ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2010年12月

13件の記事があります。

2010年12月28日いよいよスキーシーズン!

大山隠岐国立公園 米子 米田美里

23日に大山のスキー場開きがありました。
待望のスキーシーズン!今年の大山、積雪状況はどうかというと・・・


雪が・・・ない

今年はスキー場開きの数日前から雨が降り、
雪が溶けてしまい、雪のない中でのスキー場開きとなりました。

しかしご安心を!
スキー場開きではスキー客の安全とともに、豊雪も祈願したのですが
その甲斐あってか、週末から山陰では雪が降り、26日には今シーズン初めてリフトが稼働しました。
スキー場内のすべてのリフトが稼働するには、まだちょっと積雪が足りないようですが
年末年始にかけて、大山の天気予報は雪マークずらりと並んでいます。
いよいよやってきたスキーシーズン!
ぜひ大山で今シーズンの初滑りをしてください☆


◎神事の様子。米子所長も玉串を奉奠しました。

さて、今年ももう残り4日。
2010年に更新するAR日記は今日が最後になります。
今年をふりかえると一番印象に残っているのは
やはり鳥インフルエンザの発生でしょうか。
これからまだ5月末まで冬鳥の越冬は続きます。
これ以上各地で感染が広がらないことを祈りつつ・・・
みなさんよいお年をお迎え下さい!

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2010年12月21日第6回環境学習 「山と人 間伐現場から・・・」

足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子

今年も残すところ10日ほどとなりました。
三崎小学校での環境学習第6回目の「間伐体験」は、今年最後の環境学習となりました。


12月17日、「山と人~間伐現場から針葉樹を知ろう!」をテーマに、土佐清水市の至る所の間伐等の作業を請け負い大忙しの土佐清水市森林組合の組合長、山下林栄さんにご指導いただきました。
森林組合の北代さん、宮本さん、中村さんの3名もサポートに入ってくださいました。

まずは、森林組合が現在間伐を行っている今ノ山山頂付近にて、林業機械を用いた作業現場へ。
チェンソーで間伐した材をワイヤーで引き上げ集積していく様子を見学しました。

①重機での作業現場見学
②斜面下で間伐された木にワイヤーをくくる
③重機で林道まで引き上げる
④林道まで引き上げた木を重機アームで集積

途中、崩壊地や他の現場の集材ワイヤーを見ました。

午後からは、子どもたちが実際に間伐を行います。
まずは、間伐のサイクルなどについて説明いただきました。

間伐について学ぶ

いよいよ間伐です。
昨年は、地道に手ノコギリで40年生の木を間伐していきましたが、今年はなんとチェンソーが登場しました。
初めて触るチェンソーにこどもたちは、興奮と緊張が入り交じります。
今回は2グループに分かれて間伐しました。

講師のサポートの下チェンソーで間伐
伐採した切り株の年輪を見てみる

受け口を入れた木を山下さんのサポートの元、チェンソーを握って直径約20cm前後の40年生のスギを一人ずつ伐採。
年輪を数えたり間伐後のスギ林内を観察したりしました。

今回間伐したのは、スギ。
山下さんがヒノキの輪切りを切り出して見せてくださり、スギとヒノキの違いを教えていただき、香りや年輪の様子などの比較も行いました。

今回の間伐後のスギ林

おみやげに間伐したスギの輪切りを持って帰りました。
子どもたちはそれで何かつくるのでしょうか?
学校では、間伐材でベンチを作りたいという計画もあるようです。
これを機に、木に親しみをもってもらえるといいです。

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2010年12月20日クリスマスはまだだけど・・・正月準備します

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

今年最後のクラフト教室は、『門松づくり』
昨年とほぼ同じ内容ですが、今年も作りたい!と来て下さったリピーター参加者さんが多かったです。

今回は松を2種類用意しました。
雄松(おんまつ)と雌松(めんまつ)。
この2つの違い、見た感じでも分かるのですが、松葉の先を触るとより分かります。
触った瞬間「イタッ!」松葉が硬く刺さると痛い・・・それが雄松です。
一方、雌松は女らしく(?)柔らかいのが特徴です。
正式には、向かって左に雌松、右に雄松を差して飾るのだそう。


