第2回瀬戸内bikebiz会議(自転車利用の取組(平成22年度))
<会議の概要>
第2回会議において、行政機関、NPOなどの各機関が取り組んでいる自転車利用の取組み(平成22年度)の説明などを行いました。その主なものは次のとおりです。
四国運輸局
- 四国運輸局のHPに四国のレンタサイクル状況を掲載
中国四国地方環境事務所
- ホームページ、イベント出展(おかやまエコ&フードフェア(岡山市)、エミフルMASAKI(愛媛県松前町)等により「bikebiz」が認知されるよう周知 ・ 広報を実施。
- bikebizメンバーズ募集し、メルマガにより各種情報を提供。
- 瀬戸内bikebiz会議の開催による各主体間の情報・意見交換を実施。
岡山市
- レンタサイクル社会実験の実施
市内中心部における手軽な移動補助手段となるレンタサイクルの実現に向けて、社会実験を実施。 - 自転車走行環境整備モデル地区事業の実施
平成20年度に国土交通省・警察庁から、岡山駅西口地区・東口地区をモデル地区の指定を受けて、自転車道等の整備を実施した。
事業期間 : 平成20年度~21年度 - 通勤通学用のレンタサイクルの実施
通勤ラッシュによる渋滞緩和対策と、過度に車に依存しない交通体系の構築を目指し、岡山駅にて、通勤通学対象のレンタサイクルを実施。
瀬戸内市
- 平成22年度、総務省から 「緑の分権改革調査事業」の委託を受け、自転車を最大限活用し、エコでスマートなライフスタイルとまちづくりを行う「瀬戸内市bikebiz」を目指しています。
主な調査業務 観光における自転車利用と自転車通勤の転換について調査を行い、報告書を作成しました。 - 瀬戸内市bikebiz推進協議会を設立(9月)
- 市の広報紙(1月号)で自転車利用特集を組みました。
- 自転車利用を進めるためのパンフレット及び市内サイクリングマップを作成。市民向けに配布及び、観光施設等に配置。
尾道市
- 「バイクビズ尾道」を導入することにより、移動経費の削減、職員の健康増進、地球温暖化対策に貢献
福山市
- 公共自転車利用促進…本庁舎において10台の公用自転車(共用)を設置し、近隣施設等へ業務で移動する際に利用。
- 福山都市圏自転車走行空間整備…国道2号等での自転車・ 歩行者の通行分離など。
- 中心部レンタサイクル…福山駅南有料自転車駐車場を活用し、レンタサイクルを実施。
下関市
- 「サイクルタウン下関構想」の推進 (ツール・ド・しものせきの開催、道路の新設・改良時の自転車道整備、JR駅駐輪場の整備 等
- エネルギー自立式電動アシスト自転車を設置し、公用での近距離移動に利用。
高松市
- 「自転車を利用した都市づくり計画」(平成20年11月策定)に基づき,次のような取組を始めとして実施中
- 安全で快適な、歩行者および自転車の通行空間確保(自転車歩行者道における分離施設整備、道路空間再配分による自転車レーン整備、外側部カラー表示など)
- 安全教育 ・ 広報啓発活動 ・ 自転車利用の更なる促進(レンタサイクル事業など)
- 駐輪環境の整備(路外駐輪場新設など)
松山市
- 国土交通省と協力し、自転車走りやすさマップを作成するためのワークショップや自転車の車道走行を促す社会実験を実施。
- 自転車の適正な利用を促進するための「新松山市自転車等利用総合計画」を策定。
今治市
- 毎月第4水曜日をノーマイカー通勤デーとさだめ、通勤手段として、自転車・公共交通機関の利用を呼びかけており、特に自転車については、その利用割合は通常の倍程度となっている。
岡山県温暖化防止活動推進センター
- 財団法人岡山県環境保全事業団の季刊誌「環境」(年4回発行)に自転車の魅力などを特集で掲載した。
- 特集 「春から始める自転車生活 自転車で地球も体もダイエット!」(外部リンク)
