加賀と周辺の海岸

かかの洞窟の拡大写真。かかと周辺の海岸には、かかのくけどやたこの七つ穴といった、船でしか訪れることが出来ない数々のかいしょくどうくつがあります。かかのくけどは「新くけど」と「旧くけど」の2つの洞窟からなり、新くけどは波の静かな日には船で洞窟内を通ることができます。
かつらじま海水浴場の拡大写真。かつらじまはかか港の西方海上に浮かぶ周囲およそ1キロメートルの小さい島です。かか海岸の絶壁やがんみゃくなどの男性的な海岸とは対照的な景観で、低いマツが生え、砂浜も形成されています。キャンプ場を併設している海水浴場があり、夏は多くの家族連れで賑わいます。
海岸エリアの景色の拡大写真。かかは、江戸時代から明治時代の中期にかけて日本海上で物資を運んでいたきたまえぶねの風待ち港として栄えたところです。海岸沿いではシーカヤックや釣りなどのマリンスポーツが楽しめます。また、クルーズでは、たこの七つ穴を訪れるコースもあります。
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自然&歴史

加賀や周辺の海岸には、加賀の潜戸や多古の七つ穴といった、船でしか訪れることが出来ない数々の海食洞窟があります。加賀の潜戸は「新潜戸」と「旧潜戸」の2つの洞窟からなり、「新潜戸」は3つの入り口を持つ高さ40m、長さ200mの大洞窟で、波の静かな日には船で洞窟内を通ることができます。この洞窟は奈良時代に完成した歴史書の1つである「出雲国風土記」に登場します。この神話では、出雲の神の1人である佐太大神の母が佐太大神を産む際、洞窟の中が暗すぎるため、金の弓で洞窟に穴を開けたと記されています。「旧潜戸」は幅約5mの洞窟で、幼くして亡くなった子どもの霊を弔う賽の磧があります。加賀の近くの多古鼻岬には、1500万年前の海底火山の溶岩ドームである桂島や、高さ50mの断崖に海食洞窟が連なる多古の七つ穴など、他にも多くの見どころがあります。また加賀は、江戸時代から明治時代の中期かけて日本海上で物資を運んでいた北前船の要港として栄えたところです。

アクティビティ

波の静かな日には、加賀の潜戸などの神秘的な海食洞を見学する約1時間のクルーズに参加することができます。多古の七つ穴を訪れるコースもあります。海岸沿いではシーカヤックや海水浴、釣りなどのマリンスポーツが楽しめます。桂島には、キャンプ場を併設している海水浴場があり、島を30分ほどで1周できる遊歩道も整備されています。

アクセス

加賀へは米子空港から車で約40分。出雲空港からは車で約45分。松江駅からは一畑バスで約40分、「マリンプラザ前」下車。

島根半島東部エリア周辺の主立った地名や施設、道路・鉄道を示した地図。かかと周辺の海岸は島根半島の北東に位置しており、松江ビジターセンターやかつらじまなどの見どころがあります。周辺にはみほのせきなどの他のビューポイントがあります。