外来生物対策
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)について
特定外来生物による生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を防止し、生物の多様性の確保、人の生命・身体の保護、農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて、国民生活の安定向上に資することを目的に制定されています。
特定外来生物一覧〔本省〕
パンフレット・リーフレット〔本省〕
- 外来種問題を考える〔本省〕
- 特定外来生物の見分け方、国内外来種も含めた生態系被害防止外来種リスト、外来種被害防止行動計画などを紹介しています。
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大久野島のカイウサギについて
大久野島(広島県竹原市忠海町、約70ha)は瀬戸内海国立公園の一部で、島全体が環境省の所管地で集団施設地区になっています。大久野島では昭和46年ぐらいから学校で飼育されていたカイウサギ(アナウサギの家畜化品種)が放たれて島に生息しています。最近では「うさぎの島」としても注目され、国内外から多くの観光客が訪れ、地域の重要な観光資源になっています。
カイウサギは、元はペット動物で現在も観光客が給餌を続けており、野生化しているというよりは、野良ウサギの状態と言っても過言ではないでしょう。きちんと管理されないままに個体数が増加して、平成30年現在、1,000頭ほどの個体が確認されています。
環境省と関係団体が集まって、ウサギの管理を含めた島全体の利用のあり方を検討するために、調査やワークショップを実施しています。
詳しくは「大久野島・未来づくりワークショップ」のサイトへ。
- 概要〔大久野島のアナウサギ対策〕〔57KB〕
管内の特定外来生物について
平成29年に特定外来生物ヒアリやアカカミアリの確認が全国の港湾施設などで相次ぎました。ここでは、ヒアリ等の確認状況やアルゼンチンアリの防除対策を紹介します。また、既に中国四国地方において広く分布、又は拡大が懸念されている特定外来生物のうち、幾つかの種について作成したリーフレットを掲載します。
ヒアリ・アカカミアリ
平成29年7月以降の中国四国管内のヒアリ、アカカミアリの確認状況などを紹介しています。
アルゼンチンアリ
クビアカツヤカミキリ
管内では、徳島県において2015年に発生が確認されています。
セアカゴケグモ
ツマアカスズメバチ
令和元年11月に本州で初めて山口県防府市で確認されました。
特に海外との航路がある港湾周辺では注意が必要です。
アライグマ
- 表紙・目次 〔356KB〕
- 第1編 基本情報・防除の考え方・評価〔1.5MB〕
- 第2編 現地活動編〔2.5MB〕
ヌートリア
ウシガエル
オオクチバス
ブルーギル
カダヤシ
オオキンケイギク
ブラジルチドメグサ
ソウシチョウ
外来種対策連絡会議
中国四国地方において広く分布、又は拡大が懸念されている特定外来生物のアライグマ、セアカゴケグモ、アルゼンチンアリなどについて、関係行政機関(中四国管内9県、政令指定都市2市、国土交通省、農林水産省及び当事務所)が生息情報や防除の取組みについて情報交換を行うとともに、今後、拡大防止や効果的な防除を促進するため、「中国四国地方外来種対策連絡会議」(平成26年7月に設置)を開催しています。
特定外来生物の飼養等許可の申請方法について
外来生物法では、特定外来生物の「飼養」「栽培」「保管」又は「運搬」が規制されています。また、特定外来生物を新たにペット(愛がん)・観賞目的で飼育・栽培することは認められていません。詳しくは以下をご確認ください。