足摺宇和海国立公園 土佐清水
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2015年01月23日H26年度 三崎小5年環境学習「グラスボートで見残しへ」
足摺宇和海国立公園 土佐清水 笠貫 ゆりあ
三崎小環境学習「グラスボートで見残しへ」が実施されました。
夏に実施予定だったものが、天候不良で延期となっていましたが、この日はとてもよいお天気!
講師は竜串観光汽船・竹葉さんです。
まず、竜串湾のサンゴ衰退から回復までのお話しを聞き、恒例の乗船をかけた「ふるさとの海を知ろう」テストに挑戦!
竜串の海の生き物にまつわる問題ですが、大人も苦戦。
ほぼ全員が合格点に達しませんでしたが、心優しい船長にお許しをいただきいざ乗船!
なんと今回は半分以上の子ども達がグラスボート初乗船です!
緑のテーブルサンゴ(主にミドリイシと言うサンゴの仲間)や大きなシコロサンゴ、そのまわりを泳ぐハリセンボンやクマノミなどの魚、そしてタコなどたくさんの生き物を見つけては指をさして、「あれは何!?」「きれい!」「大きい魚がいた!」など声をあげていました。
そして、見残しへと上陸です。
愛情の岩など色々な名前のついた奇岩や、生痕化石などを竹葉さんにガイドしてもらいながら観察しました。
コースの1番奥の屏風岩のそばの潮だまりでは、誰に言われたわけでもなくウニなどの生き物を観察し出す子どもたち。こんな風に、生き物を見られる環境が身近にあるっていいですね。
さらに、上り坂をがんばってあがり展望台からは竜串湾を眺めました。
再び船で戻りながら、伊勢エビ漁の魚礁を見たり、
竹葉さんから高知の海にすむ沢山の生きものたちとそれらが生きていくためには、山の栄養が川に流れ、そして海へとたどり着くことが大事だというお話しがありました。
海が豊かであるためには山も大切です。
船を下りてから今度は竜串海岸で化石漣痕の観察と、巻き貝の化石探しです。
小さい貝なのでなかなか見つからないと思いきや、素早く発見!
最後に竹葉さんへの質問&今日の感想タイム。
初めてのグラスボートからみた竜串の海と生きもの、おもしろい形の奇岩や化石、竹葉さんの楽しいガイドなどたくさんのことを楽しんで学べたようです。
授業に同行して下さった市役所のジオパーク専門員・佐藤さんも化石の出来方をお話しして下さいました。
竜串の海の今の生きもの、昔の生きものを知れる授業でした。
次回は、海にとっても大切な山での授業、「間伐体験」です。
2014年11月28日第8回 竜串リーフチェック
足摺宇和海国立公園 土佐清水 笠貫 ゆりあ
今度は土佐清水市竜串で8回目のリーフチェックが行われました。
主催は竜串観光振興会、黒潮生物研究所で、一般のダイバーさんも参加しています。
1日目の午前中はリーフチェックの準備と練習「体験リーフチェック」を行いました。
初めてのダイバーさんにもリーフチェックがどんなものか、
また調査する生き物がどんな所にいるかなどをここで伝授!
【調査ライン設置】
【本番のように調査ラインに沿って魚類など記録】
【底質の見分け方もバッチリに!】
そして、午後からは地域の方も交えた学習会を開催。
黒潮生物研究所の中地さんから竜串のサンゴや環境の変化、
竜串ダイビングセンターの佐野さんから竜串リーフチェックの魅力やその結果について、一般の人にも面白く、楽しくわかるお話しでした。
リーフチェックは基本的なやり方は全世界共通ですが、
地域の独自性もプラスすることができます。
例えば、竜串ではチョウチョウウオ科を細かく記録するなどのオリジナル項目があります。
チョウチョウウオ科にはサンゴのポリプ(※)を主食とする種、雑食の種などに分かれます。
この後、リーフチェック参加者はグループ毎に打合せ。
明日に備えます。
そして迎えた翌日のリーフチェック本番。雨も降る肌寒い日となりました。
【2隻に分かれて出港!】
結果は・・・
台風もありましたが、サンゴに大きな増減は無く、かなり高い被度でした!
ソラスズメダイやチョウチョウウオ(ポリプ食でないもの)が多く観察されたようです。
一方、無脊椎動物はあまり多くの種類は見られなかったようです。
また、ビニールや漁網などのゴミが目立っていたとのこと。
台風で流れてきたものと思われますが、しっかり回収もして下さいました!
