足摺宇和海国立公園 土佐清水
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2011年02月16日自然観察会 晴れて開催!「3度目の正直」
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
2月13日(日)に「ツリーイングで樹上へ行こう!間近で樹冠観察」を大岐ノ浜林にて開催しました。
今回の講師は、四万十川沿いにある(社)西土佐環境・文化センター四万十楽舎の平野三智さんです。
“みっちゃん”の愛称で親しまれており、ツリーマスタークライミングアカデミー(以下TMCA)四国支部のインストラクターでもあります。
(四万十楽舎 http://www.gakusya.info/gakusya/sutaffu.html
TMCA四国支部 http://tmca.web.fc2.com/)
2月に入って雨が降らず乾燥した日が続いていました。
山や川にとって恵みの雨がほしいところ。
しかし、ツリーイング開催の日が刻々と迫り天気予報が気になりだします。
見ると、なぜか開催日前後に雲から傘マーク、そして雪だるまのマークも・・・。
『まさか「2度あることは3度ある」になってしまうのか?!』と悪天中止の記憶が呼び起こされ、不安を覚えつつも前日に準備のため講師と大岐ノ浜へ。
土佐清水にも雪が舞い、プラスして強風も吹く中、開催を信じてタブノキにロープをかけるためのラインを設置しました・・・。
開催当日、ようやく天気に恵まれ、風のない穏やかな晴れになりました。
スタッフも講師もほっと胸をなで下ろし、祈願達成です。
きっと参加者の皆さんも同じ気持ちだったことでしょう。
雨で延期になったあげく中止となった10、11月に懲りず、再度申込みをしてくださった20名です。
(10月11月の中止経緯 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/11/15/index.html )
午前と午後に分かれてツリーイングを体験します。
参加者は、木登り大好きっ子の小学1~6年生とその保護者です。
3点セットを身につけて
ヘルメット・ハーネス・軍手を装着し、講師から3つの約束事を教えられ、早速ロープを使って樹冠を目指します。
登り方説明
安全確保も自分自身
セーフティーノットを練習
今回、講師が樹間にハンモックを設置してくださいました。
その高さ約6m。
ロープは、一番高くは12~13mまで登れるところも用意してくれました。
余裕の笑顔
交代でロープを使って一人一人自力で上を目指します。
高さが得意ではない人もひとまずハンモックまでを目標に頑張りました。
ハンモックに到達
中には、一番高いロープがかかる木の股ギリギリのところまで登り詰めている子もいました。
大人顔負けです。
2時間はあっという間に過ぎ、登るのに必死であまり周りを見ることができなかった子、樹上で風景を楽しんだ子など様々でした。
今回はロープを使って木を上から見下ろす感覚を味わいました。
いつもと違う、樹木や森全体の見方、自分自身の感覚を見いだせたのではないでしょうか。
今回の講師は、四万十川沿いにある(社)西土佐環境・文化センター四万十楽舎の平野三智さんです。
“みっちゃん”の愛称で親しまれており、ツリーマスタークライミングアカデミー(以下TMCA)四国支部のインストラクターでもあります。
(四万十楽舎 http://www.gakusya.info/gakusya/sutaffu.html
TMCA四国支部 http://tmca.web.fc2.com/)
2月に入って雨が降らず乾燥した日が続いていました。
山や川にとって恵みの雨がほしいところ。
しかし、ツリーイング開催の日が刻々と迫り天気予報が気になりだします。
見ると、なぜか開催日前後に雲から傘マーク、そして雪だるまのマークも・・・。
『まさか「2度あることは3度ある」になってしまうのか?!』と悪天中止の記憶が呼び起こされ、不安を覚えつつも前日に準備のため講師と大岐ノ浜へ。
土佐清水にも雪が舞い、プラスして強風も吹く中、開催を信じてタブノキにロープをかけるためのラインを設置しました・・・。
開催当日、ようやく天気に恵まれ、風のない穏やかな晴れになりました。
スタッフも講師もほっと胸をなで下ろし、祈願達成です。
きっと参加者の皆さんも同じ気持ちだったことでしょう。
雨で延期になったあげく中止となった10、11月に懲りず、再度申込みをしてくださった20名です。
(10月11月の中止経緯 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/11/15/index.html )
午前と午後に分かれてツリーイングを体験します。
