大山隠岐国立公園 米子
239件の記事があります。
2011年09月16日大山チョウの観察会を行いました!
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
台風12号も過ぎ去った9月10日。
よく晴れ渡った空のもと、今年2回目のチョウの観察会を実施しました。
前回、チョウの観察会を実施したときには
桝水原と鏡ヶ成の2箇所のチョウを観察しましたが、
今回はコースを変えて桝水原から横手道を通り大山情報館に向かって
トレッキングをしつつ周辺で見ることのできるチョウを観察しました。
桝水原ではマツムシソウに吸蜜に訪れたウラギンヒョウモンや
キアゲハなどを見ることができました。

◎一時的に虫かごにつかまえて観察。観察後にはチョウは全て放してあげました。

◎桝水原の斜面を登ります。
ススキの穂が広がりつつありとてもきれいでした!
横手道の林内ではアサギマダラやヒメキマダラヒカゲに混じり
エゾミドリシジミやミドリヒョウモンの黒化型など
普段なかなか出会うことのできないチョウや
チョウが産卵する瞬間を観察することができました。

◎横手道の様子

ミドリヒョウモンの黒化型。講師の先生も驚いていました。
トレッキングのゴールである大山情報館では、
中四国のアクティブレンジャーによる国立公園写真展の開催初日ということもあり
観察会参加者のみなさんに写真展の紹介と簡単に写真の解説をさせていただきました。
生き物を対象にする観察会では当日に観察物が見られるのか・・・と、
いつもドキドキしますが今回はたくさんの種類のチョウをみなさんに
見てもらうことができ、とても良かったです。
参加者のみなさま、講師、スタッフのみなさまありがとうございました!
よく晴れ渡った空のもと、今年2回目のチョウの観察会を実施しました。
前回、チョウの観察会を実施したときには
桝水原と鏡ヶ成の2箇所のチョウを観察しましたが、
今回はコースを変えて桝水原から横手道を通り大山情報館に向かって
トレッキングをしつつ周辺で見ることのできるチョウを観察しました。
桝水原ではマツムシソウに吸蜜に訪れたウラギンヒョウモンや
キアゲハなどを見ることができました。
◎一時的に虫かごにつかまえて観察。観察後にはチョウは全て放してあげました。
◎桝水原の斜面を登ります。
ススキの穂が広がりつつありとてもきれいでした!
横手道の林内ではアサギマダラやヒメキマダラヒカゲに混じり
エゾミドリシジミやミドリヒョウモンの黒化型など
普段なかなか出会うことのできないチョウや
チョウが産卵する瞬間を観察することができました。
◎横手道の様子
ミドリヒョウモンの黒化型。講師の先生も驚いていました。
トレッキングのゴールである大山情報館では、
中四国のアクティブレンジャーによる国立公園写真展の開催初日ということもあり
観察会参加者のみなさんに写真展の紹介と簡単に写真の解説をさせていただきました。
生き物を対象にする観察会では当日に観察物が見られるのか・・・と、
いつもドキドキしますが今回はたくさんの種類のチョウをみなさんに
見てもらうことができ、とても良かったです。
参加者のみなさま、講師、スタッフのみなさまありがとうございました!
2011年09月14日台風12号の被害状況
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
全国に記録的な被害をもたらした台風12号ですが、
大山でも観測史上最大雨量である878mmを記録しました。
この数字は今までの最大雨量の2倍はあるそうです。
この台風の影響により現在大山の主要観光道路では
御机集落~エバーランド奥大山・・・全面通行止め
大山環状道路(桝水~御机)・・・全面通行止め
となっています。
これらの路線は大山一の展望地である鍵掛峠へのルートであるため
紅葉時期の10月下旬までに応急的に復旧させるとのことです。

◎御机~奥大山スキー場(自然公園財団提供)

◎橋が・・・(自然公園財団提供)
大山寺から船上山に抜ける県道赤碕大山線では
大山寺~香取の川床橋で大規模な土砂流出がおき、
土砂を撤去するとさらに上側の土砂崩れを誘発する可能性があるということで
全面復旧には2012~2013年までかかる見通しということです。
登山道では、主要登山道である夏山登山道は特に問題もなく使用できます。
元谷は、4mほどの深さで削られていますが、
徐々に登山者の踏み分け道ができつつあるようです。
これからの紅葉時期に賑わうユートピアコースは注意が必要ですが通行はできます。
ただ、ユートピアコースからの下山によく利用される砂すべりは
砂がすべて流出し、岩が露出しており大変危険な状態です。
砂すべりが使用可能になるのは最低でも来年の雪解け以降になりそうです。
中国自然歩道(川床~大山滝~一向平)では阿弥陀川にかかる吊り橋が流出、その他にも地滑り等の危険箇所があるとのことで通行禁止になっています。
また、現在大山滝では土砂の堆積により滝の2段目がほとんど埋まってしまいました。

