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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

11/18(土)出雲・日御碕満喫ツアー開催!

2017年11月21日
大山隠岐国立公園 大山淳子

こんにちは。

みなさまいかがお過ごしですか?

寒い日が続くようになってきました。

特に朝晩は冷え込みますので、暖かくしてお出かけ下さい。

さて、先週末11/18(土)に、

中国、ネパール、インドネシア、エチオピア出身の方々を招きまして、

当事務所主催「大山隠岐国立公園 出雲・日御碕満喫ツアー」を開催いたしました!

出雲大社、日御碕神社を参拝し、日御碕灯台の近くで、日本遺産である日御碕の夕日を鑑賞するといった内容です。

インバウンド推進を目的として今年度から大山隠岐国立公園で本格的に取組が始まっている国立公園満喫プロジェクトに関連して、

外国人の方に大山隠岐国立公園のことを知ってもらい、実際訪れてもらって、魅力を感じてもらいたいといった願いをこめて企画しました。

そのツアーの内容と、参加者の意見を主に紹介したいと思います。

初めに、旧大社駅で大山隠岐国立公園の紹介と、今回散策する国立公園内である島根半島西部の出雲・日御碕エリアの紹介を行い、

事務所スタッフによる「出雲風土記に係る神事」の笛の演奏を行いました。

その後、

あまり知られていませんが、実は大山隠岐国立公園内である"出雲大社"へ移動し、

鳥居のくぐり方や手水舎での身の清め方など参拝の作法を紹介しながら、お参りしました。

出雲大社の壮大さに驚く方や、

日本人には当たり前の、おみくじをひいたあとに木にくくりつける風習に対して、いままであの紙はなんだろうと思っていたが、わかってすっきりしたという方もいました。


次に、

日本遺産認定を機に今年の7月から11月の主に週末に特別運行されている「出雲日御碕夕日鑑賞バス」に乗車し、日御碕へ向かいました。

まず、日御碕神社へ向かい、出雲大社かたりべガイドの会の方による説明を受けました。

鮮やかな朱色の神社が印象的だという方や、すべてデザインの違うたくさんの装飾に興味をもつ方がいました。

日御碕神社をあとにし、国の天然記念物である経島にさしかかったところ、

その日は雨が降ったり止んだり機嫌のよくなかった天気でしたが、

雲間から夕日が差し込み、なんとも幻想的な雰囲気の夕日を拝むことができました。

その後、大雨に見舞われたため灯台の近くまで行くのは中止してツアーは終了となりましたが、

またこういったツアーがあれば参加したいという嬉しい声をいただきました。

参加者の中には、今まで出雲大社を訪れたことのある方もいましたが、

自分たちで行ったときは、ただ訪れるだけだったので、

今回詳しいことを知れて良かった、もっと知りたいと言ってくださりました。

また、大山隠岐国立公園管理事務所では、

国際パークサポーターズという、大山隠岐国立公園のことをSNSなどで海外へ発信してくれるかたを今年9月~募集中なのですが、

今回の参加者の中には、みんなに教えてあげたいと、一員になってくれる方もいらっしゃりました。

大山隠岐国立公園の魅力を感じてもらえたからそういった気持ちをもってくれたと思うので、今回のツアーの目的は達成できたのではないかと思います。

今後も、みなさんに大山隠岐国立公園を訪れるきっかけになるようなイベントを、企画していきたいと思います。