の巣城と呼ばれている岩、年輪のような模様の渦巻き岩、音の出るつづみ岩など。中には、犬の糞そっくりの形におっかなびっくりで触る姿もありました。
お昼休みの自由時間では、奇岩に登ったり、岩の隙間に入ってみたりしてみんなで遊び、見残しを満喫したようです。
2009年07月14日スナメリ調査が行われます【イベント案内】
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
小中高校は、夏休みも近づき待ち遠しい日々を過ごしているでしょうか。
ここ数日、気温もぐんぐん上がり、松山も暑い日が続いています。
さて、今週末7月19日日曜日に「瀬戸内海における超長期的生態系・
景観モニタリング手法研究会 事務局」というところの呼びかけで、
一般の方を募集し、スナメリの目視調査が松山の中島汽船にて実施されます。
(※スナメリとは、瀬戸内海などに生息する2m弱の海棲哺乳類
(イルカやクジラの仲間)です)
調査と言っても、フェリーに乗って、スナメリの姿を探すだけ、
の誰でもできる簡単な調査イベントで、子供から大人まで広く
参加してくださる方を募集しています。
私もフェリーに乗り、スナメリの説明など調査のお手伝いをします。
(スナメリ調査の案内)

(香川や山口でも同様のイベントが予定されています)
また、19日を含む7月18日~31日の間は、瀬戸内海全域でのスナメリの
目撃情報を募集しています。
期間中、いつもお出かけの海やフェリーに乗る際に、スナメリを
見かけた場合は、情報をお寄せください
(インターネットやGPS機能付きの携帯などからも情報を寄せれるようです)。
詳しくは下記の事務局にお問い合わせを、あるいはホームページを
ご覧ください。
スナメリモニタリング ホームページ
http://www.denshimap.jp/setouchi/sunameri/index.html
(調査の趣旨やスナメリの特徴なども紹介しています)
--------------------------------------------
瀬戸内海における超長期的生態系・
景観モニタリング手法研究会 事務局
担当:土屋、今井
E-mail:sunamerimap@gmail.com
〒734-0015 広島県広島市宇品御幸4-4-7
TEL: (082)251-3928
FAX: (082)251-3988
--------------------------------------------
ここ数日、気温もぐんぐん上がり、松山も暑い日が続いています。
さて、今週末7月19日日曜日に「瀬戸内海における超長期的生態系・
景観モニタリング手法研究会 事務局」というところの呼びかけで、
一般の方を募集し、スナメリの目視調査が松山の中島汽船にて実施されます。
(※スナメリとは、瀬戸内海などに生息する2m弱の海棲哺乳類
(イルカやクジラの仲間)です)
調査と言っても、フェリーに乗って、スナメリの姿を探すだけ、
の誰でもできる簡単な調査イベントで、子供から大人まで広く
参加してくださる方を募集しています。
私もフェリーに乗り、スナメリの説明など調査のお手伝いをします。
(スナメリ調査の案内)

(香川や山口でも同様のイベントが予定されています)
また、19日を含む7月18日~31日の間は、瀬戸内海全域でのスナメリの
目撃情報を募集しています。
期間中、いつもお出かけの海やフェリーに乗る際に、スナメリを
見かけた場合は、情報をお寄せください
(インターネットやGPS機能付きの携帯などからも情報を寄せれるようです)。
詳しくは下記の事務局にお問い合わせを、あるいはホームページを
ご覧ください。
スナメリモニタリング ホームページ
http://www.denshimap.jp/setouchi/sunameri/index.html
(調査の趣旨やスナメリの特徴なども紹介しています)
--------------------------------------------
瀬戸内海における超長期的生態系・
景観モニタリング手法研究会 事務局
担当:土屋、今井
E-mail:sunamerimap@gmail.com
〒734-0015 広島県広島市宇品御幸4-4-7
TEL: (082)251-3928
FAX: (082)251-3988
--------------------------------------------
2009年07月10日ミヤジマトンボ現地研修会
瀬戸内海国立公園 広島 大髙下理恵
ミヤジマトンボの羽化が始まって、早くも1ヶ月半が経過しました。
先週ミヤジマトンボの現地研修会に同行し、
前回と同様、もっとも生息状況の安定している湿地へ行ってきました。
前回全く見つけられなかった私でもあちこちに発見できるほど
たくさんの成虫が見られました。
まだ羽化シーズンは終わっておらず、
羽化殻や羽化直後の成虫も見られましたが、
飛んでいるトンボの多くは成熟したオスでした。
もちろんメスも羽化しているのですが、
この日は曇り空。
ミヤジマトンボは晴れた日に生殖行為が盛んに行われるらしく、
この日はオスも縄張りを張っておらず、
メスは茂みに隠れているようでした。
成熟したオスを見てみると、
一ヶ月前とは打って変わってシオカラ色に大変身!
尾も胴も眼まで真っ青に。
さらに成熟したものは身体からふさふさと毛が生えていました。
中には尾は青色、胴は黄色で眼は茶色といった
半人前のトンボもいました。
飛び方も半人前。
やっぱり成熟したトンボの方がスイスイ飛べるんですね。
水路が少し塞がりかけていたので、
研修会に併せて水路の復旧作業も行いました。
ここ1、2年台風がきていませんが、
また台風で湿地に土砂があがったり、
水路が閉鎖されたりしてはミヤジマトンボにとっては一大事。
(そして、私たちの土砂除け作業もたいへん・・)
今年もどうか大きな台風がきませんように!

半人前。尾から徐々に青くなるんですね。

成熟♂。眼まで真っ青。毛もふっさふさ!