◎大山元谷(9月6日米田撮影)
正面に見えている堰堤は、もともと台風以前には埋まっていて見えていませんでした。
右端の落差分(高さ約4m)土砂が流出しました。

◎9月4日当日の様子(自然公園財団提供)
大神山神社までの石畳が水に流され穴があいています。
大山でも観測史上最大雨量である878mmを記録しました。
この数字は今までの最大雨量の2倍はあるそうです。
この台風の影響により現在大山の主要観光道路では
御机集落~エバーランド奥大山・・・全面通行止め
大山環状道路(桝水~御机)・・・全面通行止め
となっています。
これらの路線は大山一の展望地である鍵掛峠へのルートであるため
紅葉時期の10月下旬までに応急的に復旧させるとのことです。
◎御机~奥大山スキー場(自然公園財団提供)
◎橋が・・・(自然公園財団提供)
大山寺から船上山に抜ける県道赤碕大山線では
大山寺~香取の川床橋で大規模な土砂流出がおき、
土砂を撤去するとさらに上側の土砂崩れを誘発する可能性があるということで
全面復旧には2012~2013年までかかる見通しということです。
登山道では、主要登山道である夏山登山道は特に問題もなく使用できます。
元谷は、4mほどの深さで削られていますが、
徐々に登山者の踏み分け道ができつつあるようです。
これからの紅葉時期に賑わうユートピアコースは注意が必要ですが通行はできます。
ただ、ユートピアコースからの下山によく利用される砂すべりは
砂がすべて流出し、岩が露出しており大変危険な状態です。
砂すべりが使用可能になるのは最低でも来年の雪解け以降になりそうです。
中国自然歩道(川床~大山滝~一向平)では阿弥陀川にかかる吊り橋が流出、その他にも地滑り等の危険箇所があるとのことで通行禁止になっています。
また、現在大山滝では土砂の堆積により滝の2段目がほとんど埋まってしまいました。
◎大山元谷(9月6日米田撮影)
正面に見えている堰堤は、もともと台風以前には埋まっていて見えていませんでした。
右端の落差分(高さ約4m)土砂が流出しました。
◎9月4日当日の様子(自然公園財団提供)
大神山神社までの石畳が水に流され穴があいています。
2011年08月26日桝水高原のシンボル
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
大山の桝水高原にはたくさんの蝶が生息しています。
米子自然環境事務所では夏におこなった蝶の観察会に続いて
9月10日に桝水高原、横手道を歩く《大山「蝶」の観察会》を計画しており、
25日に事前下見に行ってきました。
桝水高原には横手道まで観光リフトが運行していますが、
今回の下見ではリフトは使わずに横手道まで登っていきました。
見ることのできるチョウを確認しつつゆっくり登ると、
たくさんの蝶に出会いました。
その中に「桝水高原のシンボル」といわれるゴマシジミも見ることができました!
ゴマシジミは環境省のレッドデータの絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
桝水高原の代表種のゴマシジミですが、現在ではその数を減らし細々と棲息しています。
米子ARになって今年で4年目になりますが初めて見ることができました!