左上;雌松  右上;雄松 雄松の方がしっかりしてますね。
左下;熊笹  左下;南天 今年は猛暑のせいか実の付きがイマイチ。。。

門松づくりはノコギリを使った作業が殆どなので、一度実演を見てもらってから作業に入ります。安全に使うためには必要なことです。


こんなふうに竹を押さえて補助して。。。みんな真剣です。

この後各自、土台となるモウソウ竹や立てる用のメダケを選んで切っていきます。この時、あまり太いメダケを選ぶと土台に入らなくなることが・・・注意です。
竹を斜めに切るのは難しく慣れていないとなかなかですが、パークボランティア(以下PV)さんがノコ刃を誘導してくれる補助道具を作ってくれています。それにあてがうと、均等でキレイな斜めに切れます!
子ども達は親御さんに支えてもらいながら、果敢に挑戦。



だんだんと手つきが慣れてきました。

ここまで終われば後は早い早い!
長さの違う竹を組み合わせて、向きや位置を調整して縄で括ります。
その時使う括り方が『とっくり結び』
これを使うと、大掃除の時出る不要物を括るのに大活躍します。
そして土台に3本竹を入れて、隙間に水を含ませたオアシスを詰めて、後は南天、松、熊笹や梅を生けるだけ。




感性で生ける子ども達は早い!

この後、お掃除を手伝ってくれた子ども達は、
「お掃除を終わったから、飛行機飛ばしがしたい!」とPVさんに催促。
以前やってもらった飛行機とばしが余程気に入ったらしい(笑)。
その間、こだわり派の大人達もできあがりました。


完成!

今年は作業時間が昨年よりも断然早かったです。
みんな、だんだんと作業に慣れてきた証拠ですね。

お正月に梅の開花が間に合うかは微妙ですが、お正月が終わっても生ける材料をその都度季節に合ったものに生け替えてアレンジしてみるのもいいですよ。

******1月の季節のクラフト教室******
      『羽子板づくり』
2011年の干支・ウサギをモチーフにちりめんを使って飾り羽子板を作ります。
日 時;1月9日(日)13:00~15:00
場 所;五色台ビジターセンター・ボランティアルーム
参加費;500円/セット

======五色台ビジターセンターHP======
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

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2010年12月19日野鳥との接し方

大山隠岐国立公園 米子 米田美里

冬になるとラムサール登録湿地である中海にはたくさんの渡り鳥がやってきます。
米子自然環境事務所では、その渡りの時期に合わせて
野鳥の生息状況調査を行っています。
これは、近年問題になっている鳥インフルエンザに感染した鳥がいないかを監視することを主な目的として調査しています。

11月の終わりに、島根県で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
発生した箇所が中海の近くの養鶏場ということで、
米子自然環境事務所では中海での野鳥の監視を強化し、中海に近い宍道湖でも松江事務所が同様に野鳥の監視をしてきましたが
12月18日、米子市内で衰弱して死んだコハクチョウの幼鳥から鳥インフルエンザウイルスが検出されました。


◎中海を一周しながら野鳥の監視を行っています。


◎中海のマガモ

鳥インフルエンザウイルスは、
感染した鳥の羽や粉末状になった糞便を大量に吸い込むなどの
鳥との濃厚接触をしない限りヒトには感染しません。
日本では通常の生活において、前述のような鳥との濃厚接触はあまりないことから、鳥インフルエンザに感染する可能性は極めて低いと考えられます。
野鳥と接する際には、正しい情報に基づいた冷静な行動をお願いします。

◎野鳥との接し方◎
1.死亡した野鳥には素手で触らない。
2.野鳥などの野生動物の排泄物に触ったら、手洗い・うがいをする。
3.野鳥の糞が靴や車に付くと、鳥インフルエンザウイルスが他の地域に運ばれてしまうかもしれません。必要に応じて消毒を行い、野鳥に近づきすぎないようにしてください。

そして。。
もし同じ場所でたくさんの野鳥が死んでいたら、お近くの都道府県、市町村へ連絡してください!

ご協力よろしくお願いします。


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2010年12月15日登山者カウンターを撤去しました

大山隠岐国立公園 米子 米田美里

みなさんの地域はもう雪は降りましたか?
大山では先週末50cmの雪が降り積もりました。
もうすぐ大山でもスキー場開きがあります。
大山博労座に行くまでには融雪道路がありますが、圧雪になっている場所もあります。
これからの時期、大山に来られる際にはスノータイヤ、チェーンの装着をお願いします。

さて、11月の末で、7月から設置し稼働してきた大山の2つのカウンターを撤去しました。
大山では、カウンターが雪に埋もれ、その重さで故障するおそれがあるため
冬山シーズンにはカウンターを撤去することにしています。