これからもサンゴ広がる竜串を色んな方と一緒に見守っていきたいですね。
皆さん、お疲れ様でした。
※ポリプ:イソギンチャクのような小さなサンゴの単位。多くのサンゴはこのポリプがたくさん集まってできています。
2014年11月18日西海リーフチェック
足摺宇和海国立公園 土佐清水 笠貫 ゆりあ
11/1-2に愛南町の西海でサンゴのモニタリング調査「リーフチェック」が行われました。
今年で13回目で、現在は水産多面的機能発揮対策事業の予算を用いた愛南さんごを守る協議会の活動として行われています。
1日目は、サンゴの勉強会、リーフチェックの準備を行いました。
リーフチェックは、毎年同じ場所にライン(100m)を引き、それを基準に底質(サンゴや岩)と対象となる生物の数を記録します。
この日は翌日のリーフチェックに向け、ライン(メジャー)を引きました。
また、併せてサンゴ食巻貝の駆除も行いました。
駆除された貝の中にはヤドカリやサンゴに被害のない貝が混じっていることも...。
なかなか水中で見分けるのは難しいですね。
(ヤドカリやその他の貝は海へ帰しました)
2日目は、リーフチェック本番!
西海では、中びしゃご(水深約3m)、横島2号地(水深約10m)の2ヵ所で行っています。
今年は台風が多かったのでサンゴへの影響が懸念されていましたが、
昨年と比べサンゴの増減はあまり見られなかったようです。
しかし、長期的に見るとサンゴの種類が変化していたり、
ガンガゼの減少など長年のサンゴの減少が原因と考えられる影響も出ているようです。
●中びしゃご
【2002年:一面に卓状のサンゴ】
【2014年:岩場に所々卓状のサンゴが残る】
●横島2号地
【2002年:ソフトコーラル(柔らかいサンゴ)と卓状のサンゴに覆われている】
【2014年:サンゴのない空間もやや目立つ】
台風やいろんな影響で変化が起こる中、すぐにその原因を見つけることは難しいかもしれません。
しかし、このようなサンゴ調査を行う体制があり、これを継続していくことで、どんな変化が起きているのかを知ることはできます。
地域のサンゴと見守り続ける体制、人があり続け、
今残っているサンゴが再び広がっていくと嬉しいなと思います。
※2日目および2002年の写真は「愛南さんごを守る協議会」提供
2014年10月31日滑床山植生回復検討会
足摺宇和海国立公園 土佐清水 笠貫 ゆりあ
滑床山(通称、三本杭)は、シカの食害により森林に影響が出ており、この会では、行政や専門家、地元が集まり、現場やそこでの対策を実際に見ると共に意見交換を行いました。
登りはじめてしばらくすると、ススキなどシカが食べない植物が優先しているものの、ミヤコザサが生えています。昔、放牧地だったため、元々ササが繁茂しやすい状態だったことが関係しているかもしれないようです。
【ススキとササが混在】
一方、さらに進むと林床がほとんどない場所へ。
こうなると土がどんどん流れてしまい、今年は台風も重なり、樹齢200-250年のブナなどいくつもの大木が倒れてしまいました。
木が枯れるのも早いそうです。
【倒れてしまった大木】
この対策として、ササを食べるシカの侵入を防ぐ防鹿柵が設置されています。
場所や設置年度で差はありますが、全体的に柵内の植生は順調に回復しているようです。
【奥のが緑が生い茂っている部分が柵内】
特に裸地化の進んでいた滑床山山頂付近は柵以外にもミヤコザサの移植も行われ、地下茎がのびてきており、緑が戻ってきています。
●山頂付近の経年変化
【2008年10月】
【2011年10月】
【2014年10月(今回)】
しかし、ある柵内では設置して4年程たった2010年頃にはびっしりだったミヤコザサが少し減ったとのここと。ミヤコザサが高密度に生えすぎていたようです。
また、柵内の植物の種数を調査したところ、ミヤコザサがピークを迎えた2010年の翌年は他の植物の種数が減少していたそうです。
シカのような草食動物が多すぎる環境も、全くいない環境も、偏った生態系になってしまいます。
滑床山は四国でも貴重な天然林の残された場所です。
林内をはじめ、山の上から臨む宇和海など様々な景観が楽しめる魅力があります。
【山頂からアケボノツツジでおなじみ篠山も!】