- 特集 「自転車でエコな旅を楽しもう。」(外部リンク)
- 平成22年1月にバイクツーキニストの疋田智氏と自転車フリーマガジン『ふたつの輪』編集長を務めている小泉ニロさんを招いてシンポジウムを開催した。
- シンポジウム内容
- 1) 小泉ニロさん講演「自転車って本当にエコなの?」
- 2) 疋田智氏講演「健康、エコ、お財布に、圧倒的に貢献する、自転車を学ぼう、楽しもう」 「バイクビズ尾道」を導入することにより、移動経費の削減、職員の健康増進、地球温暖化対策に貢献
山口県温暖化防止活動推進センター
- ホームページ、研修会等で自転車利用活用を呼びかけ
香川県温暖化防止活動推進センター
- センターホームページで自転車通勤を進めています。
- ベロタクシーの試験運行実施等にも協力しています。
- 職員に自転車通勤を進めています。(職員9名中、自転車通勤6名。公共交通機関利用3名)
- 自転車を購入(2台)し、高松市内の出張はできるだけ自転車で行い、自転車利用の普及を図っています。
愛媛県温暖化防止活動推進センター
- 愛媛県地球温暖化防止活動推進員等に周知及び広報を行った。
公共の交通RACDA
- 「公共の交通RACDA(ラクダ)」の名称は、フランスストラスブールのLRT(Light Rail Transitの略。次世代軌道系交通システム)整備がたんなる軌道整備でなく、自転車道250km整備、P&R、環状道路、EVレンタルなど、人と環境に優しい交通ルールをセットで実施したことに因んで命名した。
- ラクダでは、全国路面電車ネットワークメンバー79団体とともに、LRTだけでなく、電車、バス、自転車、徒歩のスムーズな選択を促すため、自転車についても講演活動、ロビー活動を行っている。
認定特定非営利活動法人 おかやまエネルギーの未来を考える会
- 会員各位は近場の移動に自転車を使用している他に通勤に愛用している者もいるが、行事(イベントや学校への出前授業)は遠距離で使えないケースがほとんど。
- 事務所には自転車を置き、銀行等に使用している。
ウエストグリーンネット(WGN)
- 2010年12月「BBディスカッション」を廿日市市にて開催。各自治体等(尾道市、広島市、本四しまなみ(株)等)の取組や、事業者(マスコミ・自転車店、都市計画コンサル等)の取組、活動方針を廿日市市に伝え、同市での取組に期待した。
- BB運動は自治体と自転車産業界が中心とならないと爆発しないので、今後も「自治体・自転車業界」が核となるようなステップを踏んで行きたい。
宇部市地球温暖化対策ネットワーク(UNCCA)
- 2008年度より自転車利用促進活動「E-CYCLEクラブ事業」を開始。3年目となる。
- 2010年度は山口県委託「交通による地球温暖化防止県民運動モデル事業/交通によるCO2見える化運動」の3種類のモニターの中に組み入れて実施。(E-CYCLEモニター、E-ドライブモニター、交通環境家計簿モニター)
- 公募したE-CYCLEモニター45名による7月から1月まで7ヶ月間のモニタリング
- 毎月の自転車走行記録(走行距離 ・ トリップ数やコメント)を収集 ・ 分析し、ホームページや交通によるCO2見える化通信で公開。累積走行距離による「E-サイクルモニターラリー」をホームページ上で実施。
- その他、「サイクル党宣言」やイベントでの啓発展示、自転車発電体験、モニターからの道路危険情報やコメントに基づくまちづくり活動を実施
四国EPO
- ホームページ、メルマガ等での情報発信
- イベント開催時等でのチラシ配布
プロジェクト ・ インフィニー
- 「フォタリング」イベントの実施
- 上記イベントでの写真を、「気づき」の材料として地元に提供
- 高松チャリンコプロジェクトへの参加
お問い合わせ
環境省 中国四国地方環境事務所 環境対策課
電話086-223-1581