参加者は、木登り大好きっ子の小学1~6年生とその保護者です。
3点セットを身につけて
ヘルメット・ハーネス・軍手を装着し、講師から3つの約束事を教えられ、早速ロープを使って樹冠を目指します。
登り方説明
安全確保も自分自身
セーフティーノットを練習
今回、講師が樹間にハンモックを設置してくださいました。
その高さ約6m。
ロープは、一番高くは12~13mまで登れるところも用意してくれました。
余裕の笑顔
交代でロープを使って一人一人自力で上を目指します。
高さが得意ではない人もひとまずハンモックまでを目標に頑張りました。
ハンモックに到達
中には、一番高いロープがかかる木の股ギリギリのところまで登り詰めている子もいました。
大人顔負けです。
2時間はあっという間に過ぎ、登るのに必死であまり周りを見ることができなかった子、樹上で風景を楽しんだ子など様々でした。
今回はロープを使って木を上から見下ろす感覚を味わいました。
いつもと違う、樹木や森全体の見方、自分自身の感覚を見いだせたのではないでしょうか。
2011年02月10日第9回環境学習「~観光と竜串~ 足摺海底館こどもガイドに挑む」
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
2月10日(木)、三崎小学校5年生の環境学習9回目が行われました。
今回は、足摺海底館のこどもガイド。
6月から学習が始まり、今まで回を重ね学習してきたことを一般のお客様へ向けて伝えなければなりません。
家族や近所の人以外で大人と話す機会は子どもたちにはそうない経験です。
学校で顔を合わせると、笑顔の中にややぎごちない表情が垣間見えます。
いつも茶化してばかりの児童も、今日ばかりは若干緊張しているようでした。
校長先生の話では、児童に「おはよう!」と声をかけたら、「おはようございます」の挨拶の後に海底館ガイドの続きの言葉が出てきたそうです。
暗記するために毎日毎日一生懸命呪文のように唱えていたとのこと。イメージトレーニングはできているようです。
当日は風もなく穏やかな晴れ。
9時に到着した大型バスからは、埼玉県からお越しの17名。
子どもたちの挨拶が良かったのか、17名全員参加してくださいました。
宝石サンゴの説明
4グループに分かれてグループ毎に挨拶や自己紹介をしていきます。
最初は緊張し言葉も笑顔も引きつった感じではありました。
参加してくださった皆さんが、冗談を言ったり大きな声で笑ってくれたりしたおかげか、始まってすぐに自分たちのいつもの調子を出すことができたようです。
声も大きく元気よく話していたので、笑いの絶えないガイドになっていました。
ガイド旗でお客様を誘導
手でさして対岸の見残しを紹介
途中、脚の悪いお客様を気遣う場面も見られました。
世間話も含め、たくさんの話ができて児童は大いに楽しんだようです。
海中展望塔内にても、一緒にのぞき込んで魚の解説をしたり、逆に教えていただいたりと会話は弾んでいました。
一緒にのぞき込んで魚の解説
授業で習ったサンゴや台風時の様子を説明
バスが到着してから出発まで約1時間という限られた時間。
あっという間に過ぎた感覚があったようでした。
最後は、みんなで記念撮影をし、バスのお見送りをしました。
今回は3人で1グループのガイドをしました。
次は1人でのデビューとなるでしょうか。楽しみです。
今回は、足摺海底館のこどもガイド。
6月から学習が始まり、今まで回を重ね学習してきたことを一般のお客様へ向けて伝えなければなりません。
家族や近所の人以外で大人と話す機会は子どもたちにはそうない経験です。
学校で顔を合わせると、笑顔の中にややぎごちない表情が垣間見えます。
いつも茶化してばかりの児童も、今日ばかりは若干緊張しているようでした。
校長先生の話では、児童に「おはよう!」と声をかけたら、「おはようございます」の挨拶の後に海底館ガイドの続きの言葉が出てきたそうです。
暗記するために毎日毎日一生懸命呪文のように唱えていたとのこと。イメージトレーニングはできているようです。
当日は風もなく穏やかな晴れ。
9時に到着した大型バスからは、埼玉県からお越しの17名。
子どもたちの挨拶が良かったのか、17名全員参加してくださいました。
宝石サンゴの説明
4グループに分かれてグループ毎に挨拶や自己紹介をしていきます。
最初は緊張し言葉も笑顔も引きつった感じではありました。
参加してくださった皆さんが、冗談を言ったり大きな声で笑ってくれたりしたおかげか、始まってすぐに自分たちのいつもの調子を出すことができたようです。
声も大きく元気よく話していたので、笑いの絶えないガイドになっていました。
ガイド旗でお客様を誘導
手でさして対岸の見残しを紹介
途中、脚の悪いお客様を気遣う場面も見られました。
世間話も含め、たくさんの話ができて児童は大いに楽しんだようです。