これらを守るために、今何をすべきなのか、今後どのような方法で対策を行っていくのか、様々な人と協力しながら続けていかなければなりません。
2014年10月26日10月のパークボランティア活動
足摺宇和海国立公園 土佐清水 笠貫 ゆりあ
今回の場所は、樫西海域公園地区のある西泊地先での活動です。
【活動場所の海上と海中の様子】
2隻の船に分かれ、この日は午前中に44個体を駆除しました。
【オニヒトデ】
この場所では、以前に比べてようやくオニヒトデが少なくなってきたそうです。
しかし、数が減ってきたと思っても、少し駆除活動をやらないうちに、あっという間にサンゴを食べられてしまったこともあるようです。
また、サンゴ自体がだいぶ無くなってしまった場所もありました。
様々な変化が起こる海で、今あるサンゴを残すために、どこで、何をすればよいか、考えながら行動しなければなりませんね。
そして、この大月の美しいサンゴのある海を楽しんでもらうため、今後PVでどのような取組をしていきたいか、青空の下、大月町産のみかんをおやつに話し合いました。
毎年、行っているイベントをより良くするためのアイディアもたくさん出て、来年はさらに充実したものになりそうです。乞うご期待!
アツイ気持ちを持ったPVさん達と一緒に、国立公園をいろんな人に楽しんでもらうために、これからも面白い活動をしていきたいなと改めて感じました。
2014年09月30日H26年度 三崎小5年環境学習「川の生きもの調べ②」
足摺宇和海国立公園 土佐清水 笠貫 ゆりあ
前日に仕掛けたペットボトルのトラップと小型定置網を回収して、かかっていた生き物を観察・記録します。
まずは、ペットボトルから回収。
ヒラテテナガエビ、ミナミテナガエビ、ヨシノボリなどが入っていました!
ほとんどの子がテナガエビの仲間は入っていたようです。
【テナガエビ】
【ヨシノボリ類】
自分のペットボトルの獲物を記録できたら、
次は小型定置網の回収です。
自分が多く捕れると予想した網を回収し、とれた生き物を調べます。
【1班:堰堤の下(下流)】
【2班:岩盤質の深い所(中流)】
【3班:草のかげ(上流)】
どの班の網にも大量の生き物が!!
みんな驚きと共に興味津々です!!
しかし、大変なのはここから。
班ごとに、この生き物たちを種類毎に分け、数を記録します。
最初は講師の山下さんに教えてもらいながらでしたが、
生き物の特徴を覚えてしまえば、後はスイスイと分けることができたようです。
3つの網には、合計9種307個体の魚類やエビ、カニが入っていました!
観察・記録を終えた後は自由時間。
タモ網や箱メガネを使って再び生き物を探したり、
泳いだり、水中カメラで写真を撮ってみたり、最後まで川を満喫しました。
今回は、台風等で河川環境の変化がありましたが、
上流(3班)は魚類の個体数が多く、
下流(1班)はエビ・カニ類の個体数が多いなど
同じ川でも場所によって捕れる生き物の種類や数に違いがあることも学べました。
また、経年変化として、流れが緩やかな場所を好むカワムツやミナミテナガエビが減り、一方で、吸盤のような腹ビレで石などにくっつくヨシノボリ類が増えていました。
このことから、この場所が深く流れが緩やかで、小石や砂の多い「淵環境」から、
浅くて流れが速く、礫や石が多い「瀬環境」へと変化していることが生き物からわかりました。
見た目も、以前は岩から飛び込めるくらい深かった場所もありましたが、今は礫が堆積して浅くなっています。
毎年、同じ場所で調査しているからこそわかる発見ですね!
生き物から環境の変化がわかる興味深い授業となりました。
そして、大人も子どもも本気かつ楽しんでいた姿がとても印象的でした。
2014年09月29日H26年度 三崎小5年環境学習「三崎川の生きもの調べ①」
足摺宇和海国立公園 土佐清水 笠貫 ゆりあ
今回の講師は全国の川を渡り歩いた川の生きものエキスパート、
魚と山の空間生態研究所の山下さんです。
まずは教室で、2日間にわたる今回の授業の流れの確認、
三崎川で見られるテナガエビや魚について学びます。
そして、生きもの調べで使うペットボトルのトラップを自分たちで作ります。
材料はペットボトル、割りばし、タコ糸など身近にあるものでできます。
切ったり、穴を開けたりして出来上がった手作りmyトラップ!