カウンターを設置するまで、大山では登山者数を登山届の状況から、
年間約2万人とされていましたが、実際にカウンターで計測してみると
7月~11月の5ヶ月間で約42,000人の人が登っていました。
グリーンシーズンの始まる5月、夏山開きの行われる6月、冬山シーズンはカウントしないことと、大勢が連なって登る際にカウント漏れしてしまうケースがあることが分かっているので
私の推測では年間では60,000人近くの人が登っているのではないかと思います。

今回の計測で一番登山者の多かった月は8月の約12,000人でした。
この月はやはり花の時期、夏休み期間ということもあり平日でも多くの人が登っていました。
また、一番登山者の一番多かった日は9月19日(日)の1,432人で、秋の連休の中日でした。この日は紅葉を期待して登られた方も多かったのではないでしょうか。
ちなみに一番登山者の少なかった日は9月8日の1人。
初め、データの解析をした際、
「えっ?1人??」
と思いましたが、調べてみるとこの日は台風の来た日。。
カウンターの故障ではなかったようです。


◎夏山登山道、行者登山道の5ヶ月間の登山者数変化。やっぱり行者登山道は下り専用として使う人が多いようです。

5ヶ月間故障もなく頑張ってくれた登山者カウンター。
撤去はあっという間。30分でできてしまいました。
今年は準備もあって7月からの稼働でしたが、来年は雪解けを待ってグリーンシーズンに再び登山者カウンターを設置します。
出現したら
「ああ、今年も登山者数を測ってるんだなぁ」
と、ゆっくり一人ずつカウンターの前を通ってもらえたら嬉しいです。

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2010年12月15日第2回 三瓶山地区子どもパークレンジャー

大山隠岐国立公園 松江 太田嘉和

寒くなりましたねぇ。いま松江では強い風に雪が舞っています。
11月末に島根県安来市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生しました。
そのため近隣である宍道湖での野鳥の巡視強化など、対応で忙しい日々を過ごしていました。
そんな中、私にとってもう一つ大きな企画が迫っていました。
子ども達の自然体験学習活動「子どもパークレンジャー」です。
松江事務所の今年度2回目の活動が、国立公園の三瓶山で1泊2日の日程でおこなわれるのです。
私はアイスブレイクや朝の集いなどを担当する事となり、慣れない事に頭を悩ませ試行錯誤していました。
さらに開会閉会式のあいさつなども急きょやる事に・・・。

今回のテーマは「三瓶の森の豊かさを調べよう」と言う事で、森の土の様子を観察し、そこに住む生き物たちを調べました。
三瓶山は数日前に降った雪が残り、子ども達は野外に出るたび雪合戦を始めました。
それでも寒い中、地面をほじくり枯れ葉が土に変わる様子を観察し、生き物を熱心に探していました。


何かいないかな?寒さなどおかまいなし。地面をほじくります。

翌日にも森の中を散策し、三瓶自然館の学芸員の方の指導で、もう一度土の中の虫たちを探しました。
その甲斐あって回収容器の中は、土の中の虫たちの小さなワンダーランドと化しました。
ザーという森をゆらす風音が鳴る静けさの中に、子ども達の元気な声が聞こえました。


今日は色々見つかるぞ!雪の下にもこんなに生き物いるのか

室内では採って来た土から、小さな生き物たちを探しました。
子どもたちは目を凝らしてのぞき込みます。その表情はテレビゲームをやる時よりも一生懸命です。

見つけた生き物を虫メガネや実体顕微鏡で観察します。
普段見る事のない小さな生き物たちの姿。    
その土にいる生き物の種類によって点数が分かれ、土の豊かさを診断する事が出来ます。
ですが見つけた生き物の種類を特定するのは難しく、私たちスタッフも首をかしげる始末。
学芸員の方が、あっちからもこっちからも呼ばれて大忙しです。


女の子達も一生懸命です。

夜にはスターウォッチングをおこないました。
今夜は流れる雲と雲の間から三瓶の輝く星々を観察することが出来ました。
子どもたちは双眼鏡でスバルを観察し、見える星を記録しました。
また天体望遠鏡で月のクレーターや木星の表面をのぞきました。
恥ずかしながら初めて天体望遠鏡をのぞく私は、子ども達より喜んでいたかもしれません。


屋根ごとスライドして星を観察できます。ねころんで星をじっくり観察できるなんてゼイタク。

お風呂では他のお客さんがいないのをいいことに、大浴場で暴れ放題。私もその巻き添えをこうむる事となりました。

今回のテーマはカブトムシの様な人気の昆虫や美しい花でなく、普段目を向けられることのない土とその中の小さな生き物たちと言う地味な題材でした。
ですがなかなか面白い活動となり、子ども達も関心を持ってくれました。
陸上の全ての生き物たちにとってまさしく母なる大地。
このかけがえのないものに、ほんの少しでも子どもたちが気付いてくれたならと思います。


最後は班ごとまとめて発表しました。

今回もボランティアスタッフの皆さんが協力してくださったおかげで、この活動を成功させる事が出来ました。
本当にありがとうございました。
皆さんのおかげで子ども達は新たな何かを発見し、ちょっとだけ成長したことでしょう。
この日記を見つけてくれた小中学生の君!来年ぜひ応募してね!