海中展望塔内にても、一緒にのぞき込んで魚の解説をしたり、逆に教えていただいたりと会話は弾んでいました。
一緒にのぞき込んで魚の解説
授業で習ったサンゴや台風時の様子を説明
バスが到着してから出発まで約1時間という限られた時間。
あっという間に過ぎた感覚があったようでした。
最後は、みんなで記念撮影をし、バスのお見送りをしました。
今回は3人で1グループのガイドをしました。
次は1人でのデビューとなるでしょうか。楽しみです。
2011年02月09日〔自然再生〕第7回竜串自然再生協議会
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
2月9日午後より、竜串自然再生協議会が行われました。
出席者は個人・団体合わせて40名程。
山や海の専門家、漁業、林業、観光業、地元住民等と様々な立場の方々が集まって協議していきます。
第7回竜串自然再生協議会
これまで会長を務めていただいた大野先生が昨年度辞任され、それから会長代理を務めていただいていた黒潮生物研究所の所長である岩瀬氏が、この度委員の賛同を得て会長に選出されました。
また、会長就任により空席となった「会長代理」には、推薦により土佐清水市森林組合の山下組合長が選出されました。
新会長誕生!岩瀬氏(黒潮生物研究所 所長)
新会長代理は山下氏(土佐清水市森林組合 組合長)
新会長の進行の下、協議会が執り行われました。
今回より参加の新規会員の紹介もありました。
新規会員の山下氏(魚と山の空間生態研究所代表)
本年度の自然再生に関わる取り組みについて各主体より報告がありました。
調査や山の取り組みについて、温暖化、環境学習等の啓発活動の動きなど様々です。
様々な視点から活発に意見や質問等が出されました。
また事業をスピーディに推進する協議会の中核的存在として「幹事会(仮)」を設置することや環境省からの調査業務の紹介、提案などもありました。
専門家のご意見や新しい提案などを元に今後もそれぞれの役割の中で活動を広げ、様々な視点でより良いものを広く普及させていきたいものですね。
出席者は個人・団体合わせて40名程。
山や海の専門家、漁業、林業、観光業、地元住民等と様々な立場の方々が集まって協議していきます。
第7回竜串自然再生協議会
これまで会長を務めていただいた大野先生が昨年度辞任され、それから会長代理を務めていただいていた黒潮生物研究所の所長である岩瀬氏が、この度委員の賛同を得て会長に選出されました。
また、会長就任により空席となった「会長代理」には、推薦により土佐清水市森林組合の山下組合長が選出されました。
新会長誕生!岩瀬氏(黒潮生物研究所 所長)
新会長代理は山下氏(土佐清水市森林組合 組合長)
新会長の進行の下、協議会が執り行われました。
今回より参加の新規会員の紹介もありました。
新規会員の山下氏(魚と山の空間生態研究所代表)
本年度の自然再生に関わる取り組みについて各主体より報告がありました。
調査や山の取り組みについて、温暖化、環境学習等の啓発活動の動きなど様々です。
様々な視点から活発に意見や質問等が出されました。
また事業をスピーディに推進する協議会の中核的存在として「幹事会(仮)」を設置することや環境省からの調査業務の紹介、提案などもありました。
専門家のご意見や新しい提案などを元に今後もそれぞれの役割の中で活動を広げ、様々な視点でより良いものを広く普及させていきたいものですね。
2011年02月07日第8回環境学習「~海と人~ 竜串の自然再生 泥土除去作業見学」
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
竜串の自然再生も5年目になりました。
事業の1つである泥土除去工事も12月より泥土除去プラントが竜串港に設置され、約2ヶ月の間湾内の海底にたまった泥土を取り除きます。
2月4日(金)に三崎小学校5年の環境学習第8回目が行われ、今回の講師は大林組竜串事務所所長の佐藤さん。
春のような暖かさの中、作業船やプラント内見学の案内をしてくださいました。
まずは、資料を使って全体的な工事説明。大まかな流れをつかんだら、ヘルメットとライフジャケットを装着して船に乗り込みます。
大碆と弁天島付近にて泥土除去中の作業船へと向かいました。
船で海上作業現場へ
大碆の作業船に近づくとちょうど、作業ダイバーの交代の時でした。
ドライスーツに身を固め海の中へ行くのを見送ります。
先ほどまで作業していたダイバーに作業の質問や海中の様子などのお話を伺いました。
次は弁天島の作業地へ。
プラントまではパイプがのばせないため吸い取られた泥水はいったん「土運船」と呼ばれる船の処理施設に入ります。
そこで薬品処理され沈殿した泥土だけを処理プラントへ運び込みます。
弁天島付近で停泊する土運船
海中にいる作業中のダイバーを発見!