仕上げに自分の名前をトラップに書いたら、三崎川へ設置に向かいます。
講師のアドバイスも受けながら、
川の生きものたちの気持ちになって自分のトラップを仕掛けます。
草のかげになっている所や少し深い岩のそばなど、みんな真剣に場所を考えながら設置。
なかなかすぐには決まらないようで、
中には一度仕掛けた場所を変更しようとトラップを引き上げたら、
すでにハゼの仲間がかかっていた子も!
校長先生も一緒に川に入り、本気な様子です!
そして、ペットボトルのトラップとは別に、今年も小型定置網を3ヵ所に設置しました。
しかし、今年は夏の大雨や台風の影響で河川環境が変化しています。
どこに何が、どのくらいかかるか講師にもわかりません!
①堰堤の下(下流)②岩盤質の深い所(中流)③草のかげ(上流)
の3ヵ所に仕掛けられた網、一体どの場所に多くの生き物がかかるのでしょうか!?
みんなにも予想してもらいました。
果たして、三崎川のどんな生き物が見られるのでしょうか?
翌日の回収作業を楽しみに、この日の授業は終了です。
※今回の授業は土佐清水自然保護官事務所と研究会「はたのおと」の共催
2014年08月18日夏の愛南・鹿島へ
足摺宇和海国立公園 土佐清水 笠貫 ゆりあ
この日はお盆まっただ中で、鹿島行きの船は多くの人で賑わっておりました。
瀬ノ浜待合所から約10分ほどで鹿島上陸です。
歩いていると早速、野生のシカとサルに遭遇しました。さすが「鹿」島。
しかし、サルに持ち物などを奪われてしまうこともあるようなので、ご注意を!
日帰りで利用される方が多い鹿島ですが、キャンプ場もあります。
1日じゃ物足りない!と言う方はぜひ利用されてみてはいかがでしょう。
そして、海水浴やシュノーケリングは、海水浴場とコーラルビーチで楽しめます。
【海水浴場】
【コーラルビーチ】
今回はコーラルビーチの海中の様子も少し観察。
先日の台風11号で壊れてしまったサンゴも多数見られました。台風の威力の凄まじさがうかがえます。。。
【欠けてしまったサンゴ】
【裏返ったサンゴ】
しかし、魚なども多く見られ、サンゴの色も茶色っぽいものから青緑まで様々。
【青緑のサンゴと周りを泳ぐ魚】
【色とりどりのイバラカンザシ】
【すぐ側までやってきたカワハギの仲間の幼魚】
壊れてしまったのは残念ですが、サンゴが生きられるキレイな海である限り、また少しずつ回復してくれることでしょう。
ただし、サンゴの成長はのんびりです。
くれぐれも体などがぶつかってサンゴや生き物にダメージを与えてしまわないように、注意しながら観察してみてくださいね。
そして、シュノーケリング以外にも様々な海の楽しみ方が!
その1つがシーウォーカー。
空気が送られてくるヘルメットをかぶり、海中散策ができます。
顔が濡れないので、メガネや化粧をしたままでOKだそう。
シュノーケリングとはまた違った感覚で海中の世界を体験でき、面白そうですね。
他にも、海中展望船やダイビング、SUP(スタンドアップパドルサーフィン)などでも海や周辺の景観を楽しむことができます。
【今年から始まったSUP】
夏休み前半は台風続きでなかなか外に出れなかった方も、
残りの夏はぜひ国立公園の海を堪能してみてはいかがでしょうか。
熱中症や安全には気をつけてくださいね!