◎ゴマシジミと食草のワレモコウ
たくさんの蝶に出会える桝水高原。
もしかすると、発生の遅かったゴマシジミが観察会当日にまだ残っているかもしれません。
みなさんぜひ今度の蝶の観察会に参加してみて下さい!
米子自然環境事務所では夏におこなった蝶の観察会に続いて
9月10日に桝水高原、横手道を歩く《大山「蝶」の観察会》を計画しており、
25日に事前下見に行ってきました。
桝水高原には横手道まで観光リフトが運行していますが、
今回の下見ではリフトは使わずに横手道まで登っていきました。
見ることのできるチョウを確認しつつゆっくり登ると、
たくさんの蝶に出会いました。
その中に「桝水高原のシンボル」といわれるゴマシジミも見ることができました!
ゴマシジミは環境省のレッドデータの絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
桝水高原の代表種のゴマシジミですが、現在ではその数を減らし細々と棲息しています。
米子ARになって今年で4年目になりますが初めて見ることができました!
◎ゴマシジミと食草のワレモコウ
たくさんの蝶に出会える桝水高原。
もしかすると、発生の遅かったゴマシジミが観察会当日にまだ残っているかもしれません。
みなさんぜひ今度の蝶の観察会に参加してみて下さい!
2011年08月23日中海子どもパークレンジャー
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
8月の5・6・7日に3日間かけて
ラムサール登録湿地である中海で子どもパークレンジャー(以下、JPR)を開催しました。
JPRとは国立公園で働く自然保護官(パークレンジャー)の活動を
子どもたちが体験しながら自然にふれあい、
自然保護や環境保全の大切さを学ぶ活動です。
米子自然環境事務所では米子水鳥公園に協力を得て開催していますが、
ラムサール登録湿地で開催しているのは中海だけです。
今回のJPRでは中海の豊かな自然を体感してもらうために
中海周辺に住む陸生生物、水生生物、野鳥を採取や観察し
世界に1つ、自分だけの生き物図鑑を作成しました!

◎1日目は陸生生物。採集した昆虫たちは
カゴの中で暴れて羽などが痛まないように、空気穴を開けた袋に入れました。

◎採集した生き物をスケッチ!
わからない生き物は図鑑で調べたり、スッタフに聞いたり。

◎2日目は水生生物。前日の陸生生物に比べて
1人1人の採取数に差がありましたが、みんなで採集した生き物を見せ合って観察しました。

◎コオイムシ(左上)と大きなチチブ(右上)
観察の前には魚の体の仕組みも学習しました。

◎最終日の野鳥観察。水鳥公園の観察スペースで行いました。
ちょうどカイツブリが卵をあたためている様子や、カルガモの親子を見ることができました。
最終日はいよいよ図鑑の製本作業があります。
3日間で描いたスケッチに目次や表紙をつけて製本機にかけました。

◎生き物図鑑、できた~!!
たくさんスケッチして分厚い図鑑のできた子、ちょっぴり薄い図鑑になってしまった子、いろいろな図鑑ができましたが
みんな自分だけの図鑑を手にして、とても嬉しそうでした!
ラムサール登録湿地である中海で子どもパークレンジャー(以下、JPR)を開催しました。
JPRとは国立公園で働く自然保護官(パークレンジャー)の活動を
子どもたちが体験しながら自然にふれあい、
自然保護や環境保全の大切さを学ぶ活動です。
米子自然環境事務所では米子水鳥公園に協力を得て開催していますが、
ラムサール登録湿地で開催しているのは中海だけです。
今回のJPRでは中海の豊かな自然を体感してもらうために
中海周辺に住む陸生生物、水生生物、野鳥を採取や観察し
世界に1つ、自分だけの生き物図鑑を作成しました!
◎1日目は陸生生物。採集した昆虫たちは
カゴの中で暴れて羽などが痛まないように、空気穴を開けた袋に入れました。
◎採集した生き物をスケッチ!
わからない生き物は図鑑で調べたり、スッタフに聞いたり。
◎2日目は水生生物。前日の陸生生物に比べて
1人1人の採取数に差がありましたが、みんなで採集した生き物を見せ合って観察しました。
◎コオイムシ(左上)と大きなチチブ(右上)
観察の前には魚の体の仕組みも学習しました。
◎最終日の野鳥観察。水鳥公園の観察スペースで行いました。
ちょうどカイツブリが卵をあたためている様子や、カルガモの親子を見ることができました。
最終日はいよいよ図鑑の製本作業があります。
3日間で描いたスケッチに目次や表紙をつけて製本機にかけました。
◎生き物図鑑、できた~!!
たくさんスケッチして分厚い図鑑のできた子、ちょっぴり薄い図鑑になってしまった子、いろいろな図鑑ができましたが
みんな自分だけの図鑑を手にして、とても嬉しそうでした!
2011年08月11日大山ブナの森観察会と木工教室を実施しました!
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
夏休みに入り、今年も
「大山ブナの森観察会と木工教室」を開催しました。
まずは大山情報館で木工教室。
今年も大山寺周辺の野営場の倒木処理で出たブナなどの枝を使って
キーホルダーやバードコールを作成しました。