作業船の近くでは、海を覗く児童たちから「ダイバーが見えた!」という声もありました。
泥土除去プラント内の見学では、くみ上げられた泥水が処理され、海水・泥土・ゴミなどにわかれていく過程を見学しました。
泥土除去プラント内の見学
処理され海に戻される海水
処理後に残る泥(写真上)とその他「貝やサンゴの骨・ゴミなど」(写真下)
コップに入れた泥水に薬品を混ぜ、泥が固まりとなって沈殿していく実験を見て、プラント内で行われていることを教えていただきました。
「こんな自然再生があったら良いのではと思うものはありますか?」という質問を児童に聞いてみたところ…
ゴミを捨てないことやリサイクルはもちろんのこと、お魚型ロボットで泥を取るというアイデアもでてきました。
柔軟な発想の中で生まれる児童のアイデアは、今後の自然再生に何らかのヒントを与えてくれるものになるかもしれません。
事業の1つである泥土除去工事も12月より泥土除去プラントが竜串港に設置され、約2ヶ月の間湾内の海底にたまった泥土を取り除きます。
2月4日(金)に三崎小学校5年の環境学習第8回目が行われ、今回の講師は大林組竜串事務所所長の佐藤さん。
春のような暖かさの中、作業船やプラント内見学の案内をしてくださいました。
まずは、資料を使って全体的な工事説明。大まかな流れをつかんだら、ヘルメットとライフジャケットを装着して船に乗り込みます。
大碆と弁天島付近にて泥土除去中の作業船へと向かいました。
船で海上作業現場へ
大碆の作業船に近づくとちょうど、作業ダイバーの交代の時でした。
ドライスーツに身を固め海の中へ行くのを見送ります。
先ほどまで作業していたダイバーに作業の質問や海中の様子などのお話を伺いました。
次は弁天島の作業地へ。
プラントまではパイプがのばせないため吸い取られた泥水はいったん「土運船」と呼ばれる船の処理施設に入ります。
そこで薬品処理され沈殿した泥土だけを処理プラントへ運び込みます。
弁天島付近で停泊する土運船
海中にいる作業中のダイバーを発見!
作業船の近くでは、海を覗く児童たちから「ダイバーが見えた!」という声もありました。
泥土除去プラント内の見学では、くみ上げられた泥水が処理され、海水・泥土・ゴミなどにわかれていく過程を見学しました。
泥土除去プラント内の見学
処理され海に戻される海水
処理後に残る泥(写真上)とその他「貝やサンゴの骨・ゴミなど」(写真下)
コップに入れた泥水に薬品を混ぜ、泥が固まりとなって沈殿していく実験を見て、プラント内で行われていることを教えていただきました。
「こんな自然再生があったら良いのではと思うものはありますか?」という質問を児童に聞いてみたところ…
ゴミを捨てないことやリサイクルはもちろんのこと、お魚型ロボットで泥を取るというアイデアもでてきました。
柔軟な発想の中で生まれる児童のアイデアは、今後の自然再生に何らかのヒントを与えてくれるものになるかもしれません。
2011年01月24日第7回環境学習「~人と人~ 竜串のお仕事インタビュー」
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
1月24日、三崎小学校での環境学習として「~人と人~ 竜串のお仕事インタビュー」をテーマに行いました。
観光地である竜串には、海に関連した様々な仕事があります。
今回はその竜串で働く方々にインタビューを行い、その現場を学びました。
数ある施設や仕事の中から、選んだインタビュー先は下記の4箇所。
・竜串観光案内所(観光ボランティア)
・海のギャラリー(土佐清水市立貝類展示館)(http://www.city.tosashimizu.kochi.jp/uij/doc/kankou/04.html)
・竜串ダイビングセンター(http://www.tdc2001.com/)
・味彩の宿 南国(http://www5.ocn.ne.jp/~nangoku/index.html)
※インタビューにご協力くださった皆様、ありがとうございました。
お昼休み中に学校から竜串へ自転車で移動し、2~3名のグループに分かれて各自選んだインタビュー先へ。
事前に考え用意していた質問10~15問を基にインタビューをしていきました。
竜串観光案内所にて
海のギャラリーにて
竜串ダイビングセンターにて
味彩の宿 南国にて
「いつ頃から始めたのか?」「何人くらいのお客さんが来るのか?」・・・
といった情報を聞き取ったり、
「なぜこの仕事を選んだのか?」「うれしいことや困ったことは?」・・・