2014年07月31日竜串サンゴ モニタリング
足摺宇和海国立公園 土佐清水 笠貫 ゆりあ
午前中の勉強会では、地域住民の方と大月パークボランティア(以下PV)を対象に、当事務所の秋山レンジャーより「こんなになったよ!竜串のサンゴ~自然再生の取組といま~」と題し、国立公園や竜串自然再生事業の取組について紹介しました。
続いて、黒潮生物研究所の目崎さんより「やってみよう!竜串サンゴのモニタリング」と言うことで、サンゴの生態や、竜串でよく見られるサンゴの種類、そしてサンゴのモニタリング方法のレクチャーが行われました。
今回行う「スポットチェック法」は、調査者が決められた範囲(約50m四方)を15分間遊泳し、目視でサンゴの状態などを観察・記録する調査方法です。
ここで特に大事な項目はサンゴの被度(サンゴが海底面を覆っている割合)と生育型(どんなサンゴが多く占めているのかを6つの型に分類したもの)。
さっそく図や写真を用いてサンゴの被度を当てるクイズで練習!
皆さん、初めてなのにかなり高い正答率でした!素晴らしい!
私もがんばらねばなりません・・・(7問中3問正解・・・)。
サンゴの観察眼を研ぎ澄ましたところで、
大月PVの皆さんに実際にスポットチェックを体験してもらいました。
1カ所目はシコロサンゴの群生地である「見残し」。
初めは、調査範囲50mがどれくらいの広さなのか感覚をつかむため目印を頼りに50m泳いでみました。これがなかなか長く感じます。
その後、2人1組で調査開始です。
先ほど練習した図や写真とは違い、広範囲を泳いで全体の被度を出すのはなかなか難しい!
しかし、サンゴを食べる巻貝による食害や、ヤガラやイカの卵(ふ化後)など様々なものを観察することができました。
【サンゴ食巻貝(赤丸の所)による食害】
【ふ化後のイカの卵】
2カ所目は、岩礁に卓状のミドリイシ類をはじめとする様々なサンゴが見られる「竜串西」。
【卓状ミドリイシ】
1カ所目よりもスムーズに行われた様子。
水面で記録ボードへ記入するのは大変なようで、皆さんボートに戻ってから記憶の新しいうちに記入していました。
当初は4カ所で実施する予定でしたが、
この日はあまり海が穏やかではなかったため2カ所で終了。
お昼を食べてから結果集計です。
調査中に撮った写真も見ながら、
目崎さんに新しく加入した小さなサンゴやサンゴの病気についても解説していただきました。
【まだ小さなサンゴ】
【病気と思われるサンゴ】
そして、海底の砂を用いてSPSS(底質中懸濁物質含有量)の測定も体験してもらいました。
今回の勉強会に来て下さった方が
竜串のサンゴやモニタリングについて少しでも知り、もっと知りたい、やってみたいと思っていただけたら嬉しいと思います。
今回参加できなかった方も、また勉強会を開きたいと考えていますのでぜひお越し下さい!
そして、大月PVの皆さんにとっても、今後はスポットチェック法も取り入れた活動で、より一層活躍できる場面が増えることと思います。
自分たちにとって身近な自然、
お出かけついでにちょこっと観察してみるのもいいかもしれません。
観察し続けていると何か変化が見えるかも・・・!?
こんにちは。
だんだん夏に向かって暑くなってきていますね。
報告が遅くなってしまいましたが、
今年の篠山のアケボノツツジは、例年より1週間ほど早いピークで、
GW前の4月28日の時点で散り始めでした。
【↓4月28日】
【↓5月2日】
【↓5月14日】
連休中は花がポツリポツリと見られるだけで、少し残念という声も聞かれましたが、
今回は、アケボノツツジ以外の篠山の見所も少しご紹介!
篠山山頂付近には、コウヤマキやヒノキ、スギなどの巨木が多くあり、どれも迫力があり圧巻です!
【↓登山道のすぐ脇に立ち並ぶ大きなスギ】
【↓立派な天然のヒノキ】
【↓10種以上の木本が着床している「十色のコウヤマキ」】
そばを通り過ぎてしまっている方も多いのではないでしょうか。
ぜひ、休憩がてら足を止めて巨木たちも見上げてみてください♪
そして、足元にも茎から花まで半透明の不思議な植物がちらほら。
なんだろうと気になったので、後で調べてみると「ギンリョウソウ」と言う植物のようです。
光合成は行わず、菌根(きんこん:キノコやカビの仲間が根の組織に侵入し、つくられる共生体)を形成し、
必要な栄養を菌類から得ているそうです。
花期は4-7月なので、これからでも見られるかも!?
皆さんも篠山のいろんな植物をぜひ楽しみにいらしてください!
※篠山山頂付近は、国立公園の特別保護地区です。動植物の採取等は行わないようご注意下さい。