◎お父さんに手伝ってもらってキーホルダー作り。今回は情報館の2階テラスで行いました。

◎ちょうどよい長さに切った木に、バードコール用の穴をドリルで開けます。
ドリルは危ないので大人の補助が入ります。
木工教室を始めたときにはちょっと怪しいなぁというお天気でしたが、
みんなが一生懸命ノコギリで木を切っている間に雲が晴れ、
大山が見えてきました。

◎大山北壁
その後、下山野営場の学習歩道に移動し観察会へ。
先ほど自分たちで作ったバードコールを実際に鳴らしてみました。
すると、林内から鳥のさえずりが!
ちゃんとバードコールに反応して返事をしてくれました。

◎学習歩道の周辺の植物を勉強中
大山はもちろん、市街地でも少し目線を変えると
たくさんの自然を感じることができます。
今回の観察会が「自然を見る目」を持つきっかけになってくれたらと思います。
「大山ブナの森観察会と木工教室」を開催しました。
まずは大山情報館で木工教室。
今年も大山寺周辺の野営場の倒木処理で出たブナなどの枝を使って
キーホルダーやバードコールを作成しました。
◎お父さんに手伝ってもらってキーホルダー作り。今回は情報館の2階テラスで行いました。
◎ちょうどよい長さに切った木に、バードコール用の穴をドリルで開けます。
ドリルは危ないので大人の補助が入ります。
木工教室を始めたときにはちょっと怪しいなぁというお天気でしたが、
みんなが一生懸命ノコギリで木を切っている間に雲が晴れ、
大山が見えてきました。
◎大山北壁
その後、下山野営場の学習歩道に移動し観察会へ。
先ほど自分たちで作ったバードコールを実際に鳴らしてみました。
すると、林内から鳥のさえずりが!
ちゃんとバードコールに反応して返事をしてくれました。
◎学習歩道の周辺の植物を勉強中
大山はもちろん、市街地でも少し目線を変えると
たくさんの自然を感じることができます。
今回の観察会が「自然を見る目」を持つきっかけになってくれたらと思います。
2011年07月28日今年のユートピアは
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
この時期の大山登山のお目当てはやっぱりお花畑。
そして大山のお花畑といえば通称ユートピア尾根です!
ナンゴククガイソウやシモツケソウの花が斜面一面に広がる光景はまさにユートピア。
27日に現地の様子を確認してきましたので
今回はその様子をご紹介します。
ユートピアまでの道中は危険箇所が何カ所かあり、
大山の登山道の中でも健脚向きコース。
初めの下宝珠越えの急登でどっと体力を削られます。

◎下宝珠越えの入口。
一番の危険箇所は上宝珠越えの手前の片側が崩落した箇所ですが、
現在は杭が打ってあり、以前よりも危険度が薄まったように思います。
ただ、危険箇所には変わりはないのでみなさん注意して通ってください。
さて肝心のユートピア尾根の様子ですが・・・、
27日の尾根周辺は霧雨&強風。
ガスが立ちこめほとんど視界が聞かない状況でした。
ただ、花の状況はナンゴククガイソウが7~8分咲き、シモツケソウが5~6分咲き
といった感じでした。
他にもエゾノヨロイグサやオオバギボウシ、コオニユリなどが見ることができました。

◎なんとかガスが消えたときにとった斜面の様子。
紫色がナンゴククガイソウ、ピンク色がシモツケソウ。

◎エゾノヨロイグサ
今年のナンゴククガイソウは例年に比べ、少し花穂が短いように感じますが、
やはり斜面一面に紫の花穂が揺れるさまは一見の価値有り。
今週末はたくさんの人で賑わいそうです。
26日に鳥取県によりユートピア避難小屋の入口横に
更衣・携帯トイレ使用ブースが設置されました。
ユートピア避難小屋にはトイレはありませんので
登山前に携帯トイレをご準備いただき、ブースでの使用後は
お持ち帰りで!!よろしくお願いします。

◎避難小屋に設置されたトイレブース

◎砂すべり。ユートピアからの下り専用です。
ここを使うと元谷まで一気に下りてくることができます。
おまけ
今回、カスミサンショウウオを見ました。
まだ子どものようで、オタマジャクシくらいの大きさでした。