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2010年12月14日〔自然再生事業〕竜串湾泥土除去工事説明会

足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子

12月13日に、平成22年度竜串地区自然再生事業の竜串湾泥土除去工事の地元説明会を実施しました。
この日は久しぶりに雨が降り、乾燥気味だった空気が一気に潤った感じがしました。
そんな雨風の強い中での説明会となりましたが、地元の方約10名が参加してくださいました。

泥土除去工事説明会

竜串漁港脇に、また今年も泥土処理プラントが設置されます。
2001年の西南豪雨や様々な人間の活動により竜串湾に泥土が堆積するなど、衰退してしまったサンゴを回復するための事業のひとつです。
本日よりプラント設置が始まり、年明けより泥土除去処理運転を開始し、3月下旬に解体撤去が行われる予定です。

今回は2箇所で実施します。
昨年度に引き続いて「大碆東」と、今年度追加の「弁天島周辺」です。

事前に海中の調査を行い、まだ泥土が多く堆積し、除去する必要性の高い場所を選定します。

大碆東工区は、ダイバーによって吸い取られた泥土を海底配管を通し中継ポンプで運搬し泥土処理プラントにて泥土の処理をします。

泥土処理プラント(陸上工事)と大碆東周辺の海上工事位置

弁天島工区では、海底配管を設置することができません。
そこで、吸引した泥土を船上で水処理し濃縮処理されたものだけを土運搬船でプラントまで運びます。

弁天島周辺の海上工事位置

現段階で竜串湾内の堆積泥土の影響による濁度は、西南豪雨以前の透視度に戻っているというデータが出ています。
ある程度のサンゴが生育できる環境へと回復の見通しがたちつつある竜串湾ですが、いまだに泥土がたまっている場所もあるようです。

泥土処理の様子などもまたお知らせしていきますので、多くの方に関心をもっていただければと思います。

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2010年12月13日国立・国定公園総点検にて保護候補地の三徳山を調査しました

大山隠岐国立公園 米子 米田美里

先日、国立・国定公園の総点検事業における候補地としての調査に
鳥取県三朝町の三徳山に行ってきました。
三徳山は国宝の投入堂があることで知られており、現在世界遺産登録運動を展開しています。

今回の調査は鳥取県の方や町の教育委員会の方々とともに行いました。
本堂の奥にある登山事務所を抜けると、すぐに宿入橋があり、
そこから霊場三徳山へと出発します。
登山事務所の横には、ハイヒールなど登山向きではない靴を履いていた人用にわら草履が売ってあり、遭難防止のために単独行動禁止などの看板が貼ってありました。


◎わらぞうり。実際にこのわら草履を履いている人を何人か見ました。


◎登山口には注意書きがたくさんありました。ここ数年、登山中に滑落事故などがあったことから、単独登山が禁止になったそうです。

木の根を足場に登るカズラ坂、岩塊をクサリを頼りに登るクサリ坂などの難所を通過すると
文殊堂、地蔵堂など次々と重要文化財である史跡が現れました。
この文殊堂と地蔵堂、岩塊の上に建っており、ぐるりと縁の下を歩けるのですが、
水はけをよくするために床はやや傾斜があり、手すりや柵もないので、
高いところが苦手な人にはかなり勇気がいるのではないでしょうか。。


◎カズラ坂。ジャングルジムみたいでした。なかなかの難所です。


◎文殊堂。下は崖、土足厳禁のため靴下で。さらに怖さが増しました。

鐘楼堂、納経堂、観音堂などを過ぎ、角を曲がると
とうとう国宝の投入堂が目の前に現れました!
平安時代の後期に建立された投入堂は断崖の洞窟の中に建ち、
千年もの間風雪、地震などに耐えてきました。


◎投入堂
名前の由来は修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が麓で造ったお堂を、法力によって断崖絶壁の岩窟に投げ入れた、という伝説からついたそうです。
現在でも、どうやって建立したのかわかっていません。