など感じたり、考えてこられたことを聞き出す質問もありました。
展示品や道具など仕事で扱っているものも見たり触らせていただいたりしました。
ダイビングの疑似体験
ボンベを背負わせていただきました。
様々な仕事がある中、竜串ではどんな仕事があるのかを知り、
いったいどんなことが仕事になるのか、
また漠然とでも自分はどんな仕事に就きたいのかを考えるきっかけにしてほしいものですね。
子どもたちの中には、この環境学習を通して竜串に関わる仕事、海や生きものに関係する仕事にたずさわってみたいとすでに感じている子もいるようでした。
観光地である竜串には、海に関連した様々な仕事があります。
今回はその竜串で働く方々にインタビューを行い、その現場を学びました。
数ある施設や仕事の中から、選んだインタビュー先は下記の4箇所。
・竜串観光案内所(観光ボランティア)
・海のギャラリー(土佐清水市立貝類展示館)(http://www.city.tosashimizu.kochi.jp/uij/doc/kankou/04.html)
・竜串ダイビングセンター(http://www.tdc2001.com/)
・味彩の宿 南国(http://www5.ocn.ne.jp/~nangoku/index.html)
※インタビューにご協力くださった皆様、ありがとうございました。
お昼休み中に学校から竜串へ自転車で移動し、2~3名のグループに分かれて各自選んだインタビュー先へ。
事前に考え用意していた質問10~15問を基にインタビューをしていきました。
竜串観光案内所にて
海のギャラリーにて
竜串ダイビングセンターにて
味彩の宿 南国にて
「いつ頃から始めたのか?」「何人くらいのお客さんが来るのか?」・・・
といった情報を聞き取ったり、
「なぜこの仕事を選んだのか?」「うれしいことや困ったことは?」・・・
など感じたり、考えてこられたことを聞き出す質問もありました。
展示品や道具など仕事で扱っているものも見たり触らせていただいたりしました。
ダイビングの疑似体験
ボンベを背負わせていただきました。
様々な仕事がある中、竜串ではどんな仕事があるのかを知り、
いったいどんなことが仕事になるのか、
また漠然とでも自分はどんな仕事に就きたいのかを考えるきっかけにしてほしいものですね。
子どもたちの中には、この環境学習を通して竜串に関わる仕事、海や生きものに関係する仕事にたずさわってみたいとすでに感じている子もいるようでした。
2011年01月21日〈篠山〉大寒波で雪景色
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
1月中旬に全国的な大寒波ありましたが、その影響は南国高知にも及び、土佐清水でも積雪がありました。
天気の良い日が続きすぐに雪はとけていつもの風景に戻りましたが、山の上はうっすらと雪化粧。
春にアケボノツツジの咲く篠山へ雪の影響や冬の様子を見に行ってきました。
(他季節の篠山の様子
春 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/05/06/index.html
夏 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/07/22/index.html
秋 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/10/15/index.html )
町中にはほとんど雪はありませんが、篠山に近づくにつれ道路にも雪が出てきました。
篠山山頂からの眺め、雪化粧
天気予報は晴れだったにも関わらず、登り始めにチラチラと雪が舞っていました。それほど寒くはなく、長靴を履いて山頂を目指します。
降雪後、人が登った形跡はなく、あるのは森の住民たちの足跡でした。
雪で動物の足跡が見つけやすい
高知県側から登り始め、風もなくしんと静まりかえる中進んで行くと、葉っぱに積もった雪で大きく腰を曲げた木々があちらこちらで歩道を通せんぼ。
照葉樹林帯は冬も葉がついたままで、雪仕様になっていないことがよく分かります。
歩道の階段もすっかり雪の中
防鹿柵もくったり・・・
深いところでは、50cm強の積雪。
膝上までズボズボと埋まりながら進み、高知と愛媛の県境となる山頂付近へ。
雪も吹っ飛んでしまうほどの強風
今までの穏やかな空気とは打って変わって、愛媛側からの猛烈な風。
山頂では、雪は吹き飛び地面が露出していました。
アケボノツツジの冬芽は、まだまだ小さく固いです。
