大山隠岐国立公園
本州西部に位置する大山隠岐国立公園は、季節ごとに表情豊かに姿を変え、自然の風景と悠久の文化・歴史を秘めた場所です。鳥取県、島根県、岡山県の3県にまたがる国立公園で、大山から蒜山、毛無山、船上山を含む山岳地帯及び三徳山一帯、島根半島の海岸部分、三瓶山一帯、隠岐諸島の4つの地域で構成されています。
大山隠岐国立公園に隣接する中海と宍道湖は、しじみと水鳥が有名な汽水湖です。どちらの湖も国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されています。
大山隠岐国立公園には「ビューポイント」と呼ばれる代表的な20の地点があります。ここではそれぞれの魅力やアクティビティを紹介します。
息をのむほどに美しい自然と豊かな文化遺産に恵まれた大山隠岐国立公園は、訪れる人たちが日本の自然と文化の成り立ちを知ることができる場所です。西日本の3県(鳥取、島根、岡山)にまたがる4地域からなるこの国立公園には、様々な景観、生態系、文化が存在します。4地域とは大山・蒜山エリア、隠岐諸島エリア、島根半島エリア、三瓶山エリアを言います。巨大な火山、草原、様々な形状の岩石、点在する島々といった景観は、日本列島がどのように形成されたかを物語るものです。日本の最古の神話のいくつかに舞台として登場するだけでなく、この地域は昔から山岳信仰の重要な中枢であり、数々の信仰や伝統の起源にもなっています。豊かな民俗伝承によって生まれた壮大な自然景観のパノラマは、大山隠岐国立公園の特徴です。