アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
【鳴門】卒業記念に、自分で育てた苗木を植樹しました。
2022年03月04日
瀬戸内海国立公園
アクティブ・レンジャー日記をご覧の皆様、こんにちは
今回は、徳島県鳴門公園内で行われた植樹イベントについてお知らせします。
植樹される苗木は、ここに集まった小学校6年生が、3年前に鳴門公園内で拾ったどんぐりを植えて大切に育ててきたものです。木の名前はウバメガシ。乾燥に強いこの常緑樹は瀬戸内海の海岸沿いで数多く見ることができます。
まずは、ご挨拶。子どもたちが持っている袋には、自分で育てた苗木が入っています。
植樹する場所は老朽施設の撤去跡地。奥に見えるのは先輩たちが植樹したウバメガシです。手前の穴は、本行事の主催者である一般財団法人 自然公園財団鳴門支部のみなさんが掘ってくれたものです。この穴に植樹していきます。
大きく育った苗木は植木鉢の下の穴からも根をのばし、なかなか鉢から出てきません。
やっと出た苗を穴にいれ、肥料入りの土や、もともと穴に入っていた土で穴を埋めます。
水をたっぷりとやって植樹は終了です。
その後、徳島県植物誌研究会の木下覺(さとる)先生から植物のお話し、自然観察指導員の市原眞一先生から生きもののお話しなどお聞きして行事は終わりました。
最後に、子どもたちの代表者からの挨拶がありました。その中で印象に残ったのは「どんぐりに負けないように自分たちも生長していきたい」という力強い言葉でした。
どうぞ、子どもたちも苗木も大きく育ちますように。