◎ちょっとブレてますが。。
このカスミサンショウウオも近年、数を減らしています。
そして大山のお花畑といえば通称ユートピア尾根です!
ナンゴククガイソウやシモツケソウの花が斜面一面に広がる光景はまさにユートピア。
27日に現地の様子を確認してきましたので
今回はその様子をご紹介します。
ユートピアまでの道中は危険箇所が何カ所かあり、
大山の登山道の中でも健脚向きコース。
初めの下宝珠越えの急登でどっと体力を削られます。
◎下宝珠越えの入口。
一番の危険箇所は上宝珠越えの手前の片側が崩落した箇所ですが、
現在は杭が打ってあり、以前よりも危険度が薄まったように思います。
ただ、危険箇所には変わりはないのでみなさん注意して通ってください。
さて肝心のユートピア尾根の様子ですが・・・、
27日の尾根周辺は霧雨&強風。
ガスが立ちこめほとんど視界が聞かない状況でした。
ただ、花の状況はナンゴククガイソウが7~8分咲き、シモツケソウが5~6分咲き
といった感じでした。
他にもエゾノヨロイグサやオオバギボウシ、コオニユリなどが見ることができました。
◎なんとかガスが消えたときにとった斜面の様子。
紫色がナンゴククガイソウ、ピンク色がシモツケソウ。
◎エゾノヨロイグサ
今年のナンゴククガイソウは例年に比べ、少し花穂が短いように感じますが、
やはり斜面一面に紫の花穂が揺れるさまは一見の価値有り。
今週末はたくさんの人で賑わいそうです。
26日に鳥取県によりユートピア避難小屋の入口横に
更衣・携帯トイレ使用ブースが設置されました。
ユートピア避難小屋にはトイレはありませんので
登山前に携帯トイレをご準備いただき、ブースでの使用後は
お持ち帰りで!!よろしくお願いします。
◎避難小屋に設置されたトイレブース
◎砂すべり。ユートピアからの下り専用です。
ここを使うと元谷まで一気に下りてくることができます。
おまけ
今回、カスミサンショウウオを見ました。
まだ子どものようで、オタマジャクシくらいの大きさでした。
◎ちょっとブレてますが。。
このカスミサンショウウオも近年、数を減らしています。
2011年07月25日ハッチョウトンボ
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
2011年07月15日ウスイロヒョウモンモドキを見に行きました。
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
暑い日々が続いていますね。
今年の暑さも厳しそう。みなさん熱中症には気をつけてくださいね。
さて今年もウスイロヒョウモンモドキの活動する季節がやってきました!
ウスイロヒョウモンモドキは大山隠岐国立公園で唯一指定動物になっている生きものです。
中国地方の固有種で、現在は鳥取県、岡山県、兵庫県、そして島根県の一部で
わずかに生息するのみです。
大山蒜山地域では、かつては桝水高原や三平山で確認されていましたが、
現在では岡山県の新庄村に生息するのみとなっています。
去年の調査でははっきりとした生息場所がわからず
炎天下の中、何時間も歩き回りましたが
今年は生息地点に入り、5分と経たないうちに
なにやら琴線に触れるチョウが目の端に入りました。
近づいてみてみると、やはりウスイロヒョウモンモドキ!
その後も次々とウスイロヒョウモンモドキを確認することができました。

◎ウスイロヒョウモンモドキ。はねを閉じているところ。

◎偶然、目の前のオカトラノオにとまりました。

◎幼虫の食草のオミナエシ。お盆によく目にする黄色のお花です。
新庄村では、住民による草原環境の維持など、
ウスイロヒョウモンモドキの生息できる環境の整備が行われています。
草原環境から森林へと遷移したために、
姿が見られなくなってしまった草原性のチョウはたくさんいます。
森林と草原、どちらの方が良いというものではありませんが
それぞれの生態系の中で生物多様性を維持していくことができれば、と思います。

