アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
中海の野鳥達【コハクチョウ】
2018年01月31日
米子
今年は天気予報で雪マークが続く日が多いです。太平洋側のAR日記と見ていると、まぶしい青空の写真が掲載されていて、同じ日本なのかと思ってしまいます。
日照不足で心が萎え気味ですが、そんな中でも野鳥達は元気です。
今回は、シリーズ 中海の野鳥達【コハクチョウ】を紹介します!
1月29日、中海で月3回実施している野鳥調査をしに、雪が降る中いつもの観測地点に行くと、20羽のコハクチョウがいました。
バシャバシャと首を水面につけていましたが、寒くないんでしょうか。
コハクチョウは真っ白なイメージがありますが、それは成鳥(大人の鳥)だけで、幼鳥(大人になりきれていない鳥)の身体にはまだ灰色が残っています。
今回出会ったコハクチョウの群れの半分近くが幼鳥でした。
まだ若いので、色んなことに興味があるのかもしれません。
目の前を横切るオナガガモや冷風に吹かれて鼻水をすすりながら岸に佇む私の姿を、じっと観察しているようでした。
コハクチョウは、最後までネタとしてとっておきたかったのですが、2月上旬から北への帰行が始まるみたいで、姿を見られるのはもう少しとなりました。
出会った幼鳥達が、次の渡りのシーズンで立派な大人となり、無事に帰ってくることを祈るばかりです。