船上山

せんじょうさんダムから見た屏風岩の拡大写真。せんじょうさんは平安時代から山岳仏教が栄え、だいせんやみとくさんと共にしゅげんどうの三霊山(ほうきさんれい)と呼ばれる修行場でした。14世紀には、鎌倉幕府によって隠岐の島に配流となった後醍醐天皇が島を脱出してせんじょうさんにたてこもり、鎌倉幕府を倒した後、1333年には建武の新政を行いました。
崖と滝の拡大写真。せんじょうさんの東側には、屏風岩と呼ばれる約百万年前に形成された柱状節理の地形が広がっています。切り立った崖から流れ落ちる見事なおんだき、めんだきも必見で、がけしたを横切るよこてみちから滝の下へアプローチすることもできます。
せんじょうさんまんぼんざくら公園の拡大写真。せんじょうさん登山道を登った先には、神秘的な森の中にかつての僧坊跡地や修行場を見ることができます。また、麓のせんじょうさんまんぼんざくら公園は4月下旬になると八重桜が満開を迎え、桜祭りが開催されます。秋にはこうようが見頃を迎えます。
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自然&歴史

平安時代から山岳仏教が栄えた船上山は、三徳山や大山と共に修験道の三霊山(伯耆三嶺)と呼ばれる修行場でした。また、14世紀には、鎌倉幕府によって隠岐の島に配流となった後醍醐天皇が、島を脱出して船上山にたてこもり、鎌倉幕府を倒した後、1333年には建武の新政を行いました。しかし、1336年に足利幕府が権力をもち、天皇による統治は短命に終わりました。その後、幕府による統治は1868年の明治維新まで続きました。
船上山の東側には、屏風岩と呼ばれる約百万年前に形成された柱状節理の地形が広がっています。切り立った崖から流れ落ちる雄滝、雌滝も必見です。4月下旬になると麓の万本桜公園の八重桜が満開を迎え、さくら祭りが開催されます。秋には紅葉が見頃を迎えます。

アクティビティ

展望駐車場の近くにある登山道から登山ができ、滝や屏風のような山なみを見ながら登った先には、神秘的な森の中にかつての僧坊跡地や修行場を見ることができます。麓にある船上山少年自然の家では、ハイキング、自然観察、カヌー、シャワークライミングなどのアクティビティを提供しています。

アクセス

船上山へは米子空港から車で約1時間。または、米子空港から米子駅までバスか電車で約30分、米子駅から車で約45分。

だいせん周辺の主立った地名や施設、道路・鉄道を示した地図。せんじょうさんはだいせんの北東に位置しています。周辺にはだいせん、だいせんじとおおがみやま神社、だいせん滝とだいせんこどうなどの他のビューポイントがあります。