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中国四国地方環境事務所

緊急情報

大久野島における複数のカイウサギ死亡事案への対応について(ご来島のみなさまへのお願い)【2025/3/14更新】

2025年03月14日
 瀬戸内海国立公園に所在する大久野島(広島県)には、数百匹のカイウサギ(以下、「ウサギ」という。)が、半野生化した状態で生息しています。令和6年11月下旬以降、短期間にまとまった数のウサギの死亡個体が、断続的に確認される状況が報告され、その数は99匹にのぼりました。
 令和7年に入り、島の複数のウサギを虐待死させた容疑で、男性が逮捕され、その後起訴されています。この男性が一連のウサギの死亡にどこまで関わっているかは明らかではありませんが、環境省としては、このような痛ましい事件の再発防止のために、関係者と連携して以下の対策を行っています。
●既存の防犯カメラの稼働状況の確認と追加設置に向けた調整
●監視体制を強化し、島の異変をいち早く察知・共有する体制の構築
 
 ご来島のみなさまにおかれては、引き続き「ウサギにさわらない」「ペットを連れてこない」「ウサギを持ち出さない」等の島のルールを順守いただくとともに、死んだウサギを見かけましたら、下記アドレス又は島内では「休暇村大久野島」までご連絡ください。
 
<連絡先>
環境省中国四国地方環境事務所 国立公園課
REO-CHUSHIKOKU@env.go.jp
島内の連絡先:休暇村大久野島
 
<今回の事件に関連して骨折したと思われる個体の取扱いについて>
 男性が逮捕された1月21日に、人為的な要因により骨折したと思われるウサギが2個体確認されており、一連の状況を鑑みて、適正に飼養することと島に戻さないことを条件に、当該個体に限って、有志により保護・収容することを弊所として容認しております。通常は、感染症の感染拡大予防の観点から、「ウサギを持ち出さない」ことを島のルールとして定めておりますので、ご理解ご協力願います。


<参考>
大久野島のリーフレット[PDF:5MB]
英語版]大久野島のリーフレット[PDF:4MB]