
アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
五色台体験教室~冬の生きもの観察会~
2026年01月29日
高松
五色台体験教室~冬の生きもの観察会~
みなさんこんにちは。
今回は、五色台体験教室「冬の生きもの観察会」のご報告です。
冬になると、寒さのため、私たちはどうしても外出がおっくうになりますよね。そんな寒い冬でも、森の生きものたちはエサを求めたり、子孫を残すために懸命に生きています。そんな生きものたちの冬の生活を垣間見てみましょう。
駐車場で双眼鏡の使い方を練習し、森歩きのスタートです。
今回は、五色台体験教室「冬の生きもの観察会」のご報告です。
冬になると、寒さのため、私たちはどうしても外出がおっくうになりますよね。そんな寒い冬でも、森の生きものたちはエサを求めたり、子孫を残すために懸命に生きています。そんな生きものたちの冬の生活を垣間見てみましょう。
駐車場で双眼鏡の使い方を練習し、森歩きのスタートです。
まずは植物の観察から。
クズの葉根はサルやタヌキのような顔をしていて、いつも心癒されます。そんな葉根と冬芽のお話を、絵本を交えて紹介してくれました。
クズの葉根はサルやタヌキのような顔をしていて、いつも心癒されます。そんな葉根と冬芽のお話を、絵本を交えて紹介してくれました。
クズの枝に、ハラビロカマキリの卵がありました。カマキリの卵は、野鳥のエサとなります。カマキリも、できるだけ食べられにくいところ、見つかりにくいところへ産卵します。ここは見つかっても、枝がユラユラしすぎて食べづらいのかもしれません。カマキリと野鳥の知恵比べです。
木道を抜けて、クラフトハウス前の広場へやってきました。
あれれ、足元に何か発見!何でしょうか。いたるところに大豆のような粒が落ちています。
正解は、野ウサギのフンでした。この広場は野ウサギたちのエサ場となっているようです。ちなみに、皆さんは素手でフンには触れないようにしてくださいね。フンのほかにも野ウサギの毛を発見しました。ふわふわでかわいいです。あ、私も毛を発見!とおもいきや、テイカカヅラの種でした。こちらは絹糸のような冠毛でした。
さて、ここからは2班に分かれての観察です。ここでも冬芽の観察をしました。植物によって、薄いコートの冬芽、分厚いコートの冬芽、裸んぼうの冬芽など様々です。ナビゲーターが冬芽をはがして何枚着ているのか観察した結果がこちらです。
植物ごとの寒さ対策への工夫がわかります。
冬芽観察が終わり、次は園路へ出ます。こちらには何があるのかな。
冬芽観察が終わり、次は園路へ出ます。こちらには何があるのかな。
ある場所に到着しました。ナビゲーターから、「ここに動物の痕跡が2か所あります。さてどこでしょうか!」とのクイズ。よく見渡してみると・・・
ありました。タヌキの溜めフン場です。この場所で、タヌキ同士が情報交換を行っていると考えられています。ちらっと見ただけで、柿、銀杏、アケビの種が含まれていて、タヌキの食生活がわかります。
ありました。タヌキの溜めフン場です。この場所で、タヌキ同士が情報交換を行っていると考えられています。ちらっと見ただけで、柿、銀杏、アケビの種が含まれていて、タヌキの食生活がわかります。
もう一か所、痕跡があるのはどこでしょうか・・・発見!こちらです!
木の根が板状になっているところを板根といいます。この白くなった板根は、イノシシが体をスリスリした跡。近くのぬた場で水浴びしたあとにここへきて体をこすりつけているのです。よく見ると、森の中には動物たちの残した跡がたくさん見られるのですね。
最後に野営場内を散策しました。樹液がたくさん出ているコナラがあります。これも野鳥のエサとなります。足元にはウスタビガの繭が落ちていました。落ち葉の中の緑色がとても映えます。
最後に野営場内を散策しました。樹液がたくさん出ているコナラがあります。これも野鳥のエサとなります。足元にはウスタビガの繭が落ちていました。落ち葉の中の緑色がとても映えます。
そういえば、今日はまだ野鳥に会っていません。今シーズンは冬鳥が少ないそうです。いつもなら何か見られるのに、と思っていたところ、最後に野営場の上空をノスリが飛んでいきました。シャッターを切る間がなかったのですが、参加者の皆さんは、最初に教わった双眼鏡で見ることができたでしょうか。トビよりちょっとぽっちゃりしていて白っぽいのがノスリです。なかなか見極めるのは難しいですが、また五色台で会えるといいなと思いました。
冬の生きものの息遣いが少しは感じられましたか。暖かくなる日が待ち遠しくなってきますよね。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
五色台ビジターセンターでは様々な体験教室を企画しています。2月の体験教室は、今回の体験教室からより踏み込んだ、生きものたちのフィールドサインについての体験教室です。夏に湯淺ARが三木町と東かがわ市でミニ講座を開催しましたが、その際に興味を持たれた方、また、参加できなかった方、ぜひ五色台ビジターセンターの体験教室にも参加されてみてはどうでしょうか。
ミニ講座「みつけよう!いきものたちのフィールドサイン」、ギャラリートーク「日本の国立公園をみてみよう」を開催しました! | 中国四国地方環境事務所 | 環境省
詳しくは五色台ビジターセンターのホームページをご覧ください。
体験教室 | 見る・体験する | 瀬戸内海国立公園 五色台ビジターセンター
【お知らせ】
五色台ビジターセンターにおいて、私たちアクティブレンジャーが撮影した写真を展示する「中国四国の国立公園展」を、令和8年1月24日~2月24日まで開催しています。興味のある方はぜひビジターセンターへお立ち寄りください。ご来場をお待ちしています。
冬の生きものの息遣いが少しは感じられましたか。暖かくなる日が待ち遠しくなってきますよね。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
五色台ビジターセンターでは様々な体験教室を企画しています。2月の体験教室は、今回の体験教室からより踏み込んだ、生きものたちのフィールドサインについての体験教室です。夏に湯淺ARが三木町と東かがわ市でミニ講座を開催しましたが、その際に興味を持たれた方、また、参加できなかった方、ぜひ五色台ビジターセンターの体験教室にも参加されてみてはどうでしょうか。
ミニ講座「みつけよう!いきものたちのフィールドサイン」、ギャラリートーク「日本の国立公園をみてみよう」を開催しました! | 中国四国地方環境事務所 | 環境省
詳しくは五色台ビジターセンターのホームページをご覧ください。
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【お知らせ】
五色台ビジターセンターにおいて、私たちアクティブレンジャーが撮影した写真を展示する「中国四国の国立公園展」を、令和8年1月24日~2月24日まで開催しています。興味のある方はぜひビジターセンターへお立ち寄りください。ご来場をお待ちしています。