登山口から投入堂まで約1時間。
この短い時間の調査でたくさんの史跡、
植生もツバキなどの照葉樹からブナなどの落葉樹に変化を感じることができました。

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2010年12月10日利用者カウンター設置と冬支度の屋島

瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ

毎朝のように霜がおりる今日この頃。
どんどん冬が深まっているなぁと感じますね。

そんな中、高松事務所でも利用者カウンターを設置しました。
中四国ARも日記に書いていましたが、それです。

高松事務所はどこに設置したかというと・・・


お分かりになりますか?
ここは屋島北嶺の遊歩道南側分岐点です。
本来なら1本のカウンターで行うのですが、歩道幅が広いので2本使ってカウントしていきます。
屋島北嶺は、屋島集団施設地区という環境省直轄の施設になり、実際どの位の人が利用しているんだろう?ということで設置しました。
カウンターには「お手を触れないように」と注意看板も付けていますので、見かけても気にせず通行して下さい。
といっても気になるでしょうけど。。

設置した後、歩いている人に相当注目されていたカウンター。
説明すると、「あ~、そうなんだ~」とみなさん納得。
中には「猪をカウントするんだと思ってた」と言う方も。
・・・できたらしたい。

そう、最近、屋島でも猪を見かけることが多くなったそう。
そして、なぜか猿も。。。しかも人懐っこいらしい。
案内看板の補修をしていると、よく屋島を歩いている方々に
「猪と猿が出るよ~。気をつけなさいよ~」と。
で、出没したという千間堂から遊鶴亭へ向かう歩道の中を行くと・・・


端っこをガッツリ掘り返されていました。。。

舗装されている歩道よりも、未舗装の歩道で周りに木が多く茂っている所で
猪を見かけるそうなので、特に朝夕に歩く方は十分注意して下さい。
普段は穏やかな顔をしている猪(麓で出会った人の話によると)ですが、もしうり坊を連れていたら、お母さん猪は子ども達を守ろうと警戒心いっぱいなので、刺激しないようにゆっくり後退してください。
注意さえ守れば向こうも何もしてこないと思います。
相手の気持ちを考えると、やってはいけないことも見えてくるかなと。

そんな猪や猿が冬支度に餌を確保したりと忙しくしている頃、
木々にも変化が。


左上;タチカンツバキ  右上;サザンカの園芸種
左下;サザンカ      右下;ビワの花

紅葉が終わりかけて寂しくなってるのかな、と思ったら全然。
ピンクや白の可愛らしい花が咲き始めていました。
四季折々の色彩や植物が楽しめる屋島。
木々の芽や花、実を観察をしたり、展望台で景色を楽しんだり、
また動物の痕跡を見つけたりと色々と遊べる場所です。
寒いと屋内にこもりがちですが、ちょっと外に出てみると
何か新しいこと、発見できるかも?

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2010年12月07日大久野島ビジターセンターは50ヵ所目!

瀬戸内海国立公園 広島 大髙下理恵

中四国AR日記の中でも以前ご紹介がありましたが、
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/08/684.html(高松AR)
日本全国84カ所の国立公園ビジターセンター(以下VC)で実施されている
「全国自然いきものめぐりスタンプラリー」も始まって5ヶ月が経とうとしています。
私は大久野島、大山、鳥取砂丘で現在スタンプ3つ集めました!
皆さんはスタンプラリーを始められたでしょうか?

大久野島や鳥取砂丘に足を運んだ時には、
既に10個集めた方がいますよ!という話など聞いてはいたのですが、
先月大久野島で、
なんと!
すでに50カ所のスタンプを集めている方にお会いしました!!!

[大久野島VCにて記念撮影]

お仕事で全国を廻られるので、
最初は+αの楽しみに始めたそうですが、
集めていくうちに山や島や手つかずの自然の場所に行くことができ、
面白くなっているとのこと。
小笠原VCは一週間に一度しか船がないため、
ちょっと厳しいかなぁとおっしゃってましたが、
北海道、九州、沖縄、中四国はすでに制覇し、
50カ所目に大久野島に来島されました。
50カ所・・
それも僅か5ヶ月余りで集めている方がいらっしゃるとは!
たいへん驚きました。

[スタンプ50個!]


全国なので、なかなか全て・・という訳には行きませんが、
スタンプラリーに参加することで、
日本のどこが国立公園に指定されていて、
どんな自然があるのかを知るいい機会になると思います。

あと34カ所、是非全国制覇していただきたいですね!


【全国自然いきものめぐりスタンプラリー】詳細はコチラ↓
http://www.ikimono-meguri.go.jp/


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