大山隠岐国立公園 隠岐
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2015年10月19日AR国立公園展隠岐地区開催のお知らせ&隠岐自然保護官事務所は2周年を迎えました!
大山隠岐国立公園 久永剛大
① AR国立公園展隠岐地区開催のお知らせ
環境省中国四国地方環境事務所では中国四国地方の国立公園及び鳥獣保護区の普及啓発を目的として、「中国四国の国立公園展-アクティブ・レンジャーの伝える自然と活動-」と題して、アクティブ・レンジャーが撮影した特色ある優れた自然や風景、活動写真の展示を行っています。
隠岐では下記のとおり写真展を行いますので、是非お越しください。
記
期間:平成27年10月22日(木)~11月23日(月・祝) 8:30~17:00
場所:隠岐の島町文化会館ホワイエ
以上
② 隠岐自然保護官事務所は2周年を迎えました!
隠岐自然保護官事務所は、平成25年10月の開所から丸2年を迎えました。おかげ様で、地域の方々にも、徐々に認知していただく機会が増えてきました。
現在、隠岐の島町内に新庁舎を建築しています。来年初めには、新たな事務所での勤務が始まりますが、より地域に根ざした国立公園管理ができるよう努めてまいります。引き続き、ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします!
2015年08月11日【島根・隠岐】名垣の講演がありました!
大山隠岐国立公園 久永剛大
知夫里島の名垣
島根県沖の日本海に浮かぶ隠岐諸島は、貧栄養な土地から効率的に作物を得るため、中世から1970年代まで、放牧と畑作を交互に繰り返す「牧畑(まきはた)」と呼ばれる独特の農法が営まれていました。この牧畑には、耕作地などを区切るため名垣(みょうがき)と呼ばれる石垣が作られており、石垣と放牧地が作り出す風景は国立公園を象徴するものとなっています。しかし、近年、高齢化などにより、石垣の管理が行き届かず、一部が崩壊しつつあります。
今般、環境省のグリーンワーカー事業において、知夫村和牛改良組合の協力のもと、名垣をどのように維持管理するかを考える講演会を開催しました。講演会では、和歌山県世界遺産センターの辻林浩講師をお招きして、世界遺産・熊野古道で行われている住民やボランティアによる参詣道の維持・補修(道普請:みちぶしん)の事例をご紹介いただきました。
今回の講演会によって、名垣の維持・補修が、地域の資源を守るだけでなく、観光や教育の振興にもつながる可能性を強く感じました。
2015年06月15日オオキンケイギクの防除を行っています!
大山隠岐国立公園 久永剛大
初めまして、4月から大山・隠岐国立公園隠岐地域のARになりました久永です。生まれも育ちも隠岐の島で地域のために頑張って参りますのでどうぞよろしくお願いします。
大山隠岐国立公園隠岐地域では、昨年度から特定外来生物である「オオキンケイギク」の防除をグリーンワーカー事業で行っていますが、先日、地域住民が中心になって実施された抜き取り活動に参加してきました。
オオキンケイギク(大金鶏菊)は、北アメリカ原産のキク科の多年草で、毎年5月から7月ごろまでニワトリのトサカ状の花びらをつけた黄色い花が咲きます。日本国内には、1880年代に観賞用、緑化用に導入されましたが、日本の在来種や隠岐の固有種の生息場所を奪うため、外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定され、現在では、栽培、運搬(種子や根を含む)、販売などが禁止されています。
隠岐では、近年導入されたオオキンケイギクが徐々に生息場所を拡大し、カワラナデシコなどの在来の植物が減少していると考えられています。今回のような地道な活動が、徐々に広がっていくよう、住民の方々と一緒に取り組んで行きたいと思います。
11月3日(火・祝)に行った、環境省中国四国地方環境事務所主催イベントの様子をお伝えします。
イベントは大山隠岐国立公園に指定されている隠岐の優れた景観を探勝し、海岸の環境保全や動植物の保護に関する意識の醸成を図ることを目的に隠岐の西ノ島で行いました。
イベント当日の天気は前日の雨模様を感じさせない快晴で、秋のさわやかな風を感じるサイクリングとなりました。参加者は10代から50代までと幅広く、隠岐4島全てからスタッフ含め32人集まりました。
コースは浦郷港を出発し、赤尾展望所、鬼舞展望所、島根鼻を巡り、浦郷港へと帰ってくる約20㎞の行程で行いました。今回のコースは西ノ島町観光協会が貸し出している電動アシスト付き自転車を利用すれば自転車初心者でも楽しめる行程です。
注意事項や大山隠岐国立公園の概要を説明した後、さわやかな秋の風を受けながらのファンライドに出発しました。
赤尾展望所までの道のりは長く角度も急な辛い坂道でしたが、参加者からは景色がいいのでがんばれたという声もありました。
途中、島前カルデラを見渡せる丘で記念撮影をしました。
写真は赤尾展望所からみる国賀海岸です。ここでも集合写真を撮りました。赤尾展望所や鬼舞展望所の付近は放牧地になっているため、馬がいるのはいつもの光景です。
途中、島前最高峰の焼火山や島前カルデラの解説等をしながら、鬼舞展望所に到着です。ここで食べる昼食は格別でした。写真は鬼舞展望所から見るお隣の知夫里島です。
地域の方のとってもおいしい差し入れやかわいい声援を受けながら、無事イベントは終了し、それぞれの島へと帰っていきました。
今回のサイクリングイベントは参加者の満足度が高く、今後も実施して欲しいという声が多数見受けられました。
今回協力・参加していただいた皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。