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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

瀬戸内海国立公園の自然8「大久野島」

2017年10月25日
瀬戸内海国立公園

すっかり秋が深まり、昼間は心地よい日が差して、自然散策しやすい季節になってきました。

さて、今回ご紹介する瀬戸内海国立公園の自然は「大久野島」の景色です。

↓地図(Google Map

https://www.google.co.jp/maps/place/%E5%A4%A7%E4%B9%85%E9%87%8E%E5%B3%B6/@34.3090387,132.9651312,13z/data=!4m5!3m4!1s0x3550453047d04345:0x48c667e9a04c14fa!8m2!3d34.3113285!4d132.9921762

大久野島は、かつて日本軍の毒ガス工場があったことから「毒ガスの島」と呼ばれたり、たくさんのアナウサギが生息することから「ウサギの島」と呼ばれたりしています。

この島は、瀬戸内海の広島県部分のうちの中央あたりに位置しており、たくさんの島に囲まれています。そのため、山頂展望園地からは一面の多島海景観を望むことができます。

展望園地には、景色以外にも人間日時計や星座早見盤等の楽しい設備が置かれています。

南東側には、中国地方と四国地方の境目になっているしまなみ海道多々羅大橋(写真中央部付近)も見えます。

西側には、小久野島や大崎上島が見えます。夕方には美しい島影が見られそうですね。

北側は本州本土で島はないのですが、黒滝山という瀬戸内海国立公園に指定されている山があり、忠海の街並みと共に、風情ある景色を楽しませてくれます。

大久野島には、他にも瀬戸内海の環境を学習するための「大久野島ビジターセンター」や、毒ガス工場の資料を展示している「毒ガス資料館」があります。

瀬戸内海の景色に癒やされるとともに、環境や歴史に目を向けてみるのも、実りある行楽の秋の過ごし方かもしれませんね。