上:ハクセンシオマネキ
右手大と左手大。左手大は珍しいような?
下:多分スナモグリ?誰か知ってたら教えてください。
円らな瞳がキュート☆
先週ミヤジマトンボの現地研修会に同行し、
前回と同様、もっとも生息状況の安定している湿地へ行ってきました。
前回全く見つけられなかった私でもあちこちに発見できるほど
たくさんの成虫が見られました。
まだ羽化シーズンは終わっておらず、
羽化殻や羽化直後の成虫も見られましたが、
飛んでいるトンボの多くは成熟したオスでした。
もちろんメスも羽化しているのですが、
この日は曇り空。
ミヤジマトンボは晴れた日に生殖行為が盛んに行われるらしく、
この日はオスも縄張りを張っておらず、
メスは茂みに隠れているようでした。
成熟したオスを見てみると、
一ヶ月前とは打って変わってシオカラ色に大変身!
尾も胴も眼まで真っ青に。
さらに成熟したものは身体からふさふさと毛が生えていました。
中には尾は青色、胴は黄色で眼は茶色といった
半人前のトンボもいました。
飛び方も半人前。
やっぱり成熟したトンボの方がスイスイ飛べるんですね。
水路が少し塞がりかけていたので、
研修会に併せて水路の復旧作業も行いました。
ここ1、2年台風がきていませんが、
また台風で湿地に土砂があがったり、
水路が閉鎖されたりしてはミヤジマトンボにとっては一大事。
(そして、私たちの土砂除け作業もたいへん・・)
今年もどうか大きな台風がきませんように!

半人前。尾から徐々に青くなるんですね。

成熟♂。眼まで真っ青。毛もふっさふさ!

上:ハクセンシオマネキ
右手大と左手大。左手大は珍しいような?
下:多分スナモグリ?誰か知ってたら教えてください。
円らな瞳がキュート☆
2009年07月10日木の上の綿菓子は・・・
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
この時期、鏡ヶ成などの湿地を歩いていると、
樹木の枝に直径15cmくらいの白い綿菓子のようなかたまりを見つけることができます。
このかたまりの正体、みなさん知っていますか?
実はこれ、モリアオガエルというカエルの卵なのです。
カエルは一般的に水中に産卵します。
樹木の枝上に産卵するのは日本ではモリアオガエルだけだそうです。

◎モリアオガエルの卵塊(らんかい)6月19日撮影
この泡の中には卵が300~800個ほど産みつけられているとか。
かたまりの中でオタマジャクシが誕生した後、
雨でかたまりが溶け崩されの下にある池に落ちていきます。

◎溶け始めた卵塊 7月10日撮影
湿地ばかりではなく、たまに道路の周りの樹木にも卵のかたまりがぶら下がっているのを見つけます。
もうそろそろ卵のかえる時期ですが・・・。
下に池がないので大丈夫なのか心配です。
樹木の枝に直径15cmくらいの白い綿菓子のようなかたまりを見つけることができます。
このかたまりの正体、みなさん知っていますか?
実はこれ、モリアオガエルというカエルの卵なのです。
カエルは一般的に水中に産卵します。
樹木の枝上に産卵するのは日本ではモリアオガエルだけだそうです。
◎モリアオガエルの卵塊(らんかい)6月19日撮影
この泡の中には卵が300~800個ほど産みつけられているとか。
かたまりの中でオタマジャクシが誕生した後、
雨でかたまりが溶け崩されの下にある池に落ちていきます。
◎溶け始めた卵塊 7月10日撮影
湿地ばかりではなく、たまに道路の周りの樹木にも卵のかたまりがぶら下がっているのを見つけます。
もうそろそろ卵のかえる時期ですが・・・。
下に池がないので大丈夫なのか心配です。


行われました!
今回はその様子を紹介したいと思います。
この日の鳥取は朝から雨模様。
イベントは午後からの開催でしたが、室内で行う木工教室は出来ても
観察会は・・・?と言う状況でした。
それでも集合場所の大山情報館に着いてみると、
雨は止んで、これならなんとか観察会も出来るかな?と言う状態に。
ほっとしつつ早速参加者のみなさんとブナの木を使って木工教室を始めました。
ノコギリで汚れた面を切り落としてみると、ブナの特徴の一つでもある
木目のほとんど見えない真っ白な木肌が出てきます。
みなさん真剣にノコギリを使い、ドリルで穴を開けバードコールと
キーホルダーを完成させました。
バードコールが完成しみんなで鳴らしてみると大山情報館の中は
キュッキュキュ~♪キュキュキュ~♪
と、あちこちで本物の鳥の声が響いているみたい!
思っていたよりリアルな鳴き声でした。
◎ドリルで木に穴を開けボルトをねじ込むとバードコールの完成です。みんなドリルの行程では笑顔でした!
◎上手に出来た!
さてその後は下山学習歩道で観察会です!
野外に出たとたんに木工教室の時は止んでいた雨がパラパラと
降り始めてきましたが、雨具を着込んでブナの森観察会を行いました。
観察会では野外にあるものを使ったビンゴゲームや
ブナや学習歩道にある植物の説明を行いました。
途中、先ほど作ったバードコールを鳴らしてみると、
小雨の中でしたが野鳥の声も良く聞こえました!
◎観察会の様子。みなさんからするどい質問がどんどん出てきました。
雨の中で行った観察会でしたが、
「面白かった」「雨にぬれた木が生き生きしてた!」など
みなさん雨の日ならではの自然体験が出来たようでした。
今後の「大山ブナの森観察会と木工教室」の開催日は
8月9日(日)・23日(日)です。
*お問い合わせ・申し込みは以下まで*
自然公園財団鳥取支部大山支所
TEL 0859-52-2165
みなさんぜひぜひ参加してみてくださいね☆