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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

中海の島にどんな動物がいるかな?

2017年12月06日
米子 番原 昌子

県外から事務所のある米子市に移り住んで日が浅い方がこう言われました。「こっちの人達は、傘差さないね。」

まさか!と思い、観察してみたのですが、少々の雨なら割りそのままの方が多くて驚きました。我慢強い県民性の現れなのでしょうか。

さて今回は、小雪のちらつく中、野生動物調査に同行した様子を紹介します!

中海は国指定鳥獣保護区に指定されています。

鳥獣保護区内にはいくつか島があるのですが、その中の1つで、どのような野生動物が生息しているか、センサーカメラを設置して調査していました。

今回は、調査目的を達成したので、本格的な雪が降る前に、調査をお願いしている業者さんとセンサーカメラの取り外しに行きました。

慌てふためく野鳥に謝りながら、島へボートで向かいます。


無人島の獣道に取り付けられたセンサーカメラには、タヌキやネズミ、ヌートリアが撮影されたようです。


陸から離れているのに、タヌキがいるとは驚きです!ネズミもどこから来たのでしょう。


これはヌートリアの巣のようです。初めて見ました!いつもは小指くらいの糞が落ちているようですが、今回発見できずに残念でした。


かわりに、何かの卵の抜け殻を見つけました。カワウでしょうか?かなり大きいですね。


私達の知らない所で、動物達のドラマが繰り広げられているのでしょうね。

痕跡を見ながら、妄想が膨らみます。