今春の開花は表となるでしょうか。
今後の気候が気になります。
幾度と訪れている篠山ですが、冬の積雪時に訪れたのは今回が初めて。
今まで行ったことのない場所を訪れているような新鮮な感覚があり、雪のお化粧にマジックをかけられた巡視でした。
※篠山第1駐車場へは車で行くことができますが、冬はスタッドレスタイヤの着用必須です。
天気の良い日が続きすぐに雪はとけていつもの風景に戻りましたが、山の上はうっすらと雪化粧。
春にアケボノツツジの咲く篠山へ雪の影響や冬の様子を見に行ってきました。
(他季節の篠山の様子
春 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/05/06/index.html
夏 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/07/22/index.html
秋 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/10/15/index.html )
町中にはほとんど雪はありませんが、篠山に近づくにつれ道路にも雪が出てきました。
篠山山頂からの眺め、雪化粧
天気予報は晴れだったにも関わらず、登り始めにチラチラと雪が舞っていました。それほど寒くはなく、長靴を履いて山頂を目指します。
降雪後、人が登った形跡はなく、あるのは森の住民たちの足跡でした。
雪で動物の足跡が見つけやすい
高知県側から登り始め、風もなくしんと静まりかえる中進んで行くと、葉っぱに積もった雪で大きく腰を曲げた木々があちらこちらで歩道を通せんぼ。
照葉樹林帯は冬も葉がついたままで、雪仕様になっていないことがよく分かります。
歩道の階段もすっかり雪の中
防鹿柵もくったり・・・
深いところでは、50cm強の積雪。
膝上までズボズボと埋まりながら進み、高知と愛媛の県境となる山頂付近へ。
雪も吹っ飛んでしまうほどの強風
今までの穏やかな空気とは打って変わって、愛媛側からの猛烈な風。
山頂では、雪は吹き飛び地面が露出していました。
アケボノツツジの冬芽は、まだまだ小さく固いです。
今春の開花は表となるでしょうか。
今後の気候が気になります。
幾度と訪れている篠山ですが、冬の積雪時に訪れたのは今回が初めて。
今まで行ったことのない場所を訪れているような新鮮な感覚があり、雪のお化粧にマジックをかけられた巡視でした。
※篠山第1駐車場へは車で行くことができますが、冬はスタッドレスタイヤの着用必須です。
2011年01月13日陸路コースで見残し海岸へ
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
竜串の見残し海岸は千尋岬の先端部に位置し、グラスボートで竜串湾内の海中見学した後、着岸し見残し海岸を散策するというのが一般的です。
しかし、あまり知られてはいませんが、見残しへは陸路にても行くことができるのです。
駐車場の地図看板
駐車場もあり、四国のみちになっている散策道は整備され、とても歩きやすくなっていました。木々が成長し、なかなか海を見ながら…というわけにはいきませんが、
足元にはどんぐりがたくさんありました。
進むにつれ、林の様子は変わっていきますが、
その変化を楽しみながら散策するのもよいものですね。
林内の歩道「四国のみち」
駐車場から約1km強散策していくと見残し海岸の展望所に出てきます。
竜串を海側から一望。湾になっているのがよくわかります。
三崎小学校の環境学習で行っている間伐地の今ノ山も行者山も海底館もよく見えました。
千尋岬の展望所より竜串湾
展望所までの道のりには、表示のない分岐がいくつもありました。
釣り人がせっせと大物狙いで通っている道でしょうか。
千尋岬の先端には視界を邪魔するものひとつない大海原が広がっていることでしょう。
今回はまさに「見残し」たので、今度時間のあるときにたどってみたいと思います。
しかし、あまり知られてはいませんが、見残しへは陸路にても行くことができるのです。
駐車場の地図看板
駐車場もあり、四国のみちになっている散策道は整備され、とても歩きやすくなっていました。木々が成長し、なかなか海を見ながら…というわけにはいきませんが、
足元にはどんぐりがたくさんありました。
進むにつれ、林の様子は変わっていきますが、
その変化を楽しみながら散策するのもよいものですね。
林内の歩道「四国のみち」
駐車場から約1km強散策していくと見残し海岸の展望所に出てきます。
