中国四国地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、大山隠岐、足摺宇和海国立公園があります。
いろいろな昆虫の発生が遅れていたようです。
ミヤジマトンボの現存数調査も例年通り5月中旬から始まりましたが、
成虫の発生が確認されず心配していました。
6月に入り、少ないながらも成虫が確認され、
調査に同行した6/17には昨年整備した生息地※も含め、
4カ所全ての場所で発生が確認されました!
※詳しくは下記参照↓
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2009/11/30/index.html
羽化殻(羽化した幼虫の殻)は見つかっていないので
他生息地から飛来した個体かもしれませんが、
今後羽化殻が見つかれば、新生息地での発生が初めて確認されたことになります。
今年は、今のところ昨年の同時期の発生数が少ないという結果ですが、
すでに交尾、産卵している個体も確認されました。
[産卵風景:青印が護衛する♂ ピンク印が産卵する♀]
今年で調査も4年目となりました。
昨年は台風による被害もなかったので
順調に羽化してくれることを期待しています!
[確認されたミヤジマトンボ]
[上:生息地近くで見られたミサゴ。警戒しまくってました]
[下:カニたちも産卵の時期を迎えてました。お腹に卵がぎっしり!]
日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで109日前】
生物多様性ホームページ http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会 http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/