アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
【三崎小学校環境学習⑤】 山へ!間伐体験
2017年01月30日日中はぽかぽか陽気の土佐清水からこんにちは!
今日は、三崎小学校の第5回環境学習についてのご報告です。
前回のグラスボートの授業では、これまで勉強した海と川の豊かな生態系、
そして、その源である山についても考えるすばらしいバトンをいただきました。
今回は満を持して「山」へ行きます!
今回の講師は、土佐清水森林組合の山下林栄組合長を筆頭に、
計4名もの山のベテランたちに教えて貰います。
まずは実際に間伐を体験!
川を渡り、きんま道(昔の作業道)を通り、
25年生(植えてから25年という意味)の植林の山へ。
体験前に、間伐をする理由を教えて貰います。
山を強くして、土砂災害を防ぐためにという言葉が印象的でした。
木を倒すときの基本を教えてもらったら、早速実践!とばかりに実際にノコを引きます。
しかしこれがなかなかに難しい。(直径20cm程度の木でも腕が痛くなるほど!)
他の木に引っかかってうまく倒れないこともありました。
でも、倒れる木の迫力やがんばった達成感はひとしおです。
何より、倒れた分だけ隙間ができ、日が差し込む光景に感動の声が上がっていました。
お昼ご飯を食べたら、次は森林組合の人たちが作業している現場へ
車で山を登り続けてみると、広がるのは・・・
この絶景!こんな風景、なかなか見られません。
ここでは、林業機械の「ハーベスター」と「グラップル」を見学。
複雑な機械を、まるで自分の手足のように動かすお兄さんに、みんな見ほれていました。
しかもしかも・・・
ハーベスター試乗まで!
操作の仕方をマンツーマンで教えて貰いながら、3mに測り切りそろえていきます。
なかなかできない体験に興奮しきりでした。
最後は、間伐材の輪切りをお土産に貰い、満面の記念撮影。
山で仕事をしている人たちが、
どんな目的で、どんなことをしているのか、間近で体験した貴重な一日でした。
これまで、海・川・山それぞれのフィールドで、
それぞれに思いを持って活動している人たちに教えて貰いながら、
自然を知って、どうやって関わっているのかを学んできました。
次はいよいよ、5年生まとめの授業。
日々の生活や学習を通してふれた身の回りの自然に、今後どうやって関わっていくか。
「これから」を考えていくための、新たな一歩になる授業です。