◎生息地点の近くで見つけたサルナシ。
梨とは言ってもその味はキウイフルーツです。
今年の暑さも厳しそう。みなさん熱中症には気をつけてくださいね。
さて今年もウスイロヒョウモンモドキの活動する季節がやってきました!
ウスイロヒョウモンモドキは大山隠岐国立公園で唯一指定動物になっている生きものです。
中国地方の固有種で、現在は鳥取県、岡山県、兵庫県、そして島根県の一部で
わずかに生息するのみです。
大山蒜山地域では、かつては桝水高原や三平山で確認されていましたが、
現在では岡山県の新庄村に生息するのみとなっています。
去年の調査でははっきりとした生息場所がわからず
炎天下の中、何時間も歩き回りましたが
今年は生息地点に入り、5分と経たないうちに
なにやら琴線に触れるチョウが目の端に入りました。
近づいてみてみると、やはりウスイロヒョウモンモドキ!
その後も次々とウスイロヒョウモンモドキを確認することができました。
◎ウスイロヒョウモンモドキ。はねを閉じているところ。
◎偶然、目の前のオカトラノオにとまりました。
◎幼虫の食草のオミナエシ。お盆によく目にする黄色のお花です。
新庄村では、住民による草原環境の維持など、
ウスイロヒョウモンモドキの生息できる環境の整備が行われています。
草原環境から森林へと遷移したために、
姿が見られなくなってしまった草原性のチョウはたくさんいます。
森林と草原、どちらの方が良いというものではありませんが
それぞれの生態系の中で生物多様性を維持していくことができれば、と思います。
◎生息地点の近くで見つけたサルナシ。
梨とは言ってもその味はキウイフルーツです。
2011年07月13日大山「蝶」の観察会を実施しました!
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
大山にはたくさんのチョウがいます。
今回、大山に住むチョウを通して、大山の自然に広く親しんでもらおうと
『大山「蝶」の観察会』を行いました!
今回は桝水高原と鏡ヶ成の湿地と草原にいるチョウを観察しました。
雨の日が続いたため当日の天気が心配でしたが、
観察会前日の8日に中国地方の梅雨明けが発表され
当日は青空の広がる良いお天気となり、
隠岐諸島や三瓶山も大山から見ることができました。

◎弓ヶ浜もきれいに見えていました。

◎ウラギンヒョウモン(左上)、ミドリヒョウモン(右上)
ヒメシジミ(左下)、コキマダラセセリ(右下)

◎観察会では、チョウを傷つけないタモ網の使い方を専門講師から教わり、チョウを虫かごで観察し
その後のチョウはその場で放しました。

◎翅を開いたヒメシジミのオス
縁の白色は模様ではなく縁毛(えんもう)といわれる毛だそうです。
時間が経つとこの縁毛が抜け落ちていくので、
羽化してからの日数の目安になるそうです。
普段何気なく目にしているチョウですが、
よく観察してみるとそれぞれ特徴があり、とても興味深かったです。
実際、この観察会を企画してから、普段街中で見ることができるチョウにも
たくさんの種類がいることに気がつきました。
みなさんもぜひ、身近なチョウを観察してみてください!
今回、大山に住むチョウを通して、大山の自然に広く親しんでもらおうと
『大山「蝶」の観察会』を行いました!
今回は桝水高原と鏡ヶ成の湿地と草原にいるチョウを観察しました。
雨の日が続いたため当日の天気が心配でしたが、
観察会前日の8日に中国地方の梅雨明けが発表され
当日は青空の広がる良いお天気となり、
隠岐諸島や三瓶山も大山から見ることができました。
◎弓ヶ浜もきれいに見えていました。
◎ウラギンヒョウモン(左上)、ミドリヒョウモン(右上)
ヒメシジミ(左下)、コキマダラセセリ(右下)
◎観察会では、チョウを傷つけないタモ網の使い方を専門講師から教わり、チョウを虫かごで観察し
その後のチョウはその場で放しました。
◎翅を開いたヒメシジミのオス
縁の白色は模様ではなく縁毛(えんもう)といわれる毛だそうです。
時間が経つとこの縁毛が抜け落ちていくので、
羽化してからの日数の目安になるそうです。
普段何気なく目にしているチョウですが、
よく観察してみるとそれぞれ特徴があり、とても興味深かったです。
実際、この観察会を企画してから、普段街中で見ることができるチョウにも
たくさんの種類がいることに気がつきました。
みなさんもぜひ、身近なチョウを観察してみてください!


大山のトイレマナーアップキャンペーンですが、
今年も9月11日にそのメインイベントである
山頂トイレの汚泥キャリーダウンが行われました!
◎朝、大山の博労座駐車場に続々と人が集まってきました。
◎登山道ではリュックや服に参加者ゼッケンをつけた人の列ができてました。
4回目となる今年は250人の参加者があり、
1人2リットルのボトルを担ぎ下ろし
全体で0.5トンの汚泥が担ぎ下ろされました。
◎山頂の様子。
◎山頂の避難小屋でボトルの受渡し。来年用の空のボトルを持って上がってもらい、汚泥の入ったボトルと山頂で交換。
◎ボトル回収場所の下山駐車場
10時過ぎ頃に一番速かった方が下山し、15時頃には下山のピーク!
ボトルの回収場も大混雑となりました。
たくさんの方々によって大山の自然は支えられているのだなぁと
実感した一日でした。