竜串を海側から一望。湾になっているのがよくわかります。
三崎小学校の環境学習で行っている間伐地の今ノ山も行者山も海底館もよく見えました。
千尋岬の展望所より竜串湾
展望所までの道のりには、表示のない分岐がいくつもありました。
釣り人がせっせと大物狙いで通っている道でしょうか。
千尋岬の先端には視界を邪魔するものひとつない大海原が広がっていることでしょう。
今回はまさに「見残し」たので、今度時間のあるときにたどってみたいと思います。
2010年12月21日第6回環境学習 「山と人 間伐現場から・・・」
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
今年も残すところ10日ほどとなりました。
三崎小学校での環境学習第6回目の「間伐体験」は、今年最後の環境学習となりました。
12月17日、「山と人~間伐現場から針葉樹を知ろう!」をテーマに、土佐清水市の至る所の間伐等の作業を請け負い大忙しの土佐清水市森林組合の組合長、山下林栄さんにご指導いただきました。
森林組合の北代さん、宮本さん、中村さんの3名もサポートに入ってくださいました。
まずは、森林組合が現在間伐を行っている今ノ山山頂付近にて、林業機械を用いた作業現場へ。
チェンソーで間伐した材をワイヤーで引き上げ集積していく様子を見学しました。
①重機での作業現場見学
②斜面下で間伐された木にワイヤーをくくる
③重機で林道まで引き上げる
④林道まで引き上げた木を重機アームで集積
途中、崩壊地や他の現場の集材ワイヤーを見ました。
午後からは、子どもたちが実際に間伐を行います。
まずは、間伐のサイクルなどについて説明いただきました。
間伐について学ぶ
いよいよ間伐です。
昨年は、地道に手ノコギリで40年生の木を間伐していきましたが、今年はなんとチェンソーが登場しました。
初めて触るチェンソーにこどもたちは、興奮と緊張が入り交じります。
今回は2グループに分かれて間伐しました。
講師のサポートの下チェンソーで間伐
伐採した切り株の年輪を見てみる
受け口を入れた木を山下さんのサポートの元、チェンソーを握って直径約20cm前後の40年生のスギを一人ずつ伐採。
年輪を数えたり間伐後のスギ林内を観察したりしました。
今回間伐したのは、スギ。
山下さんがヒノキの輪切りを切り出して見せてくださり、スギとヒノキの違いを教えていただき、香りや年輪の様子などの比較も行いました。
今回の間伐後のスギ林
おみやげに間伐したスギの輪切りを持って帰りました。
子どもたちはそれで何かつくるのでしょうか?
学校では、間伐材でベンチを作りたいという計画もあるようです。
これを機に、木に親しみをもってもらえるといいです。
三崎小学校での環境学習第6回目の「間伐体験」は、今年最後の環境学習となりました。
12月17日、「山と人~間伐現場から針葉樹を知ろう!」をテーマに、土佐清水市の至る所の間伐等の作業を請け負い大忙しの土佐清水市森林組合の組合長、山下林栄さんにご指導いただきました。
森林組合の北代さん、宮本さん、中村さんの3名もサポートに入ってくださいました。
まずは、森林組合が現在間伐を行っている今ノ山山頂付近にて、林業機械を用いた作業現場へ。
チェンソーで間伐した材をワイヤーで引き上げ集積していく様子を見学しました。
①重機での作業現場見学
②斜面下で間伐された木にワイヤーをくくる
③重機で林道まで引き上げる
④林道まで引き上げた木を重機アームで集積
途中、崩壊地や他の現場の集材ワイヤーを見ました。
午後からは、子どもたちが実際に間伐を行います。
まずは、間伐のサイクルなどについて説明いただきました。
間伐について学ぶ
いよいよ間伐です。
昨年は、地道に手ノコギリで40年生の木を間伐していきましたが、今年はなんとチェンソーが登場しました。
初めて触るチェンソーにこどもたちは、興奮と緊張が入り交じります。
今回は2グループに分かれて間伐しました。
講師のサポートの下チェンソーで間伐
伐採した切り株の年輪を見てみる
受け口を入れた木を山下さんのサポートの元、チェンソーを握って直径約20cm前後の40年生のスギを一人ずつ伐採。
年輪を数えたり間伐後のスギ林内を観察したりしました。
今回間伐したのは、スギ。
山下さんがヒノキの輪切りを切り出して見せてくださり、スギとヒノキの違いを教えていただき、香りや年輪の様子などの比較も行いました。
今回の間伐後のスギ林
おみやげに間伐したスギの輪切りを持って帰りました。
子どもたちはそれで何かつくるのでしょうか?
