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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

【体験教室】 段ボールオーブンでピザづくり

2013年10月04日
高松
残暑も和らいだ9月の体験教室は、毎年予約殺到の大人気プログラム
「段ボールオーブンでピザづくり」です。
今年もたくさんの申込を頂き、定員いっぱいとなりました。

最初に行うアイスブレイクは、「スリッパリレー」。
ルールは足だけ使ってスリッパを落とさずに渡すリレーです。
落とすと最初からやり直しの本番一発勝負!
さぁ、1番はどこの家族でしょうか?! よーい、どん!


「おっとっと!」バランスを保つのが難しい!!

簡単かと思いきや、バランス力と足を上げておく体力が必要になるゲーム。
みなさんもぜひ試してみてください。意外と難しいですよ。

ゲームで家族の団結力を深めた後は、段ボールオーブン斑とピザ作り斑に分かれての作業です。
こちらはお母さんを中心としたピザ作り斑。
生地から作っていきますよ~。


滑らかになるまでしっかりこねましょう。

少し生地が緩いなと思ったら薄力粉を入れて調整、また生地がパサパサしてまとまらなければ水を入れて調整と、分量きっちりにこだわらなくてOK!
生地が手やボウルに付かなくなれば大丈夫です。
丸く成形してボウルにラップをかけます。多少隙間があっても構いません。
日なたで1時間弱発酵します。

発酵している間、ピザ斑も段ボール斑に合流してオーブンづくりです。


段ボール内側全面にアルミ張ります

様子を見に行くと、みんなしわなくキレイに張れていました。
オーブンは片面だけふたを閉じるのですが、それを閉じずに最初にアルミを張る方法、閉じてから張る方法など最終的に完成例と同じになればいいので、やりやすい方法で進められているのに「工夫してるなぁ」と思いました。
それと同時に張るスタイルもさまざま。


少し引いてみると・・・工作室はこんな感じ。

床で作業する家族、机の上に乗っかって作業する家族、段ボールを横から覗いたり、上から覗いたりと遠くから見た時にそれぞれの家族の個性が出ていて面白かったです。
特に手前の家族は、子供が机の上に乗っかって作業→段ボールを横から覗く→床上で作業→最後は机の下に潜って作業と、なんとも遊牧民のように移動するスタイル。

内面全面にアルミが張れたら、ピザをのせる金網が上下2段置けるように側面から金棒(ピザが落ちない程度の強度があれば番線でもOK)を4本差し通して、ふた部分に覗き窓を付けたら完成。
自分の斑のオーブンが分かるよう目印も付けておきましょう。
段ボールが焼けないよう敷石、炭を置く受け皿を設置し、炭で予熱。
さて、ピザ生地の方はどうなったのでしょうか。


生地がふっくら大きく膨らみました。
ピザ斑もそろそろ仕上げに入ります。



トッピングのトマト、ナス、ピーマン、ベーコンなど生地にのせやすい大きさに切っていきます。
生地は5等分して、丸く薄くのばして成形し、ピザソースと切った野菜、チーズなどのせたら後は焼くだけです。
焼く前のピザだけ見ても十分美味しそう。


手作りだからできるこのボリューム★

段ボールオーブンに入れ、焼けるまで約10分。
いい匂いがしてきて、チーズがいい具合に溶けてきたら完成です。
焼けた斑から「いただきまーす」


秋晴れの中で食べるのは気持ちいいですよ

ピザを食べ、そして昨年からの恒例、夏を惜しむかき氷でお腹を満たした子ども達はというと・・・


「きゃーーーーーーー!」「わーーーーーーーっ!」

叫び声と共に広場を駆け巡ります。その目先には跳ね回るバッタたち。
スタッフがコオロギを捕まえて見せても、すぐに「バッター!!」と走り回る。
じーっと観察することよりも動く生き物にはかなわないようです。
大人もその間竹馬で遊んだりと、食とスポーツ(?)を堪能した体験教室となりました。

【昨年のようす】※段ボールオーブンの作り方あります。
http://chushikoku.env.go.jp/blog/2012/09/1015.html