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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

イソギンチャクのようなサンゴ

2011年01月07日
広島
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
場所によっては、かなり積雪の多いお正月だったようですが、
お住まいの地域はいかがでしたでしょうか。

さて、昨年11月の日記にニホンアワサンゴについてご紹介しましたが、
http://chushikoku.env.go.jp/blog/2010/11/743.html
一体どんなサンゴなの?と思われた方もいらっしゃるかと思います。
ダイビングで潜るため、私もまだ海中のニホンアワサンゴを見たことはありませんが、
周防大島町なぎさ水族館で飼育している
ニホンアワサンゴを見ることができました!
初めて訪れた時は触手が骨格の中に収まっていましたが、
先日撮影に成功。
骨格が見えるとサンゴなんだな~と思うのですが、
触手はまるでイソギンチャク。
触手の先も1cm程度と小さく、
中心がみどり色をした紅い花弁のようでした。
一つの塊自体も10㎝程度と小さいので
これが数百平方メートルにわたって群落をなしているとなると、
かなりの個体数になるのではないかと思います。


[触手が収まった様子]

[触手が出てきた様子]

[クローズアップ]

今の時期が海の透明度が高く、よく見えるということですが、
この寒さの中、海に入る勇気もなく・・・
今年は是非とも海中に漂っているニホンアワサンゴ群落を間近に見たいと思います。