学校では、間伐材でベンチを作りたいという計画もあるようです。
これを機に、木に親しみをもってもらえるといいです。
2010年12月14日〔自然再生事業〕竜串湾泥土除去工事説明会
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
12月13日に、平成22年度竜串地区自然再生事業の竜串湾泥土除去工事の地元説明会を実施しました。
この日は久しぶりに雨が降り、乾燥気味だった空気が一気に潤った感じがしました。
そんな雨風の強い中での説明会となりましたが、地元の方約10名が参加してくださいました。
泥土除去工事説明会
竜串漁港脇に、また今年も泥土処理プラントが設置されます。
2001年の西南豪雨や様々な人間の活動により竜串湾に泥土が堆積するなど、衰退してしまったサンゴを回復するための事業のひとつです。
本日よりプラント設置が始まり、年明けより泥土除去処理運転を開始し、3月下旬に解体撤去が行われる予定です。
今回は2箇所で実施します。
昨年度に引き続いて「大碆東」と、今年度追加の「弁天島周辺」です。
事前に海中の調査を行い、まだ泥土が多く堆積し、除去する必要性の高い場所を選定します。
大碆東工区は、ダイバーによって吸い取られた泥土を海底配管を通し中継ポンプで運搬し泥土処理プラントにて泥土の処理をします。
泥土処理プラント(陸上工事)と大碆東周辺の海上工事位置
弁天島工区では、海底配管を設置することができません。
そこで、吸引した泥土を船上で水処理し濃縮処理されたものだけを土運搬船でプラントまで運びます。
弁天島周辺の海上工事位置
現段階で竜串湾内の堆積泥土の影響による濁度は、西南豪雨以前の透視度に戻っているというデータが出ています。
ある程度のサンゴが生育できる環境へと回復の見通しがたちつつある竜串湾ですが、いまだに泥土がたまっている場所もあるようです。
泥土処理の様子などもまたお知らせしていきますので、多くの方に関心をもっていただければと思います。
この日は久しぶりに雨が降り、乾燥気味だった空気が一気に潤った感じがしました。
そんな雨風の強い中での説明会となりましたが、地元の方約10名が参加してくださいました。
泥土除去工事説明会
竜串漁港脇に、また今年も泥土処理プラントが設置されます。
2001年の西南豪雨や様々な人間の活動により竜串湾に泥土が堆積するなど、衰退してしまったサンゴを回復するための事業のひとつです。
本日よりプラント設置が始まり、年明けより泥土除去処理運転を開始し、3月下旬に解体撤去が行われる予定です。
今回は2箇所で実施します。
昨年度に引き続いて「大碆東」と、今年度追加の「弁天島周辺」です。
事前に海中の調査を行い、まだ泥土が多く堆積し、除去する必要性の高い場所を選定します。
大碆東工区は、ダイバーによって吸い取られた泥土を海底配管を通し中継ポンプで運搬し泥土処理プラントにて泥土の処理をします。
泥土処理プラント(陸上工事)と大碆東周辺の海上工事位置
弁天島工区では、海底配管を設置することができません。
そこで、吸引した泥土を船上で水処理し濃縮処理されたものだけを土運搬船でプラントまで運びます。
弁天島周辺の海上工事位置
現段階で竜串湾内の堆積泥土の影響による濁度は、西南豪雨以前の透視度に戻っているというデータが出ています。
ある程度のサンゴが生育できる環境へと回復の見通しがたちつつある竜串湾ですが、いまだに泥土がたまっている場所もあるようです。
泥土処理の様子などもまたお知らせしていきますので、多くの方に関心をもっていただければと思います。
山の春はまだ先のようです。
風も強く、木々も真っ白になっていました。
淡く白く霜が覆う三本杭の木々
土佐清水では、だいぶ暖かくなり春を感じますが、着々と夏に向かっていることを感じさせるような強い日射しの日さえあります。
その土佐清水から車で走ること約3時間、当国立公園で唯一標高1000m超えの山へ。
車で向かう途中から空気がヒンヤリ。
登山口に着き車から下りようとドアを開けた途端、感じた冷気に思わず「さぶっ!!」とドアを閉じてしまいました。
土佐清水とは、かなりの気温差、冬に逆戻りです。
防寒着に身を固め、意を決し登山道へ。寒いのもそのはず、歩道や斜面にはまだ残雪がありました。
今年の大寒波での積雪の重みで、折れた木々の無惨な姿が至る所で目に入りました。
木々の葉っぱも、膨らみ始めていたつぼみも、白くパリパリに凍っていました。
木も草もパリパリ
木々だけではありません。
ササ回復試験柵のネットが雪に埋もれ、それを支えるポールも完全にポッキリ。
グラスファイバー製のポールも大寒波の大雪には負けてしまった様子です。
雪の重みで痛々しい姿に・・・
頑丈なポールも同じくポッキリ
三本杭のササはというと、防鹿柵の効果が着々と現れているようで、秋に見たときよりもササの範囲が広がっているように感じました。
着々と土の露出面を減らしています。
(秋の三本杭 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/10/21/index.html )
春が来ればもっと勢いを増して生長していくことでしょう。
今にも吹雪きそうな極寒の山頂でしたが、
下山するととても穏やかな日射しが注いでいました。